この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。
イランがホルムズ海峡を閉鎖してから2週間が経ちました。原油価格は上下すれど一週間前から横ばいです。それでも一時は年始から2倍となる1バレル120ドルまで急騰。また足元ではガソリン価格が値上がりしています。では今後はどうなるのでしょうか?高市政権はガソリン価格の高騰を抑えるため、すでに民間、政府備蓄合わせて50日間分の放出を決定。それと共に燃料費の補助を供給元に与え、小売価格が1リットル170円前後になるように調整すると言っている。
海峡の閉鎖によりタンカーはホルムズ海峡を超えることが出来ず、それ以前に出発したタンカーが続々と東アジアに到着している。また2026年までは大幅な供給過剰状態だったため、一時的に120ドルまで上がった原油価格も結局90ドル前後で落ち着いているのが現状だ。タンカーが東アジアに到着するまでに掛かる時間は20日程度と言われている。つまりあと一週間程ですべてのタンカーが到着する事を意味する。それ以降は原油の供給が激減、そして不足分を備蓄で穴埋めすることになる。
あと一週間、その間にホルムズ海峡が正常化すると考えるのは余りに楽観的だ。アメリカが降伏でもしない限り正常化は無い。ではそれ以降どうなるのか?備蓄の減少と共に原油価格が上昇。もちろんガソリン価格も上昇し、全ての商品が値上がりする。そして輸送コストも大幅に上昇。例え価格が2倍になれど製造出来たり店舗で購入出来ればマシな方だろう。最悪なのはコスト割れし、製造出来ない、製造しない、輸送しないなどと言ったことになれば、店舗から商品が干上がる。それでも現在の人類は知らなかったが、コスト割れで商品が作れないくらいは、マシな方だったと。。。
コスト割れなら赤字で作るだけだ。そうすれば商品の供給は出来る。最悪なのは原材料が無くなり製造すら出来ない事だ。つまり今ある分で供給が途絶える事を意味する。今はパニックは起きていない。コロナの時はパニック買いがおき商品が店舗から消えたのも記憶に新しい。しかしながらロックダウンになれど、製造自体は続けられたため供給は続き、店舗の商品は時間と共に回復した。今回の危機はそれを大幅に上回る。製造が途絶え、供給も時間と共に細りそして消える。お前らに足りないのは危機感だろう。90%の原油が中東産なのに、商品が供給され続けると考えるのは余りに楽観的だ。
今の人類は知らなかった。例え価格が2倍、3倍になれど商品を買う事が出来るのならまだマシだったと。商品が消えるのも時間の問題だ。前回のコロナショックはお金を刷る事で解決することが出来た。事実全世界がそれで対応し、コロナ渦を乗り越える事ができた。しかし今回の危機は違う。お金を刷っても原油は増えないし供給されない。当然原油を刷ることも出来ない。我々に出来る事は、ホルムズ海峡が正常化する事を全力で祈るか、先を見越して今動くかだ。つまりある程度の日用品や食品をストックする事だ。
コロナの時のパニックは完全に馬鹿げていた。供給は続くのに買い占めが起こった。もし平等に分け合えば全然不足することは無かったのだ。しかし今回は違う。供給が止まり商品が消えるのももはや時間の問題だ。この記事を見ているなら消費期限が無い物なら、取り敢えず何でもストックしておくべきだろう。
1、ホルムズ海峡が正常化し、原油価格は落ち着く
2、ホルムズ海峡の閉鎖が長期化し全ての商品が値上がりする
3、原油が需要に対してまったく足りず、商品が消える
もしあなたが1の結果になると考えるなら通常通りの行動を取れば良い。しかし2や3の結果になると考えるなら、そもそもとして今買っておけば安く買える。今回の原油価格の高騰で商品の値段が上がるのも、もはや秒読みだ。そうでなくても円安と原油高が進み商品価格が上がっており、それらが小売り価格に反映されていなかった分がひと月もせずに一気に来ると言うのが私の持論だ。三月は決算シーズンだ。また新年度に合わせて確実に価格の改定も行われる。我々に残された時間は良くて2週間ほど。
コロナ渦の時は買い占めおばさんと言うワードが飛び交ったが、買い占めではない。価格が上がる前に消費期限が無い物に限っては、1年間分ほどのストックを持とうと言っているだけだ。買い占めで値段を釣り上げる意図も無ければ、他の人の購入を阻害するという意図も無い。家計の生活を防衛しようと言っているのだ。勿論イランが封鎖を直ぐに解除すると考えるなら何も持たなくてもいいし、今回の問題が長期化すると考えるなら半年から1年間分ほどのストックを持つのも良い。確実に言えるのは早く動けば動くほど良い結果となるだろう。
私に言える事は、値段の上昇は確実に起こるという事だけだ。すでに年始から原油価格は50%上昇しており、足元では円安も進んでいる。そして採算割れすれば、製造を止めるとこも出てくるだろう。もちろん例え赤字になっても社会的責任を果たす為に製造を続けるところもあるだろうが。。。最悪なのは、原材料が無くなり製造すら出来なくなる事だ。輸送すら出来なくなる事だ。特に小さい事業所は耐えられないだろう。地方の小さい運送会社なんかは、赤字を垂れ流してでも輸送するとは考えられない。公共のバスですら輸送に問題が出てくるはずだ。
