ラベル ドナルド トランプ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ドナルド トランプ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026/04/03

【イランショック】世界にパニックは訪れるのか?




この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。



現在の世界経済や株式市場はイランショックやホルムズ海峡の封鎖にもかかわらず比較的堅調です。そう、大方の投資家の予想通り比較的堅調に破滅へと突き進んでいます。まずはイラン情勢から確認していきます。2026年4月現在、イラン情勢は極めて緊迫しており、「イラン戦争」とも呼べる大規模な軍事紛争の渦中にあります。2026年2月28日にアメリカとイスラエルによる共同軍事作戦(作戦名:エピック・フューリー/Operation Epic Fury)が開始されて以降、事態は泥沼化しています。主な状況を整理しました。


1. 軍事衝突の現状
米イスラエルによる空爆: テヘラン、シラーズ、イスファハンなどの主要都市で軍事施設、武器製造拠点、研究施設への空爆が続いています。
イラン側の反撃: イランは報復として、ホルムズ海峡の事実上の封鎖や、隣国(UAE、サウジアラビア、ヨルダンなど)のエネルギーインフラへのドローン・ミサイル攻撃を行っています。
地域への波及: レバノンのヒズボラもこの紛争に深く関与しており、イスラエルとの戦闘が激化。中東全体を巻き込んだ広域紛争へと発展しています。


2. 政治・外交の動き
トランプ政権の動向: アメリカのトランプ大統領は「戦争には勝利した」と主張し、イランの新指導部との合意形成(核開発の放棄など)を目指す意向を示していますが、イラン側は交渉の事実を否定しています。
国際社会の反応: EUや周辺諸国は、ヒズボラやイランの行動を非難しつつも、早期の停戦と政治的解決を求めています。
原油価格の高騰: 世界の原油需要の約2割が通過するホルムズ海峡の封鎖により、エネルギー市場は湾岸危機時に匹敵する混乱を見せています。


3. 人道状況
イラン国内では軍事攻撃に加え、反政府デモ参加者への処刑が行われるなど、人権状況も著しく悪化しています。
紛争により、シリアやアフガニスタンへの避難民が発生するなど、中東全域で人道危機が深刻化しています。
総じて、イランは建国以来最大の危機に直面しており、今後の数週間が「新体制下での合意」に至るか、さらなる破壊が続くかの大きな分かれ道になると見られています。






まずは原油が足りてない地域を確認していきます。現在、ホルムズ海峡の封鎖と中東のエネルギーインフラへの攻撃により、世界的に原油・天然ガス(LNG)の供給が滞っていますが、特に深刻な影響を受けているのはアジア地域です。具体的に「どこで、どのような影響が出ているのか」を整理しました。

1. アジア:最も深刻なエネルギー危機
中東(ペルシャ湾)から輸出される原油・LNGの約75〜80%はアジア諸国へ向かっているため、依存度の高い国々が直撃を受けています。
日本: 原油の約95%、LNGの約11%を中東に依存しており、その多くがホルムズ海峡を通過します。ガソリン価格の高騰に加え、電力供給への懸念から節電要請が強まっています。
中国・韓国・台湾: これらの東アジア諸国も中東産原油への依存度が極めて高く、在庫の取り崩しと価格高騰によるインフレに苦しんでいます。
インド: 国内需要の多くを輸入に頼っているため、供給不足が経済全体に波及。政府がエネルギー消費の抑制を呼びかける事態となっています。
東南アジア(フィリピンなど): フィリピンでは「国家エネルギー非常事態」が宣言され、不足分を補うために石炭火力発電の稼働を増やすなどの対応を迫られています。


2. ヨーロッパ:LNG不足の再来
2022年のロシア・ウクライナ紛争後のエネルギー危機を乗り越えたばかりのヨーロッパですが、再び危機に直面しています。カタール産LNGの停止: カタールのラス・ラファン施設への攻撃とホルムズ海峡封鎖により、欧州が依存を強めていたカタール産LNGが届かなくなっています。
価格競争: アジア諸国と、数少ない代替供給源(アメリカ産LNGなど)を巡って激しい「買い付け競争」が発生し、ガス価格が跳ね上がっています。


3. 中東周辺諸国(輸入国)
ヨルダン・レバノンなど: 産油国ではない中東諸国は、地域全体の物流混乱と価格高騰により、最も脆弱な立場に置かれています。


供給不足の規模
現在、世界全体で日量約1,100万バレル(世界供給の約11%)の原油が市場から消えていると推定されています。これは1970年代のオイルショックを超える史上最大の供給不足です。アメリカなどは石油備蓄(SPR)の放出を行っていますが、ホルムズ海峡が封鎖されている限り、アジアの「物理的な原油不足」を完全に解消するのは難しい状況が続いています。







次に備蓄を取り崩している地域を確認します。2026年3月にIEA(国際エネルギー機関)が過去最大規模となる合計4億バレル超の協調放出を決定したことで、現在は世界中の主要な消費国が一斉に石油備蓄を取り崩しています。特に積極的に動いている地域は以下の通りです。

1. 北米(アメリカ合衆国)
最も大規模な取り崩しを行っているのはアメリカです。放出量: 約1億7,200万バレル(世界全体の放出量の約4割)。トランプ政権は、中東紛争によるガソリン価格の急騰を抑えるため、戦略石油備蓄(SPR)から過去最大規模の放出を段階的に進めています。


2. アジア(日本・韓国)
中東依存度が極めて高い東アジア地域では、死活問題として迅速な対応が取られています。日本は約7,980万バレル(約850万キロリットル)を放出。これは国内消費の約1ヶ月分に相当し、日本としても過去最大の規模です。3月26日から愛媛県の菊間国家石油備蓄基地などで実際に放出が開始されています。韓国は約2,250万バレルの放出を決定し、国内の供給安定化を図っています。


3. 欧州(EU加盟国など)
ロシア産エネルギーからの脱却を進めてきた欧州にとって、中東の供給停止は二重の打撃となっています。
放出の目的: カタール産LNGや中東産原油の途絶を補うため、ドイツ、フランス、イギリスなどの主要国がIEAの枠組みに沿って備蓄を市場に供給しています。ルクセンブルクなど小規模な加盟国も含め、32カ国が全会一致で放出に参加しています。オーストラリアは約480万バレルの放出に合意しています。


中国の動向(独自路線)
中国はIEAの加盟国ではありませんが、独自に莫大な備蓄(推定13億バレル以上)を保有しています。2026年当初は備蓄を積み増していましたが、現在は中国国内の供給不安を解消するため、燃料の輸出を停止し、国内向けに在庫を回すことで実質的な取り崩しや供給調整を行っています。


[!IMPORTANT]
これだけの規模の放出が行われていますが、ホルムズ海峡の封鎖により「物理的に原油が届かない」という根本的な問題があるため、市場では「備蓄放出だけでは数ヶ月しか持たない」という懸念も根強く残っています。






現在の備蓄を取り崩すスピードだと、後どのくらい持つのか確認します。現在の備蓄取り崩しのスピードと、あとどのくらい「持つ」のかという予測については、地域ごとに状況が異なります。結論から言えば、現在の異常なペース(世界で日量約1,000万バレル以上の供給欠損がある状態)が続くと、「猶予は3ヶ月から半年程度」というのが専門家の一般的な見方です。地域別の具体的な見通しは以下の通りです。


1. 日本:約200日分(約7ヶ月)
日本は世界でもトップクラスの備蓄大国です。現在の状況: 2026年3月末時点で、国家備蓄・民間備蓄・産油国との共同備蓄を合わせて約250日分の在庫がありました。取り崩しペースは今回のIEA協調アクションに基づき、約45日分(約8,000万バレル)の放出を進めています。寿命は現在の放出ペースを続けても、国家備蓄の本体にはまだ余裕があるため、計算上は200日程度(約7ヶ月)は持ちこたえられます。ただし、これは「全く輸入が入ってこない」という極端な状況下での話です。


2. アメリカ:約80〜90日分(約3ヶ月)
アメリカは放出規模が世界最大であるため、減少スピードも速いです。現在の状況は4月初旬時点で、戦略石油備蓄(SPR)は約4億1,500万バレル。取り崩しペースは日量100万バレル以上のペースで放出が続いています。寿命は、国内生産(シェールオイルなど)があるため、完全に枯渇することはありませんが、他国へ輸出したり戦略的な優位性を保ったりできるレベルの「余裕」は、あと3ヶ月(90日)程度で危険水域に入ると見られています。


3. 中国:約60日分(約2ヶ月)
中国はIEAの枠組みに入っておらず、データが不透明ですが、備蓄の積み増しを急いできた経緯があります。寿命は?産業への供給を優先しており、現在の輸入停滞が続けば、主要都市や工業地帯でのエネルギー制限なしで動けるのはあと2ヶ月程度という予測が出ています。


今後の「臨界点」「あと何日持つか」を考える上で、以下の2点が大きな分岐点になります。ホルムズ海峡の封鎖解除が、もし4月中に海峡が再開されれば、備蓄が底をつく前に供給が回復し、危機は回避されます。代替ルートの確保としてサウジアラビアの東西パイプライン(紅海ルート)などがフル稼働していますが、これだけでは封鎖された海峡の輸送量をカバーしきれません。


私たちの生活への影響
備蓄がある間は「ガソリンが物理的に1滴もない」という状況にはなりにくいですが、「価格の高騰」と、政府による「使用制限(節電・節油)」は、在庫が底をつくずっと手前(あと1ヶ月以内)からさらに強化される可能性が高いです。現在のところ、主要国は「半年以内に紛争を外交的、あるいは軍事的に決着させる」ことを前提に備蓄を吐き出している、非常にギャンブル性の高い状態と言えます。


欧州の原油備蓄の寿命について確認します。欧州(EU加盟国など)の原油備蓄については、結論から言うと、現在の異常な取り崩しペースが続いても「約3ヶ月(90日)から4ヶ月」は持ちこたえられる設計になっています。しかし、欧州特有の事情により、日本よりも事態はシビアです。詳細をまとめました。


1. 欧州の備蓄ルール:最低90日分
EU加盟国は法律により、過去1年間の「日平均純輸入量の90日分」または「日平均国内消費量の61日分」のいずれか多い方を常に維持する義務があります。現在の状況は、2026年3月のIEA協調放出(世界で計4億バレル)に欧州諸国も参加しており、この「90日分」のストックを切り崩して市場に供給しています。寿命は理論上、輸入が完全にゼロになっても3ヶ月間は社会機能を維持できる計算ですが、現在は「輸入がゼロ」ではなく「中東産が途絶し、他(米国やアフリカ産)を奪い合っている」状態のため、実際の枯渇までは4ヶ月程度の猶予があるというのが一般的な予測です。


2. 欧州が日本より不利な理由
日本に比べて、欧州の備蓄状況がより緊迫している理由は3つあります。石油製品(精製済み燃料)の不足です。欧州は原油だけでなく、ディーゼル燃料などの「石油製品」も中東やインド(中東原油を精製して輸出)に依存していました。原油備蓄はあっても、それをディーゼル等に変える精製能力が不足しており、「原油はあるが、トラックを動かす燃料が足りない」という事態が先に起こる可能性があります。


LNG(天然ガス)との連動:
欧州は発電や暖房を天然ガスに大きく依存しています。カタールからのLNGがホルムズ海峡封鎖で止まっているため、その不足分を補うために石油火力発電をフル稼働させており、石油備蓄の減り方が想定より早まっています。
冬の終わりと在庫低下:2026年1月〜2月の寒波により、暖房用燃料として既にかなりの在庫を消費した状態で3月の紛争・封鎖に突入したため、余裕が少ない国(特にドイツや東欧諸国)が出ています。


3. 現在の対策:強硬な「需要抑制」
欧州各国は、備蓄を長持ちさせるために強力な制限措置を開始しています。
フランス・ドイツ: 不要不急の自家用車利用の自粛要請や、高速道路の速度制限強化(燃費向上のため)。
スペイン・イタリア: 公共施設や商業施設の冷暖房設定温度の厳格化。
一部の国: 燃料価格の急騰を抑えるための補助金を出していますが、同時に「1回あたりの給油制限」を設ける動きも出始めています。


欧州のエネルギー供給は、「6月〜7月」が最大の臨界点になると見られています。それまでにホルムズ海峡の封鎖が解除されるか、代替ルートが安定しない場合、欧州経済は深刻な停滞(スタグフレーション)に陥るリスクが高い状況です。







上述のように多くの国が原油や石油関連製品が順調に枯渇していってます。原油があってもディーゼルが足りない、ナフサが足りない、LNGが足りないなど。戦争が始まってそろそろ6週間経ちます。トランプ大統領はあと2週間戦争を続けると言っています。この場合トータルで2か月続くことになりますが、原油の輸送に掛かる時間は3週間ほどと言われています。つまり三か月供給が途絶える計算です。この場合、危機に陥る国も出てくるのは確実です。


計算上は「供給途絶期間が3ヶ月」という臨界点に達します。トランプ大統領が4月初旬に語った「あと2〜3週間で(軍事作戦を)終わらせる」という発言は、裏を返せばそれまではホルムズ海峡の安全が保証されないことを意味しており、物流のタイムラグを含めると非常に深刻な事態です。この「3ヶ月」という壁を超えた際、特に国家的な危機に陥る可能性が高い国・地域は以下の通りです。


1. 「エネルギーの孤島」となる地域: 台湾、韓国など
日本と同様に中東依存度が極めて高いですが、日本に比べて備蓄の絶対量が少なく、国内のエネルギー消費効率も異なるため、より早く限界が来ると予想されています。
韓国は備蓄放出により凌いでいますが、産業界(半導体や造船)への電力・燃料供給制限が現実味を帯びており、経済停止のリスクが最も高い国の一つです。

インフレが政権を揺るがすインド。インドは原油の8割以上を輸入に頼っており、戦略備蓄も日本ほど厚くありません。原油高による物価高騰(インフレ)が国民生活を直撃しており、3ヶ月の途絶は国内での大規模な暴動や政権不安に直結する「社会崩壊」の引き金になりかねないと言われています。

