2022/06/23

【レバナス】投資家の、儚い希望は、砕け散る







逆に聞きたいのですが、なぜ助かると思うのですか?十分落ちたのだから、今後株式は反発すると思っているのですか?クッソ安いジンバブ円でクッソ高いドルを買って、その高値掴みをしたドルで、くっそ高い株式をレバレッジを掛けて買って、なぜ助かるのですか?助かる理由は皆無ですし、例えレバレッジを掛けてなくとも資産は7割減になるのですが。。。手堅い資産運用で7割減。。。


コロナバブルの崩壊途中に置いて、助かる方法は無い。どこに資産を置こうがあなたがたは損をするしか無いのですよ。例え現金の円やドルに資産を置こうとも。。。資産は作るよりも守るほうが難しいのですよ。今はいかに資産を増やすか?では無く、如何に資産を減らさないかを試される相場なのですよ?


そんな中、くっそ高いドル建て資産をかなり値下がりした円で買い続けるのは狂気の沙汰だ。例えDCA(ドルコストアベレージ)で定期、定額で買い付けようとも。。。今は円安に傾き、株式の下落が和らいでいるのだからDCAで撤退する時だろう。。。今後必ず来るであろう嵐に備えて。まだそよ風程度で済んでいるうちに。。。







第一四半期決算を受けて、暴落した米国市場。総じて決算が悪かったからだ。労働市場の加熱で賃金は上がり業績を圧迫。コモディティー価格の上昇で支出は増大。しかしながら今後訪れる第二四半期の決算を見れば、第一四半期はまだ良かったと振り返る事になるだろう。。。



7月中旬から始まる第二四半期決算。因みに第一四半期と第二四半期を比較した場合、事態はかなり悪化していると言わざる負えない。第一四半期はウクライナ侵攻の影響や、Fedの利上げの影響はシーズンの最後にちょっと触れただけだが、第二四半期は全期間においてこれらの影響を受ける。


具体的に言えば、
1、コモディティー価格が第一四半期より上がっている
2、為替がさらにドル高に進み海外からの売上が大幅に押し下げられる
3、利上げ、QTで金利が第一四半期よりかなり上がっている
4、インフレが第一四半期より深刻化している
5、中国のロックダウン、ロシアのウクライナ侵攻の影響を全期間で受ける







第二四半期は第一四半期と比較して、全て悪化している。そして状況は現在進行系で悪化し続けている。日々強まる円安ドル高、インフレ、Fedの金融引き締め。何一つ止まる気配が無い。今は資産を増やす局面ではなく、資産をいかに減らさないか試される局面だ。ドルや円に資産を戻しても減るしか無いのだから。。。手堅いSP500をDCAで積み立てても、その資産は高値から7割減にならなければ下落は止まらないと言うのに。。。



こんな恐ろし時代は滅多に無いし、この恐ろしい事態を引き起こしたのも我々全員の責任だ。投資家からそうでない者まで、給付金のコロナバブルに踊ったのだから当然の報いとやらだ。余程うまく立ち回っても、あなたの資産は横ばいだ。そして動けば動くほど、もがけばもがく程、あなたは資産を減らすだろう。。。


例え資産が減ろうとも、動かないことがあなたに出来る最善の方法かも知れない。今あるドル建て資産を、ドル高のお陰で傷が浅く済んでいるうちに全て撤退し、円に資産を戻すのも一つの手だ。下落し続ける相場は無いし、明けない夜は無いのだから。今は円安傾向でもある日突然急激に円高に触れる時は来る。







Fedが利上げとQTを諦めざれる負えないと市場のコンセンサスが出来上がった時だ。そこからが金融市場の逆流相場の開始だ。あなたのドル建て資産の溶ける速度は光の速さを越える。今は円安でドル建て資産が嵩上げされた分傷が浅く済んでいるが、市場の逆流相場における円高と株安のダブルパンチは、下落最速の逃げ場なしで死亡を宣告されることになる。リーマンショックの再来だ。


しかし、もしその時に米国株ではなく、円を保有していたのならあなたは資産を大きく増やせる。因みに株式投資において資産を大きく増やすのは、右肩上がりの波に乗る事では無く『暴落』だ。暴落こそがあなたの資産を急速に増大させる。暴落のない市場では、あなたの資産はあまり増えないのだ。。


