2026/03/19

【イランショック】ネタニヤフ氏、モジタバ師、双方とも死亡か?




この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。


イスラエル首相のネタニヤフ氏、ハメネイ師の次男で最高指導者に先日選出されたモジタバ師、実は双方ともに死亡説が風の噂で流れている。そして両国ともそれを否定するかのような声明をだし、噂を払拭するかのような行動を取っている。イスラエルに取ってはイラン攻撃の先鋒であるネタニヤフの死は、今後の攻撃の弱体化になりかねず、イスラエル軍に取っては避けたい自体だ。そしてイランに取っては、モジタバ師の死は、革命防衛隊や政権の瓦解になりかねず、これをきっかけに現イスラム体制の崩壊も無くも無い。


まずはネタニヤフ氏に関してだが、こちらはイランのロケットとも自爆ドローンの攻撃を受けたともされている。しかし今、死なれては困る勢力もイスラエルには多い。例え国民の大半から嫌われており、次の選挙では確実に負けるとも言われていようとも、イスラエル人の大半はイラン攻撃を支持している。そしてその噂を払拭するために出した動画が、指が6本あるAI動画で、さらに死亡説を印象付ける結果となってしまった。その後の釈明動画でも、カフェでコーヒーを飲むシーンが公式から放映されたが、こちらもコーヒーがカップから1センチほど溢れている様に見える動画にも関わらずまったくこぼれておらず、こちらも80%の確率でAI動画とAIが判定した。生きているなら本人が出るだけなのである。


そしてイランのモジタバ師。こちらもイスラエル、アメリカの空爆で死んでいるのでは?と噂されている。最高指導者に選出されてから、1週間もたってようやく声明が発表されたが、徹底抗戦を呼びかける声明は、代筆、そしてテレビのアナウンサーによる代声だ。もちろんこちらは次々と政権の中枢が殺害されているため、のこのこと居場所を教える訳にはいかない。しかし居場所を悟られずに録画くらいは出来るだろう。また怪我の状態が悪く、戦争で不安定なイラン国内の病院ではなく、ロシアで療養してるとも噂が出ている。こちらも生きているなら本人が出るだけだ。





事の真相は不明だが、双方ともメディアには現れていない。そして喫緊の課題は原油調達だろう。イランの発表としては、人民元建てであればホルムズ海峡の通過を許可すると8か国と調整中だとの一報が流れた。ただでさえドルの信認が弱まったいる現状に、そしてドルの基軸通貨、ドル経済圏に喧嘩を売る気だ。この8か国とはアメリカとは距離を置きたいBRICS諸国だろう。インドもブラジルも中国もロシアもアメリカとは距離を置きたい、いやどちらかと言えばトランプ氏と距離を置きたい勢力だ。そしてそこにパキスタンやインドネシア、ベトナム、アルゼンチン、ミャンマーあたりがイランとホルムズ海峡の通過を交渉していると思われる。いずれの国も地理的にアメリカからは遠く、政治的にもある程度距離のある国々だ。当然日本も欧州も、先進国と呼ばれる地域はそこに含まれていない。そう、日本も欧州も、イランから見れば当然アメリカと同盟だと思われるのだ。


今週でホルムズ海峡の閉鎖が始まってから三週目。そろそろ閉鎖前に海峡を通過した最後のタンカーがアジア諸国に到着し、それ以降は原油は8割、石油化学、LNGも多くの供給が止まる。また今ある原油を節約するために外出禁止や学校が休校になった国々、すでにガソリンが売り切れになった地域も報道で見受けられる。今後はどうなるのか?もちろん多くの国で産業が止まる公算だ。例え今ホルムズ海峡の閉鎖が解除されようとも、次にタンカーがやって来るまで20日間ほどかかる。その20日間を耐え忍ぶことが出来るのは、アジアでは日本、韓国、中国、シンガポールくらいだろう。


しかし閉鎖が解除される見通しはまったく立たず、海上保険も停止された状態だ。無保険の石油満載のタンカーで、攻撃される可能性が残るホルムズ海峡を横断するような無謀な事など出来ない。経済的に弱い東南アジアの国ではひと月分の備蓄もなく、ベトナムはすでに日本に援助を要請。その日本もプラスチック製品には不可欠なナフサの減産が報道されている。それでも上述のイランの通過を許可するために調整中との一報が流れると原油価格は下落し株式市場は上昇した。例え今海峡を渡ってもすでに手遅れな状況の国も多々あるだろうが、無いよりはマシだし、今ある原油を節約するのも何もしないよりはマシだ。