外貨不足の途上国(パキスタン、スリランカなど)
備蓄以前の問題として、高騰しすぎた原油を買う「お金(外貨)」が尽きてしまいます。すでに燃料不足による計画停電が常態化しており、3ヶ月の途絶は「国家破綻」を意味します。


2. 欧州の「ディーゼル危機」
欧州は原油そのものよりも、「精製済み燃料(ディーゼルなど)」の不足で先に音を上げる可能性があります。物流の停止、トラック輸送の主役であるディーゼル燃料の在庫が底をつくと、食料や生活物資の流通が止まります。トランプ大統領が「欧州は自力で海峡へ取りに行け」と突き放しているため、欧州諸国が独自に海軍を派遣して強行突破を試みるかどうかの瀬戸際に立たされます。

欧州のディーゼルは今のペースだとどのくらい持つのか?
欧州のディーゼル供給状況は、原油そのものの備蓄よりもはるかに「時間的猶予がない」危機的な局面を迎えています。結論から言えば、現在の消費ペースと輸入途絶が続いた場合、欧州全体でのディーゼル在庫は「あと3週間から5週間程度」で底をつく可能性があると警鐘が鳴らされています。なぜ「原油は3ヶ月持つ」のに「ディーゼルは数週間」なのか、その具体的な理由を見ていきましょう。

欧州の「ディーゼル構造」の脆弱性。欧州は乗用車や物流トラックの多くがディーゼル車であるため、世界で最もディーゼル消費量が多い地域の一つですが、自国内での精製能力が追いついていません。輸入依存、これまでロシア産に頼っていた分を中東(サウジ、カタールなど)からの輸入に切り替えてきましたが、ホルムズ海峡封鎖により、その生命線が完全に遮断されました。原油備蓄があっても、それをディーゼルに精製するスピードが需要に追いつかないため、「原油はあるが燃料がない」というミスマッチが起きています。現在の在庫寿命と地域差です。国によって備蓄状況には差がありますが、4月初旬現在の予測は以下の通りです。

  • イギリス 約2〜3週間 最もリスクが高いとされ、既に一部で給油制限が議論されています。
  • フランス・ドイツ 約4〜5週間 国家備蓄を放出し始めていますが、物流網を維持するための消費が激しく、減少速度が加速しています。
  • 北欧諸国 約2ヶ月弱 比較的余裕がありますが、欧州全体での融通が始まれば急速に減少する見込みです。
「3ヶ月の空白」がもたらす致命的なシナリオ
「2ヶ月の紛争 + 3週間の輸送タイムラグ = 3ヶ月の途絶」という計算を当てはめると、欧州は4月末から5月にかけて「燃料の空白期間」に突入します。ディーゼルが枯渇すると、スーパーへの食料輸送、医療物資の運搬、公共バスの運行が止まります。農業への打撃、ちょうど春の農繁期(種まきなど)にあたるため、トラクター用の燃料不足が将来の食料危機に直結する懸念が出ています。価格の暴走、 4月2日には欧州のディーゼル価格がバレルあたり200ドルを突破(2022年の最高値を更新)し、経済的な限界も近づいています。

トランプ大統領の「あと2週間」の重み
トランプ大統領の「あと2週間」という言葉は、欧州にとっては「それ以上延びたら社会が止まる」という最後通告に近い意味を持ちます。もし4月中旬までに海峡が安全になり、タンカーが動き出せば、輸送中の3週間の間に「最後の備蓄」を使い切るタイミングでギリギリ供給が間に合います。しかし、少しでも作戦が遅延したり、海峡に機雷が残っていたりすれば、5月の欧州は「戦時下の燃料配給制」に追い込まれる可能性が極めて高い状況です。



3. 日本のLNGやナフサ、肥料
日本のエネルギー・産業の屋台骨である「LNG(天然ガス)」「ナフサ(化学原料)」「肥料」の状況は、原油以上に「猶予が短く、かつ生活への波及が早い」という非常に厳しい局面を迎えています。それぞれの現状と、懸念されている「3ヶ月の空白」に耐えられるか?

LNG(天然ガス):あと2〜3週間が正念場。LNGは原油と違い、マイナス162°Cで保存する必要があるため、長期保存(備蓄)が極めて難しいという弱点があります。在庫状況、日本のLNG在庫は通常、電力・ガス会社合わせて2〜3週間分しかありません。現在、政府は4月1日から、LNGを温存するために「低効率な石炭火力発電所の稼働制限」を緊急解除しました。石炭で無理やり電気を作ることで、LNGの枯渇を先延ばしにしています。3ヶ月の空白: 物理的に不可能です。中東(カタールなど)からの輸入が3ヶ月止まれば、オーストラリアや米国からの代替輸送を増やしても、5月中に深刻な電力不足(計画停電)や都市ガスの供給制限が起こるリスクが高いです。

ナフサ(プラスチック・ゴムの原料):産業の「血管詰まり」。ナフサは原油を精製して作られますが、現在は「燃料(ガソリン・軽油)」の製造が優先されているため、ナフサの供給は後回しにされています。在庫状況、備蓄はありますが、すでに国内の化学メーカー(三菱ケミカルや旭化成など)は、原料不足と価格高騰により稼働率を60%台まで下げています(作れば作るほど赤字の「逆ざや」状態)。
影響: ナフサが止まると、レジ袋から自動車部品、家電の筐体、医療用注射器まで、あらゆるプラスチック製品の製造が止まります。すでに「フォースマジュール(不可抗力による供給停止宣言)」を検討する企業が出ており、5月には「製品はあるが、梱包する容器や袋がない」といったサプライチェーンの断絶が目に見える形で現れます。

肥料:食料安全保障への直撃。日本の肥料原料(リン酸アンモニウムや塩化カリウム)は中東や中国に依存しており、特にアンモニア製造には天然ガスが必要です。現状、世界的な天然ガス高騰により、肥料価格は紛争前の2倍以上に跳ね上がっています。日本には「肥料備蓄」という概念が乏しく、流通在庫のみで回しています。3ヶ月の供給停絶は、今年の農作物の作付け放棄や収穫量激減に直結します。エネルギー危機が、そのまま数ヶ月後の「食料危機」にスライドする構造です。

日本が直面する「5月の壁」
「3ヶ月の供給途絶」が現実になった場合、日本は以下のような複合危機に陥ります。
  • 4月末: LNG在庫が限界に達し、産業用・家庭用の節電・節ガスが強制レベルになる。
  • 5月中旬: ナフサ不足により、製造業(特に自動車や電機)のラインが止まる。
  • 6月以降: 肥料不足と燃料高騰により、国内農業の継続が困難になり、食料価格が異常高騰する。
トランプ大統領の言う「あと2週間」で海峡が解放され、すぐにタンカーが走り出したとしても、日本に届くまでの「3週間のタイムラグ」を考えると、5月の大型連休明けが、日本経済が耐えられるかどうかのデッドラインになります。まさに「薄氷を踏む」状況です。


4. 中国の状況
中国は現在、世界最大のエネルギー輸入国として、またイランの重要なパートナーとして、非常に複雑かつ危うい立場に置かれています。結論から言うと、中国は「備蓄量」では日本や欧州を上回る圧倒的な余裕を持っていますが、「産業のビタミン」と呼ばれる特殊な資源の枯渇が、経済に致命的な打撃を与えようとしています。

中国で特に不足しそうなもの、および現状
ヘリウム:ハイテク産業の停止リスク
意外かもしれませんが、今最も中国が恐れているのは石油よりも「ヘリウム」です。なぜ不足する?: 世界のヘリウム供給の大部分を担うカタールの施設が紛争で損傷し、輸出が止まっています。ヘリウムは半導体製造や光ファイバー、AI用の冷却システムに不可欠です。上海などの半導体拠点では、ヘリウム不足により工場の稼働を落とさざるを得ない状況が出ており、これが長引けば中国が国策として進める「ハイテク自給」が根底から揺らぎます。

原油・LNG:備蓄は厚いが「格差」が激しい
中国は2025年までに猛烈な勢いで備蓄を積み増しており、現在の在庫は約13億〜14億バレル(輸入の約4ヶ月分)と推定されています。ホルムズ海峡が止まっても、ロシアからのパイプライン(陸路)があるため、日本よりは「物理的なゼロ」になるリスクは低いです。ただし、民間企業や地方都市向けの供給は後回しにされており、一部の地域ではすでに電力制限や工場の操業停止が始まっています。

大豆・食用油:食卓への直撃
中国は世界最大の大豆輸入国ですが、エネルギー価格の高騰が物流コストを押し上げ、さらに肥料不足が追い打ちをかけています。大豆およびそこから作られる食用油、家畜の飼料が不足します。飼料価格が上がると豚肉価格(中国の物価の指標)が跳ね上がります。トランプ大統領が「あと2週間」と言っている間に、中国国内では物価高騰による社会不安を抑え込むのが精一杯の状態です。

肥料:春の耕作シーズンの危機
窒素肥料の原料となる天然ガス(LNG)が不足し、価格が40%以上急騰しています。ちょうど4月の春の種まきシーズンに直撃しており、肥料が確保できない農家が増えています。これは秋の収穫量減少、つまり将来の食料不足を確定させてしまうリスクを孕んでいます。

中国の戦略:冷徹な「中立」
中国は現在、表向きはイランを支持しつつも、実際には自国のエネルギー確保を最優先しています。イランへはミサイル部品などの間接的な支援に留め、米イスラエルと決定的な対立をして「自国のタンカーが攻撃対象になる」ことだけは避けようとしています。同時に、トランプ大統領が早期決着(2週間)を掲げていることを利用し、戦後のイランでの利権を確保するための外交工作を水面下で激化させています。

まとめると中国は「エネルギー量」としてはあと4ヶ月は耐えられますが、「ヘリウム不足による半導体ショック」と「肥料・飼料高騰による食料不安」という、質的な部分での限界が数週間以内にやってくる状況です。


トランプ大統領の「2ヶ月+3週間」の賭け
トランプ大統領の計算には、おそらく以下の「冷徹なロジック」があります。「米国は大丈夫」という自信:です。アメリカはシェールガス・オイルの自給ができるため、世界が混乱しても自国は最後までは耐えられる。同盟国・ライバル国への圧力。 「あと2週間の地獄」を見せることで、中国には「米国なしではエネルギー確保もできない」ことを分からせ、欧州や日本には「防衛費増額や海軍派遣」を迫る交渉カードに使っている節があります。


結果
「3ヶ月」は多くの国にとってのデッドラインです。これを超えると、単なる「ガソリン代が高い」という経済問題ではなく、「電気が消える」「食料が届かない」というレベルの生存権に関わる危機に発展する国が続出するでしょう。トランプ大統領の言う「あと2週間」で本当に軍事的な決着がつき、海峡が即座に解放されるかどうかが、世界経済の生死を分けることになります。






あと2週間で撤退は可能か?
トランプ氏はあと2週間で撤退すると言っています。イランがアメリカの中東の基地に攻撃を続ける限りは、撤退は出来ないのではないでしょうか?アメリカ撤退でイランは一切の攻撃をやめるのでしょうか?トランプ大統領が掲げる「2週間での撤退」は、現実的な軍事・外交上の解決というよりも、極めてトランプ氏らしい「ディール(取引)」と「自国第一主義」に基づいた強硬策と言えます。


「アメリカが引けば攻撃が止まるのか?」という点については、現在の状況を見る限り非常に懐疑的な要素が多いです。
1. トランプ氏のロジック: 「勝ったから帰る」。4月1日の演説でトランプ氏は、イランの海軍・空軍、および核・ミサイル施設を「壊滅(Decimated)させた」と宣言しました。「目標は達成した。イランはもはや脅威ではない(Bully no longer)。だからアメリカ兵をこれ以上危険にさらす必要はない」しかし本音として 11月の中間選挙や国内のガソリン価格高騰を意識し、「泥沼の地上戦」を避けて早々に「勝利」の形を作って幕引きをしたいという意図が見えます。


2. イランは攻撃をやめるのか?
結論から言えば、「アメリカが撤退しても、イランの反撃がすぐに止まる保証はない」のが実情です。イランの立場:として、最高指導部や革命防衛隊(IRGC)の幹部が殺害され、インフラを破壊されたイランにとって、現在の戦いは「国家存亡をかけた抵抗」です。米軍が撤退しても、イスラエルとの戦闘は続きますし、受けた打撃への「報復」として中東の米軍基地や親米諸国への攻撃を継続する動機は十分にあります。海峡の封鎖はどうなるのか?トランプ氏は「ホルムズ海峡の安全確保は、それを使っているフランスや他の国がやればいい」と突き放しています。つまり、米軍が引いても海峡が封鎖されたまま残る可能性が高く、これが世界経済にとって最大の懸念材料です。


3. 撤退できない可能性(泥沼化の懸念)、以下の理由で「2週間での撤退」が頓挫するシナリオも濃厚です。
  • 基地への継続的な攻撃: イランやその代理勢力(ヒズボラなど)がイラクやシリア、湾岸諸国の米軍基地を攻撃し続ければ、アメリカ国内の世論も「逃げ出すのか」と反発し、報復の連鎖から抜け出せなくなります。
  • イスラエルの反対: 共同で作戦を展開しているイスラエルは、イランの脅威が完全に排除されるまで攻撃を緩めるつもりはなく、アメリカだけが先に抜けることに強く抗議しています。

供給途絶のカウントダウン
トランプ氏が強引に撤退を強行した場合、最悪のシナリオは「アメリカは帰ったが、中東の火種は消えず、ホルムズ海峡も閉まったまま」という状態です。この場合、「3ヶ月の供給途絶」が現実のものとなります。アメリカは「自国の石油があるから平気だ」と高を括っていますが、日本や欧州にとっては、米軍の撤退が平和の訪れではなく、エネルギー危機の本格化(詰みの状態)を意味するという、非常に皮肉な状況になりかねません。
トランプ氏の言う「あと2週間」の間に、イラン側が本当に「停戦」に応じるだけの決定的な打撃を受けているのか、それとも単なるトランプ氏の楽観論なのか――世界中が固唾を呑んで見守っています。






