2021/05/31

【地雷】更新情報のアップデートのお知らせ






パソコン、スマホ、車、カーナビなど多くのデジタル機器に搭載されたシステムやアプリ。そしてそのシステムやアプリを使うにあたって欠かせないのが定期的に訪れるアップデート。パソコンを開いた時だったり、スマホがWIFIに繋がれた瞬間だったりとアップデートの通知を受け取ることも多いのではないでしょうか?





例えば、外部からの脅威や脆弱性から守るためのアップデートだったり、パフォーマンスの向上のため、新たなハードや機器に対応させるためのアップデート、ただ単にインターフェイスを変えるためだけのアップデートだったりと、デジタル機器を使うにあたって欠かすことの出来ないのがアップデートだ。






大抵のアップデートは、ユーザーのために行われるため、何気なく同意したり、疑い無く同意する方が殆どでは無いでしょうか?あえて拒否することは無いのではないでしょうか?逆にアップデートを拒否し続ける人がいるならその理由を知りたい。まあ私ですが。。。










皆さんはムーアの法則をご存知でしょうか?パソコンの集積回路の集積率が18ヶ月で2倍になるという法則。ここでは便意上2年毎に倍になるといたしましょう。もし10年も前のパソコンを使っているとなると、どう考えても時代遅れで現代のシステムが要求するスペックをハード機器、またはCPUが満たせないのは当然では無いでしょうか?処理速度が遅すぎてまともに機能しないと。。





もちろん2年で倍になるのは集積回路の集積率だけではなく、もし集積回路の集積率が倍になれば、当然CPUの演算速度も倍、通信速度も倍、ハードディスクの容量も倍、そしてその倍になったスペックを基準にして作られるシステムやサービス。このようにして技術革新は起こり続け、我々の生活はより豊かに、より便利になっていくにも関わらず、敢えてこの流れに逆行する人はいないでしょう?





しかし世の中にはこの大量生産、大量消費の経済モデルの、壊れたら買い換えるというサイクルに真っ向から反抗する奇特な人も少なからずいるんですよ。そう、私です。古いものでも大事に使い続ける人も少なからずいるのではないでしょうか?バイクや車、家電製品、家具など。








しかしそうはいかないのがデジタル機器だ。新たなシステムやアプリは、勿論現代に置いて標準的に装備されているであろうスペックのマシーン性能を前提としてリリースされる。つまり古いデジタル機器を使い続けた場合、CPUの演算処理速度が間に合わなかったり、メモリーやハードデイスクの容量が足りなかったりといろいろな問題が出てくるは当然だ。





例えば動画を見るにあたって、演算処理や通信速度に問題がありスムーズに動かなったり、ストレージやメモリーが脆弱過ぎてそもそも動画の閲覧や保存、編集に向かなかったりと。勿論問題になるのは動画だけではない。10年も前のパソコンの場合は、スマホ社会の到来前で現代とは全く使用が違う。





OSのアップデートはとうの昔に終了し、IEやクロームなどのブラウザのサポートも終了。インターネットに繋ぐことも出来ず、もちろんアンドロイドとパソコンを繋ぐためのドライバすらインストールされていない&出来ないので、スマホとパソコンでやり取りすることも出来ず。情報化社会とは、温故知新や古いものを大事にすると言った概念とは程遠く、使い捨てや弱者切り捨て、姥捨て山、大量消費と大量廃棄と言った概念の方が正しいだろう。









情報化社会とは、ますます便利になっていく反面、取り残された人々にはますます不便になっていく社会でもあるのだ。現実に、もはやスマホが無ければ何も出来ないところまで来ている。スマホを無くしでもしたらゲームオーバーで、移動も出来ず、買い物も出来ず、家のドアすら開けられない。スマホを無くしたから新たなスマホを買うためには、SMSによる二段階承認を踏まなければならないためスマホが必要といった八方塞がり。





この記事を読んでいる人は大半が日本在住のため分からないだろうが、スマホでUBER(イーツじゃなくて配車の方ね)を呼んで、降りる時にスマホを車内に忘れてしまった時と同じくらいのこの絶望感。スマホを取り戻すためには、自分のSIMの入った自分のスマホが必要という無理ゲーの始まりだ。




「運営に連絡すればいいんじゃね?」と思ったあなた、連絡するには自分のスマホのアカウントにログインしてからでないと出来ない仕様だ。同様にして運転手に連絡するのにも、自分のスマホのアカウントからでしか出来ない。つまり客以外はシャットアウトされており、誰かにスマホを借りて連絡することも出来ない。自分のスマホからUBERのアカウントにログインしなければならないのだ。





またこの広い世の中、長い人生、スマホの充電が切れただけで詰んだことのある人も多いのではないでしょうか?スマホにどっぷり依存し、何かあった時に詰む人生か?古いものを大事に使い時代に取り残され詰む人生か?現代社会はこのうちのどちらかを選ばなればならないところまで来ているのだ。










もちろん私は奇特な人なんで後者の方の人間だ。つまりスマホで詰むことは無いが、現代社会から取り残されて詰んだ方だ。今まで散々無視していたアップデートの通知。なぜ無視していたのかと言えば、このクソ古いパソコンがアップデートという重労働の負荷には到底耐えきれないと考えていたからだ。




それもただのアップデートではない。OSの最新版へのアップデートだ。小さい部分的なアップデートでもゼーゼー言っている私のパソコンでは、Ubuntu18からUbuntu20の最新版へのアップデートは躊躇せざる負えない。なんにも無いところでつまずきフリーズするCPUやメモリーの脆弱性から言っても不可能な要求だ。つまり今までは敢えてアップデートの要求を拒否してきたのだ。




それを何を血迷ったか、ビットコインの事を考えながら、どうせ週明けのNYはメモリアルデーで祝日だから時間があるとでも考えたのが運の付きだった。アップデートを承諾してしまったのだ。そして始まったアップデート。取り敢えず5時間待ったが、砂時計が半分くらいのところでブラックアウト。










一応それでも唸りを上げるパソコン。ひょっとしたら画面は真っ暗でもまだアップデートが続いているかも知れないと考え、一晩中そのままにしたが諦めた。強制終了し電源を入れるが、OSのアップデートの途中で無駄死にしたのだから、古い方のOSも新しい方も機能する訳が無い。しょうが無いからまたあの儀式をすることに。。。。アップデートに同意しただけで週末を不意にした。。。。





アップデートに一日を費やしゲームオーバー。これが土曜日。しょうが無いから日曜日にあの儀式を行う事に。もちろんセットアップなどにまる一日を費やしこれが日曜日で、完全にアップデートの地雷を踏み週末は終了。はぁ。。。。。