つまりイランと現在交渉中の国もまったく安泰という訳ではない。供給されるまでに時間は掛かるし、そもそも供給元であるサウジやUAE、カタールなどといった国はアメリカよりだ。人民元建ての支払いを容認するとは限らない。そもそもアラブ系とペルシャ系の対立、シーア派とスンニー派の対立など中東は泥沼だ。そしてイラン自体も石油の輸出をしなければ生計が立てられず、他の中東諸国も原油を輸出し食料を輸入しなければ詰むのは同じだ。今の構図は世界中みんなでチキンレースを楽しんでいるのである。


そんな中、一人ほくそ笑むトランプ大統領。シェールガス革命でアメリカ国内需要をある程度まかなえ、直近併合したベネズエラもある。WBCでベネズエラが優勝した時には「(植民地から)州に昇格してあげる」とのお褒めの言葉も出たほどだ。まあ実際ベネズエラ国民からしたらペソや独裁者なんて捨てて、民主化やドルを取った方が安パイだろう(余計なお世話)。これは為替相場にも表れている。「有事のドル買い」などといった間違った報道も聞かれるが、実際には「有事の円買い」や「有事のゴールド」が正しい慣用句だ。


なぜ有事の際は円やゴールドに資金があつまりドルからは資金が流出するのか?単純に信用の問題だ。双子の赤字を垂れ流す放漫財政で紙幣を刷りまくり、さらに戦争を吹っ掛け戦費の調達でさらに財政が悪化する国と、勤勉に貿易黒字と経常黒字で海外資産を積み上げる国や、供給に制限のあるゴールドどちらが魅力的だろうか?もちろんゴールドや円の方が魅力的だ。しかしゴールドも円もホルムズ海峡の閉鎖以降、ドルに対して下落している。円や欧州通貨が下落するのは当然だ。原油の中東依存度が高く、ホルムズ海峡の閉鎖で受けるダメージがアメリカに対して大きいからだ。それがドルが買われる理由だ。





ではゴールドはどうなったのか?有事にも関わらずドルに対して下落している。そして直近ゴールドは暴騰していたことはご存じだろう。ゴールドがどういった局面で上がるのか?
1、インフレ下
2、金利低下や金利が付かない
直近までアメリカではFedの議長の交代で利下げされると噂されてきた。それがここに来て急に利上げ方向が優勢となっているのだ。当然だ。すでに年初から1,5倍以上値上がりしている原油価格。物価高騰により利上げとなるのは当然の流れだ。金利が上がるなら、金利を産まないゴールドから金利が上がる商品へと資金が動くのである。そして直近、過熱感も否めなかったゴールド。ゴールドはどういった局面に弱いのか。もちろん上記の逆だ。
1、インフレ無き経済成長
2、金利上昇局面


市場は、ある程度原油を自給できるアメリカのインフレは限定的だが、それでも国際市場で取引される原油が上昇すれば利上げは避けられないと見ているのだ。金利が上がればドルは他の国との金利差からさらに買われやすくなる。つまりドルは、原油調達の面で世界の他の国に対して有利で、さらに金利の上昇と二重の面で買われやすくなっているのだ。それでは石油の無い日本や欧州はどうなるのだろうか?


市場はまずはドルに対して円安、ユーロ安で反応している。当然の反応だろう。原油調達の目処が立たずアメリカよりダメージが大きくなるのは確実なのだから。今までは航路上にタンカーがあったため、市場に与えるインパクトは大きくなかった。しかし最後のタンカーが入港し、それ以降のタンカーは不明だ。そして今イランが海峡の封鎖を解除したとしても、最短でもそこから3週間空白の期間が生まれる。しかしながら今封鎖が解除される訳がない。それがイランの戦略でもあり、アメリカの戦略でもあるからだ。





イランからして見れば、ホルムズ海峡を通過するタンカーを止める事で、世界の世論が反アメリカ、反トランプに傾く事を目指しているからだ。すでに世界情勢を顧みずに艦隊の派遣を同盟諸国に要請したトランプ大統領。しかし、日本もヨーロッパも韓国もイランとは上手く関係を築いていきたいのだ。中東はエネルギー保障の観点から良好な関係を築いていかなければならないのだ。もちろんイランに艦隊を派遣する国は出てこず、これに関しては反トランプで世界は一致した。そしてアメリカやイスラエルが空爆を続ける間は、封鎖を解除する理由は無い。もちろんこの賭けにはリスクもある。封鎖が長引けば、日本や欧州などがイランを非難する可能性があるからだ。それをどう反トランプ、反アメリカへと非難の矛先を変えるかだ。