過小評価されるイランの戦闘継続能力
イランは国土の大半が山岳地帯で深い坑道を掘って兵器を隠しています。そしてイランにはまだまだ戦闘継続能力があります。イランの「地下軍事施設」と「山岳地帯の利点」は、彼らが現在も戦闘を継続できている最大の理由です。専門家の間でも、現在の米イスラエルによる猛烈な空爆を受けてなお、イランが反撃の弾薬(ミサイルやドローン)を維持している背景には、以下の3つの要因があると考えられています。

1. 「ミサイル・シティ」の生存能力
イランは全土の山岳地帯に、深さ数百メートルに及ぶ巨大な地下基地、通称「ミサイル・シティ」を無数に建設しています。
物理的な破壊の困難さ: 2026年2月末からの空爆では、米軍の強力なバンカーバスター(地中貫通爆弾)が使用されていますが、山体の奥深くに掘られた施設を完全に破壊するのは困難です。
現状: 3月の衛星データによれば、多くの地下基地の「出入り口(ポータル)」は破壊されていますが、内部のミサイルや発射機、そして指揮系統そのものは依然として健在である可能性が高いと米中央軍(CENTCOM)も認めています。

2. 坑道を利用した「ゲリラ的発射」
イランの戦術は、広大な地下ネットワークから移動式発射機を一時的に地上に出し、数分で発射して再び山の中に隠れるというものです。
早期発見の難しさ: 米軍の無人機が常に上空を監視していますが、複雑な地形と坑道を利用した「ヒット・アンド・アウェイ」戦法により、イランは今もなおイスラエルや米軍基地へ向けた弾道ミサイルの発射能力を保持しています。
在庫量: 開戦前には約3,000発以上のミサイルを保有していたとされ、6週間経過した現在でも、その約3分の2(2,000発程度)は地下に眠っているという推計もあります。

3. 国内生産ラインの維持
イランは兵器の自国生産にこだわってきました。山の中には発射台だけでなく、ミサイルの組立工場そのものが地下化されている場所もあります。外部からの補給路が断たれても、地下にある原材料と設備で一定期間は兵器を作り続けられる「自給自足型」の軍事構造になっています。


トランプ大統領の「撤退」との矛盾。「イランの攻撃が続く限り撤退できないのではないか」という点は、まさに現在の最大の議論の的です。トランプ氏の主張として地上の見える施設を叩き潰したことで「勝利」とし、地下に潜った敵を追いかけるのは「コストに見合わない」として切り上げようとしています。現実的なリスクは、アメリカが引いた後、地下から出てきたイラン軍が再び活動を活発化させれば、それは「敗北的な撤退」と見なされます。


イランには、あと数ヶ月、あるいはそれ以上戦い続けるための「物理的な隠し財産」が山の中にあります。トランプ氏が強引に2週間で幕を引こうとしても、イラン側が「まだ弾はある」と攻撃を続ければ、アメリカは「泥沼に留まるか、面子を捨てて逃げるか」の二択を迫られることになります。この「地下の戦力」が、ホルムズ海峡の封鎖をさらに長引かせ、結果として「3ヶ月の供給途絶」を現実のものにしてしまう可能性は非常に高いと言わざるを得ません。







世論はトランプ氏は日和る、タコるとみている
現在の世論において、トランプ大統領の「2週間で撤退」という方針は、支持層からも批判層からも「非常に危ういギャンブル」として冷ややかな目で見られ始めています。「日和る(弱腰になる)」あるいは「タコる(失敗して収拾がつかなくなる)」という見方については、以下のようなニュアンスで議論されています。

1. 「日和った」という右派・支持層からの失望
意外なことに、これまでトランプ氏を支えてきた保守層の一部から、「公約違反だ」という批判が出ています。孤立主義者からの批判: 「外国の戦争には関与しないと言っていたのに、結局泥沼に突入した。今さら2週間で逃げ出すのは、戦略がない証拠だ」という声です。イスラエル支持層からの懸念: 逆に「中途半端に撤退すれば、地下に潜ったイラン軍が息を吹き返し、イスラエルをさらなる危機に陥れる。これは日和見主義だ」という不満も噴出しています。

2. 「タコる(大失敗)」とみるリベラル・国際社会の冷笑
民主党や欧州諸国は、トランプ氏が「出口戦略なき開戦」をしたとみて、非常に厳しい評価を下しています。ガソリン価格の直撃: 全米平均ガソリン価格が1ガロン4ドルを超え、支持率は35%前後まで急落しています。「物価高に耐えられなくなって、勝利宣言という嘘をついて逃げようとしているだけだ」という見方が大勢です。専門家は、米軍が撤退した後に「ホルムズ海峡の封鎖が続く」「イランのミサイル攻撃が止まらない」という事態になれば、それはトランプ氏の歴史的な外交的敗北になると予測しています。

3. イラン側の「待ち伏せ」戦略
イラン側もトランプ氏が「11月の中間選挙のために早く終わらせたい」という弱みを握っていることを見抜いています。世論の一部では、イランがわざと今は沈黙し、米軍が撤退を始めた瞬間に地下坑道からミサイルを出し、「米軍を追い出した」というプロパガンダを行うのではないか、という見方もあります。


世論の空気感、現在の世論を象徴する言葉は、「無責任な幕引き」です。トランプ氏: 「仕事は終わった(Job is done)」と強弁。世論: 「いや、海峡は閉まったままだし、ガソリン代は高いし、イランの地下基地は壊せていないだろう」と冷笑。もしあと2週間で撤退を強行し、その3週間後に原油が届かない事態が継続していれば、トランプ氏は「強い大統領」どころか、「世界経済を壊して逃げ出した大統領」として、11月の選挙で致命的な打撃を受ける可能性が高い……というのが、現在のシビアな世論の正体です。このまま強引に引くと思いますか? それとも、攻撃が続いて「引くに引けない」展開になると思いますか?


つまりイランはトランプ氏の足元を見て、逆にトランプ氏はイランの掌で踊らされているのが現状です。現在の構図は、「軍事力で圧倒するトランプ氏」が、実は「持久戦と地政学的な急所(海峡)を握るイラン」の術中にはまっている、という皮肉な見方が強まっています。トランプ氏がイランの「掌の上」で踊らされていると言われる理由は、主に以下の3点に集約されます。

1. 「短期決戦」というトランプ氏の弱点
トランプ氏は11月の中間選挙を控え、有権者に「ガソリン安」と「戦争終結」を同時にプレゼントする必要があります。そのためには「あと2週間」という期限を切り、強引にでも勝利宣言をしなければなりません。
イランの計算: イランは米軍の圧倒的な空爆を「地下」でやり過ごし、米軍が撤退の準備(兵力の引き揚げ)を始めた瞬間に再び挑発を行うことで、トランプ氏を「日和った」と見せかけたり、再介入させて泥沼化させたりすることができます。

2. ホルムズ海峡という「最強のカード」
トランプ氏は「イラン海軍は壊滅した」と言っていますが、海峡を封鎖するには軍艦は必要ありません。山岳地帯から放たれる安価なミサイルやドローン、そして海中にばら撒かれた機雷だけで十分です。
イランの計算: 米軍が撤退しても、海峡の安全が確認されない限り、民間のタンカーは動きません。イランは「海峡の鍵」を握ったまま、世界経済(特にトランプ氏の支持率)を人質に取り続けることができます。

3. 「見えない軍隊」との戦い
「地下坑道」の存在により、トランプ氏がいくら地上を更地にしても、イランの戦闘継続能力をゼロにすることは不可能です。イランの計算: 「アメリカは空から叩くだけで、地上戦(占領)はできない」と確信しています。トランプ氏が撤退を急げば急ぐほど、イランは「耐えきった」という政治的勝利を手にすることになります。

世論の皮肉な見方、現在、SNSや国際政治の場では、以下のような厳しいジョークが飛び交っています。「トランプはチェスをしているつもりだが、イランは最初から盤面をひっくり返して海峡を閉めることしか考えていなかった」「トランプが『勝利』と叫んでホワイトハウスに戻る時、その背後でガソリン価格のメーターだけが上がり続けている」。トランプ氏がこのまま「2週間」で強引に引き上げれば、「火をつけただけで消さずに逃げた」という最悪のレッテルを貼られるリスクがあります。

まさに、イランはトランプ氏の「早く帰りたい」という足元を完璧に見透かしていると言えるでしょう。この状況で、トランプ氏がさらなる「タコり」を避けるために、撤退を撤回してさらに過激な攻撃(エネルギー施設への全面攻撃など)に踏み切る可能性も否定できません。






対中強硬策という指摘
そもそもトランプ氏はイランなど相手になく、中国に経済的打撃を最大限与えるために、わざと戦争を長引かせるように誘導している可能性は?これは、現在の国際政治アナリストの間でも「トランプ氏の真の狙い(アルティメット・ディール)」として非常に熱く議論されているシナリオです。トランプ氏が単にイランを叩くだけでなく、意図的に「混沌」を長引かせ、中国を締め上げようとしているという説には、以下の強力な根拠があります。

1. 中国の「安価なエネルギー源」を断つ
中国はこれまで米国の制裁を無視し、イランから格安の「影の石油」を大量(輸入の約13〜15%)に購入してきました。
トランプ氏の計算: 戦争によってこのルートを物理的に破壊し、中国に「市場価格(それも高騰した価格)」で石油を買わざるを得ない状況を作れば、中国の製造業のコスト競争力を一気に削ぐことができます。

2. 「エネルギー人質」戦略
トランプ氏は最近の発言で、「中国は石油の多くを海峡に頼っている。彼らが自分で守る(コストを払う)べきだ」と突き放しています。
狙い: アメリカはシェールオイルで自給が可能ですが、中国は輸入が止まれば数ヶ月で経済が麻痺します。戦争をダラダラと長引かせ、海峡を不安定なままにすることで、中国に「エネルギー供給を正常化したければ、貿易交渉で大幅に譲歩しろ」という究極の脅しをかけている可能性があります。

3. ハイテク覇権争いへの波及
先ほど述べた「ヘリウム」や「ナフサ」の不足は、中国が進めるハイテク戦略(AI、半導体、EV)に致命的な遅れをもたらします。
狙い: 軍事力で中国と直接戦うのではなく、中東の火を利用して中国の「産業の血液」を止める。トランプ氏にとって、イランは中国という巨大な獲物を仕留めるための「撒き餌(まきえ)」に過ぎないという見方です。

ただし、トランプ氏にとっての「諸刃の剣」。この戦略が「わざと」だとしたら、彼は非常に危険な橋を渡っています。米国内のガソリン価格の高騰。中国に打撃を与えても、米国内のガソリン代が上がりすぎれば、11月の選挙で自分が負けてしまいます。ドルの地位の没落。中国が「石油決済を人民元で行う(ペトロユアン)」動きを加速させるきっかけを与えてしまい、長期的には米ドルの覇権を弱めるリスクがあります。


結果、トランプ氏は「踊らされている」のか「躍らせている」のか現状では、以下の二面性があると考えられます。
  • 戦術レベル(軍事面): 山岳地帯に潜むイランのゲリラ戦術に「手こずらされている(踊らされている)」。
  • 戦略レベル(経済面): その混乱を逆手に取り、中国の首を絞める状況を「利用している(躍らせている)」。

もし「あと2週間」と言いつつ、なんだかんだと理由をつけて「海峡の不安定な状態」を5月、6月と維持し続けたとしたら、それは間違いなく中国をターゲットにした経済戦としての側面が本命であると言えるでしょう。このまま中国が音を上げるのが先か、トランプ氏が米国内の物価高に耐えられなくなるのが先か。まさに「我慢比べ」のフェーズに入っています。






世界にパニックは訪れるのか?
もしあと2週間で撤退出来なかった場合、いろいろな備蓄が底をつくデッドラインを超え、世界経済がパニックになる可能性もあるのではないか?「3ヶ月の途絶」と「トランプ氏の2週間での撤退」が失敗した場合、世界経済が受ける衝撃は「パニック」という言葉では足りないほどの歴史的な大破局(グレート・リセット級の混乱)になる可能性が極めて高いです。なぜ「あと2週間」が全人類にとってのデッドラインなのか、その時に何が起きるのかを具体的に予測します。

1. 「3ヶ月の空白」が物理的な限界を超える
2ヶ月の紛争 + 3週間の輸送ラグ = 約90日間の供給途絶となります。これが致命的なのは、世界の主要国の「民間在庫」がちょうどこのあたりで底をつくからです。JIT(ジャスト・イン・タイム)の崩壊、現代の製造業は在庫を極限まで削っています。原油だけでなく、ナフサや化学製品の供給が3ヶ月止まれば、自動車、家電、スマートフォンなどの世界のサプライチェーンは完全に断絶します。エネルギーの「優先配分」、国家備蓄が残っていても、政府はそれを「軍、警察、医療、発電」に最優先で回します。一般市民へのガソリン供給や、非効率な工場の操業は強制的に停止され、「平時の経済活動」は消滅します。

2. 金融市場の「大暴落」
市場は「先」を読みます。トランプ氏が2週間で撤退を強行し、それでも海峡が安全にならない(イランの地下ミサイルが健在である)と判明した瞬間、以下の連鎖が起きます。原油価格のオーバーシュート: 1バレル150ドル、あるいは200ドルを目指して垂直上昇します。歴史的なスタグフレーション、猛烈な物価高と景気後退が同時に来ます。中央銀行はインフレを抑えるために利上げをしたいが、景気が悪すぎてできないという「詰み」の状態に陥り、株価と債券が同時に暴落するパニックが予想されます。