少なからず待っていた人もいるだろう、仮想通貨に参戦する話。時期的にもまだ早く、参戦するのはもう少し先になりそうなのでおいおい更新していきます。そもそもパソコンがなきゃ更新出来ないし、BTCに参戦も出来ませんが。。。







あの儀式はこちら。。








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2021/05/28

【参戦】仮想通貨に新規参入です、1BTC目








皆さんは「仮想通貨で稼ぐ」と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?大半の人はチャートを見ながら、コインチェックやGMOコインあたりで安値で買い付け、高値で売る事だと考えるのではないでしょうか?因みにBTCは直近の上昇相場で20倍、安値の3000ドルから6万ドルまで上昇しました。




しかしながら上がり続ける相場は無く、直近の下落で大きな損失を被った投資家も多いのではないでしょうか?因みにBTCで稼ぐにはいろいろな方法がある。上記の様にコインチェックなどの取引所で取引をして利ざやを稼ぐや、両替所や交換所で仮想通貨を買う方法。そしてそれとは別に、マイニングで稼ぐ方法もありではないでしょうか?




因みに仮想通貨で稼ぐとなると、気になるのがマイニングコスト。皆さんもご存知の通り、ビットコインは電気代をBTCに変える作業とも言われるくらいだ。そしてそれがブロックチェーン技術の批判の種でもある。莫大な電気を消費しても、何も生み出していないと。








因みに浪費しているのは電気代だけではない。莫大な電気を消費する莫大な量の半導体も必要だ。現在の半導体不足はご存知だろう。車の生産が滞りがちなのはこの影響だ。またAPPLの株価が冴えないのも、半導体不足により製品が作れず、需要に答えることが出来ない可能性が示唆されているためだ。この半導体不足や半導体が高止まりしているのは、コロナの在宅需要だけではない。とある分野に莫大な量の半導体が流れているからだ。




皆さんも一度くらいは聞かれた事はあるだろう、「例のグラボ」や「あのグラボ」という言葉を。グラボとはパソコンの中になるグラッフィックボードの事で、主にゲーミングPC用のパーツで画像処理に用いられる。しかしグラボなのに画像出力が出来ないのが「例のグラボ」だ。





そもそも画像出力コネクタが付いていない、というよりは必要無いと言った方が適切だろ。そうマイニング用だ。現在では値段が随分と上がってしまった高値のグラボだが3年ほど前に叩き売られ、巷で溢れかえったのが例のグラボだ。そうコインチェックのNEM盗難で市場で全ての仮想通貨が大暴落を起こし、仮想通貨が見捨てられた時だ。









マイニングなんかした日にゃ、電気代だけでも赤字で、そこにパーツ代なども含めれば永遠に採算が取れないと言われたのが当時の仮想通貨で、多くのマイナーが撤退。煽りを受けたのが当時旺盛な半導体需要で高値を更新し続けていたNVDAだ。そう仮想通貨用の半導体は主にNVDA製かAMD製のグラボだ。




そして例のグラボとは仮想通貨用のNVDA製のグラボが、ビットコインの暴落で、パーツ市場に多く出回ったために付いた「例のグラボ」だ。グラボなのに画像出力が出来無いためゲーム用途には使えず、かと言って採算が合わないマイニングにも使えず。。。つまり用途の無いまま莫大な数のグラボが市場に流れ、「例のグラボ」と揶揄される事に。




さて、皆さんは現在のBTCの原価率をご存知でしょうか?BTCの採掘原価と言う言葉をお聞きになった事はあるでしょうか?採掘原価率は主に4つの要素で構成される。
1、採掘コスト
2、BTCの供給量
3、マイナー市場の多寡(プルーフオブワークとも計算力とも仕事量とも、、、)
4、BTCの市場価格、時価、仮想通貨市場の参加者の多寡

BTCマイニング市場の需要と供給、BTC取引市場の需要と供給に大別される。







市場価格を100とした場合の採掘コストの割合が原価率だ。採掘コストが時価を上まわれば赤字だ。採掘コストは言うまでも無く、上述の電気代やパーツ代、人を雇ったり物件を借りたりといった採掘に掛かるコストだ。そしてBTCの供給量は常に一定だ。10分に一度、ブロックをいち早く承認したマイナーに支払われる手数料だが、現在は6,25BTCだ。因みに4年に1度半減期があり、前回は2020年5月でそれ以前は12,5BTCだった。




支払われる手数料だが、勝者総取りでいち早くブロックを生成したマイナーに6,25BTCが支払われる。マイニングでBTCを獲得するのは、もちろん計算力やスピードといった仕事量が大切な要素だ。だったら、一番仕事量が多いマイナーが常に新たに生成されるBTCを獲得し続ける事になるので他のマイナーは絶対勝てないのではないのか?と思ったあなた。実は仕事量以外にも運の要素が絡んでくる抽選会でもある。




BTCなどの分散型台帳技術が、どのようにしてその取引データが外部から改ざんされないかと言われれば、それを保証するのがその仕事量だ。つまりマイナー全体の計算力とも。逆にもしデータを改ざんしたいならば過半数を超える計算力を保有すれば良い。つまり世界中にゴマンといるマイナー達の計算力を上回れば改ざん出来る。。。








しかし一人のマイナーのみが常に新たに生成されるBTCを手に入れ続けたら他のマイナーが居なくなってしまう。そのため抽選会の要素も絡んでくる。もしあなたがBTCマイニング市場全体の20%の計算力があるなら、10分に1度生成されるブロックが承認される確立は20%。0,1%なら0,1%と。マイニングするならその計算力が大事と言われるのは承認される確立が高まるからだ。




そしていち早く承認されたマイナーだけが新たに生成されたBTCを受け取るが、その他のマイナーも重要だ。そう台帳に書き込む作業だ。そして多くの台帳に書き込まれる事で改ざんを不可能にしているのがBTCなどの分散型台帳技術だ。





マイニング作業とは、計算してたった一つの答えを探す作業だが、いち早く正解に辿りつき承認されたマイナーだけがBTCを手にするが、次に正解を導き出したマイナー、そしてその次と、同じ答えをより多くのマイナーが共有(分散台帳)することで堅牢性を保っているのだ。過半数の計算力を超えれなければ改ざん出来ない。









なぜ10分に1度6,25BTCが生成されるのだろう?思ったあなた。答えは簡単だ。10分ごとに一つのブロックが作られ、ブロックを作るのに必要な計算が10分で答えが見つかるよう、問題の難易度がマイニング市場全体の計算力から調整されているからだ。多くのマイナーがいればそれだけ計算力が多くなるのでブロックの生成に必要な時間が短くなる、なんて事は無い。



