2021/04/30

【セルインメイ】ARKK系の小型グロース終了のお知らせ






昨日の市場は大方の予想通りアップルフィーバーで上昇し、SP500指数は節目の4200ポイントを突破しました。しかしながら堅調な相場を尻目にひっそりと暴落していたのがARKKや小型グロースなどのロビンフッタ−銘柄だ。そして今日、50日移動平均線を試すデッドクロスの展開。っていうか先物はすでに大きく下落しているので、っていうか市場全体が下落してるし、デッドクロスなら売り方が優勢になるのは当然で、すでに50日移動平均線は割っている状態。





昨日は10年物国債金利が大きく上昇し、資金を借り入れる事で事業規模を拡大しているグロースの場合、金利の上昇によるダメージを真っ先に受ける。AAPLの様な企業の場合、安定した利益や支配的な地位が確立されているため、かなり低い金利で資金を借り入れることが出来る。




しかし小型グロースはそうはいかない。資金を燃焼しながら上昇し、利益など全く出ていない。またその地位は不安定で吹けば飛ぶ体力。そんな所が金利上昇局面で資金を借り入れようとすれば、真っ先に煽りを受けるのは当然だ。もしあなたが銀行なら誠実で真剣な人になら低金利で融資するだろうが、チャランポランで勢いだけの人間に資金は貸さないでしょ?企業だって同じことだ。








今日の先物が何で下落しているかって?週末や月末なんだから当然だろ?天井圏にある株式指数、そして週末や月末、ゴールデンウィーク前の手仕舞い売りが出るのは当然で、また金利が再び上昇してきており、高値圏にあるからこそ『セルインメイ』が意識されるのは当然の流れ。またAAPLやFBなどの好決算で、堅調な四半期決算はすでに全て織り込まれた感。





昨日は小型グロースだけの下落で済んだが、果たして今日は?すでに先物は全面安の展開。割とマシなのがいつでも取引できる仮想通貨のネットギャンブルだけだ。ナスやダウ、SP500も20日移動平均線を試す展開で、もしここを割れば若干の調整は避けられない。名実ともにセルインメイの到来だ。




果たしてセルインメイは来るのか?来るとすればその期間は?1週間で済むか、2週間か?5月いっぱいは弱いのか。まあ小型グロースとかキャシー教徒とか、レバレッジでリスクとっている奴はストレスで命を削ってろよ。逆に現金を抱えすぎているなら絶好の買い場。そして指数で運用しているなら特に何もする必要は無いのではないでしょうか?初夏の5月は休暇を楽しむか寝てればええんやで。








お勧めの記事








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/29

【朗報】AAPL好決算でSP500指数4200ポイント突破か!!







昨日の引け後に発表されたAAPLの四半期決算が好決算で時間外で3%ほど上昇しています。時価総額加重平均のSP500指数もそれに吊られる形で先物が上昇。先週のバイデン政権による増税案から足踏み状態にあった株式市場の突破口となるか?




コロナ禍によるステイホームの流れから仕事、学業、双方に置いて在宅PC需要が大きく伸びたとの事。また中国共産党には由々しきことだがアイフォンやアイパッド、アイマックなど、AAPL製品が中国市場で80%ほどの伸び率を示した様子。




売上高、利益共に市場予想を大幅に上回り、売上高は過去最高、利益は前年同期比50%増以上の236億ドルとの事。四半期で純利益が2,5兆円っすよ。つまり年換算すると10兆円の純利益。好決算に伴い900億ドルの自社株買いと7%の増配を発表。








しかしながら昨今の半導体不足から、次の四半期決算が下ぶれするリスクをキャプテン・クックが示唆。コロナによる在宅ワークや車両搭載用途で旺盛な需要に供給が追いつかず、アイパッドやアイマック用途の半導体が不足する恐れがあるとの事。AAPL製品が供給過多で値崩れする様な事は絶対起こらず、今後も絶大なブランド力を有する事を意味する。