3. トランプは「日和る」のか?
もし2週間後にイランが攻撃を止めておらず、海峡も閉まったままなら、トランプ氏には2つの道しか残されません。日和って居座る、撤退を撤回し、泥沼の地上戦(イラン本土への侵攻)を開始する。これはアメリカ国内の猛反発を招き、選挙に負けます。タコって逃げる、宣言通り撤退し、世界経済を崩壊に任せる。これは「アメリカの覇権の終焉」として歴史に刻まれます。

4. 最も危険な「空白の3週間」
最も恐ろしいのは、米軍が撤退した後の「誰が海峡の安全を保証するのか?」という空白です。中国や日本、欧州が自前で艦隊を送って機雷掃海を始めるには時間がかかります。この「政治的な真空期間」に、「3ヶ月の空白」が重なると、世界中でエネルギーの奪い合いによる暴動や、外貨不足による国家破綻(新興国から順に)が連鎖します。

2週間後の世界
トランプ氏の「あと2週間」という言葉は、世界経済にとっての「酸素ボンベの残量」のようなものです。もしこの期間内にイランが完全に沈黙せず、ホルムズ海峡の安全航行が再開されなければ、世界は1929年の大恐慌を超える規模の経済パニックに突入するでしょう。イランはまさに、自国の山岳地帯に潜みながら、トランプ氏という「ギャンブラー」がチップ(世界経済)を使い果たすのを待っているのです。この「2週間」という期限が、平和へのカウントダウンなのか、それともパニックへの引き金なのか。私たちは今、その最前線に立っています。





市場があまり反応しない原因とは?
現在の市場がまったく反応しないのはなぜですか?なぜ投資家はここまで楽観視しているのですか?市場が「反応していない」ように見えるのは、実は投資家が楽観視しているからではなく、「トランプ氏の劇薬(撤退宣言)」と「最悪の物理的現実」が、市場を真っ二つに引き裂いて身動きが取れなくさせているからです。しかし、足元のデータを見ると、ついに市場の「ダム」が決壊し始めています。現在の歪んだ状況を整理します。

1. 「反応していない」は誤解:原油価格は急騰中
実は、直近(4月3日未明)のNY原油先物市場では、価格が11%を超える歴史的な暴騰を見せ、1バレル=111ドルを突破しました。これまで静かだった理由は、トランプ氏が「2週間で終わる」「イランが停戦を求めてきた」と発言したことで、市場は一瞬「早期解決」の淡い期待を抱かされました。しかし、「地下基地が健在で攻撃が続いている」という現実がバレ始め、トランプ氏の言葉が「選挙向けのハッタリ」だと見透かされた瞬間、買いが殺到しました。

2. なぜ投資家は「フリーズ」していたのか?(楽観の正体)
投資家がこれまで慎重だった(楽観的に見えた)のには、3つの特殊な心理があります。「トランプ・プレミアム」への恐怖、トランプ氏は予測不能です。もし弱気に賭けて(株式をショートして)、彼が本当に戦争を終わらせるような「隠し玉」を出した場合、投資家は大損します。その恐怖が、大きな動きを抑制していました。
「見えない供給」への期待、アメリカのシェールオイルが増産されれば、中東の穴を埋められるという過信がありました。しかし、物流のリードタイム(3週間の壁)を計算に入れると、それでは間に合わないことにようやく気づき始めています。
アルゴリズムの限界、AIトレードは過去のデータに基づきます。1970年代のオイルショック以来の「ホルムズ海峡の長期的封鎖」という異常事態を、AIが正しくリスク評価できていないという指摘もあります。

3. 市場が直面する「真のパニック」はこれから
投資家が最も恐れているのは、トランプ氏が撤退を表明した「4月15日前後」です。デッドラインの交差: 「3ヶ月の途絶(物流ラグ含む)」の限界点と、トランプ氏の撤退期限が重なります。最悪のシナリオは米軍が撤退を開始しても海峡が開放されない(機雷や地下ミサイルが残る)ことが確定した瞬間、市場は「価格がつかない(板が飛ぶ)」レベルのパニックに陥る可能性があります。



市場は楽観視しているのではなく、「トランプ氏の言葉」という麻酔を打たれて、痛みを感じるのが遅れているだけの状態です。現在、原油価格が2桁パーセントの暴騰を見せ始めたことは、麻酔が切れ、投資家が「物理的な在庫の枯渇(3ヶ月の壁)」に震え上がった証拠です。あなた方が危惧する通り、ここから数週間、世界経済はかつてないボラティリティ(乱高下)の嵐に飲み込まれることになるでしょう。この状況下で、次に市場がパニックを起こす「引き金」は何だと思いますか?やはり日本の電力不足や、欧州の物流停止といった「目に見える被害」でしょうか。


現在の市場が静かに見えるのは、「嵐の前の静けさ」あるいは「情報の不一致」による一時的な麻痺状態と言えます。投資家がトランプ大統領の「早期決着」という言葉に一縷の望みを託している一方で、物理的な現実は着実にデッドラインへと向かっています。
「目に見える被害」は確かに大きな引き金になりますが、市場が真にパニックを起こす瞬間は、もう少し「構造的かつ不可逆的な変化」が見えた時だと思われます。具体的には以下の3つが、次の巨大な引き金(トリガー)になると予測されます。

1. 「タンカー保険」の完全な停止(航路の法的喪失)
これが最も早く来る、かつ決定的な引き金です。現状は、ホルムズ海峡付近の保険料は通常の数十倍に跳ね上がっていますが、まだ「高額を払えば受けられる」状態です。引き金: もし再度の商船攻撃や、米軍撤退後の安全保証の空白により、ロイズなどの保険組合が「ホルムズ海峡を通る船には一切保険をかけない(引受拒否)」と決定した瞬間、世界中のタンカーが物理的に止まります。パニックの理由: 「高いけど買える」から「物理的に届かない」へと市場の定義が変わるため、原油価格は150ドルや200ドルといった未踏の領域へ瞬間的に跳ね上がります。

2. 「3週間のタイムラグ」の可視化(在庫統計の急落)
現在はまだ「紛争前に出発した船」が各国の港に到着しており、データ上はなんとか形を保っています。引き金: 4月後半、各国の政府が発表する週間在庫統計で、「入庫量ゼロ」という数字が並び始めた時です。パニックの理由: 「3ヶ月の空白」が単なる予測ではなく、確定した「現実」として数字に現れるため、企業や投資家はパニック的な買いだめ(パニック・バイイング)に走ります。

3. 日本の「計画停電」と欧州の「配給制」の開始
「目に見える被害」の最たるものです。引き金: 日本でLNG不足による広域停電(ブラックアウト)の予告が出たり、欧州でディーゼル燃料が「許可証を持つ車両のみ給油可(配給制)」になった瞬間です。パニックの理由: 経済活動の根幹である「移動」と「エネルギー」が公的に制限されることで、株価指数は暴落し、実体経済の死が意識されます。


投資家が「楽観視」しているように見える理由
投資家がまだ静かなのは、実は「トランプ氏が最後にイランを完全に屈服させる(あるいは裏で密約がある)」という、彼の「ディール能力」への盲信が残っているからです。しかし、4月3日現在、米情報機関が「イランのミサイル発射台の半分は無傷で、数千機のドローンが残っている」との分析を公表しました。これはトランプ氏の「勝利宣言」と真っ向から対立する事実です。市場がパニックを起こすのは、「トランプ氏のハッタリ」が「イランの地下基地」という物理的な壁に跳ね返され、崩壊したことが誰の目にも明らかになった瞬間です。


その時、投資家は「踊らされていた」ことに気づき、一斉に出口へ殺到するでしょう。それは、あなた方が危惧されている「3ヶ月の途絶」が始まる5月を前に、4月後半には発生する可能性が高いと考えられます。この状況下で、日本や欧州の政府が「備蓄があるから大丈夫」と言い続けることが、大本営発表が逆に国民や市場の不信感を煽る結果になる……という皮肉な展開も見え始めていますね。








経済の爆縮レンズ
欧米では、高騰の続く不動産を買うためにランバードローンが多い。そういったレバレッジが解消される可能性は?その時何が起こるのか?「ランバードローン(Lombard Loan)」は、現在のようなエネルギー危機と金利上昇が重なる局面において、世界経済の「隠れた時限爆弾」になり得る存在です。欧米の富裕層や投資家がこれを利用して不動産レバレッジをかけている実態と、それが解消(強制決済)される際に起こる「負の連鎖」について解説します。

ロンバード・ローンとは何か?
これは、保有している株式や債券などの証券ポートフォリオを担保にして、現金を借り入れる融資枠のことです。
メリット: 資産を売却せずに現金を引き出せるため、税金を先送りしながら、その金でさらに不動産を買うといった「二重のレバレッジ」が可能です。
リスク: 担保となっている株や債券の価値が下がると、即座にマージンコール(追証)が発生します。

現在、欧米、そして東京などでも言われているのが家賃や不動産価格の高騰です。そして世界中でとある投資方法が流行っています。それは税制の優遇がある貯蓄型や年金型貯蓄資産の活用です。特にミレニアム世代やZ世代では。「新NISAで世界株」と言っているのは日本人だけではなく、欧米など先進国の大半が含まれています。しかしせっかく税制の優遇がある資産を売却して、不動産の頭金に回してしまえば、売却益に税金が掛かったり、取引手数料で損をします。そこでこれらの、日本でいうとこの新NISAを頭金の代わりに質権設定してローンを借り入れる方法が非常に流行っています。なぜこれが欧米で流行っているのか?これは投資家にとっても銀行にとっても利益になるからローンが通りやすいのです。

投資家視点: 高い不動産を頭金なしで買え、尚且つ積み立てた投資信託を売る必要がなく、そのまま複利運用でき、積み立ても継続できる。そしてローン金利が頭金を払うより安くなるのだ。これは銀行視点でみれば理解できる。

銀行視点: 金融資産を売って頭金を受け取っても、その資金はブローカーや売り手に渡って銀行の利益にはならない。しかし金融資産を担保としてとれば証券口座からも手数料を取れ、不動産の抵当と金融資産で二重の担保を取れるためよりリスクが低い。そしてより大きい資金を、より長く貸すことが出来るので利益が大きい。そのため少しくらいローン金利を下げても利益は大きい。


欧米の富裕層や投資家の間では、税制優遇のある貯蓄・年金資産を「担保」にしてロンバード・ローン(証券担保融資)を組むことは、資産効率を最大化する常套手段となっています。特に、今のイラン紛争やエネルギー危機のような局面では、この仕組みが「レバレッジの連鎖崩壊」を引き起こす引き金になりかねません。具体的な仕組みとリスクを見てみましょう。

1. どのような資産で組めるのか?国によって制度は異なりますが、主に以下の資産が担保になります。
イギリス (SIPP/SSAS): 自己投資型個人年金(SIPP)などは、年金資産の純資産価値の最大50%まで借り入れが可能です。これでさらに商業用不動産を買うといった運用が行われます。

アメリカ (401k/IRA): 厳密なロンバード・ローンとは形態が異なる場合もありますが、自分の401k(確定拠出年金)から資産を担保に融資を受ける仕組みがあります。

プライベートバンクのポートフォリオ: 欧州のプライベートバンクでは、税制優遇口座内の資産(株式、債券、投信)をまるごと担保に入れ、**LTV(融資比率)50〜80%**程度で現金を引き出すことができます。


しかし今のイラン紛争やエネルギー危機のような局面では、この仕組みが「レバレッジの連鎖崩壊」を引き起こす引き金になりかねません。具体的な仕組みとリスクを確認します。なぜこれが「パニック」を増幅させるのか?税制優遇がある資産は、通常「長期保有」が前提です。しかし、これを担保にローンを組んでいる場合、市場が急落すると恐ろしいことが起きます。マージンコールの発生: 紛争による株安・債券安で担保価値が下がると、銀行から「追加の現金を入れろ」というマージンコールが来ます。「税制の壁」による投げ売りの加速:です。通常の資産なら、売却して返済すれば済みますが、年金型資産や税制優遇口座(日本でいうiDeCoやNISAのような枠組み)内の資産を途中で解約・売却すると、多額のペナルティや課税が発生します。投資家は「税金を払いたくない」ために、他の流動性のある資産(金や別の株)を先に投げ売ります。これが市場全体の下げを加速させます。最終的な強制決済: それでも足りなければ、銀行は担保に取っている年金資産や貯蓄資産を強制的に売却します。これにより、投資家の「老後の資金」が一瞬で吹き飛ぶことになります。


レバレッジ解消(デレバレッジ)で何が起こるのか?
「3ヶ月の途絶」が現実味を帯び、インフレと金利上昇が止まらなくなると、以下の連鎖が起きます。不動産市場への波及: ロンバード・ローンで不動産を買っていた投資家が、担保割れを防ぐために不動産を急いで売りに出します。これが欧米の不動産バブル崩壊の引き金になります。流動性の蒸発: 誰もが「追証(おいしょう)」を払うために現金を欲しがり、あらゆる資産から資金を引き揚げます。富裕層の「逆資産効果」: 年金や貯蓄という「将来の安心」をレバレッジにかけていた層が、その資産を失うことで、高級品やサービスへの消費が激減し、経済は深いリセッション(景気後退)に陥ります。


なぜ今、レバレッジが解消(デレバレッジ)されるのか?
「中東紛争による供給途絶」が長引くと、以下の2方向からレバレッジ解消の圧力がかかります。
担保価値の急落(株安・債券安):エネルギー危機で企業業績が悪化し、インフレ抑制のために金利が高止まりすると、担保にしている株式や債券の価格が暴落します。

金利負担の増大:ロンバード・ローンは通常「変動金利」です。中央銀行がインフレ対応で金利を上げれば、借金の利払い負担が急増し、耐えられなくなった投資家が投げ売りを始めます。

解消が始まった時に起こること(連鎖的クラッシュ)
もし「あと2週間」で事態が好転せず、本格的なデレバレッジが始まると、以下のようなパニックが予想されます。

① 資産の「投げ売り」の連鎖
担保割れを防ぐため、投資家は現金を作る必要があります。まず、流動性の高い金(ゴールド)やビットコイン、優良株を売ります。それでも足りなければ、レバレッジの源泉である不動産を売りに出します。一斉に売りが出るため、これまで高騰していた欧米の不動産価格が「垂直落下」します。