つまり10分ごとに6,25BTCが生成されるのは、10分ごとに新たなブロックが生成、承認され、それが10分で解ける問題で、問題の難易度はマイニング市場全体の計算力で調整されているからだ。そして21万ブロックを生成されるごとに報酬が半分になる半減期を迎え、その期間が4年に1度のオリンピックの年、前回は2020年の5月だ。




BTCの発行上限は2100万ビットコイン。マイニングで全てのBTCが掘り起こされるのが33回半減期を迎える2140年だ。初めは50BTC、そして25BTCになったのが2012年、12,5BTCが2016年、2020年から6,25BTCがマイニング手数料だ。



BTCとは、
1、10分ごとにその間の送金取引がチェック・承認され、報酬が支払われ
2、ブロック形成における採掘難易度は、ハッシュレート(1秒間辺りの計算量)の増減が影響
3、抽選に選ばれ、最初に承認をしたマイナーだけが報酬を受け取る権利を得る
そのようにプログラムされているのだ。







続く、、、







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2021/05/27

【10年物米国債】金利上昇でナスダックは重い






やはり10年物米国債の金利が上昇するとハイテクグロースや小型グロースには重い展開です。金利の上昇の原因は、雇用関連指標である米新規失業保険申請数が40万人と、4週連続で低下し、雇用が戻りつつあることが示されたためだ。





Fedがこのインフレ下においても、利上げを一向に進めないのは雇用情勢を判断してのこと。つまり雇用情勢が改善すれば、金融緩和の縮小、ないし利上げなどの引き締めが始まってもおかしくなく、それが今回の10年物米国債の金利の上昇に繋がった訳だ。





そして本日はインフレと金利の上昇を反映し、、ダウ、SP500、ナスダック、ARKKの順に堅調だ。ダウやSP500は金余りやインフレによる現金の価値の毀損で上昇。しかしナスダックは低迷し、ARKKなどの小型グロースは弱い展開となっている。








あれだけハイテクグロースと声高に叫ばれていたのに、誰も損失を出していないのが不思議な今日この頃。テクルとかナス100三倍とか言っていって居た人たちが全員助かっているとは思えないのですが。最近はキリギリスの声はあまり聞かれなくなりましたね。




さらに言えば、GMEがショートスクイズで大暴騰した時に、個別銘柄を物色する動きが広がり、高値圏で小型グロースを掴みにいったが、その後下落し結構な損失を抱えて、次にコインベースの上場に絡み仮想通貨を天井で掴みにいった投資家が結構見られたのですが、損失を出した話も聞かれません。



リレー売買で2度大天井を掴み、かなりの下落幅を食らっているはずなのに、なぜそう言ったたぐいの話が聞かれないんだ?ツイッターのインフルエンサーに乗せられた奴は多いはずだが、損失を出した話が全く聞かれないのは怪しい。ARKKやTSLA、TQQQあたりに投資をしていた奴はゴマンといるはずだが。。。。やはり怪しい。。。






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2021/05/26

【ARKK】ARKイノベーションETFがゴールデンクロスにトライ







ハイテクグロースの人気ETF、ARKイノベーションETFが25日移動平均線にトライです。ここを抜けるゴールデンクロスとなるか?はたまた弾かれてしまうのか?どちらにせよ下落トレンドだが、いっときのほどの過熱感がないことだけは確かだ。






またARKKの上昇に伴いTSLA株も600ドルを超え、COINも反発している。ARKKの現在値は110ドルほど。今年2月に付けた高値である160ドルから30%ほど下げた所だ。それでもARKKに含まれる個別株の割高感は否めない。



ARKK、日足チャート







直近の下落で大きく出来高が上がっていたが、落ち着きを取り戻しつつある局面。トレンドの転換には出来高が伴うので、このままボリュームが減少しゴールデンクロスになる可能性もある。が、インフレ、利上げ、金利の上昇など外部の懸念は何ら変わらず、ハイテクグロースや小型グロースなどの上値は重そうだ。





ARKKのファンドマネージャーであるキャシーウッド氏は、コインベースの上場日にTSLAを売却しその資金でCOINを購入。TSLAはそこそこの高値で売れたが、COINは上場日が最高値でその後はずーーと下落トレンドだ。そもそも仮想通貨が低迷しているので、取引の数%を手数料として受け取るCOINは、ビットコインが安くなればその分手数料も下がる。つまりCOINと仮想通貨は一蓮托生だ。




一番出来高が膨らむ上場日にCOIN株を買い占めたARKK。ある程度の量を買うならあの局面しか無かった訳だが、果たして正解だったのだろうか?



COIN日足チャート






確かに上場日に出来高が膨れ上がっているが、その後の出来高を全部積み上げれば上場日の出来高に匹敵する。つまり安く大量に買い付ける機会はいくらでもあった訳だが、これは未来を知っているから言える事だ。上場からずっと上値を追い続ける展開も有ったわけで。




それでも市場が思いっ切り過熱し、その中で一番注目を集める銘柄の一番注目を集める日に大量に買い付ける行為が正しかったとは思えない。そもそもCOINの価値を最大限まで高める為に、大人たちが仮想通貨市場を人為的に釣り上げていることくらい想像に難くない。




現在はいっときほどの過熱感は無いが、、、、かと言って悲観的な要素も無い。はっきり言ってこういう値があって無い様な銘柄は過度に悲観的になっている時に買いたいですね。まあそれがいつ来るか分かるのなら苦労はいりませんが。。。再び株式市場が過熱する日は来るのでしょうか?




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2021/05/24

【バブル終了のお知らせ】次上がるのは何なんなのか?









日曜日に大きく下げたBTCが今日は暴騰です。それでも上値切り下げで安値を更新しており下落トレンドは継続です。また直近の小型グロースの大暴落でマリファナのティルレイや、次世代電池と目される全固体電池関連銘柄のクォンタムスケープ(QS)が高値から80%に迫る下落率。あれだけ人気があった銘柄の末路は怖い。





そしてインフレが懸念され軟調な展開なのは大型グロースのGAFAM.COMも同じだ。AMZNもAAPLもずっと横ばいで推移しており、金利が大きく上昇して以降、堅調だったのはGOOGくらいだ。またこのインフレが終息する気配は今の所無い。



参考







それでもインフレ下にある現状を踏まえ、NY指数のダウやSP500の値動きは底堅い。そりゃそうだ、現金の価値が希釈化しているのだから、当然それ以外の資産を法定通貨で推し量れば数字だけは上がる。また経済が低空飛行にある中、インフレの元凶にあるのがコモディティ価格の上昇だ。






産業用メタルや原油、農作物だ。原油先物は1バレル70ドルに迫ろうとしている。勿論エネルギーを使って農作物を育てるので、この原油価格が上昇し続けている限りコモディティ価格は上昇し、そしてインフレも上昇し続ける可能性が高い。いったいいつまで?