しかしそれまでの道のりは大変険しく厳しい。ついつい余分なポジションを取ってしまいがちだし、どこに資産を置いても減るしか無いのだから、精神的にも辛い。因みに余分なことをすればする程あなたは資産を減らす。。。例え円に資産を戻しても、円安傾向なのだから資産は目減りし、だったらドルで置いておけばと?思われるかも知れないが、次に来る資金の巻き戻しで、今度は急速に円高ドル安になる。つまり資産は減るしかないのだ。だからこそ如何に減らさないかが重要になるのだが。無駄な上下運動に付き合うのは時間の無駄という訳だ。






結論から言えば、とっとと円に戻して何もしない事が、結果的に一番資産を減らさない方法になるのだが。あなたには機敏に立ち回れる頭脳も逃げ足も無いのだから。またもし資金の巻き戻しが起こった時に円を保有していれば、その時点であなたは勝ち組だ。こうして投資家の世代交代は繰り返され、そして暴落は10年周期で訪れる。



次の世代の投資家が暴落から投資を始め、暴落を経験しないまま次の10年後の暴落で散っていく、言うなれば10年周期の風物詩だが。コロナショックの短期的な下落しか知らなかったり、直近10年の上昇相場しか知らない投資家は今岐路に立っている事を自覚するべきだろう。この記事を読んでいるのなら尚更。


あんたらが炭鉱のカナリアを何万匹飼っているか私には知らないが、ペロッケが死のうが生きようが、あなた達はこのままでは死ぬ。特にこのタイミングで未だに資産を増やそうとしている投資家ほど。そして九官鳥の中には人の言葉を話し、嘘を付いて投資家を地獄へ誘う(いざなう)鳥がいるとか。。安全な資産と呼ばれるものはすでに絶滅してこの地球上には無いにも関わらず。どこに資産を置いても減るしかない。






今このタイミングで資産を増やせると謳う奴は確実に嘘つきの九官鳥だ。ブルベアFTEだろうと、キャッシュだろうと国債だろうと資産は減るしか無い。このデススパイラルのババの擦り付け合いからいち早く抜け出すのが、資産を守る最善の方法で、もっとも資産を減らさない方法と言える。


あんたらが今立っているところは、炭鉱の奥深くだ。何万匹も飼っているカナリアが火山性ガスや二酸化炭素などでバッタバタと倒れて始めたところで、すでに逃げ切れないほど手遅れなところまで、深入りしてしまったのだから、炭鉱のカナリアは役に立たない。何万匹いようとも。。。カナリアが倒れる前に逃げるか、深入りしない事だ。死にたくないのなら。


経済はクラッシュするしかない。そうしなければ需要は蒸発せず、インフレの問題は解決しないからだ。経済を後退させずに、需要だけを抑制しインフレが解消するのは不可能だ。最終的にインフレは実需が低迷しないと解消しないのだから。。そして経済をクラッシュさせるもっとも簡単な方法は、資本主義の根幹、株式市場をクラッシュさせる事だ。アーストラビスタ、ベイビー。。。



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2022/06/15

【コロナバブルの崩壊】S&P500指数は高値から半額の2400ポイントへ






バブルの崩壊は少なくとも半額にならなければ株価の下落は止まらないと相場は決まっている。ナスダックは6割減。そしてあなたの資産や円建てSP500指数は為替損も重なり7割減だ。過去の名だたる暴落やショックが高値から半額まで落ちなければ止まらなかったのだから当然だ。ドットコムバブルの崩壊、サブプライムローンの不動産バブルからのリーマンショックと。




あんたら個人投資家の資産は7割減にならなければ下落は止まらないと相場は決まっている。半値八掛け2割引だ。なぜこんな言葉が生まれたかと言えば、そうなると相場は決まっているからとしか答えようがない。もちろんリーマンショックは円建てSP500は7割減で止まり、日経も1万8000から7000と7割減だ。




バブルは終わってみなければそれがバブルだったとは分からない。PERが24倍だからバブルでは無いといった論調も聞こえるが、あんたらは平均と言う言葉に騙されている。実際のPERは40倍かそれ以上だ。GOOGやAAPLのPERが割安で40倍、AMZNが80倍、TSLAは120倍だ。正気かよ?今後業績がさらに悪化するにも関わらず。。。