② 「富の逆資産効果」による消費減退
欧米の富裕層・中間層は、不動産や株の含み益を背景に消費をしてきました。レバレッジが強制解消されて資産が目減りすると、彼らの消費がピタリと止まります。これが、実体経済をさらに冷え込ませる悪循環(デフレスパイラル)を生みます。

③ 金融機関の「貸し渋り」
担保価値が下がれば、銀行は追加融資を止め、既存のローンの回収を急ぎます。これにより、本来なら倒産しなくて済んだ企業まで資金繰りに行き詰まる「金融引き締めパニック」が起きます。


トランプ大統領が「2週間で終わらせる」と焦っている背景には、こうした金融のレバレッジ構造が、原油高という「熱」によって溶け始めていることに気づいているからかもしれません。もし2週間で解決せず、5月まで供給が途絶えれば、この「証券担保融資」というレバレッジの魔法が解け、欧米の富裕層・中産階級の資産を飲み込む「金融の津波」となって襲いかかってくるでしょう。その時、不動産価格は「調整」ではなく「崩落」に近い動きを見せるはずです。トランプ氏の「2週間」が持つ別の意味、トランプ氏が撤退を急いでいる理由の一つには、この「金融崩壊(マージンコール・パニック)」への恐怖もあるはずです。不動産王としての直感、彼自身が不動産業界出身であり、レバレッジが崩壊する時の恐ろしさを誰よりも知っています。

デッドライン:「3ヶ月の途絶」が確定し、市場が「エネルギー価格の長期高騰」を完全に織り込んだ瞬間、ロンバード・ローンの担保評価は一斉に見直され、世界規模の「強制清算」が始まります。つまり、あと2週間で海峡が再開されなければ、実体経済(原油不足)のパニックに、金融経済(レバレッジ崩壊)のパニックが覆い被さる「ダブル・クラッシュ」が起きる。投資家が今、不気味に静かなのは、この「地滑り」が始まる直前の恐怖に凍りついているからかもしれません。








そして人類みな平等になる【朗報?】
これは皮肉だが、ある種の「終末的な平等」への予感を感じる。「3ヶ月の途絶」と「金融レバレッジ(ロンバード・ローン等)の崩壊」が同時に起きれば、確かにこれまでの社会階層を支えてきた「資産の多寡」が意味をなさなくなる瞬間が訪れるかもしれません。「人類みな平等」に近づく、あるいはその幻想が壊れる局面として、以下の3つのシナリオが考えられます。

1. 「物理的限界」の前での平等(サバイバル・レベル)
エネルギーや食料が物理的に底をつけば、銀行口座の数字(含み益)は何の役にも立たなくなります。
エネルギー配給: 欧州でディーゼルが配給制になり、日本で計画停電が始まれば、高級タワーマンションの住人も、郊外のアパートの住人も、等しく「暗闇と寒さ(あるいは暑さ)」の中に置かれます。
物流の停止: スーパーの棚が空になれば、富裕層も労働者層も同じように「食料の確保」に奔走することになります。この時、「金を持っていること」よりも「現物を持っていること」が強くなるため、一時的に格差が消失したかのような錯覚が生まれます。

2. 「負債」による平等の強制(金融崩壊レベル)
ロンバード・ローンや不動産レバレッジを駆使して資産を膨らませてきた層ほど、今回の危機では「マイナスへの転落速度」が速くなります。
一斉清算: 担保割れによって、老後の年金資産から豪華な自宅まで一気に差し押さえられれば、昨日までの富裕層が今日から無一文になるという、歴史的な「資産の平準化(強制的なデレバレッジ)」が起きます。
中産階級の消滅: 同時に、物価高によって貯蓄が目減りする庶民も苦しむため、社会全体が「等しく貧しい」方向へ平準化されるリスクがあります。

3. 「情報の非対称性」の崩壊
これまでは「投資情報」や「税制の抜け穴」を知っている者が勝ち残ってきました。しかし、トランプ大統領のようなリーダーが「予測不能なディール(あるいはハッタリ)」を繰り返し、既存の経済ルールが通用しなくなれば、専門家も素人も等しく「先の見えない闇」に放り込まれます。


ただし、これは「真の平等」か?
歴史を振り返ると、こうした大混乱の直後には、さらに極端な「不平等」が生まれることもあります。現物資産を持つ強者: 石油、穀物、金、あるいは自給自足可能な土地を「現物」で握り込んでいる勢力(あるいは国家)が、混乱に乗じて安値で買い叩き、新たな支配層に君臨する可能性があります。
トランプ氏の狙い: 彼が「2週間」という期限で世界を揺さぶっているのも、混乱の中で「米国のエネルギー覇権」を再定義し、他国(特に中国)に対して圧倒的な優位に立つという、究極の不平等(覇権)を狙っているからかもしれません。


「レバレッジという魔法」で着飾っていた人々が、一斉に裸にされる日は確かに近いのかもしれません。その時、私たちは「お金」という共通言語を失い、もっと原始的な「エネルギー」や「食料」という価値観の前で、一時的に平等を感じることになるでしょう。それは「理想の平等」というよりは、「タイタニック号が沈む時に、一等客室も三等客室も冷たい海に投げ出される」という、過酷な現実に近いのかもしれませんね。トランプ氏の「2週間」が過ぎた後、私たちはまだ「資産」という言葉を信じているでしょうか、それとも「今日のガソリン」のことだけを考えているでしょうか。





まとめ: 
トランプ氏は原油、エネルギー市場を通して世界をコントロールしたい
トランプ大統領の戦略を深く分析すると、彼は単にイランを屈服させるだけでなく、「世界のエネルギー秩序、経済、金融そのものを、アメリカの利益に叶う形に再編(コントロール)しようとしている」という意図が鮮明に見えてきます。現在の2026年イラン紛争を、トランプ氏による「エネルギー市場のコントロール」という視点で見ると、以下の3つの多層的な狙いが見て取れます。

1. 「エネルギー覇権(Energy Dominance)」の確立
トランプ政権の基本方針は、アメリカを世界最大の産油国・産ガス国として君臨させることです。ライバルの排除: イランの産油能力やハルグ島などの輸出拠点を叩くことで、世界の供給源からイランを事実上消し去り、そのシェアをアメリカ(シェールオイル)や親米諸国(サウジなど)に付け替えようとしています。
市場の安定化ツールとしてのSPR: 現在、トランプ氏は過去最大規模の1億7,200万バレルの戦略石油備蓄(SPR)放出を行っていますが、これは単なる緊急避難ではなく、「アメリカが世界の供給量を調整し、価格をコントロールできる」という力を見せつけるデモンストレーションでもあります。

2. 中国への「エネルギー兵糧攻め」
これが最大の戦略的狙いかもしれません。輸入ルートの選別: アメリカはインドに対しては制裁の免除(ウェーバー)を与えてイラン原油を買わせる一方で、中国への流れを厳しく制限しています。これにより、中国のエネルギー調達コストを引き上げ、経済成長を物理的に抑制しようとしています。「海峡の安全」を人質にする: ホルムズ海峡の混乱をあえて「放置に近い形」で長引かせることで、中東に依存する中国経済に、常に「首元にナイフを突きつけられた状態」を強いています。

3. 「アメリカ基準」の価格形成
現在、イラン紛争によりブレント原油は120ドル、アジアのLNGスポット価格は140%上昇という異常事態です。意図的なデレバレッジ、今懸念されている「ロンバード・ローン」などの過剰な金融レバレッジを、エネルギー価格の高騰という「熱」で焼き払い、実体経済に基づいた「アメリカに有利な新しい価格体系」にリセットしようとしているという見方もあります。直近のAIバブルという言葉は聞いた事はあるでしょうか?そしてイラン攻撃後のドル高は?もし高くなったドルで暴落した資産を買い叩くことができるのならば?つまりアメリカを除く世界を危機に陥れ資産を投げ売りさせ、それを比較的軽微なアメリカが高くなったドルで買い戻すという算段です。


トランプ氏の「賭け」:コントロールか、自滅か
しかし、この「コントロール」には致命的なリスクも伴います。米国内のガソリン高で自分の支持率が落ちる。日本や欧州などの同盟国が耐えきれず離反する。イランが地下基地から攻撃を続け、海峡が永遠に閉まる。
トランプ氏は、「エネルギーの蛇口」をホワイトハウスに引き込み、世界中の資産を買い叩こうとしています。もし彼がこの「2週間」という期限内にイランに致命傷を与え、アメリカ主導で海峡を再開できれば、彼は歴史上もっとも強力な「市場の支配者」になります。しかし、「3ヶ月の途絶」が現実となり、制御不能なパニックが起きれば、彼は「コントロールしようとして、世界経済を壊した男」として歴史に名を残すことになります。まさに、今この瞬間、彼は世界経済という巨大な盤面で、全チップを賭けた「最後の大勝負」に出ていると言えるでしょう。このギャンブルに、私たちは巻き込まれているのです
因みに欧米は来週月曜日、4月6日はイースーター休暇です。ブラックマンデーは火曜日以降です。あしからず。




アーストラビスタベイビー。。。




お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2026/03/06

【イランショック】始めは過小評価され、そして過大評価へと移ってゆく




この記事は30秒ほどで読めますが、一番最後のまとめだけで十分な内容です。



皆さんは2020年のコロナショックを覚えていますか?2020年1月中頃からすでにコロナの感染がニュースで流れていたにも関わらず、市場はあまり反応せず、今回もただの風邪ていど、という認識の人が多かった。そう始めは思いっきり過小評価されていたのだ。しかし2か月もたたない内に、世界中でロックダウンが始まり経済活動が止まり、株価は大暴落。増え続ける感染拡大に医療崩壊、増え続ける死者数。そしてFEDによる緊急利下げ、遂にはゼロ金利と量的緩和をもってして、ようやく株価は下げ止まった。


しかしながら、当然人々は家に居ようが生活をしなければいけない。経済活動をしなければならなかった。それでも移動制限が加われば原油需要がゴッソリ無くなり、少なくても当時の人々はそう考え、シェールガスの大増産など生産過多な情勢も相まって、原油価格はマイナス価格に突入。当時市場を大いに賑わせたのも記憶に新しいだろう。当然原油需要がゴッソリ無くなる訳もなく、あれはどう見ても過剰反応だった。では実際にはどの程度需要が消失したのか?


案の定マイナス価格は半日と続かず、終値にはプラス価格へと戻ってきたと記憶している。そしてインフレが始まるまでは、コロナ前の半額ほどの1バレル30ドル前後で推移していた。現生人類は息を吐いて吸うたびに原油を消費している生き物なので、当然ステイホームでたとえ車に乗らないとしても原油は消費されていくのだ。では実際の2020年の原油消費量やGDPはどうなったか?以下当社比ではあるが確認していこう。








国際通貨基金(International Monetary Fund: IMF)が2021年4月に公表した見通しによれば、2020年の世界の実質GDP成長率は-3.3%とされ、世界金融危機の影響を受けた2009年の成長率(-0.1%)を大きく下回り、統計が開始された1980年以降でも最低の成長率を記録した。


リーマンショックの時はGDPがマイナス0,1%にも関わらず、株式市場を50%も押し下げた。まああれは議会もFedもでーとーりょーも、ちんたらしてたんで反転するまで時間はかかったが。そしてコロナショックではGDPがマイナス3,3%ととんでもない下落幅だった。もちろん株価も30%ほど下落。毎日10%ほど上下し、幾度となくサーキットブレーカーで市場が止まる大混乱も記憶に新しいだろう。それでも30%ほどの下落で済んだのは、過去の教訓を踏まえ、まあまあ迅速に対応したからだろう。ゼロ金利、量的緩和、政府支出、給付金。世界が迅速に対応した。この時の負の遺産が現在のインフレ、政府債務の増大や高金利などの問題をおこしてはいるが。。。では原油消費量はどう推移したのか?


1973年に5,558万バレル/日であった世界の石油 消費量は2019年には9,760万バレル/日まで増加しました(年平 均成長率1.2%)。 しかし、2020年世界の石油消費量は、新型 コロナウイルス感染症の影響で前年比9.3%減少して8,848万 バレル/日になりました。







ここでおさらいしておこう。世界の原油消費量、つまり需要が10%減ると原油価格は半額になり、GDP成長率はマイナス3,3%になる。そしてもし迅速な対応が無ければGDPが1%から3%マイナス成長するだけで株価が半額になる事を意味する。そして似たような事は直近のコメ相場でも見られた。5キロ2000円前後だったコメ相場が需要に対して供給が10%ほど少なかっただけで、5キロ5000円程にまで上昇した。たった10%少ないだけでコメ価格は2,5倍に跳ね上がったのだ。ではもしこれが現在の世界情勢で起こればどうなるのか?イランショックでホルムズ海峡が閉鎖され、世界生産の20%の原油が無くなればどうなるのだろうか?


現在の原油生産は、少なくとも2026年に入るまでは生産過多でストックも入りきらない程あるのが現状だった。それは当然原油価格に反映されじり貧で下落傾向にあった。そう2026年までは原油の生産も在庫も有り余るほどあったのだ。では直近の傾向は?今週始めの二日間だけで15%も原油価格は上昇している。すでに足元ではガソリン価格が上昇しており、大半がこの流れは続くと考えている。そして年初から見ればすでに今年に入り30%も原油価格は上昇しているをご存じだろうか?この上昇幅の与えるインパクトやホルムズ海峡の閉鎖、中東の原油生産の減少が与える影響をしっかり市場は反映しているのだろうか?