背景にあるのはこの史上空前の金融緩和と財政出動だ。これだけ現金が刷られれば価値が暴落しあらゆる物の価格が相対的に上がる。そしてこの金融緩和や財政出動は、コロナによる経済的ダメージを軽減するために取られた措置だ。









ワクチンが出回り、経済が正常化に戻ればその必要性は薄い。人々が日常に戻れば雇用もまた戻るからだ。しかしながら当然失われた雇用も多い。今回のコロナショックを機に店仕舞いしたり、規模を縮小した会社も多く、経済が日常に戻ったとしてもすぐに雇用は戻らない。



さて、今後は金融緩和や財政出動をどの程度削減するのか?また現状のゼロ金利から利上げを行う金融引き締めへと傾くかだ。遅かれ早かれ経済の引き締めはやって来る。しかしながらそれがいつかは分からないし、また引き締めが始まる前にどの程度資産価格に影響をもたらすかは分からない。





勿論引き締めまで時間があるなら株式指数はここからさらに上昇し、利上げにより一時的に下げたとしても、それ以上に利益をもたらすかもしれない。逆に利上げが予想以上に早く訪れれば今から投資するのは遅すぎたということになる。また利上げが予想以上に早ければ仮想通貨や小型グロースの上昇の芽は完全に潰える。









2018年の年始から下げたのは仮想通貨だけではない。2018年末も含めて当時は株式市場も大きく下落しており背景には利上げや金利の上昇が強く意識されたからだ。そして今金融市場で起きていることはその当時と全く同じことだ。利上げと共に仮想通貨は下落し、Fedが利下げに転じるまでその下落は続いた。




現在の仮想通貨や小型グロースで起こっている暴落は当時と全く同じなのだ。つまりこのまま利上げが始まれば仮想通貨上昇の出目は確立が低い。インフレから資産を守るためにゴールドやデジタルゴールドの仮想通貨に投資していた資金は、利上げにより利回りが上昇すれば国債で十分だからだ。




さて、金融市場が総じて弱い中、絶対上がると目されている物がある。米10年物国債金利だ。つまり金利だけはまだまだ上がると目されているのだ。上述の2018年も利上げやインフレにより米10年物国債金利だけは上昇し続けた。そしてその上昇は限界に達っするまで続いた。市場でこれ以上の金利の引き上げは不可能とされ、金利の引き下げが噂されるまで。。。




米10年物国債金利チャート







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2021/05/23

【悲鳴】仮想通貨市場の方から聞こえて来るこの音は?








この音は資金が焼かれる音だ。ジリジリと値が下がるビットコインに、個人が耐えきれなくなり悲鳴とともに損失を確定する音。爆損の鐘が響き渡る。喚き散らしていたり、強がりを言っている奴、はたまた強気に買い向かう奴から総じて残念臭がプンプン漂う。




この匂いは2018年年始から始まったナイアガラチャートと全く同じニオイだ。強気な奴らが居なくなり、そして誰も仮想通貨に関心を持たなくなったあたりが底だった。現在はまだまだ下落が始まったばかりだ。そして強気な意見も三見される。しかしながら下げ相場の本質は期待を抱かせながら、その淡い期待を打ち砕くアリ地獄が本来の姿だ。



BTCUSD、週足チャート








誰しもが確実に引きずり込まれ、一度入ったら最後、ココから出るには。。。。バブルに踊った成れの果ては、悲惨な事になると相場が決まっていてだな。。今仮想通貨を所持している奴も、ビットコインのチャートを眺めている奴も総じてアリだろう。仮想通貨に関心を持っている奴が全員飲み込まれるまで下落は続く。全てのアリが飲み込まれるまでは。。。




これだけ強気な意見が聞かれ、仮想通貨全般に注目が集まるということは、まだまだ先は長く下落相場も始まったばかりだ。2018年の下落相場は最高値からボトムを付けるまでゆうに一年以上。因みに今回最高値を付けたのは今年の4月で現在は5月。まだ一月しか経っていない。そして前回は1年以上に渡る下落相場で仮想通貨市場は壊滅し、総じて10分の1ほどになった。





比較的堅調だったビットコインですら高値の2万ドルから3000ドルほどと7分の1だ。悲惨だったNEMは200ドルが4ドルと50分の1だ。まあ未来の犬コインの姿でもあるが。。今回のBTCの高値は6万ドル。1万ドルまで下げる可能性も十分にあり得る。そもそも価値を保証する担保が何ひとつ無いのが仮想通貨だ。新興企業の小型グロースよりもたちが悪い。。





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2021/05/22

【黄色信号】ビットコインの値動きが怪しい








今週大きく下げた後、若干の反発で終えたビットコイン。そのビットコインから怪しい匂いがプンプンします(個人の見解です)。短期的に大きく反発したあとまたジリ下がり。上昇が続かず売り方の買い戻し程度で終わった反発だが、まだまだ逃げ遅れた資金が大量にある。




また下落した後、底を確認し勇んで買い向かった資金がすでに含み損だったり、含み益がみるみる少なくなれば。。。。慌てて出口に殺到する局面が再びきてもおかしくはない。因みに私が狙うなら商いの薄い時間帯で、ストップロスが多く入っていそうな所だ。商いが薄い時間帯はもちろんNY時間の日曜日未明とか(個人の見解です)。




BTCUSD、日足チャート





さて、もしあなたが投機家で直近の下落でビットコインを購入し、そして下落した場合の損失を限定させるためにストップロスを入れるならどこに入れますか?3万2千あたりではないでしょうか?ココらへんまで来れば危険だ。



逆にもしあなたが下落傾向にあるビットコインに空売りを入れるならどこで空売りを入れますか?もしくは短期売買目的で直近の下落で買ったビットコインを利益確定するならどこで売りますか?4万8千あたりではないでしょうか?一番下の200日移動平均線を超える事が出来れば、次の移動平均線であるこの水準までの反発が望めるからだ。またこの水準は下落の起点でもある。




BTCUSD、週足チャート





直近の下落は、週足の25日移動平均線を割った事で多くのストップロスの雪崩が起こったのが原因だ。つまり意識されやすい。また日足で全ての移動平均線を割った事で、次に意識されるのがこの週足のチャートだ。この週足のチャートの25日と50日移動平均線に挟まれた状態で暫く推移しそうだが、どちらかの移動平均線に近づけば危険だ。