インフレには2種類あり、一つはディマインドプル型と呼ばれる旺盛な需要に商品の供給が追いつかず、限定された商品数に対して多くの買い手が付くため商品の値段が釣り上がる形。もう一つはコストプッシュ型と呼ばれる悪性のインフレで、原材料の高沸などで商品価格が釣り上がる形だ。因みに高度経済成長期の日本がディマインドプル型のインフレで、現在の原油高に起因するステレス値上げなどが悪性インフレのコストプッシュ型だ。




世界中で販売、使用されるAPPL製品でディマインドプル型のインフレが起き、暫くは半導体不足が続き、今後も半導体需要が大きな伸びを示している事から、これは世界経済に取って大変良い兆候と言えよう。言うなれば今後の世界経済は、日本の高度経済成長期の時の様な大幅な成長が期待出来る事を意味しており、これを遮るようなリスクは今の所存在しない。勿論Fedのパウエル頭取も「引き締めを議論する段階に無い」との声明を発表し、まだまだ緩和が続く公算だ。







お勧めの記事








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村





2021/04/28

【朗報】今後絶対上がる資産はこれだ!!









バイデン大統領就任後、矢継ぎ早に決まったコロナ経済対策費2兆ドル。そしてカーボンニュートラルや中国との加熱する次世代産業の育成競争を見据えた次世代インフラ投資に、2兆ドルの予算の成立を目指すことを表明。議会を通ればの話だが。。






そして今回、育児給付金や大学の授業料など社会福祉の予算としてさらに2兆ドルの予算の成立を目指す様です。議会を通ればの話だが。。元来、政府の関与を強める大きい政府を指針として掲げる米民主党政権。もし議会を通った場合、占めて6兆ドルに及ぶ新たな政府支出の誕生です。因みに上院、下院とも民主党が過半を占める与党だ。






6兆ドルは日本のGDPに匹敵し、アメリカのGDPは日本の4倍、つまりこれらの新たな支出だけでアメリカのGDPの25%に達する。日本の政府予算は600兆円のGDPに対して100兆円ほど。大体GDPの17%ほどが政府予算だがそのうちの半分が借金で、国債で賄われている。新たな財政支出は今後数年掛けて予算に計上されるのが、それでも6兆ドルは大きい。









アメリカがいくら金持ちの国で、さらに富豪層に増税して政府支出に組み込もうが、既存の支出とさらに6兆ドルの財政支出が出来るほどの財源はあるのだろうか?つまりこれらの予算が意味することは、打出の小槌である中央銀行のFRBによる国債の買い上げにある。言うなれば副作用のある劇薬だ。まあパウエル議長は小槌を無限に振るとか言っている様だが。




つまり日本も欧米も財政ファイナンスにより、天下の台所を切り盛りしている次第だ。早い話、国債という通貨発行権を有する今、好きなだけドルや円、ユーロなどの政府通貨を発行出来るし、事実、無秩序に発行する度合いを強めている。つまり通貨の価値が希釈化し、現金が日進月歩で紙くずに近づいている訳だ。




この場合どの資産クラスが上がるのか?はっきり言って現金以外なら何だって上がる。通貨(国債)の価値が下がっているならどんな資産クラスだって相対的に上がるに決まっている。事実、中央銀行によるゼロ金利、量的緩和、そして政府による財政支出で足元全ての資産クラスが上昇してきている。早い話、法定通貨という尺度で計っている限りそれ以外は上がる訳だ。どれがより上がるかは置いておいて。。。






株式、仮想通貨、コモディティ、不動産、全ての資産クラスが値上がりしている。またこの傾向に転換の兆しは見られない。最近でこそ高値警戒感からバブルだと言う声が聞こえてくるが、こういった警戒心を市場が持っている間はじり高傾向が続きやすい。本当に怖いのは市場の声が「まだまだ上がる」で一致する時だ。








高値やバブルを警戒する声が多く聞こえるという事は、投資家はそれに準ずるポートフォリオを構成している可能性が高い。現金を厚く持っていたり、値上がりした資産を売却していたりと。もちろん多くの投資家が現金を保有している時に暴落は起きない。なぜなら少し落ちてもすぐに買いが入るからだ。





信じられない事に、物凄い速さで法定通貨が希釈化している中で現金を保有したり、資産を売却している投資家が多い。本当に暴落する時とは、全ての投資家がポジションを抱え、売りでしか身動きが取れず、そしてばら撒いた現金を中央銀行が回収し市場の資金が枯渇する時だ。俗に言う資金が巻き戻す時だが。果たして今はその時と言えるだろか?