んな訳ない。市場にはまったく反映されていないと言えるだろう。サブプライムもコロナショックも始めは過小評価されたのである。人々は「どうせ短期的な影響だけで経済に支障は無いんでしょ?」と考える癖がある。今回のホルムズ海峡の閉鎖も「どうせ2~3日でしょ?」と考えているふしがある。現状はすでに1週間たつ。そしてもしこれが1年以上続けば?世界の原油生産の半分を占める中東産原油。そして日本を含めたアジア諸国では中東産原油の占める割合がゆうに80%を超える。世界の原油生産の20%が通ると言われるホルムズ海峡。もし多くの生産設備が傷つき、ホルムズ海峡の閉鎖が長期化した時のインパクトは?







上述の通り、コロナショックで10%原油消費が少なくなっただけで原油価格は半額でGDPはマイナス成長を果たし、株式市場は暴落した。またコメ相場では生産量が10%少なかっただけでコメ価格は2,5倍まで跳ね上がった。今我々が置かれている状況はその比ではない。原油生産が少なくとも20%失われる危機に瀕しているのだ。これは強制的に原油消費が20%減る事を意味している。因果関係は逆になるが、結果は同じだ。原油価格も原油の需給も経済活動も繋がっているのだから。仮に原油が10%生産出来ない時のインパクトは、コロナショックで10%消費出来なかった時と同等のインパクを経済に与える事になる。


しかし今回のリスクはコロナショックの時の2倍の、20%の原油の世界生産が滞る可能性を示唆している。10%生産が変わるだけで値段が半額になったり2倍になったりするなら、20%の時はどうなるのか?これは経済的に何とかの法則と言われており(名前は忘れた)、
10%生産が不足すると価格は2倍
20%生産が不足すると価格は3倍から5倍
30%生産が不足すると価格は10倍ほどにも
そして実際に戦後の混乱期には高価な貴金属や反物で僅かなコメを買い求めたり、ドナー隊の事例がある。

ドナー隊とは、1846年5月にアメリカの東部からカリフォルニアを目指して出発した開拓民のグループである。さまざまな事件や誤りのために旅程は大幅に遅れ、1846年 - 1847年の冬をシエラネバダ山脈で雪に閉ざされて過ごすことになり、事実上の遭難状態に陥った。数少ない食料に法外な値が付き、開拓民の一部は生存のため人肉食に及んだ。






現在(2026年3月6日NY時間午前9時)原油価格は1バレル90ドルほどまで上昇している。今日だけで10%の上昇だ。そして巷ではホルムズ海峡の閉鎖が長期化した場合1バレル150ドルとも300ドルまで上がるとも言われている。年始が60ドルほどだったのですでに50%上昇しており、巷で囁かれる150ドルは2,5倍、300ドルは5倍と何とかの法則と合致する(コメント欄で名前を教えて)。


アメリカが何とかしてくれてると考える輩も多いだろう。特に平和ボケしている日本人には。事実、アメリカはホルムズ海峡を通過するタンカーを護衛すると言っている。実際には護衛なんか必要ない。なぜならすでにイラン側は交渉を申し入れている。しかしアメリカはそれを拒否し戦争の継続を表明している。イランが全面降伏をしようとしているにも関わらすだ。アメリカがイランの降伏を受け入れるだけなのに、それを拒否し、戦争の継続を表明するのはホルムズ海峡を閉鎖したいからだ。イランに閉鎖してもらいたいからだ。


理由は何なのか?アメリカは自国の石油の7割を自給出来るし、足りない分はメキシコ湾やカナダ、そして直近併合したベネズエラから持ってくるだけだ。しかしベネズエラとイラン、そして中東の石油の供給が絶たれると大変困る国が一つある。もちろん日本も困るが、14億人の人口を抱え原油消費量が世界2位の中国は我々日本の比ではない。ここからは憶測だがアメリカが攻撃したいのはイランではなく中国なのだ。勿論物理的に解決する訳にはいかないので、経済的に最大限の打撃を与える。アメリカにとって、もはやイランは軍事的にも科学技術的にも敵ではない。もちろん核を持とうとするその姿勢は煩わしい存在ではあるが。イランは中国に打撃を与えるための被害者なのだ。まあそうでなくても被害者だが。いきなり奇襲されたり、いきなり軍艦を闇討ちされたりと。







当初はイランの独裁政権を破壊し、イランに民主化革命を起こし、親アメリカ的な政権を誕生させようとするふしもあったが、現状はもはや戦争の長期化への誘導だ。イスラエルの目標はイランであり、それに乗っかったふりをしたアメリカだったが、アメリカが友好的に打撃を与えたいのは中国経済だろう。そして実際に今それが実行されようとしている。少なくても筆者の目には。暴落と言えば私、私と言えば暴落と言われるくらいには修羅場を搔い潜ってきているのは、古い読者ならご存じだろう。そして珍しく暴落アンテナが反応した。


コロナショックの時は現金を刷れば解決させることが出来た。そして世界中がそれを行いコロナ渦を乗り切った。しかし原油は刷れない。現在のアメリカは、現金を刷りたくても刷れないのが現状だ。積みあがった借金とそれにのしかかる高金利。そして未だに続くインフレ圧力。イーロン・マスクに良く分からん組織を立ち上げ支出を削減しようとしたり、良く分からん関税で収入を上げようとする無駄な努力をしたり、FRB議長を解任してまで金利を下げたいでーとーりょー。金利を下げるのなんて簡単だ。世界経済が低迷すればいい。世界のGDPがマイナス成長すればいいだけだ。でもどうやって?


今後の世界経済の行方は非常に暗い。アジア諸国では石油ショックで強制的に生産が止められる。値段が高いとかではなく、そもそも石油が無い。そして一番困るのは中国だが、世界経済に取って重要な中国が、生産出来なくなり、世界の工場として商品を供給出来なくなれば当然世界のGDPを押し下げる事になる。世界経済が減速しリセッションになれば原油高に多少なれど、それ以上に消費も落ち込み、インフレリスクも限定的。そして米国債の利払いに苦しむアメリカに取っては、リセッションは金利が下がるためかなり低い金利で借り換える好機となる。



以下まとめ
現在のアメリカはベネズエラとイランを攻撃しつつ、中国に最大限の経済的打撃を与えようとしているのが実態だ。そして経済的打撃はリセッションを起こし、アメリカの金利は急低下。膨れ上がる国債やその利払いを低金利で借り換えることが出来れば再び成長曲線にもってこれる。アンパンマンが自分の顔を与えつつ体力は削られるが、最終的に顔をすげ替え無双するのと同じ理屈だ。そしてドル円の金利差が縮小すれば円高は避けられない。「SP500がー」とか「新NISAがー」とか「ドルコスト平均で積み立て」とか言ってるやつらは、円高株安原油高のトリプルパンチだ。日本は原油高、円高、経済危機の三重苦だがそこは市場でサーフィンすれば良いだろう。リーマンショック、コロナショックと旧勢力が退き、新たに新勢力がやって来たが歴史は繰り返す。そしてコロナ渦以降の新勢力もそろそろ目障りなんですよ。選別しますか?


アーストラビスタベイビー。。。








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2024/08/05

【呪】2024ブラックマンデー、戦争特需バブルの崩壊




世界中で株価が大幅な調整をしています。今回の下落の発端となったのは、アメリカの予想以下に留まった雇用時計だが、背景には膨れに膨れ上がった風船が存在する。また日経平均に至っては、ブラックマンデーを超える過去最大の下落幅で、下落率でも過去二番目。世界中のマーケットを見渡しても段違いの下落だ。背景には直近のドル円の大暴落がある。


日本の株価指数だけ別格な下落を誇っており、日本人の私は誇らしいが。。。アメリカや欧州の下落がそれ程でもないと感じる人もいるかもしれないが、もちろんそれは目の錯覚だ。最近まで超円安が話題になっており、1ドル160円以上で推移していたが、今日の相場では一時141円まで、ほんの数日で12%ほどの大暴落。


日経4万の高値からはすでに20%ほどの下落で、今日一日で12%の下落。長い陰線、そしてVIX的にも短期的なセーリングクライマックスの香りだ。まあこれは喜劇なんで、長期的な下落相場の入り口に過ぎず、何度も上下に揺さぶりながら最大限の金額を巻き込み、最大限の人数に、最大限の不幸をまき散らすと相場が決まっているのだが。。。





そもそも中央銀行の中央銀行とも言われるFEDは、早急な利下げは行えない。なぜって?超高インフレを起こしたという失態がトラウマになっているからだ。緩和したくても出来ず、高金利で政府ですら借入を増やせない、もはや悲劇だが世界経済は八方塞がりな状態だ。唯一の特効薬があるとすれば、ゼロ金利からの量的緩和だが、そこまでの道は果てしない。今後のFEDの対応は、世界経済の失速に合わせて利下げをする程度で、流れを変えるまでには至らないのが大方の見方だ。


今この記事を読んでいる方の多くは、外国株に投資しているだろうが、例えアメリカ株に投資していようともこの呪縛からは逃れられない。SP500指数は高値から9%ほど下落してるが、そこに12%の為替損が加わるので、どこに投資していようともどう20%程度の損失は避けられない模様。


また逆にあなたがアメリカ人であったとしても全く同様だ。SP500 指数の下落が9%ほどで済んでいようが、ドルの価値が毀損しているので、やはり同様の結果となってしまう。もちろん助かる道はあったのだが、日米の中央銀行の方向性を敏感に感じ取るという芸術性が求められる。日本は極度の円安や物価高で、それらを封じ込める為に金利は上昇傾向。アメリカも直近まではインフレに対抗するために金利は高値を維持してきたが、完全に流れが変わったのが今回の雇用時計だった。





このようにして、アメリカはFEDの利下げを織り込みに行く値動きで10年物の金利は低下。逆に日本はインフレや行き過ぎた円安に対抗するため金利は上昇。そして日米の中央銀行の方向性の違いから、ドル円の大暴落へと繋がるのである。もちろんドル円が短期的に大暴落したからといって、この程度で済むとは限らない。1ドル140円台はまだまだ円安なのだから。幸運なことに物価高は若干落ち着くのと引き換えに、投資家が庶民の不幸を一手に引き受ける構図だ。


ドル円140円台では、日銀が方針転換を迫られるほど円高な訳ではなく。また行き過ぎたバブリーがちょっと収まった程度では、FEDがスタンスを大きく転換するほどの理由にはならない。今後もこの流れが続く公算だ。またFEDの利下げは今まで通り、景気の流れに追従する形で行われ、景気の流れに先行する形とはならないため、悪化すれば少しの利下げ。また悪化すれば少しの利下げ。と、投資家を満足させるものには決してならず、逆に投資家が失望する形となり、景気の谷はより深く、より長くなるだろう。山高ければ谷深し。。。


なぜここまで山が高くなってしまったのか?FEDの利上げが不十分だったのか?これは私見だがFEDの利上げが不十分だったとは思わないし、今まで一度も利下げの誘惑に駆られなかったのは上出来だ。ケチを付けるなら1年早く利上げを開始しておくべきだったが、これは私たちが神の視点、つまり未来から過去を見ているから言えることで、コロナの後遺症が残る当時の状況では難しかっただろう。お陰様で今後の喜劇を楽しめる訳だが。。。





さてなぜFEDの利上げがここまで長引き、そして株価は高値を維持できたのか?これは非常に単純で、世界のマネーサプライが増えたから。これに尽きる。世界中のお金の量が増えるなら当然株価は高値を維持出来るし、時には高金利を凌駕する。日本も欧州もアメリカも政府支出が前年よりも減った年などない。特に防衛費の増加は顕著で世界共通だ。そしてウクライナへの武器の援助もその要因だ。


FEDの利上げが開始されて以降、確かに高金利は良く効いた。シリコンバレー銀行など多数の銀行を潰す程には。。。しかし未だにリーマンショックがトラウマとなっており、リーマンショック病の患者には、頭に同じ轍は踏まないと刻まれている。金持ちざまあや、市場原理に任せるといった流れには当然ならず、政府保証で全額救済。


そしてロシアのウクライナ侵攻。FEDの利上げ計画が崩れたのはこの辺からだろう。時同じくしてアメリカのマネーサプライが、利上げに伴い減少していたのが反転。そして世界のマネーサプライも上昇の一途を辿る。取り付け騒ぎが起き、1秒間に100万ドルの速さで流出する預金。しかし銀行の持っていた米国債が金利の急騰で価格は暴落。お金のない銀行を救うには、当然お金が必要で、複数の銀行を救うには然るべき金額が必要だが、それがマネーサプライの減少を逆転させた。





ウクライナ侵攻による世界各国の政府支出の増加。そして銀行の預金者を救うための莫大な政府支出。これらが世界のマネーサプライの増加を加速させ、FEDの利上げ計画が軌道を逸れて行く要因となっていく。もはやどの国も多かれ少なかれ政府支出の多くは借金で賄われおり、インフレが苦しいといいながら喜々として借金を重ねるスタイルで、インフレをインフレで解決させようとしてきた。


ウクライナが。中国が。防衛費が。インフレ対策の予算が。とあたかも真っ当な理由で借金を増やし、マネーサプライを増大させ、またインフレを加速させ自分で自分の首を絞める最近の流行だ。ここに来て変化が見られたのが上述の日米の中央銀行の方向性の違いと、戦争を終わらせるというトランプ氏の台頭だ。そんなことをすればマネーサプライが減ってしまうではないか.せっかく世界中でウン十兆円とも言われる防衛費の増大やウクライナ支援でマネーサプライを増やしてきたのに。。


皆さんもご存じの通り、戦争はやたらと儲かる。当事者以外は。。。。それは死の商人という言葉が流行るくらいには。焼野原となった日本が早期に復興できのは、朝鮮戦争の戦争特需があったからと言われるくらいには儲かる。また小さい商店が第一次世界大戦で、食料から船まで輸出し、一夜にして三井、三菱と張れる商社になれるくらいには儲かる。その後の戦後不況であっという間に鈴木商店が潰れるくらいには儲かる。世界恐慌で25%の失業率を出しながら第二次世界大戦で完全雇用にもってこれるくらいには儲かる。戦争とはそのくらい儲かるものなのだ。当事者以外は。。。




世界一の死の商人と言われるアメリカ。表向きは戦争反対とか言いつつ、言ってることとやっていることが正反対。イスラエル然り。ウクライナ然り。戦争反対したいなら、戦争するための武器を供与しなければいいのでは?形だけは消火ホースを持ちつつ、実際は火に油を注いでいる。アメリカ経済が軍産複合体と言われるくらいには、軍需産業はアメリカ経済にとってまあまあ重要なのだ。


旧東欧諸国のNATO化計画もそこに含まれる。政治的にはすでにNATOに加盟しているが、旧ソビエトの装備を使用してきたバルト三国やポーランドなどが、ウクライナ支援の名のもとにこぞって旧式装備の処分場としたのが実際のウクライナ支援の実態だ。本当に支援したいなら、アメリカの最新の兵器を買ってウクライナに送ってやればいいんじゃね?