そしてアメリカとしてもこんな所で封鎖を解除してもらっては困る。中国に最大限の経済的ダメージを与えたいからだ。アメリカはある程度の石油は自給できるし、足りなければ近隣のメキシコやカナダ、直近併合したベネズエラから持ってくるだけだ。中国の石油備蓄は100日ほど。こちらもやはりチキンレースだ。NATOとして同盟関係にあるユーロ圏も3~4か月ほどのストックがある。ロシアから買ってくるという選択肢もあるがこれは無い。一方の中国はロシアから購入するだけだ。もちろん中東産が無いと中国国内需要を満たせないが100日分の石油の延命にはなる。それでも世界第二位の原油消費量を誇る中国。世界の工場が止まる経済的ダメージは大きい。内需である程度経済を回せる日欧とはインパクトが違うのだ。


アメリカは無傷で済むのか?原油は国際市場で取引される商品だ。もちろん原油価格の高騰はアメリカ経済にもダメージを与える。直近経済を牽引したAI関連。それに伴いマイニングにAI需要でエネルギー需要が増え電力価格が高騰したことはご存じだろう。しかし原油価格が高騰し電力価格が上がればAIプラントに回せる電力はあるのだろうか?価格を維持しながら同じサービスを提供出来るのか?んな訳ない。ただでさえ採算が危ぶまれているAI関連。AIバブルとも形容される状況だが、電力価格が3倍にでもなれば採算は全く取れないだろう。それこそかつてドットコムバブルで見た、アレの二の舞だ。当時はネット関連というだけで採算など関係なく買われたが。。。




すでにホルムズ海峡が閉鎖されてから3週間が経つ。中東産の原油は世界需要の半分の50%だ。そして海峡の閉鎖以降、中東産の原油の生産は通常時の60%ほどにまで落ちている。つまり世界需要の20~30%ほどの生産が足りてない可能性がある。そしてアジア、欧州域での中東産のプレゼンスは需要の80%だ。原油はしばらくは何とかなる。しかしながらLNGや石油化学製品は1か月分とも言われている。足元ではプラスチック製品もガソリンも高騰しているが、今の高騰は序章に過ぎないだろう。今まではタンカーが入ってきていたのだから。


しかし今後は世界を巻き込んだチキンレースが始まる。海上を航行する中東産の石油タンカーはもう無いのだ。そして再び供給されるには、少なくても20日ほど航行してからとなる。つまり今週で3週間中東産の原油が止まっているが、今後の3週間も入ってこないのは確定なのだ。これがあと2週間続けば合計は8週間、2か月分の中東産の原油が止まる事を意味する。そしてアジア諸国も欧州も中東産の原油の割合が高い。日本に至っては90%を超える。もし二か月中東産の原油の供給が止まれば残る備蓄が一か月ほどしかない国も出てくるだろう。もし後ひと月で石油をベースとした世界経済が、文明が崩壊するとしたら市場はどういった反応をするのか?


以下まとめ
暴落の貴公子と言われた私が戻ってきたということは、それが全てを物語っている。コロナショックでは10%石油需要が少なかっただけで原油価格は半額になり市場は30%ほど暴落した。しかし各国の中央銀行はお金を刷る事で対応することが出来た。今回のイランショックは30%石油の供給が少なくなる公算だ。そしていくら現金を刷ろうが原油は増えない。プラスチックは増えないのだ。石油化学製品、つまりプラスチック原料の備蓄は1か月分だとも言われている。もちろんサプライチェーンの要所、要所でストックがあるため実際にはそれ以上あるが、ひっ迫する公算が高く値上がりは不可欠。また原料不足で生産出来ない商品も出てくるだろう。
さて最後のタンカーが本日入港しました。石油製品によっては1か月ほどの備蓄があります。そして次のタンカーは最速でも一か月以上先です。つまり供給は、備蓄はすでに足りていないのが現状だ。市場が、人々がいつまで平静を装うことが出来るのか楽しみだ。


アーストラビスタベイビー。。。




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2026/03/13

【イランショック】新NISA全部損切り、トイレットペーパー全力買い



この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。



イランがホルムズ海峡を閉鎖してから2週間が経ちました。原油価格は上下すれど一週間前から横ばいです。それでも一時は年始から2倍となる1バレル120ドルまで急騰。また足元ではガソリン価格が値上がりしています。では今後はどうなるのでしょうか?高市政権はガソリン価格の高騰を抑えるため、すでに民間、政府備蓄合わせて50日間分の放出を決定。それと共に燃料費の補助を供給元に与え、小売価格が1リットル170円前後になるように調整すると言っている。