ビットコインに長期投資目的で資金を入れるのはまだ早いだろう。現状は落ちるナイフだし、移動平均線が下向きで価格がその下で推移していれば本格的な資金の参入は無い。また2018年、年始の下落相場でもそうだったが大抵はなべ底を這うような価格推移となる確立が高い。V字で回復する確立は2割程度だ。








株式市場には多くのアノマリーがあるが、この週足チャートの前回の高値である2万くらいも見ておいた方が良いだろう。前回の天井が今日の底という訳だ。つまりココで買いを入れたり、売りを手仕舞ったりする支持線となりやすい。また高値の6万から3分の1にあたる水準でもある。半値八掛け二割引という訳だ。




まだまだ注目を集めるビットコイン。即ち多くの資金が入っているのが現状だが、これから新たに入る資金は限定的だ。なぜならコロナ給付金は無いし、そもそも高い水準にあり、下落傾向の落ちるナイフだからだ。勇んで買っているのは直近投資を初めた投資家くらいだろう。




今は週足の25日、50日移動平均線の丁度真ん中あたりで、暫くはこの水準で揉み合いそう。しかし上値は相当重い。ある程度資産性のあるGAFAMですら重い展開で、そんな状態で仮想通貨市場が潤うとは思えない。足元のインフレでゴールドの価格は上がっているが、デジタルゴールドとも言われるビットコインはやはり怪しい。先行指標でもあるコインベースも下落しておりとっても怪しい。。。





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2021/05/21

【ガザ地区】停戦発行もさらに分断が進む結果に









イスラエルとパレスチナ自治区の武装勢力ハマスとの間で停戦の発行です。11日間続いた今回の衝突だったが、長引けば反イスラエルの論調が増長するであろう国際世論を考慮し、国際的な孤立を避け、また強固な関係を結んでいるアメリカ側に批判の矢が向くのを恐れたバイデン政権の意向もあり、停戦に合意したイスラエル。





そして脆弱な経済基盤しか持たず消耗戦になれば確実に不利になり、パレスチナを実質支配しているハマスに対して同じパレスチナ人からの反感が高まりかねず、また他の勢力に基盤を脅かしかれない自体を考慮したハマス。パレスチナは今でこそハマスが主導権を握っているが、一枚岩ではなくアラファト議長が率いたパレスチナ解放戦線など多くの組織があり、他の組織に足元をすくわれかねない。双方ともここらへんが痛み分けと読んだようだ。


こちらも参考









表向きなニュースは、アメリカがイスラエル側に停戦を促し、テロ組織のハマスとのパイプを持たないアメリカは中東の主要国にハマス側に停戦を依頼。ただし内情は上述の通り組織や国として存続させるための損得勘定で双方ともこれ以上継続するのは不利になると考えたらしい。





今回の衝突でパレスチナ側は200人以上の犠牲者と多くの負傷者、そしてイスラエル側は20人ほどの犠牲者がでたとのこと。そしてここからは私の試算だが双方共に400億円ほどの経済的な損失が出た模様。多くの軍事費を費やしたイスラエルと空爆により多くのインフラや建造物が破壊されたパレスチナ側。





今回話題を集めたのがイスラエルの防空システムアイアンドームだ。3000発ほどのロケット弾や迫撃砲がパレスチナ側から放たれたが、イスラエル側の損害は、空爆に晒されたパレスチナ側と比較して損害も犠牲者を遥かに軽微だったのはこの防空システムがあったからだと言われている。










3000発のロケット弾や迫撃砲の内、約半数にあたる1300発ほどが迎撃されたとのこと。因みに迎撃対象になったロケット弾の90%は迎撃されたとの事で、ほぼほぼ空からの攻撃を防いだまさに鉄のドームの役割を果たし、イスラエル側の損害が少なかったのはこの防空システムに頼るところが大きい。




因みにハマスのロケット弾はお手製の単管パイプロケット弾だ。弾薬は農業肥料に使われる硝酸アンモニウムに軽油などを混合した硝安とも呼ばれる爆発物で、日本でも発破工事でよく使われる安上がりだが強力な爆発物だ。同じく中東のレバノンで昨年大爆発を起こしたのもこの肥料用の硝酸アンモニウムだ。








今回のイスラエルの一連の軍事費は300億円から400億円前後と見る(個人の見解です)。一発5万円ほどのお手製のロケット弾を一発500万もするアイアンドームで迎撃する、弱者の戦略としては、ハマスのとった行動は正しいと言えるが、その後の空爆で多くの損害を招いた事から、兵器だけでの損得勘定だけでなく総合的に見れば、経済的にも軍事的にも戦略的にもハマスの敗北だろう。まあ負けると分かっていながらもやらなければいけない状況だった訳だが。。またイスラエルとパレスチナの間でさらに分断が進んだことだけは確実だ。





因みにアメリカの迎撃ミサイルのパトリオットは、2万円のドローンを迎撃するのに1億円の費用が掛かるとのこと。もちろんこのアイアンドームの開発には裏でアメリカがかんでいるは言うまでも無く、また今回の衝突で良い宣伝になった所で手打ちとしたのは、今後の兵器の販売である程度の投資が回収出来るし、相手により多くの損害を与えたので、国際的に孤立する前に手を打ったのがアメリカとイスラエルの本音だろう。つまり戦争もコストパフォーマンスという事だ。




因みにアイアンドームは弾倉のようなランチャーに5X4列の20発の迎撃ミサイルが詰め込まれている。一発のお値段は500万円ほどなので、1ユニット20発で1億円。1000発で50億円だ。もちろんそれとは別に輸送や設置、展開、防空レーダーシステムなどの費用も掛かるし、空爆にも費用は掛かる。








アイアンドームは魅力的な防衛システムだ。イージス艦に備え付ければかなりの防御力となるし、空母打撃群を効率良く運営するためにも必要だ。またイラクやアフガンで展開する自軍の基地の防衛や、アルメニアとアゼルバイジャンで起こったドローン戦争でもこれがあればかなりの効力を発揮したことだろう。アイアンドームの防空レーダーシステムと連携した追尾、誘導、迎撃までの一連の流れは非常に魅力的だ。




多額の戦費を費やしたイスラエル側だが戦費以上にパレスチナに損害を与え、また自国の損害以上にパレスチナに損害を与えたが、兵器の販売である程度の元は回収出来る。しかしインフラや建造物を空爆により破壊されたパレスチナ側は厳しい状況に置かれている。常日頃からイスラエルに煮え湯を飲まされているパレスチナ。