そういえば1980年代の終わり、どこぞの東洋の島国でも全く同じ言葉が聞かれましたね。成長産業だからPERが40倍から80倍でも割安だと。。SONYやNTT、TOYOTAなど名だたる企業のPERが40倍から120倍と。すでに全世界に販路を広げ、これ以上成長フロンティアなど無かったにも関わらず。。。その後どうなったかは存じてませんが。



もちろん現状のAMZNやAAPL、FB、TSLAもすでに全世界に進出し、これ以上新たな開拓余地は無い。まあ「割安だー」と言っている奴は、今後GAFAMが火星や金星、木星にまで進出しなければ辻褄が合わない。もしくはバブル崩壊の歴史も知らなければ、自分の頭ではまったく考えることが出来ないカピバラか。。。算数も出来ない、歴史も知らない。。よくもこんなんで社会人としてのうのうと生きていられるよな?



日本の企業の今年3月末の2021年度決算では、輸出産業や海外で事業を行っている企業、また商社などの決算はすこぶる良かった。もちろん商社は資源高の恩恵で、輸出産業は大幅な円安のお陰だ。TOYOTAなど半導体不足や中国のロックダウンの部品不足で満足に車を作れなかったのに円安のお陰で最高益だったとか。






もちろん為替による利益と損失は裏表一体だ。その裏ではアメリカ企業はドル高で利益が大幅に削られ、またいくら成長してもインフレで全部チャラだ。インフレは経済成長を台無しにするとはよく言ったもので、年率7%成長でもインフレが8%なら、実質はマイナス1%のリセッシュだ。最近リセッシュの確率は30%とか50%とか聞かれるが、今起こっているのがリセッシュだ。



第一四半期以上にドル高が進んだ4~6月期。もちろん金利は上昇しインフレも進んでいる。少ない頭でも事態が悪化しているのは分かるだろうか?売上の40%は海外で稼いでいると言われるSP500株式会社。これだけドル高に傾けば、日本が円高で不況に陥るのと同様、アメリカは海外からの利益が削られるどころか、売れば売るほど赤字だ。まあもともと双子の赤字ではあるが(経常赤字、貿易赤字、財政赤字)。。。それでもそれはアメリカ国家の話で企業は利益が出ていた。今までは。。。



AAPLなんかもドル高で利益を全部持ってかれてもおかしくなく、そもそも半導体不足で生産すらままならない。赤字転落してもおかしくない会社のPERが40倍とかwww。まあAAPLやMCDの場合ボッタクリ価格で利益が大きいのでそれはないが、SP500株式会社の全企業がそうではない。







それに輪を掛けて悪いのが金利の上昇だ。はっきり言って今回のコロナバブルの崩壊の原因はFedや政権、政治家だけではなく、もちろん中国でもロシアの責任でもなく、あんたら全員がバブルに踊ったからだ。企業も経営者も投資家もそうでない人も。




給付金は天からお金が降って来るのではなく、それは未来のあなた自身から借金をしているに他ならない。もちろん借金は強制的に返済されることになる。インフレとして。債務を返済する時は金利を付けて返済することになる。またインフレで返済するので時間がかかり、その間に支払わなければならない金利はドンドン溜まる。




あんたらが要求した給付金は、給付金ではなくあんたら自身の借金だ。もちろん返済は倍返しでは効かない。すでにもらった給付金以上の額を値上がりした財やサービスを買うために支出した人も多いのではないでしょうか?それでもまだまだあなたは借金を返済し続けなければならない。自分が政府に要求した借金だ。当然の報いとやらだ。








また企業や経営者も、低金利を良いことに借金をしまくった。IBMのように自己資金に対して4倍もの借金をして経営レバレッジが5倍の様な企業がもてはやされた。またそのような経営者こそ評価され、株主もそれを望んだ。借金をして経営レバレッジを掛け、その借金で配当を支払い自社株外を行い、金利は絶対上がらないものとして、デビッドジャグリングを繰り返す自転車操業だ。