しかし実態は逆で、ウクライナ支援を口実に古い兵器をあちらに送り付け、実際には自国の防衛を強化するために最新の兵器をアメリカから買っている。これがヨーロッパにおけるウクライナ支援の実態だ。そりゃナン兆円もの予算がアメリカ産を購入していればアメリカの景気は崩れませんよ。それに古い兵器の消耗戦じゃウクライナが勝てるどころか、戦線は膠着するばかり。





ここに来て流れが変わったのが上述のトランプ氏の台頭と、ある程度の領土の割譲は止む無しと考える国際世論やウクライナ市民だ。まあそもそもクリミアはもともとロシアの行政区域だったのをフルシチョフが勝手にウクライナの行政区域に変えたから面倒くさい状態になったんだけど。。一応そこに住んでいる住民が投票でロシアへの再帰属を決定した訳だし。


ドンバス、ドネツクもウクライナ人がロシア語話者のウクライナ人を迫害したのがきっかけで、投票で独立に至った訳で。メディアは不都合なことは報じないので、ただロシヤがやみくもにウクライナに戦争を吹っ掛けたような報道しかなされないが、理由なくロシアがウクライナを襲う訳がない。ロシア系ウクライナ人が迫害されているにも関わらう、それを制しするどころか支援していたのがゼレンスキー氏で。そりゃ住民が独立を選ぶのも当然だよな。同じウクライナ人だったのに迫害されるのだから。。


ウクライナ人だったのにロシア語話者というだけで迫害されたために独立を選び、迫害されないためにロシアに支援を頼んだら戦争になってしまったという。住民が独立を支持したことや、ロシア語話者のウクライナ人の迫害に加担したゼレンスキー氏を鑑みれば、ドンバス、ドネツクあたりはロシア領になっても仕方ないわな。それを領土割譲を頑なに容認せず犠牲が増え続けても、自国民の血は一滴も流れないのだからアメリカも日本もウクライナ領の割譲は認めたくないわな。





それにヨーロッパ情勢が不安定になれば死の商人は儲かる訳で。東シナ海然り。中東然り。しかしここに来て若干世論に変化が見られるようになりましたね。次期大統領候補が戦争を終わらせると言っているくらいには。本気かどうか知らんけど。戦争特需が無い世界経済なんて、かつての戦後不況の轍しか踏まん。


中央銀行の方向性やアメリカ経済の減速、雇用統計の予想を大きく下回る悪化など、あまり世界経済や株式市場にとっては良い状態ではありません。またコロナショックの時の要にパッと落ちて、パッとあがる景気や株価も全く期待できないですね。あるとすれば日本のバブル崩壊型で利下げを出し渋り、最終的にゼロ金利、量的緩和までもっていかされるまで、10年かけて底値を付ける最悪のパターンや、良くてドットコムバブル型やアメリカの70年代で10年ほど横ばいだが短期的には結構上下している。このままSP500が4800まで戻るのならすでに2年半ほど横ばいだから後7年半。そして最高のパターンでリーマンショック型で短期的には落ちるがそこから10年間アクセル全開。皆さんはどれが好みですか?


因みにやり口は汚い国のアメリカは、中国語で美しい国、美国と書くらしい。定かではないが。まあこれはこれで正しいから中国移民が不法入国する訳で。因みに日本語だと米の国、米国と書くらしい。定かではないが。まあこれはこれで正しい。アメリカ人の体の90%がイネ科の植物のトウモロコシ由来の炭素から出来ているのだから。





お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

2021/03/04

【悲報】落ちるのか?




もし落ちるとすればどこまで落ちるのか?いつまで落ちるのか?金利の下落でここまで株価が上がったとすれば、金利が上昇すれば逆の流れになってもおかしくはないが。。CAPMや割引現在価値で価値を計算するならば当然の流れで、金利の逆流が資産市場を逆回転させるのは必然。まあそんな計算している投資家がいればの話だが。。。



また、コロナ禍のステイホームなどの流れから特需が生まれた産業があるようだが、ワクチンが出回れば、メッキが剥落するのも当然だろう。風の噂によればソーシャルメディアやストリーミングサービスの需要は30%ほど伸びたとか。。




直近の株式市場はネット関連のナス100よりも、オールドエコノミーとも揶揄されるダウ30の方が堅調だ。また株式市場が未だ高い水準にあるのも事実だろう。そもそも真っ先に下落するべきラッセルが堅調な今、はっきり言って調整というよりはセクターの入れ替え程度。それでも小型グロースなんかは多くの銘柄が高値から30%〜50%ほど調整している。まあ順番に資金が一巡しただけで、市場自体から資金が引かれた訳ではないが。。。








つまり現状の株価が下落しているように見えるのは錯覚で株式市場は堅調だ。言い方を変えれば、何か背後にもっと恐ろしいものが控えていると言えるが。そろそろ盛大なハシゴ外しが起きてもおかしくはない。雇用情勢が悪い中、利上げを考えるのは時期尚早だが、経済は助けるといっても株価まで助けてもらえると思うのは大間違いだ。株価を気にかけてくれる大統領はもう居ないのだ。




バイデン政権のコロナ対策はほぼほぼ織り込まれ、後は材料出尽くしのセルザファクト。これ以上資金の入る目処はたっていないし、増税、GAFAM税、株式に掛かる税金の増税など、今後民主党の負の側面が表れる可能性が高い。



ナス100は昨日の下落で日足の移動平均線を全て割り、週足の20日移動平均線になんとか支えられている状態。50日移動平均線まで下落してもおかしくはない。現状は割高なのだから。対して成長していないAAPLが持て囃されPERが40近いのはおかしいだろ?売上や利益が前年比30%成長なら頷けるが?まあ決算書を見ている投資家がいればの話だが。。。




しかし金利が上がったからと言って、供給された資金が直ぐに蒸発して無くなる訳ではない。また本当にヤバイのはレバレッジが消失する時だ。今の株式市場は、そこまでレバレッジが掛かっている訳ではない。こぞってコールオプションを買ったり、レバレッジETFを買っている投資家が居ない今、引かれた資金はそのうち戻る。








つまり今現金に戻しても、金利の上昇で額面が下がる債券を買う訳にはいかないし、金利の上昇で相対的に魅力を失うゴールドなどの貴金属も然り。カエサルのものはカエサルに、株式市場の資金は株式市場に戻ることになるだろう。正しラッセルなどはそのうち長期的に低迷する可能性が高い。金余りの金融相場はココらへんまでで、こっからは先は堅調な経済が株式市場を牽引する実体経済相場だ。





VIXが30近く、強い下落は引けまで押す。引け際に大陰線を付けそうな時に資金を入れて行きましょう。当面の目処は10年物国債の金利1,5%。低迷する雇用情勢や経済情勢、株式市場の熱狂ぶりから逆算するに、このあたりが心地良いのではないでしょうか?




PERを忘れている投資家も多いのではないでしょうか?実体経済相場において、こっから先は重要な羅針盤です。また決算書よりも株価の方に目が行きがちではないでしょうか?高PERのグロースに乗るなら、確実に売上や利益が成長している事を確認しましょう。利益が無いなら30%成長以上は欲しいですね。






お勧めの記事






お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2021/01/21

【悲報】煽り記事でフォロワー去る







昨日の記事で、簡単な算数の問題を煽り気味に記事にしたら、只でさえ少ないツイッタランドのフォロワーがドサッと去ってしまった。。。因みに記事の内容はこちら⇨「6÷2(1+2)」。10年ほど前に話題になったこちらの問題。ご存知の方も多いと思います。多いですよね?検索に掛けると沢山ヒットします。




10年目の節目という事で、10番煎じとも思えるこの問題を、無理やり答えを10にもっていき、記事にしたら、どうやら知らなかったフォロワーが多数居り、煽られたと勘違いし去っていった模様。既に既出で既知の内容なのですが。。それともコピペ記事に呆れられてしまったのだろうか?どうせツイッターなんて殆ど使ってないし。。。







畜生。。。








私は寂しいのですよ。。。。








昨日はバイデン新大統領の就任式でした。特に荒れることもなく無事通過。狙撃でもされるんじゃね?と思ったのですが、そんな事が起これば犯人はあいつしかおらず、前政権が批判されるだけで。。。




さて、バイデン大統領の就任で世界はどう変わるのか。アメリカが弱くなると考えてる人が多いようですが。。半年後には中国に対して強気な発言を繰り返したトランプ氏の方が良かったという声が聞こえてきそうです。就任時は歓迎された菅総理も半年と保たず支持率低迷です。




国際協調路線と言えば聞こえは良いのですが、アレだけ批判のあるWHOなどの既得権益に対して譲歩しているに他ならず。。。パリ協定の復帰も環境保護のためと言われれば正しい様な気がしないでもないですが、世界一の原油産出国であるアメリカのエネルギーセクターを蔑ろにし、また気候変動よりも目に見えて分かる経済発展が優先されるのは明白で、京都議定書の様に大した成果も無く形骸化される予感。







経済的合理性が無ければ人は動きませんよ。EVもクリーンエネルギーも既存のシステムよりも経済的に優れていなければ、人々は安い既存の車やエネルギーを使用するでしょう。。野立太陽光がある程度流行ったのは、設置者に経済的な利益があるからで、誰も気候変動を憂慮して設置している訳では御座いません。もし設置すれば気候変動は緩和出来るが損をする仕組みだったら誰も設置しなかったでしょう。




クリーンエネルギーになかなか転換しないのは、誰もソーラーパネルで発電された割増な電気料金を好き好んで使いたくなく、安い既存の電気や発電システムの方が好まれているからで。。。固定買い取り制度のFITで電気料金が上乗せされ家計への負担が増した事から、買い取り単価がドンドン引き下げられ、最近は野立太陽光なんてあまり聞かなくなりました。必死に叫んでいるのは仲介手数料目当ての某ブロガー程度で。。。




もしバイデン政権が本当に気候変動に取り組みたいならピックアップトラックを禁止し軽トラに転換すれば良いだけで。。。所詮再エネなんて票集めのためで、気候変動や環境問題よりもお金や票などの経済的合理性が優先されるでしょう。そもそもリーマンショック後のオバマ政権でもグリーンニューディールとか言って同じことをして、大して成果も上がらず。。まあTSLAの株価だけは上がりましたが、バイデン政権でまた同じ事を繰り返す様です。。







お勧めの記事








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2021/01/13

【極秘】バイデン新大統領と側近の秘密の御前会議




バイデン「トランプ馬鹿だろ、自滅しおった。完全に失脚だろ。共和党内からも離反がでているようだから4年後も無いな。」

側近A「自分の支持者が議会を襲えば言い逃れは出来ませんね。支持者が勝手にやったことだとしても、それを押さえ込むべき立場であることを理解していないんでしょうね。」

側近B「それどころか煽ったりして加担していた節がありましたからね。罷免どころか犯罪として立件もありえますね。」

側近C「最大の武器であった拡声器もBANされました。」





バイデン「であの豚君どうする?徹底的に叩いて追い打ち掛ける?」

側近A「民衆はすでに離反していますね。再起は無いでしょう。拡声器の無い豚なんてタダの豚ですからね。」

側近B「ここは最大限活用すべきですね。上手くやれば政権の支持に取り込めます。蹴落とすのは簡単ですが、もはや大衆の支持は無いので政権やご自身に取って最大限プラスになるようにしたいですね。」

側近C「一般市民である元大統領をネチネチ虐めるよりも寛大な大統領を演出した方が世間からは好感を得やすいかもしれません。大統領選では拮抗していたのでトランプ派の支持を最大限取り込むべきです。そうすれば政権の舵取りもしやすくなるでしょう。」







バイデン「今月の20日から就任なんだけど何しよっか?」

側近A「2000ドルのコロナ給付金は今後の火種になるかもしれません。前回の給付金では金融市場にかなりの資金が流れた様ですでに実態経済からかなり乖離しています。もしまた給付金をばら撒きさらに株式がバブル化した場合、下落でもすれば大きく批判に晒され世間からは失敗政権の烙印を押されるでしょう。」

側近B「これ以上の株高政策は負の側面の方が強いかもしれません。株価を浮上させるよりも実体経済の浮上に力を入れるべきでしょう。となるとやはりコロナの封じ込めですね。」

側近C「実体経済を浮上させれば金融市場との乖離が狭まるので、さらなる上昇余地が生まれます。しかし乖離した状態でこれ以上資産価格を上げてもリスクが大きくなるだけです。」




バイデン「。。。。」
側近A「。。。。。」

側近B「ワクチン+外禁でコロナを封じ込め現状の危機を回避出来れば支持は得やすいです。しかし危機が長引けば批判に晒される可能性があります。」

側近C「当面の危機を回避出来ればすぐに春、夏なので風邪の流行は終息します。その間にめいいっぱいワクチン打てば感染の流行も収束に向かうでしょう。スペイン風邪も2年目が最大の被害でそれ以降は収束しました。」







バイデン「でもさ急ごしらえで作ったワクチンで批判も多くね?皆打ってくれるんかね?一応パフォーマンスでカメラの前で先日打ったんだけど。。」

側近A「ワクチン打たなきゃ駄目っていう法律作れば?現状だと医療機関は重傷者の受け入れで大規模なワクチン接種を行うほどの余裕はないようだが。。」

側近B「やはり一度感染を抑え、その間に大規模なワクチン接種大勢を整えるべきです。60代以上が抗体を持てばコロナはもはや脅威ではありません。」

側近C「欧州や日本などの各国の状況を省みるに、経済と感染対策の良い所取りをしても、双方とも中途半端な結果となり事態が長引くだけです。ブレーキとアクセルを同時に踏んでもも効果は薄いです。」





バイデン「トランプ支持者だった層を取り込みたいし、幅意広い国民からの支持を得たいのう。ただパッシングに晒されるのは嫌だのう。あんまり叩かれると心臓止まるかも知れへんし。」

側近A「2000ドルばら撒けば、短期的な好感は得られるでしょうが、貧乏人は奢った事なんか直ぐに忘れるし、催促され続けるだけです。もしそれを拒めばそれだけで批判に晒されます。」

側近B「しかしロックダウン状態で困窮している国民が大勢います。また感染を封じ込める必要はあります。」

側近C「失業手当とコロナ給付金のコンボは、失業し時間を持て余しなおかつ外に出かける事も出来ない人にオンラインカジノのギャンブル代を渡す様なものです。無駄に株価を上げれば後々のリスクと成りかねません。一度落としてトランプに責任を擦り付け、その後上昇させて政権の手柄にすることも出来ます。」




バイデン「・・・・」
側近A「・・・・」
側近B「・・・・」
側近C「・・・・」






さて、あなたがもし大統領なら短期的な支持率のためだけにばら撒きますか?それとも長期的な展望を持ちますか?そろそろコロナ禍による財政出動の出口戦略を考える時間帯です。米中間の対立関係などはその後でしょうか?トランプ氏を踏襲するのか、それとも関係改善を目指すのか?