海峡の閉鎖によりタンカーはホルムズ海峡を超えることが出来ず、それ以前に出発したタンカーが続々と東アジアに到着している。また2026年までは大幅な供給過剰状態だったため、一時的に120ドルまで上がった原油価格も結局90ドル前後で落ち着いているのが現状だ。タンカーが東アジアに到着するまでに掛かる時間は20日程度と言われている。つまりあと一週間程ですべてのタンカーが到着する事を意味する。それ以降は原油の供給が激減、そして不足分を備蓄で穴埋めすることになる。


あと一週間、その間にホルムズ海峡が正常化すると考えるのは余りに楽観的だ。アメリカが降伏でもしない限り正常化は無い。ではそれ以降どうなるのか?備蓄の減少と共に原油価格が上昇。もちろんガソリン価格も上昇し、全ての商品が値上がりする。そして輸送コストも大幅に上昇。例え価格が2倍になれど製造出来たり店舗で購入出来ればマシな方だろう。最悪なのはコスト割れし、製造出来ない、製造しない、輸送しないなどと言ったことになれば、店舗から商品が干上がる。それでも現在の人類は知らなかったが、コスト割れで商品が作れないくらいは、マシな方だったと。。。





コスト割れなら赤字で作るだけだ。そうすれば商品の供給は出来る。最悪なのは原材料が無くなり製造すら出来ない事だ。つまり今ある分で供給が途絶える事を意味する。今はパニックは起きていない。コロナの時はパニック買いがおき商品が店舗から消えたのも記憶に新しい。しかしながらロックダウンになれど、製造自体は続けられたため供給は続き、店舗の商品は時間と共に回復した。今回の危機はそれを大幅に上回る。製造が途絶え、供給も時間と共に細りそして消える。お前らに足りないのは危機感だろう。90%の原油が中東産なのに、商品が供給され続けると考えるのは余りに楽観的だ。


今の人類は知らなかった。例え価格が2倍、3倍になれど商品を買う事が出来るのならまだマシだったと。商品が消えるのも時間の問題だ。前回のコロナショックはお金を刷る事で解決することが出来た。事実全世界がそれで対応し、コロナ渦を乗り越える事ができた。しかし今回の危機は違う。お金を刷っても原油は増えないし供給されない。当然原油を刷ることも出来ない。我々に出来る事は、ホルムズ海峡が正常化する事を全力で祈るか、先を見越して今動くかだ。つまりある程度の日用品や食品をストックする事だ。


コロナの時のパニックは完全に馬鹿げていた。供給は続くのに買い占めが起こった。もし平等に分け合えば全然不足することは無かったのだ。しかし今回は違う。供給が止まり商品が消えるのももはや時間の問題だ。この記事を見ているなら消費期限が無い物なら、取り敢えず何でもストックしておくべきだろう。
1、ホルムズ海峡が正常化し、原油価格は落ち着く
2、ホルムズ海峡の閉鎖が長期化し全ての商品が値上がりする
3、原油が需要に対してまったく足りず、商品が消える





もしあなたが1の結果になると考えるなら通常通りの行動を取れば良い。しかし2や3の結果になると考えるなら、そもそもとして今買っておけば安く買える。今回の原油価格の高騰で商品の値段が上がるのも、もはや秒読みだ。そうでなくても円安と原油高が進み商品価格が上がっており、それらが小売り価格に反映されていなかった分がひと月もせずに一気に来ると言うのが私の持論だ。三月は決算シーズンだ。また新年度に合わせて確実に価格の改定も行われる。我々に残された時間は良くて2週間ほど。


コロナ渦の時は買い占めおばさんと言うワードが飛び交ったが、買い占めではない。価格が上がる前に消費期限が無い物に限っては、1年間分ほどのストックを持とうと言っているだけだ。買い占めで値段を釣り上げる意図も無ければ、他の人の購入を阻害するという意図も無い。家計の生活を防衛しようと言っているのだ。勿論イランが封鎖を直ぐに解除すると考えるなら何も持たなくてもいいし、今回の問題が長期化すると考えるなら半年から1年間分ほどのストックを持つのも良い。確実に言えるのは早く動けば動くほど良い結果となるだろう。