今足元では金利がドンドン上がっている。それでもFedの利上げは始まったばかりであることを踏まえれば、事態は悪化せざる負えない。金利が上がりドルも上がる。ドルが上がればアメリカ経済はドル高不況で企業の経営は厳しい。そこにトドメを与えるのが高すぎた経営レバレッジに金利の上昇の直撃だ。利払いが増えに増え、その支払いで利益が削られ、また借金も返済しなければならない。金利が高すぎて借り換えが出来ないからだ。




IBMやGEは潰れるのでは?GEなんて東芝とビジネスモデルが同じで、その東芝は原発ビジネスでしくって解体産業状態。もちろんGEやIBMも同様で産業モデルの変化にまったく付いて行けず、アメリカならではの高すぎる経営レバレッジとドル高による海外からの売上、利益の急減で急速に財務が悪化している。もちろん個人でも企業でも借金は利子を付けて返済する必要がある。インフレや賃上げでどんなに経営が苦しくても。。







今回の株式市場の下落はまだ始まったばかりだ。今後必ず高すぎる経営レバレッジが仇となり、第2のエンロン、リーマンが起こる。あの大企業が潰れるの?と誰しもが予想だにしなかった企業が。その頃でようやく株式市場の下落は道半場の折り返し地点。もちろんリーマンショックの時もリーマンが破綻した時が道半場だった。



今市場では絶滅危惧種や大量絶滅の話がチラホラ。レバナスとか言っている奴や、アクティブファンドのヘッジファウンダー君たち。またコロナショックの給付金片手に株式市場に殺到した個人投資家やクリプトマネー系、ESG、グロースとか言っている奴も。もちろん死ぬのは個人だけではなく、企業も同じだ。産業構造の変化にまったく対応出来ない企業や経営レバレッジを掛けまくったバカな経営者も。



「バカでも経営出来る企業に投資しなさい」と聞くが馬鹿に経営は無理だ。また鈍くさいヘッジファウンダー君に投資は無理だ。6月1日の金利の値動きの初動で私はキャッシュ・イズ・キングの記事を書いたが、ようやく後追いでGSやJPMが慌ててドルを確保し始めたらしい。







それをブルームバーグが周回遅れで全く同じ内容を「ドル以外は全部売れ」と記事にし、その周回遅れの記事をありがたがってリツイートしてしまう東洋は島国の残念なおじいさん達。もちろん悪い大人達はとっくに売り抜けている。後はあんたらが絶滅するのを待つだけだ。ババ抜きのババは最初のほうで掴み、プレイヤーが少なくなる前に必ず処分しなければならない。プレイヤーが少なくなればなるほど処分するのが難しくなるのだから当然だ。



すでに沈黙してしまったレバナス投資家や投資初心者も多い。プレイヤーの数がどんどん少なくなっているのは必然だ。そしてプレイヤーの減少は当然止まらない。株価の下落と共に。もちろんプレイヤーの新規参入は全く望めない。給付金片手に市場に参入する人がいるかどうか考えてみればいい。



最近AMZNが株式を分割したとか。なぜこのタイミングか考えてみろよ。すでに株価はかなり下がり、今後も下がるのだから分割する必要なんか無いにも関わらず。もちろんババを掴ませるためだ。誰が買うのかって?当然あんたらやババ掴みのばばあのキャシーウッドだ。








すでにBTCはクリプトショックで原価割れ。減価が割れれば一気に下火になる。採掘しても減価が割れているため、電気代のコストの方が高く付くからだ。インフレで原油価格が上がれば上がるほど採算は悪化する。皆さんは「例のグラボ」や「あのグラボ」と言う言葉をご存知でしょうか?世界の電気消費量の10%とも言われるマイニング市場。世界の半導体需要の30%とも言われるマイニング機器。



そのマイニング需要が無くなれば急速に半導体は値崩れを起こす。実際2018年に一度起きている。コインチェックのNEMの流出に端を発する仮想通貨市場の大暴落と利上げによる半導体の産業用用途の低迷だ。今は半導体不足で高値で取引されている電子機器が一気に投げ売られる事に。これだけ金利が上がれば企業だって設備投資を控えるので、半導体は行き場を失う公算だ。