イスラエルがパレスチナに行っている行為は、かつてナチスがユダヤ人に行ったソレだとも言われているくらいだ。今回の衝突でさらに分断が進むのは言うまでも無く、またパレスチナとイスラエルの経済的、軍事的格差がますます拡大する中、平和的に解決するのは不可能だろう。はっきり言ってイスラエルが暴挙に出ればパレスチナを廃墟にするのは簡単な事だ。




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2021/05/20

【朗報】市場の過熱感薄れる








昨年のコロナショック以降、多くの資産クラスを暴騰させていった緩和マネー。しかしながら直近のインフレ懸念で調整を余儀なくされ下落、年始の過熱感も随分薄れました。慎重になった投資家が多いため暫くは上値は重たいが、それでも今引かれた資金の行き着く先は株式市場である確立が高い。インフレ下では現金の価値が目減りするため、それ以外の選択肢を取らざる負えないからだ。





コロナショック以降まず初めに暴騰したのがGAFAMなどの大型ハイテクグロースだ。個人に支給された給付金が株式市場に向かい、上昇するから買われ、買うから上がる株式フィーバー。またコールオプションのレバレッジを掛けた買いで、売り手がヘッジの為に多くの株式を買わなければいけない状況を作り出し暴騰に拍車を掛けた。



参考








しかし暴騰は続かない。その後GAFAMなどは現在まで続く横ばい。投機的な資金の受け皿になったのはモメンタム銘柄のGMEや小型グロース、バイデン政権誕生による政策関連銘柄だ。今年の2月頃のGME株のショートスクイズ騒ぎは記憶に新しい。しかしそれらの銘柄も一通り資金が一巡した後は祭りも終了。いっときの過熱感は幸福と共に消えていった。




世紀のショートスクイズ









そして次の投機資金の担い手に上がったのが仮想通貨市場だ。仮想通貨取引所大手のコインベースの上場で、今後もますますクリプトコイン市場が盛り上がるかの様な幻想を見せ、ビットコインを初め多くの通貨が暴騰。そこに拍車を掛けたのがイーロン・マスク氏などのインフルエンサーだ。




しかし仮想通貨の熱狂も短命に終わり現在に至る。一通り様々な資産クラスを暴騰させたがやはり平均回帰、どの資産クラスも然るべき価格に戻って来た感。つまり多くの資産価格が調整したことで、市場にあった過熱感も随分薄れたと言える(個人の見解です)。


BTCはヤバイ







今回調整したことで、多くの暴騰暴落した資産クラスをさらに買い上がろうとする気運は薄れ、慎重な投資家が多くなったのは間違いない。過熱し過ぎた市場に冷水を浴びせるには十分な調整で、コロナショック以降投資を初めた投資家達に自分の頭で考える重要さを教えるには十分であった事だろう。




さて、下落傾向の株式市場が今後どうなるかは分からないし、金融市場は往々にしてオーバーシュートするものだが、過熱し過ぎている資産クラスを買い上がったり、落ちるナイフを掴みに行くのは全く勧めない。しかしながら慎重な投資家が多い時や、悲観的な時こそ資金を入れて行くべきだ。そう暴落は買いだぞ!!!




あっ、BTCは週足の50日移動平均線あたりまで引き付けましょう。暫くは週足の25日と50日移動平均線に挟まれた展開となりそうです。







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2021/05/19

【BTC】ビットコインは一時高値から半額の三万ドルに








金融市場は全般的に軟調な展開です。株式は再びインフレが嫌気され反落。しかしながら米10年物国債金利が反応していないので売りは限定的です。もしインフレが嫌気されるなら金利は上がり、債券価格は下がって然るべきではないでしょうか?




これはFedの低金利政策がインフレにより軌道修正性されるのではないか?と市場が考える反面、現在進行系で量的緩和が行われており、双方の板挟みで動けない状態が現在の米10年物国債金利に反映されている。そして直近のFedの主張は、高い失業率をかえりみ、暫くは緩和傾向が継続されるそうだ。










今後株式市場に起こりうる事とは?
もしFedが軌道修正をした場合、一時的に株式市場は下落するだろうが、長期的にはプラスに働く。もし利上げが示唆された場合、まずコロナショック以降の低迷する経済から脱却した事を意味し、今後も力強い上昇が期待出来るからだ。そしてインフレ下の利上げはもちろん適切な措置であり、物価の安定は経済の安定をもたらす。





しかしFedがこのまま緩和傾向を継続した場合は、インフレにより経済は不安定化するが雇用の伸びを下支えする。株式市場は、インフレが意識(利上げが意識)される度に小さいクラッシュを起こすが、基本的には上昇は継続する。そもそも利上げされるよりも、インフレの状態の方が株式はより大きく上昇し、バブル化の懸念すらある。





つまりどちらにせよ指数で運用されているなら株式を手放す局面ではない。現状は、雇用の最大化と経済の安定化、このどちらかをFedが選ばなければならない局面だ。詳しい記事はコチラ。







そして今日もっとも弱い市場が仮想通貨だ。ビットコインは一時20%を超える下落幅で、そうそうにして高値から半値で週足50日移動平均線で一旦は反発している状態。下落の要因は、中国政府がさらに仮想通貨を規制するとの報道がなされたためだが出処は不明。すでに禁止されていたような気がするが。。。何か悪い大人たちの悪意を感じないでもないが。。



暴落前のBTCUSD、週足チャート







そして多くの仮想通貨取引所にアクセスが殺到し、サーバーがダウンしている様子。はっきり言って不安定なジェンガ状態だった直近のBTC。暴落の理由をテクノキングとか中国政府のせいにする向きがあるが、もしこれらが原因だと思うなら、あなたは投資家を辞めた方が良いだろう。




不安定なジェンガが倒れ始めたのに、ピサの斜塔状態で済むはずが無いし、重力に逆らって再び元の状態に戻る訳がない。不安定なジェンガが一度倒れ始めれば、倒れきるまでは当然ながら継続する。そしてその倒れ始めたジェンガ状態だったのが直近のBTCだ。つまりイーロンや中国政府が何を言おうが結果は変わらなかったと言える。それをイーロンや中国政府の責任とするのは大きな過ちだ。投資家を辞めた方がいいレベルの間違いということだ。




今後のBTCは暫くは、反発やデッド・キャット・バウンスを繰り返しながら底値を模索する動きとなりそう。なぜならまだまだBTCを抱えている投機家が多いし、また直近の下落で買い向かった資金も滞留している。つまりこいつらが諦めるまで下落の余地はくすぶり続ける。BTCは終わりだ、と言われるようになり低迷。そして誰も見向きもしない時が絶好の買い時だ。