私に言える事は、値段の上昇は確実に起こるという事だけだ。すでに年始から原油価格は50%上昇しており、足元では円安も進んでいる。そして採算割れすれば、製造を止めるとこも出てくるだろう。もちろん例え赤字になっても社会的責任を果たす為に製造を続けるところもあるだろうが。。。最悪なのは、原材料が無くなり製造すら出来なくなる事だ。輸送すら出来なくなる事だ。特に小さい事業所は耐えられないだろう。地方の小さい運送会社なんかは、赤字を垂れ流してでも輸送するとは考えられない。公共のバスですら輸送に問題が出てくるはずだ。





値段の上昇ですめばまだ良い方だと言える。多少高くても商品はあるのだから。しかし最悪を想定するなら、製造が出来なくなり供給が止まり商品が棚から消える事を想定すべきだ。幸い日本には250日分の原油の備蓄がある。と考えている輩も沢山いそうだが、本当に半年持つのか考えてみよう。我々日本は資源も食料も商品も多くの物を海外から買っている。特に食料に限っては、自給率が30%と言われるくらいだ。つまり我々は大丈夫だと思っても、他の国で原油が底を付き製造出来なくなれば、日本に供給される事は無くなる。つまりいくら日本が250日分の原油のストックがあろうが、海外は全然大丈夫じゃないのだ。


中国の原油の備蓄ですら100日。あの大国ですら100日分の備蓄しかない。にも関わらず中東産の原油が供給の80%ほどと言われている。それもあと一週間で順当に止まる予定だ。しかし他のアジア諸国は、韓国を除けば1月分前後の備蓄しかない。つまりあと一か月前後でこれらの国から日本への供給は無くなる。そもそも他の国も当然自国を優先するはずだ。つまりひと月と待たずに供給がストップする可能性がある。当然中国も自国を優先するため、敢えて日本を生き延びさせるために供給する訳が無い。自分のとこの備蓄を削って、命を削ってまで輸出し外貨を稼ごうとは思わないだろう。


これらの状況を鑑みれば、供給不足により商品が削られていくのも時間の問題だ。多かれ少なかれ商品の供給が少なくなる。そして確実に値段は上がる。これは前回の記事でも書いたが需要に対して供給が10%少なかっただけでコメ価格は5キロ2000円から5000円と2,5倍に跳ね上がった。そして日本は資源の無い国だ。海外からの供給が無ければ直ぐに干上がる。干上がるのは庶民だけではない。例えお金持ちだろうとも無いものは買えないのだ。今あんたらに必要なのは危機感だろう。「普通に生きる」権利は早い物勝ちだ。もちろん今なら格安だったと、近い将来にため息をつく事になるだろう。ため息くらいで終わるとは思わないが。





日本の備蓄が250日あり、自国は大丈夫だと考える輩も多い。本当にそうだろうか?海外からの供給が先に消える可能性はかなり高い。兵糧攻めを食らう未来は来ないと考えるなら、半年以上もつと考えるなら、原油だけなら250日もつと考えるなら、政府が何とかすると考えるなら、その考え方は楽観的すぎる。原油は食べる事が出来ないし、けつを拭くことも出来ない。例え食べ物が無くても、トイレットペーパーだけは切らす訳にはいかない。不衛生なのは耐えられない。例え餓死しようともトイレットペーパーだけは切らさない。葬式の時に「何かうんち臭いね」何て言われたら一生の恥だ。いやもう死んではいるが。そう私は清く死にたいのだ。


日本政府に出来る事は無い。コロナでは現金を刷る事で状況を打開出来た。しかし今回は現金を刷っても、原油は増えないし、原油を刷る事も出来ない。唯一出来る事はイランに遺憾の意を表明することだが問題は何一つ解決しない。無い物は無いのだ。唯一の救いは、直近までかなりの供給過剰で原油はダブついており、あと一週間はタンカーが日本にやって来る事だ。そして何だかんだ言って日本は金持ちの国で、海外資産もうなるほどあり、金さえ積めば優先的に売ってくれる国もあるだろう。が他の国の原油が底を付き餓死れば、それらの国からの商品や食品の供給は止まる。