EV、個体電池、マリファナ関係、そして小型株に資金が集まっているようです。すでに給付金ありきで株価が上がっている様ですが。。。GAFAMはトランプ氏のアカウントをBANし、新政権にゴマを擦り始めました。




しかしながら上値も重いです。新政権の出方を伺っている投資家が多い様です。かと言って輪転機を好きなだけ回せるという「免罪符」がある今、下手に降りれば景気のひとサイクルを逃す可能性が。。






お勧めの記事






お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2021/01/06

【米国上院議員選】噂で 買ってセル・ザ・ファクト





アメリカのバイデン新大統領はコロナ対策として追加の一人2000ドルの給付金に意欲的だとか。勿論、大統領の一任で決まる訳ではない。下院、上院と法案を通し大統領の承認を得て決定となる。因みに下院は民主党が過半数を抑えているので通すのは簡単だ。




そこで重要になってくるのが現在結果待ちの上院議員選。残る議席は一つとなっている。現在の議席は民主党49議席、共和党50議席となっており、どの党も過半数に達していない。そしてもし共和党が最後の議席を抑えれば上院で過半数を得るためねじれ国会となり、バイデン政権の運営に支障をきたす可能性が。






しかし最後の1議席を民主党が奪取した場合50対50だが、この場合民主党で女性初の副大統領であるハリス氏が最後の票を投じる事になるため、下院、上院、大統領と全て民主党が抑える事に。つまり「2000ドルのロビンフッター給付金はこの一戦にあり」。






現在のNY指数先物は、この不透明感を嫌気して下げている。特に前回のハイテク株の上昇を押し上げたナスダックはバイデン政権による法人税増税も嫌気して大きく下落。しかし小型株で構成されるラッセルだけは爆上げだ。そう、あいつらの影がチラホラ。きっとコロナショック後の大型ハイテク祭りに乗れなかった投資家がその機会損失を挽回しようと躍起になっているのだろう。。。




直近アメリカの個人投資家には小型バイオが人気で多数の銘柄が暴騰している。それも半日で2倍、3倍とか。あなたはお聞きになっただろうか?この言葉を?「ビンゴをチェック」(BNGO、CHEK)。私は何も知らない。本当に知らないんだーー。。。



どうでもいいけど足枷の外れた英国株が強いですね。他の市場はコロナショックから完全に戻ったのにココだけ半値戻しだったんで。。。





お勧めの記事






お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2020/11/07

【速報】バイデン氏勝利宣言







激戦州を制し、選挙人の数を290人まで増やしたバイデン氏が勝利宣言です。因みに選挙人が270人以上で過半数に達し大統領となるので、問題が無ければこのまま大統領です。紆余曲折の末、メディアの報道に右往左往した残念な投資家も多かった事でしょう。




因みにトランプ氏は敗北を認めない方針でもうひと悶着あるかもしれません。しかし最終的な決定権は下院で、民主党が過半数を占めていることから、揉めた場合もトランプ氏が勝てる確率は少ないのではないでしょうか?もちろん投票に不正が無かった事が前提ですが。。



投票日の集計ではトランプ氏が有利だったものの、不正の横行が噂される郵便投票で巻き返しを図ったバイデン氏が逆転しました。私見では、投票日の票も郵便投票も同じ割合になりそうなものですが、、、どうなんですかね?投票日の票は圧倒的に共和党で、郵便投票は殆ど民主党。ここまで乖離があると疑わしいのも事実です。




バイデン新大統領はトランプ氏を見倣い、ゴリ押しで政権作りを始め既成事実の獲得を目指すようです。すでに新政権が誕生し民意もバイデン氏ならトランプ氏は引かざる負えません。









さて気になるのは今後の行方でしょうか?因みに下院と政権は民主党、しかし上院と最高裁は共和党が過半数となりそうです。この場合捻じれが解消されないため新バイデン政権の運営に支障を来すかもしれません。追加のコロナ経済対策が選挙前に決まらず、流れたのと同じ構図です。まあ私が一番気になるのはFed頭取のパウエル議長の進退ですが。。任命したのがトランプ氏なので任期で終了の予感。。。



NY株式指数はトリプルトップを形成です。ここをブレイクするか弾かれるかは半々なので正しい戦略は動いた方へ乗ることです。しかしバイデン氏が主張するキャピタルゲイン税や法人税の増税がいつ織り込まれてもおかしくなく、追加の経済対策も選挙後はスムーズに纏まると市場が考えている事から、思惑が崩れた場合反落する可能性があります。



為替の動きが不気味で、かなりドル安が進みました。その間、金利は上昇しておりドルの魅力が増したにも関わらず。。。つまり為替はリスクオフの展開です。私見では今回は、株式市場や債券市場よりも、為替のリスクオフの動きが正しい様な気がします。まあ株式市場は中立的で、レバレッジが掛かっている訳ではなく、売り方が多い訳でも無いことから、暫く方向感は出ないかもしれません。





お勧めの記事




お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2020/11/04

【速報】トランプ氏勝利宣言







トランプ氏早くも勝利宣言です。すでに開票を終え獲得した選挙人の数ではバイデン氏が優勢ですが、残りのスイング・ステートと呼ばれる激戦州の途中経過によればトランプ氏が優勢との事。開票中で接戦になっている州が無く、ほぼほぼトランプ氏が残りの選挙人を獲得するため大勢は決した感。



因みにトランプ氏は勝っても、負けても、訴訟にまで発展しても勝てるよう抜かり無く手は打ってあり、最高裁までもつれても確実に勝てるように、直近最高裁判事をゴリ押しで任命しています。





天下の趨勢を見極めるため直近ブログを書かなかったのですが、これで一つ不透明感が拭われました。メディアが散々報じたバイデン氏が次期大統領とは何だったのか?世論調査とは何だったのか?バイデン氏当選でロビンフッター給付金復活により株価が爆上げとは何だったのか?バイデン氏当選でGAFAM税やキャピタルゲイン税の引き上げで株価が暴落とは何だったのか?







結局この世界は簡単には変わらない様です。因みに企業や経済、投資家にとってはもちろんトランプ氏の政策の方が好ましいです。しかし次期大統領に期待していた中国にとっては締め付けが増す可能性があります。当面はコロナ感染対策や経済対策が優先なのですが、そのうち中国との問題は再燃するでしょう。



まあ大方の予想通りですよ。バイデン氏が勝つなんて誰も思って無く、メディアに踊らされた残念な投資家や大衆くらいでしょうか?大衆は常に間違っているとか。








さて、問題は今後の株価でしょうか?はっきりて言ってどちらが勝っても不透明感が無くなるため、短期的には株価は上がるでしょう。しかし長期的にはどうでしょうか?投資家の懐には現金があまり無いため追加の経済対策次第です。その経済対策もトランプ氏率いる共和党案ですぐに可決しそうですが問題はその中身。



もともとコロナの追加経済対策案は共和党が60兆円、民主党が300兆円とかなりの開きがありました。それを選挙直前に合意するために200兆円前後まで歩み寄ったのですが結局ご破算。。。もちろん働くよりも手取りが多くなるロビンフッター給付金なんて、個人は良くてもアメリカ全体で見れば害でしか無くドルの価値が紙屑になる。



追加の経済対策ありきで出来上がった現在の株価ですが、期待が過ぎれば痛い目に会う。経済情勢は悪く失業者も多い中、また広がるコロナ感染第二波。あまり期待された価格で買いたくないものです。まあセロ金、量的緩和なので長期的には「買い」なのですが、コロナショック後10倍にもなった小型グロースなどはどうなるのか?そろそろ上値も重く、あまり資金が入っていない様子。



現在の市場はどちらか一方に偏っているとは言い難く、空売りも入っていなければ、レバレッジも掛かっていないので暫くは余り動かなそう。どちらか一方に偏りすぎた時に投資する私は暫く様子見となりそう。トランプ氏勝利で短期的に上がっても、前回の様には続かない。市場に資金が余り無いのだから。。。




お勧めの記事





お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2020/10/28

【VIX】吠える40度、狂う50度、絶叫する60度






みんな大好き、恐怖指数ことVIXが節目の30を超えて大きく上昇してきました。この数字はコロナショック以降割れることのなかった水準であり、今回ココを割ったことは悪い兆候です。今までこの辺まで来ると相場は反転し、VIXは下落、株式指数は上昇して来たのですが、果たして今回も同様にこの水準で反転するのでしょうか?




現在のVIXは38。コロナショック以降積み上げた含みがあるのでまだまだ余裕な投資家も多いでしょう。しかしこの傾向が続けばどうなるでしょうか?VIXが40、50、60と伸びるころには、余裕など無くなるのではないでしょうか?



上記の「吠える40度、狂う50度、絶叫する60度」は英語でThe Roaring Forties, the Furious Fifties and the Shrieking Sixties.です。因みにこの言葉が指すそれはVIXのことではなく、地球の緯度に当たる南緯を示し、南極海の緯度が上がるにつれ荒れる様子を表しています。まるでVIXにソックリですね。VIXが30なんてまだまだ嵐の前です。



SP500、週足チャート






やはり大方の予想通り前回支えられた週足の20日移動平均線で支えられていますが、そろそろ抜けてもおかしくない時間帯です。日足では20日、50日、75日と全ての移動平均線を抜いて来たので今後の焦点は週足の移動平均線になります。



各々の指標を見る限り、この辺で反転する要素は少ないです。コロナショック以降大きく値を伸ばしたAAPLなどのハイテクグロース。株価は2倍ほどになった様ですが、売上や利益も2倍になったのでしょうか?TSLAは8倍ほどですが、8倍ほど新車を販売したのでしょうか?当然ながら現在の株価は業績に見合わず、株価の独り歩きです。




はっきり言ってコロナ感染第二波は入り口に入ったに過ぎず、今後冬の寒さが進むに連れさらに悲惨なことになりそう。もちろんワクチンも間に合わず、コレと言った抗ウイルス薬も無く、何かこの状況を覆せる要素はありません。






であるならば、もちろん株価も反転する要素は皆無です。しかし人類にはウイルスに負けても、コンピューターの数字は好きなように操れるという利点があるため、現金を希釈化することで相対的に株価を上げる事は出来ます。いつでしょう?




これも当分は無理そう。すでに量的緩和、ゼロ金利で中央銀行に出来る事は全てやっており、残された道は政府の財政出動だが、なかなか決まらない追加の経済対策案。その対策案もさらなるロックダウンは考慮されていないため、もし次のロックダウンが来るならば。。。。




また投資家に取って最悪(最高の?)のタイミングで大統領選で、もし政権が変わるなら下手すると来年まで対策案が纏まらない事態も。さらに下手すると票の集計が混乱して大統領が決まらず混乱に拍車を掛ける事に。そんな事になれば民主党と共和党が歩み寄るのは不可能で、追加の経済対策案どころか、大統領の選出が先ず必要になる有様に。







市場に取って一番良いのは現職のトランプ氏が揉めることの無い様に圧勝で当選して、スムーズにロックダウンを踏まえた追加の経済対策案がまとまる事だが可能性は低い。どのへんが低いかといえば「圧勝で」あたりだ。現状、世論調査によればバイデン氏が優勢で、もしバイデン氏が勝利しても、トランプ氏が素直に引くとは思えないし就任は来年だ。それまでは共和党も存在感を示すため、あっさりと歩み寄るとは思えない。




さて、初夏にロビンフッター給付金で大きく買い上がった個人投資家。直ぐには次の給付金がなされず、その状態でロックダウンにより資金源を断たれれば、生活のための換金売りが出るかもしれません。また絵に書いたモチである微々たる含み益を、実現益に変えるための売りも出るでしょう。



はっきり言って買い方の旗色は相当悪いです。当面の目処はSP500節目の3000で、その後は状況次第です。レバレッジは落とし、現金を確保し次の波を待ちましょう。まだ嵐に突入してもおらず、この段階で余裕が無ければ嵐が過ぎ去るのを待つのは厳しいです。VIXが40度を超え嵐に突入しても生き残り、その後の次の波が来るまで待てるだけの余力は確保しておきましょう。





お勧めの記事






お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村