半導体不足に困っている自動車産業やAAPLの様な企業が助かるのではと思われるかも知れない。ドル高の影響で大幅に値上げせざる負えないアイフォンは、ヨーロッパでも中国でも日本でも以前の様な販売台数になるとは思えない。またインフレで生活必需品以外は支出を抑えざる負えないからだ。








自動車産業も同様だ。高すぎるカーローンで需要は頭打ち。そもそもインフレでお金が無い。先程私は為替の利益と損失は裏表一体だと言ったが、これは通過ペアだけでなく、同じ通貨の過去と未来の時間軸に置いてもだ。現在の輸出産業の好業績は次に来る為替の巻き戻しでチャラになる。大不況と共に。当然新車の販売は低迷し、円高が業績の悪化に拍車を掛ける。輸出すればするほど赤字に。作れば作るほど赤字になる訳だ。ドットコムバブルの崩壊、リーマンショックと過去何度も起きてきた事だが。。。



そして株式市場はドットコムバブル崩壊からのリーマンショックとダブルボトムを付けた様に、コロナバブルの崩壊も同じ道筋を辿る。レバレッジETFだろうと指数ETFだろうと全てコロナショックの大底まで値を戻すだろう。Fedのバランシートがその水準まで縮小しないので、そこまで下落しないと考えている節がある投資家達。残念。バランシートは当然その水準まで縮小しないが、株式市場はそこ迄値を戻すのですよ。



バランスシートが拡大したのは、中央政府の借金と市中にばら撒かれた現金の総額だ。中央政府分は回収しないが、市中にばら撒かれた現金はコロナショック以前の水準まで徹底的に回収する。中央政府分のバランスシートの拡大とインフレで現金が希釈化した分だけ、Fedのバランスシートは拡大した水準に留まる。これも過去何度も繰り返された事で、Fedのバランシートは引き締めを行っても、緩和前の水準までは戻さない。







インフレを抑制するのは簡単だ。非常に簡単だ。
1、供給を増やす
2、需要を減らす
3、その両方



Fedやパウエル氏はインフレは一時的だと言い続けてきたのは、背景にはインフレを抑制するは簡単であるからだ。いつもの事なんだから当然だ。そう引き締めて需要を蒸発させてしまえば良い。これが現在進行系で起こっており、インフレが落ち着くまで引き締めを続けるのだから、当然インフレは一時的だ。




まあ大人の事情で山は若干高く盛ってしまったし、今後谷は深く削り取る予定だが。。。でもね、誰もきっちり年率7%しか上昇しないフラットな株式市場なんて望んでいないんですよ。にも関わらずインフレの対応が遅れたとして批判を繰り返す残念な投資家達。あんたらが望んだ事をFedやパウエル氏は忠実に実行したに過ぎない。。でなければ株式市場の上昇率は年率7%でストップ高にするよう求めるべきだろう。経済成長率が平均3%程度なんだから。。。







インフレを抑制するために、供給を増やすのも同様に簡単だ。イラン、ベネズエラ、ロシアから原油を買いまくり、グレタちゃんが何と言おうがシェールオイルに投資しまくって、環境汚染も温暖化にも目を瞑ればよい。おや?全部アメリカが制裁を行っている国ではないか。何と言う偶然。それも大口の原油の供給国ばかり。まるでわざとインフレを起こして、金融引き締めの株価暴落でも狙っているようではないですか?



今回の株式市場の下落はインフレショックでも緩和バブルの崩壊でもなく、その本質は『コロナバブルの崩壊』だ。そして後々『コロナバブルの崩壊』として人々に記憶されることになるだろう。投資家だけでなく、企業から政府、全ての人がバブルに踊ったのだから当然だ。



今後、人々はいつも同じことが繰り返されて来たいつも通りの結末を観察することになる。好況、不況の景気循環。それだけだ。そしてSP500は高値から半額のコロナショックの大底付近まで下げる。アーストラビスタ、ベイビー。。。




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2022/06/13

【株式投資ってチョー楽しい】さぁ皆さん全力でレバナスを買う時ですよー!!