目先のガソリン価格の高騰を抑えるために、備蓄の放出を決定した高市政権。しかし私から言わせれば悪手だ。もちろん庶民は短期的に助かるが、延命というよりは命を燃やしてガソリン価格の値段を下げているのが実態だ。今後は備蓄が少なくなるたびに、人々は恐怖し、原油価格は上昇する。備蓄さえ残しておけば延命出来たが、政府は逆に備蓄を放出し短期的な利益を取った格好だ。今が宴の時ならばジャバジャバ飲めや踊ればで消費を優先。しかし市場は確実に足元を見る。備蓄が多ければ多い程、価格の上昇は緩慢なものとなるはずだったが、速攻で貯金を取り崩し始めた。はっきり言って、多少の値上がりは容認し、国民に節約させ、今ある原油は出来るだけ長期間温存するべきだっただろう。安ければ消費もそれだけ早くなるのだから。





以下まとめ
まだ商品はある。売り切れた物は無い。しかしこの現状は長くは続かない。例え商品の供給が止まることはなかろうが、値段が上がるのは確実だ。そして最悪を想定するなら供給が止まり、商品が棚から消える事だろう。コロナの時は供給は止まる事は無かった。一時的に品薄にはなったが、並べば買えた。しかし今回は供給が止まる。いくら並んでも無い物は買えない。お金があるかないかの問題では無いのだ。投資家でお金があろうが、政府が現金を刷ろうが問題はお金の多寡では無い。そして速攻で貯金(原油備蓄)を取り崩し始めた高市政権。多少の高値を許容し、国民に節約を強いれば延命出来たが、今回の決定で足元をすくわれる事にならなければいいが。。。先に緊急法案の時限法で原発を動かし、原油は温存することも出来たはずだ。原油の備蓄の減少は不安の増大を意味する。悪手を選んだ政権。上に政策あり、下に対策あり。私は投資家なんで先を見越して行動するし、他の投資家より先に行動するし、政府の足元を見て行動しますよ。


アーストラビスタベイビー。。。










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2026/03/06

【イランショック】始めは過小評価され、そして過大評価へと移ってゆく




この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。



皆さんは2020年のコロナショックを覚えていますか?2020年1月中頃からすでにコロナの感染がニュースで流れていたにも関わらず、市場はあまり反応せず、今回もただの風邪ていど、という認識の人が多かった。そう始めは思いっきり過小評価されていたのだ。しかし2か月もたたない内に、世界中でロックダウンが始まり経済活動が止まり、株価は大暴落。増え続ける感染拡大に医療崩壊、増え続ける死者数。そしてFEDによる緊急利下げ、遂にはゼロ金利と量的緩和をもってして、ようやく株価は下げ止まった。


しかしながら、当然人々は家に居ようが生活をしなければいけない。経済活動をしなければならなかった。それでも移動制限が加われば原油需要がゴッソリ無くなり、少なくても当時の人々はそう考え、シェールガスの大増産など生産過多な情勢も相まって、原油価格はマイナス価格に突入。当時市場を大いに賑わせたのも記憶に新しいだろう。当然原油需要がゴッソリ無くなる訳もなく、あれはどう見ても過剰反応だった。では実際にはどの程度需要が消失したのか?


案の定マイナス価格は半日と続かず、終値にはプラス価格へと戻ってきたと記憶している。そしてインフレが始まるまでは、コロナ前の半額ほどの1バレル30ドル前後で推移していた。現生人類は息を吐いて吸うたびに原油を消費している生き物なので、当然ステイホームでたとえ車に乗らないとしても原油は消費されていくのだ。では実際の2020年の原油消費量やGDPはどうなったか?以下当社比ではあるが確認していこう。








国際通貨基金(International Monetary Fund: IMF)が2021年4月に公表した見通しによれば、2020年の世界の実質GDP成長率は-3.3%とされ、世界金融危機の影響を受けた2009年の成長率(-0.1%)を大きく下回り、統計が開始された1980年以降でも最低の成長率を記録した。


リーマンショックの時はGDPがマイナス0,1%にも関わらず、株式市場を50%も押し下げた。まああれは議会もFedもでーとーりょーも、ちんたらしてたんで反転するまで時間はかかったが。そしてコロナショックではGDPがマイナス3,3%ととんでもない下落幅だった。もちろん株価も30%ほど下落。毎日10%ほど上下し、幾度となくサーキットブレーカーで市場が止まる大混乱も記憶に新しいだろう。それでも30%ほどの下落で済んだのは、過去の教訓を踏まえ、まあまあ迅速に対応したからだろう。ゼロ金利、量的緩和、政府支出、給付金。世界が迅速に対応した。この時の負の遺産が現在のインフレ、政府債務の増大や高金利などの問題をおこしてはいるが。。。では原油消費量はどう推移したのか?