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2021/05/17

【受難の時】ARKKの様なグロース系は終わり臭い







週足の移動平均線を完全に下抜けたBTCやARKK。上場したばかりのCOINも安値を更新中で、600ドル当たりで何度か反発していたTSLAも遂にその水準を割り完全に小型グロースのバブルは終わった感。そもそも今回の小型グロースが大暴騰した経緯は、アメリカ政府やFedによる財政出動もそうだが、TSLA株に起因する所が大きい。




TSLA株が大暴騰したことで、次のTSLA株を探す動きが市場で活発化し、まずはEV関連が暴騰し始め、その後は全固体電池などその周辺銘柄。そしてそれ以外のSAASやSPAC、マリファナ関連、バイデン政権の政策関連へと波及した。最後にそれらの資金が向かった先はBTCだった訳だが、今回の下落で週足75日移動平均線を割りポツダム宣言。





TSLAが割安とか、訳の分からん事をまことしやかに言い始める論調が増えた当たりで、最大限に織り込まれたっぽい。つまり欲しい人にはすべて行き渡り、これ以上欲しい人が居ない状態まで買われた訳だ。しかしここに来て週足の移動平均線を割り込んだ事で、今回の調整は長引く可能性が高い。








それこそGAFAMやNASDAQあたりも暫くは重そう。GAFAMも昨年1月のコロナショック前の高値から2倍から3倍と大きく上昇している。これはコロナによる自宅待機の特需があった訳だが、今後もこの流れが続くとは限らない。そもそもいい加減外に出たいしステイホームも飽きてきた。





そして株価は2倍、3倍と上がったが、業績が2倍、3倍となった訳ではない。株価が上がったのは業績の向上もさる事ながら、金利の低下によってもたらされた面が大きい。これは割引き現在価値と言われる概念で、現在の価値を計算するにあたり未来の収益から金利分を差し引いて計算するからだ。



皆さんもご存知の通り複利の力は強烈だ。借金が雪だるま式で増えることが、GAFAMなどの価値を算出するにあたり、金利の低下でその価値が雪だるま式で増えたのだ。もちろん金利の低下は、コロナショックによる一時的な経済の停滞によってもたらされた事でその影響が未来永劫続く訳がない。






金利の上昇傾向は継続だし、インフレも増加傾向だ。また下落傾向にあるハイテクグロースが移動平均線の下で推移している間は弱気相場は継続する。トレンドとは継続するからトレンドだ。それでもダウやSP500は資金流入過多になりやすい。市場には緩和マネーがまだまだ存在するからだ。これらの資金は、市場の中でより割安でより安全なところへと流れつくからだ。




どの程度グロース株の株価が下がれば、業績の安定した銘柄と成長性が買われている銘柄との整合性が保たれるかは簡単で、それはもちろんコロナショック前の水準にインフレや金利を加味した水準だ。つまりコロナ前にSP500のPERが24だった場合、GAFAM.COMなどの成長性が買われている銘柄のPERは36だが、インフレや金利がその当時以上になれば指数とグロースの乖離は縮まる。それが現在進行系で起こっていることだ。





しかし最終的な勝者は、指数でもグロースでもバリューでもない。インフレを製品価格やサービスに転嫁できる企業となるだろう。インフレによる株価の低迷は短期的な傾向であり、長期的にはインフレ分株価も上がるし、企業の業績もインフレ分を転嫁出来るなら上がるからだ。今弱いグロースは低迷している時こそ買い進めるべきで、市場が過熱し、皆がこぞって買っている時に付和雷同で買うべきではない。






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2021/05/16

【XOM】パレスチナ問題再燃で爆損モービルの時代到来か?









世界の燃料庫とも言われる中東、そして中東の火薬庫イスラエルでまたパレスチナ問題の再燃です。もともとは一つの宗教でアブラハムの宗教とも言われるジュイフ、クリスチャン、イスラム。そのアブラハムの宗教の聖地であるエルサレムでイスラエルとパレスチナの対立が再び激化。





対立の発端はイスラエルの建国の日(1948年5月14日)が迫りパレスチナ人への取締を厳しくしたことだ。そこにイスラム教のラマダンで苛立っていたパレスチナ人が抵抗を初め、自体が激化。パレスチナの過激派組織ハマスがイスラエルへ向けロケット弾を飛ばし、報復としてイスラエルがパレスチナを空爆する。





世界や国連は制止を求めるが、紛争は始めるのは簡単でも、止めるのは難しい。すごーく難しい。引くに引けないし、相手が攻撃してくるのにコチラは何もしない訳にはいかない。イスラエルはもちろん国連の制止を拒否。後ろ盾にジャイアンがいるので引く理由は一つも無い。またパレスチナはイスラエルを包囲するようにアラブ人が連帯しているのでコチラも引く理由は無い。









そこでもはや定期とも取れる対立の激化が中東戦争だ。つまり構図はイスラエルの建国から何一つ変わらず。アラブ連合 対 ジュイフ連合だ。因みにオイルショックは1973年の第四次中等戦争が発端だ。当時のアラブ諸国で構成されるOPECがイスラエルやアメリカ、その同盟国(NATO)への原油の供給を渋ったのが原因だ。



つまりイスラエル寄りの国へ原油の供給を断つことで、イスラエルへの加担を制止しようとした訳だ。当時の世界の原油の8割が中東原産だ。原油の100%を中東からの輸入に頼る日本は、真っ先に混乱しトイレットペーパーが店頭から消える買い占め騒ぎが発生。あれから半世紀、コロナショックでまたトイレットペーパーが店頭から消える買い占め騒ぎが2020年に発生。




国民性というものは変わらない。パレスチナとイスラエルは半世紀たっても対立を続け、それに加担するアラブ諸国や欧米。それを見てパニックに陥る我らが日本人はトイレットペーパーの買い占めに走る。半世紀ぐらいじゃ国民性は変わらない。やれやれだぜ。








脱石油とは何だったのか?カーボンニュートラルとは何だったのか。もはや我々のDNAに条件反射として刻み込まれたのが、中東が不安定になると原油が上がるというこの構図。脱石油とか言ってんだったら原油の依存度減らせや。もちろん減るどころか、核への依存を減らすために化石燃料への依存度は増すばかり。




コロナショックで産業需要も個人需要もパッタリと無くなり実需が消えた原油。一時期原油先物がマイナス価格になった事で世間を賑わせ、「まさか原油価格がマイナスになるはずが無い」と踏んだ投資家に地獄を見せることに。そして原油価格はマイナス50ドル付近まで下落し、1バレル、160リットルの原油を引き受けると処分費として50ドル貰える石油輸入国の日本が歓喜する自体に。