今日で下落も三日目です。3日連続で窓を開けながらの大きい陰線、この様なチャートパターンは三空叩き込みと呼ばれ、下落相場の最終局面で起こる現象です。皆がパニックになり大きく売りが入り、それ以上売り玉が出なくなることから反転しやすく、底値圏での三空叩き込みは相場の転換点を示すシグナルと言われています。



そして年始以降の下落トレンドの下限ラインで何度も反発していることから、今回もこの下限ラインで反発する公算です。またトレンドの転換点となりやすいFOMCも今週に控え、FOMC前後で過去何度も潮の流れが変わってきたことから、今回もこの辺が潮流の変化となりそうです。





まあ、私は動きませんが。。。










上述の通り、この辺で一時的に若干は反発しそうです。若干は。。。しかしながらこの程度の出来高では、5月最後の反発程度と弱い反発で終わりやすいです。また月足チャートが大きく崩れている中、日足チャートでの三空叩き込みは、長期保有を前提として大きく買い越すには理由不足です。月足で崩れているなら、月足で支えられる理由が無ければ動けませんね。。




そもそも為替を巻き込んでいない下落なんて微風で、現状は円安クッションに支えられ下落していない。本当の下落相場は逃げ場なんてなく下落する。今回の下落は逃げ場が無かった?笑わせないでくださいよ。24年ぶりの円安とかで、ドル建て資産は全然下落しておりませんが?まあ現状が暴落だと思うなら、今後来るであろう本当の下落相場であなたは死にますよ?




まだ利上げは2回だけ、QTは今月に始まったばかり。時の政権も中央銀行もインフレ退治に躍起になっているなら、私だって当然その方向に動くしか無い。私の資金力では、政権にも中央銀行にも敵わないのだから当然だ。そもそも円建てSP500指数を見れば現在地は頂上なんで、高値覚えの値頃感や割安感とかは皆無だ。私はバリュー投資家なんで当然高値買いはしない主義だ。









情勢からもチャートからもこの辺で大きく買い越す理由は無く、そもそも現状はちょっと落ちたとは言え、いまだ10合目付近だ。全ての資金が巻き戻しているとは言い難く、金利が上昇して円安ドル高の間はまだ微風だ。本当の下落は全て巻き込む。安全な米国債に資金が入り金利は低下で円高ドル安。そして綱引きの関係にあたる米国債と株式は、米国債が買われるなら株式は下落するしかない。




つまりドル安と株安のダブルパンチで資産が急速に萎む時こそ『下落』であり、その値幅が大きければ暴落という言葉が相応しいであろう。現状は当然当てはまらない。2~3%の値動きなら通常運転だ。本当の下落は毎日7~10%動く特急列車だ。それこそ、その軌道上にいるのなら逃げ場の無い。





さて、嫌な空気が垂れ込め始めた株式市場。まだまだ暴風が来るのは先の話だが、ここから株式が買われる理由は皆無だ。今は少しずつポジションを縮小していく時で、そして今後来るであろう暴風に備えなければならない。まあVOOをDCAで長期積立とかなら当然それは一つの回答だが。。








もし今回の下落相場の反転の目処を探るとするのなら、
1、インフレ率が半年は下落が続き、この速度なら後々2~3%の水準にまで好転すると考えられる時
2、経済はチョー低迷、足元では失業率が増大し、このままのペースでは今後失業が社会問題となりそうな時
3、3~6ヶ月ほどで時の政権もFedも経済と雇用の回復を差し迫られ無ければならない、と市場が考えた時
4、「あきんど今夜動きます」と宣言がなされた時。私ほどの資金量をもってすれば。。。



経済がどん底の時には株価はすでに反転し始めている。政権やFedの動向を先読みするのだから当然だ。上記の通りまだまだ先は長い。2回の利上げ程度では、インフレは収束どころか上昇している。また市場参加者の中で、ある程度盤面を変えることの出来る政権やFedは、引き締めに動いており、雇用や経済の回復は優先事項ではない。って言うかそもそも労働需要が大きすぎて、賃上げが企業の業績を圧迫するくらいだ。



今回の下落トレンドはまだまだ続く公算です。そもそも安いところで大きく買い越せば、あなたは資産を大きく増やす事が出来るのですよ?また下落こそが資産を大きく増やすブースターで、下落のない金融市場では資産はあまり増えませんよ。お金が大好きな皆さんは下落相場こそ歓迎するべきで、もしこれ以上下落して欲しくないと考えるなら、あなたはお金に嫌われているのだから投資なんかやめ、お金持ちになる夢なんて捨ててください。アーストラビスタ、ベイビー。。。