1973年に5,558万バレル/日であった世界の石油 消費量は2019年には9,760万バレル/日まで増加しました(年平 均成長率1.2%)。 しかし、2020年世界の石油消費量は、新型 コロナウイルス感染症の影響で前年比9.3%減少して8,848万 バレル/日になりました。







ここでおさらいしておこう。世界の原油消費量、つまり需要が10%減ると原油価格は半額になり、GDP成長率はマイナス3,3%になる。そしてもし迅速な対応が無ければGDPが1%から3%マイナス成長するだけで株価が半額になる事を意味する。そして似たような事は直近のコメ相場でも見られた。5キロ2000円前後だったコメ相場が需要に対して供給が10%ほど少なかっただけで、5キロ5000円程にまで上昇した。たった10%少ないだけでコメ価格は2,5倍に跳ね上がったのだ。ではもしこれが現在の世界情勢で起こればどうなるのか?イランショックでホルムズ海峡が閉鎖され、世界生産の20%の原油が無くなればどうなるのだろうか?


現在の原油生産は、少なくとも2026年に入るまでは生産過多でストックも入りきらない程あるのが現状だった。それは当然原油価格に反映されじり貧で下落傾向にあった。そう2026年までは原油の生産も在庫も有り余るほどあったのだ。では直近の傾向は?今週始めの二日間だけで15%も原油価格は上昇している。すでに足元ではガソリン価格が上昇しており、大半がこの流れは続くと考えている。そして年初から見ればすでに今年に入り30%も原油価格は上昇しているをご存じだろうか?この上昇幅の与えるインパクトやホルムズ海峡の閉鎖、中東の原油生産の減少が与える影響をしっかり市場は反映しているのだろうか?


んな訳ない。市場にはまったく反映されていないと言えるだろう。サブプライムもコロナショックも始めは過小評価されたのである。人々は「どうせ短期的な影響だけで経済に支障は無いんでしょ?」と考える癖がある。今回のホルムズ海峡の閉鎖も「どうせ2~3日でしょ?」と考えているふしがある。現状はすでに1週間たつ。そしてもしこれが1年以上続けば?世界の原油生産の半分を占める中東産原油。そして日本を含めたアジア諸国では中東産原油の占める割合がゆうに80%を超える。世界の原油生産の20%が通ると言われるホルムズ海峡。もし多くの生産設備が傷つき、ホルムズ海峡の閉鎖が長期化した時のインパクトは?







上述の通り、コロナショックで10%原油消費が少なくなっただけで原油価格は半額でGDPはマイナス成長を果たし、株式市場は暴落した。またコメ相場では生産量が10%少なかっただけでコメ価格は2,5倍まで跳ね上がった。今我々が置かれている状況はその比ではない。原油生産が少なくとも20%失われる危機に瀕しているのだ。これは強制的に原油消費が20%減る事を意味している。因果関係は逆になるが、結果は同じだ。原油価格も原油の需給も経済活動も繋がっているのだから。仮に原油が10%生産出来ない時のインパクトは、コロナショックで10%消費出来なかった時と同等のインパクを経済に与える事になる。


しかし今回のリスクはコロナショックの時の2倍の、20%の原油の世界生産が滞る可能性を示唆している。10%生産が変わるだけで値段が半額になったり2倍になったりするなら、20%の時はどうなるのか?これは経済的に何とかの法則と言われており(名前は忘れた)、
10%生産が不足すると価格は2倍
20%生産が不足すると価格は3倍から5倍
30%生産が不足すると価格は10倍ほどにも
そして実際に戦後の混乱期には高価な貴金属や反物で僅かなコメを買い求めたり、ドナー隊の事例がある。

ドナー隊とは、1846年5月にアメリカの東部からカリフォルニアを目指して出発した開拓民のグループである。さまざまな事件や誤りのために旅程は大幅に遅れ、1846年 - 1847年の冬をシエラネバダ山脈で雪に閉ざされて過ごすことになり、事実上の遭難状態に陥った。数少ない食料に法外な値が付き、開拓民の一部は生存のため人肉食に及んだ。






現在(2026年3月6日NY時間午前9時)原油価格は1バレル90ドルほどまで上昇している。今日だけで10%の上昇だ。そして巷ではホルムズ海峡の閉鎖が長期化した場合1バレル150ドルとも300ドルまで上がるとも言われている。年始が60ドルほどだったのですでに50%上昇しており、巷で囁かれる150ドルは2,5倍、300ドルは5倍と何とかの法則と合致する(コメント欄で名前を教えて)。