もちろん当時の日本も実需がサッパリ消え、石油は安いけどすでに受注した分がダブつき、沖合にあるタンカーまで満タンの状態で、石油は安いが入れる器がない状態。そりゃ下がる度にナンピンしていればそうなるわな。。だれもマイナス価格になるとは思わんし。







日本では原油先物に手を出している投資家は少ないが、世界第二の消費国で、世界第一位の輸入国である中国は、原油がマイナス価格になった事で多数の投資家が飛んだとか。。。ざまあ。。だが私が先物の口座を持っていたら爆死していたことだろう。。笑えない。。。




足元で進むワクチン接種。コロナからの脱却で復調しつつある経済と財政出動のやり過ぎでドルが紙くず化し、インフレが進み結果としてコモディティの価格が急上昇している。もちろんコモディティの上昇やインフレの恩恵を受ける資源関係の銘柄は潤っている。




そこに追い打ちを掛けるかもしれないのが、中東の不安定化だ。戦争は経済を潤す。良くも悪くも戦争で儲かる企業はゴマンとある。死の商人と言われようが戦争はビジネスだ。もちろん我らが爆損モービルも儲かるくちだ。まさか期待通りにしっかり火に油を注いでくれるとは思えないが。





高配当株はお終いと言われて久しい今日この頃。それでも未だに根強い人気を誇るXOM。直近の流れから、次の投機資金はBTCなど仮想通貨からコモディティやその関連銘柄に流れる可能性も。どうでしょう?






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2021/05/15

【赤信号】ビットコインはヤバイ








仮想通貨市場にヤバイ空気がタラリ。チャートがどうとか、出来高がどうとかじゃなくて、この匂い(個人の見解です)。そもそも直近優秀なセールスマンのテクノキングが梯子を外し、宙吊り状態の短期利ざや目当ての投機資金が助かるとは思えない。もし私が狙うなら商いの薄い時間帯だ(個人の見解です)。定期アメリカ時間の日曜日未明とか。前回の暴落はこれ、真珠湾奇襲も当然ながらこれだ。




直近多くの投資家が下落傾向にあった小型グロースから逃げ出し、向かった先が仮想通貨市場だ。つまり一番盛り上がった市場であり、COINの上場で一抜けした資金もあるが、それでもまだまだ投機資金が滞留している。こいつらの握力なんて三歳児以下だ。投機資金が多ければ多いほど、流出する速度は早くなり下落は加速する。因みに仮想通貨と連動するCOINは安値街道爆進中だ。つまりはそういう事だと。





BTC週足チャート







上記のチャートは週足だが、日足ではすべての移動平均線を下抜け嫌な空気がタラリ。現在は何とか週足の25日移動平均線に引っ掛かている状態。直近の安値にあたる現在の価格は割安に感じるが、すでに多くの投資家が逃げ遅れこいつらが出口を伺っている時間帯。かなりトップヘビーで不安定な状態だ。




BTCの時価総額は100兆円ほどとか。かなりの額の投機資金を飲み込めるほどのクジラは存在しない。逆に幻のクジラがいるなら嬉しいくらいだ。乗り遅れた投資家が割安感から飛びついているようだが、10中8、9デスマーチだ。市場に残された投機資金は少なく、全員で頑張って買い上がっても無理だし、爆死覚悟でソフバンかアブダビ投資庁がレバレッジ掛けて特攻しても無理。









つまり無理なものは無理だ。膨らみすぎた風船はしぼむか破裂する運命にある。デジタルゴールドの異名を持ち、ある程度の実需としてダークな奴らや自国通貨が不安定な残念な国から支持を集めてきたBTC。だが実需以上に多くの投機資金が流れれば価格はボラリティが増すのは当然。




定期的に最高値を目指す性質からここで仮想通貨が絶滅する訳ではないが、どうせ投資するなら安いに越したことはない。つまり多くの人がこぞって買っている今ではなく、低迷し見向きもされない時にBTCは買うべきだ。ホルダーは?残念。南無阿弥陀仏。。。まあ週足の50日移動平均線がすぐ下に控えているので、高値の半額、3万ドルくらいで助かるんでね?





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2021/05/14

【金曜日】週末前にショートの手仕舞いで一旦反発









インフレの上昇を嫌気して大きく売られた週前半から打って変わって今日は全面高です。直近まで大きく売られていたARKKなどの小型グロースも今日は一旦反発しているが、ショートカバーの域を出ない弱い反発で、多くの銘柄が直近のマイナスをカバー出来ていない状態。




ARKKなどの小型グロースやラッセル、ナスダックなどリスクが高い資産クラスは、日足の移動平均線の下で推移しているため、本格的な上昇はまずここを抜ける必要がある。しかしながらSP500やダウは引き続き底堅い展開が期待出来そうだ。金余り相場や中央銀行の緩和的なスタンスなどの世相を反映し、インフレ懸念による大きい下落もダブついた資金に一旦は飲み込まれた形。





米10年物国債金利もインフレを見越して一旦暴騰したものの(価格は下落)、落ち着きを取り戻し小康状態。また跳ね上がった恐怖指数も戻している。インフレが高止まりすれば、また金利の上昇が嫌気され市場が不安定になる可能性がある。









しかし今年に入ってから同じような局面に何度か遭遇するも、SP500とダウは上昇し続けている。なぜなら通貨価値が下落しており、相対的に他の資産が上がるからだ。またインフレや金利の上昇も、何度か同じような局面に遭遇し続ければそのうち慣れる。しかし市場が再び過熱するのは時間が掛かりそうだ。




昨年秋に大きく買われたGAFAMなど大型ハイテクグロース。AAPLやAMZNはその当時の高値を未だに超えられず。その後大型グロースを暴騰させた資金は新興市場など小型グロースなどSAASやSPAC、マリファナなどの銘柄を何倍にも急騰させる。しかし2月のゲームストップ祭り以降は、それらの資金は、小型グロースやARKKから抜け出し、仮想通貨市場へと巡る。




小型グロースは市場が小さいため少ない資金で暴騰、暴落とななり、仮想通貨市場はそれらの資金を吸い寄せた。その仮想通貨市場もCOINの上場で一旦は高値を付けた感。短期的な利ざやを狙う資金も最終的に幅広い銘柄に分散され、SP500などの指数に吸収された様子。次SP500が溢れ返り、そのこぼれ落ちた資金が向かう先はどの市場となるのか?







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