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2022/06/02

【キャッシュ・イズ・キング】中央銀行には逆らうな







古い読者の方はご存知の通り、私ほどの資金量を持ってすれば、ある程度市場の流れを変えることが出来るんですよ。ある程度は。。。しかしながらそうは行かないのが中央銀行がしゃしゃり出てきた時だ。あいつら無限に好きなだけ現金刷れるし、って言うかもはや刷るまでも無く、数字をタイプしてクリックするだけだ。



さて、皆さんは量的緩和はどのようにして市場に資金を供給しているかご存知ですか?
1、ヘリコプターからばら撒く
2、金融機関にゼロ金利で好きなだけ貸し付ける
3、金融機関の資産残高に応じて現金を配る
4、金融機関がマイニングしてハッシュパワーに応じて資金を得る


皆さんは信じられないかも知れないが、答えは3だ。因みに金融機関の資産とは、当然ながら国債だ。あなたがたの預貯金は、現金で金融機関に保管されている訳ではなく、もちろん安全な資産で運用されている。そう国債として。。それでも信用創造により、この資産以上の資金を、住宅ローンだったり、社債として貸し出し金利収入を得ている。








量的緩和とはこの金融機関の資産である米国債を、Fedが市場を通して買い付ける行為の事を指す。相手は無限に現金を刷れるFedだ。このFedが無制限の資金を持って市場で米国債を買おうものなら、すぐに債券価格は急騰。そして金利は急落する。株も債権も本質的には同じで価格が急騰すれば利回りないし配当利回りは急落する。




Fedが量的緩和を行えば、市場から債券が消滅し、その代わり市場は現金で溢れる事になる。その資金が行く末は様々な米国債以外の資産だ。例えば土地や株式、社債やコモディティーだったりと。金融機関はもちろんゼロ金利でこれ以上債券価格の上昇が見込めない米国債の処分を進めるし、金利も付かず、値下がり余地しかない債券に資金が向かう事もない。



そのためFedが量的緩和を行えば市場の様々な資産を上昇させることが出来る。誰だって価格が絶対下落する資産なんて買わないし、誰だって絶対上昇する資産があるなら買いたいでしょ?それが量的緩和だ。しかし上昇相場は永遠に続かない。








翻って現在、Fedが行っているのが量的引き締めだ。6月に入った途端、10年物米国債の金利が急騰したのはご存知だろうか?債券が大きく売られている。もちろん売りの主体はFedだ。量的緩和で資金を注入した時の米国債を今度は一転、市場を通して大量に売却し始めたのだ。当然金利は急騰、債券価格は急落、そして市場の現金はそれに応じて減少する。




さて、6月から始まった量的引き締め。米国債を市場を通して大量に売却すれば、その内現金は枯渇する。キャッシュが枯渇していくならそこには、希少価値が発生する。そう、量的引き締めとは現金が輝き始めて行くことを意味する。




Fedが引き締めを行い、大量に米国債を放出すればそのうち買い手がいなくなるのでは?と思ったそこのあなた。元本が保証され、下落したことでより多くの金利が付く米国債の引き受け手は多い。価格が不安定で配当利回りの低い株式なんかよりよっぽど。そう株式を売却してでも米国債を買おうとするのだ。






金融機関の視点で見れば、天井で売った米国債を再び大きく下落した安値で買い叩ける事になる。当然金融機関は米国債を安値で買い叩くし、市場の資金は枯渇し、配当利回りも悪く価格が不安定な株式市場には常に大きな下落圧力となる。



また住宅のような値下がりリスクが出てきた資産には例え高金利であったとしても貸出を渋る。Fedが資金を回収しているのだから当然だ。俗に言う晴れてる日は傘を貸すが、天気が崩れてきたら傘は貸さないというヤツだ。



さて、皆さんは利上げ、量的引き締めの環境下でどのようにして資産を守りますか。資産は作るよりも守る方が難しいのですよ。株式市場でチキンレースの反発取りですか?それともまだまだ金利が上昇し価格は下落する米国債ですか?金利の上昇を背景とした円安ドル高、ドルで資産を持つのも一手ですよ。アーストラビスタ、ベイビー。



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