値段の上昇ですめばまだ良い方だと言える。多少高くても商品はあるのだから。しかし最悪を想定するなら、製造が出来なくなり供給が止まり商品が棚から消える事を想定すべきだ。幸い日本には250日分の原油の備蓄がある。と考えている輩も沢山いそうだが、本当に半年持つのか考えてみよう。我々日本は資源も食料も商品も多くの物を海外から買っている。特に食料に限っては、自給率が30%と言われるくらいだ。つまり我々は大丈夫だと思っても、他の国で原油が底を付き製造出来なくなれば、日本に供給される事は無くなる。つまりいくら日本が250日分の原油のストックがあろうが、海外は全然大丈夫じゃないのだ。
中国の原油の備蓄ですら100日。あの大国ですら100日分の備蓄しかない。にも関わらず中東産の原油が供給の80%ほどと言われている。それもあと一週間で順当に止まる予定だ。しかし他のアジア諸国は、韓国を除けば1月分前後の備蓄しかない。つまりあと一か月前後でこれらの国から日本への供給は無くなる。そもそも他の国も当然自国を優先するはずだ。つまりひと月と待たずに供給がストップする可能性がある。当然中国も自国を優先するため、敢えて日本を生き延びさせるために供給する訳が無い。自分のとこの備蓄を削って、命を削ってまで輸出し外貨を稼ごうとは思わないだろう。
これらの状況を鑑みれば、供給不足により商品が削られていくのも時間の問題だ。多かれ少なかれ商品の供給が少なくなる。そして確実に値段は上がる。これは前回の記事でも書いたが需要に対して供給が10%少なかっただけでコメ価格は5キロ2000円から5000円と2,5倍に跳ね上がった。そして日本は資源の無い国だ。海外からの供給が無ければ直ぐに干上がる。干上がるのは庶民だけではない。例えお金持ちだろうとも無いものは買えないのだ。今あんたらに必要なのは危機感だろう。「普通に生きる」権利は早い物勝ちだ。もちろん今なら格安だったと、近い将来にため息をつく事になるだろう。ため息くらいで終わるとは思わないが。
日本の備蓄が250日あり、自国は大丈夫だと考える輩も多い。本当にそうだろうか?海外からの供給が先に消える可能性はかなり高い。兵糧攻めを食らう未来は来ないと考えるなら、半年以上もつと考えるなら、原油だけなら250日もつと考えるなら、政府が何とかすると考えるなら、その考え方は楽観的すぎる。原油は食べる事が出来ないし、けつを拭くことも出来ない。例え食べ物が無くても、トイレットペーパーだけは切らす訳にはいかない。不衛生なのは耐えられない。例え餓死しようともトイレットペーパーだけは切らさない。葬式の時に「何かうんち臭いね」何て言われたら一生の恥だ。いやもう死んではいるが。そう私は清く死にたいのだ。
日本政府に出来る事は無い。コロナでは現金を刷る事で状況を打開出来た。しかし今回は現金を刷っても、原油は増えないし、原油を刷る事も出来ない。唯一出来る事はイランに遺憾の意を表明することだが問題は何一つ解決しない。無い物は無いのだ。唯一の救いは、直近までかなりの供給過剰で原油はダブついており、あと一週間はタンカーが日本にやって来る事だ。そして何だかんだ言って日本は金持ちの国で、海外資産もうなるほどあり、金さえ積めば優先的に売ってくれる国もあるだろう。が他の国の原油が底を付き餓死れば、それらの国からの商品や食品の供給は止まる。
目先のガソリン価格の高騰を抑えるために、備蓄の放出を決定した高市政権。しかし私から言わせれば悪手だ。もちろん庶民は短期的に助かるが、延命というよりは命を燃やしてガソリン価格の値段を下げているのが実態だ。今後は備蓄が少なくなるたびに、人々は恐怖し、原油価格は上昇する。備蓄さえ残しておけば延命出来たが、政府は逆に備蓄を放出し短期的な利益を取った格好だ。今が宴の時ならばジャバジャバ飲めや踊ればで消費を優先。しかし市場は確実に足元を見る。備蓄が多ければ多い程、価格の上昇は緩慢なものとなるはずだったが、速攻で貯金を取り崩し始めた。はっきり言って、多少の値上がりは容認し、国民に節約させ、今ある原油は出来るだけ長期間温存するべきだっただろう。安ければ消費もそれだけ早くなるのだから。
以下まとめ
まだ商品はある。売り切れた物は無い。しかしこの現状は長くは続かない。例え商品の供給が止まることはなかろうが、値段が上がるのは確実だ。そして最悪を想定するなら供給が止まり、商品が棚から消える事だろう。コロナの時は供給は止まる事は無かった。一時的に品薄にはなったが、並べば買えた。しかし今回は供給が止まる。いくら並んでも無い物は買えない。お金があるかないかの問題では無いのだ。投資家でお金があろうが、政府が現金を刷ろうが問題はお金の多寡では無い。そして速攻で貯金(原油備蓄)を取り崩し始めた高市政権。多少の高値を許容し、国民に節約を強いれば延命出来たが、今回の決定で足元をすくわれる事にならなければいいが。。。先に緊急法案の時限法で原発を動かし、原油は温存することも出来たはずだ。原油の備蓄の減少は不安の増大を意味する。悪手を選んだ政権。上に政策あり、下に対策あり。私は投資家なんで先を見越して行動するし、他の投資家より先に行動するし、政府の足元を見て行動しますよ。
アーストラビスタベイビー。。。