アメリカが何とかしてくれてると考える輩も多いだろう。特に平和ボケしている日本人には。事実、アメリカはホルムズ海峡を通過するタンカーを護衛すると言っている。実際には護衛なんか必要ない。なぜならすでにイラン側は交渉を申し入れている。しかしアメリカはそれを拒否し戦争の継続を表明している。イランが全面降伏をしようとしているにも関わらすだ。アメリカがイランの降伏を受け入れるだけなのに、それを拒否し、戦争の継続を表明するのはホルムズ海峡を閉鎖したいからだ。イランに閉鎖してもらいたいからだ。


理由は何なのか?アメリカは自国の石油の7割を自給出来るし、足りない分はメキシコ湾やカナダ、そして直近併合したベネズエラから持ってくるだけだ。しかしベネズエラとイラン、そして中東の石油の供給が絶たれると大変困る国が一つある。もちろん日本も困るが、14億人の人口を抱え原油消費量が世界2位の中国は我々日本の比ではない。ここからは憶測だがアメリカが攻撃したいのはイランではなく中国なのだ。勿論物理的に解決する訳にはいかないので、経済的に最大限の打撃を与える。アメリカにとって、もはやイランは軍事的にも科学技術的にも敵ではない。もちろん核を持とうとするその姿勢は煩わしい存在ではあるが。イランは中国に打撃を与えるための被害者なのだ。まあそうでなくても被害者だが。いきなり奇襲されたり、いきなり軍艦を闇討ちされたりと。







当初はイランの独裁政権を破壊し、イランに民主化革命を起こし、親アメリカ的な政権を誕生させようとするふしもあったが、現状はもはや戦争の長期化への誘導だ。イスラエルの目標はイランであり、それに乗っかったふりをしたアメリカだったが、アメリカが友好的に打撃を与えたいのは中国経済だろう。そして実際に今それが実行されようとしている。少なくても筆者の目には。暴落と言えば私、私と言えば暴落と言われるくらいには修羅場を搔い潜ってきているのは、古い読者ならご存じだろう。そして珍しく暴落アンテナが反応した。


コロナショックの時は現金を刷れば解決させることが出来た。そして世界中がそれを行いコロナ渦を乗り切った。しかし原油は刷れない。そして現在のアメリカは、現金を刷りたくても刷れないのが現状だ。積みあがった借金とそれにのしかかる高金利。そして未だに続くインフレ圧力。イーロン・マスクに良く分からん組織を立ち上げ支出を削減しようとしたり、良く分からん関税で収入を上げようとする無駄な努力をしたり、FRB議長を解任してまで金利を下げたいでーとーりょー。金利を下げるのなんて簡単だ。世界経済が低迷すればいい。世界のGDPがマイナス成長すればいいだけだ。でもどうやって?


今後の世界経済の行方は非常に暗い。アジア諸国では石油ショックで強制的に生産が止められる。値段が高いとかではなく、そもそも石油が無い。そして一番困るのは中国だが、世界経済に取って重要な中国が、生産出来なくなり、世界の工場として商品を供給出来なくなれば当然世界のGDPを押し下げる事になる。そして世界経済が減速しリセッションになれば原油高に多少なれど、それ以上に消費も落ち込み、インフレリスクも限定的。そして米国債の利払いに苦しむアメリカに取っては、リセッションは金利が下がるためかなり低い金利で借り換える好機となる。



以下まとめ
現在のアメリカはベネズエラとイランを攻撃しつつ、中国に最大限の経済的打撃を与えようとしているのが現状だ。そして経済的打撃はリセッションを起こし、アメリカの金利は急低下。膨れ上がる国債やその利払いを低金利で借り換えることが出来れば再び成長曲線にもってこれる。アンパンマンが自分の顔を与えつつ体力は削られるが、最終的に顔をすげ替え無双するのと同じ理屈だ。そしてドル円の金利差が縮小すれば円高は避けられない。「SP500がー」とか「新NISAがー」とか「ドルコスト平均で積み立て」とか言ってるやつらは、円高株安原油高のトリプルパンチだ。日本は原油高、円高、経済危機の三重苦だがそこは市場でサーフィンすれば良いだろう。リーマンショック、コロナショックと旧勢力が退き、新たに新勢力がやって来たが歴史は繰り返す。そしてコロナ渦以降の新勢力もそろそろ目障りなんですよ。選別しますか?


アーストラビスタベイビー。。。








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