2020/02/06

コロナショックは株式市場を二度襲う



株式市場は高値圏にあり、再び最高値を試す展開です。


やはり大方の予想通りNY指数はすぐに値を戻しました。そもそもアメリカ経済にはあまり影響もないので。一体一度目の暴落はなんだったのでしょう?死者200人、感染者1万人ほどで、インフルエンザなどと比較してもかなり過大評価されてしまったと言えそうです。あれほどメディアが騒げば、嫌でも目に付くので。



その新型コロナウイルス、終息の兆しがまったく見えません。すでに死者は500人を超え、感染者は三万人近く。もちろん発病を控えている感染者も多いと見られ、発病者の影には大量の感染予備軍が控えていると言って間違いないでしょう。


株式は速攻で値を戻したものの、このままの勢いで感染者が拡大すれば、次は過小評価された新型コロナウイルスにより、再度株式市場は暴落に襲われるかもしれません。1度目は過大評価され、2度目は過小評価され。。



今日までの感染者数




下の横ばいの線が死者、上の上昇傾向にある線が感染者となります。未だに増加傾向にあり、楽観視できなくなって参りました。北半球では2月一杯まで、まだまだ寒い時期が続くので、この上昇は指数関数的に上がっていくことと思われます。今は上昇の初動と言えそうで、今後急激に感染者が増え、このグラフは急角度を描くと言えそうです。そう、テスラ(TSLA)の株価のように。。。




テスラは手出し無用です。暫くは大変ボラリティーが高い展開となりそうです。20日移動平均線辺りで一度弾かれ再度高値を試す素振りを見せそうですが、直ぐに急降下して、勢い良く20日移動平均線を割ることとなりそうです。売りでも買いでも、どちらのポジションを取っても逆指値に触れ損失を出して撤退するのがオチです。



SP500は再度、新高値を伺う位置にあるのですが、週末、もしくは今夜辺りから再び上値は重くなりそうです。2月一杯は3300ポイント付近を行ったり来たりしそうです。振り落とされ無い様ご注意ください。もし大きく下げた時だけ「買い」で動きたいものです。なんせ今年は大暴騰してもおかしくない年なので。。絶対に高値で売り、安値で買い直そうなどと考えたら駄目ですよww。確実に置いて行かれる。




なぜ上がるかと言えば、再三同じことになってしまうのですが、金利の循環に起因します。世界中の中央銀行が緩和的な方向へ舵を取り、量的緩和などを行っているのですが、新たに生み出された資金の行き着く先は、債券市場ではなく株式市場となりそうです。すでにどん底にある金利や債券市場は、今後金利が上がるたびに価格が下がるため、これ以上の資金の流入はあまり見込めません。行き場を失った資金の行き着く先は、最終的に堅調なアメリカの株式市場になることが予想されます。



ただし原油やエネルギー株は、上値の重い展開となりそうです。昨日は反発したようですが。。。新型コロナウイルスによる煽りで、中国の景気低迷が噂される度に原油消費の減速が嫌気され下落する公算です。また後ろには常にシェールオイルが控え、地下から湧き出る泥水を売りたい国や団体は山ほどあるので。。それしか産業の無い国も多いですし。。金利の循環から言っても、利下げが終わりドル高傾向にあるので、天秤の右と左であるドルと原油は、ドルが上がれば、原油は下げやすいです。2016年の年始の様なオイルショックに見舞われる可能性も。。



さて、今週末も祭りとなるのでしょうか?週末に掛け、再度不安に襲われれる可能性が高そうです。今から株式に乗るよりは、もう一度不安に駆られる機会を伺った方が良さそうです。今週末になるか、来週末になるか。。。いずれにせよ、市場が閉まっている間の感染者の増大や不安を織り込みに行き、ある程度の売りは避けられないものと考えます。。いずれにせよ資金を入れるなら2月中と言えそうです。三月になり暖かくなれば我々の起こした地球温暖化の勝利ですよ。。


資金を入れるなら直近堅調なとこか指数がお勧めです。トレンドは基本続くので、変に安物買いをしようものなら銭失いとなりそうです。まあ高すぎるテスラのような銘柄も論外だが。。



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