お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/26

【朗報】BTCが大幅反発







バイデン政権による増税の提案により弱かった先週の市場から一転、週明け後の株価はすでに新高値を目指す展開です。また先週末に大きく下落したBTCも本日は大きく反発しています。もともと金余り相場で地合いが良かったこと、またバイデン政権の増税案も何一つ具体策が示されていない今、上昇傾向はまだまだ続く公算です。




BTCなどの仮想通貨が上昇したことにより、その取引所のCOINも本日は上昇しているのですが、まだまだCOIN、仮想通貨ともに割高感は拭えません。しかしながら盗まれたコインが市場で大量に売却されるとか、レバレッジが解消され大きな売り圧力になる、などの大きく下落させる要因は何も無りません。





また通貨価値が希釈化している現状から、現金以外の何らかを我々は資産として保有しなければなりません。そろそろコインベースの上場にあたり、大人たちが嵩上げした分の売り圧力も一段落付くのではないでしょうか?また大きくストップロスが掛かったところで、再び入り直し、個人投資家のみ損をした感が否めません。










あなたも経験があるのではないでしょうか?買った銘柄に限って下落し、買わなかった株は上昇。損切りした銘柄はそこから反発し、損切しなかった銘柄はそのまま下落。などなど。また仮想通貨FTFの話が持ち上がる昨今の状況から察するに、もう一段の資金の流入があるかもしれません。まあ仮想通貨なんてBTCだけで十分な様な気がしないでもありませんが。。。一番マシな仮想通貨をそれ以外のゴミで薄められても。。。。




まだまだ高値警戒感が渦巻き、またいつ意識されるか分からないバイデン政権による増税案。こういった地合いの場合、大きく値が飛ぶような急激な上昇は望めないのですが、じり高傾向が続きやすいです。逆に値が駆け上がったら上昇相場も過熱気味で、近いうちに調整が入る可能性が高いです。




さて、現金の価値が下落し続ける中あなたはどの資産クラスを持つ事で価値の保存、運用を行いますか?最高値圏にある株式市場ですが、下落するとは限りませんよ。そもそもNY株式指数は上昇し続けてまいりましたよ。現状は持つリスクより持たざるリスクの方が高いのではないでしょうか?







お勧めの記事








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/25

【人類史】シリコン時代








人類の祖先が誕生したのが700万年前のアフリカ大地溝帯だと言われている。何を持って人類の誕生と定義するか明確な答えはないが、人類の祖先であるアウストラロピテクスよりさらに前の猿人が誕生した頃だ。丁度その頃アフリカ大陸が地溝帯に引き裂かれる事によって気候が変動し、樹上で暮らしていた祖先は乾燥化のため草原で暮らすことを余儀なくされる。猿人は、約700万年前にアフリカ大陸に出現し、約130万年前まで生息していただろうと言われている。





樹上暮らしに適応したために鈍足な祖先は、気候変動の影響で強制的に見通しの良い草原で暮らし始める事となる。捕食者から身を守るため、遠くを見渡せるよう視点を高くする必要があり、また手に原始的な武器である棍棒などを持つ必要に迫られ二足歩行を初めたと言われいる。人類の祖先と言えど我々ホモ・サピエンスとは似つかない風貌で、チンパンジーの祖先と猿人が分岐したのが700万年前と言われれば、当時の猿人の風貌は予想が付くだろう。




ダーウィン著書の『種の起源』に記されている様に、環境に適応するために生物はたえず変化している。もちろん700万年も前のDNAは残されていないが、我々のDNAにその系譜がしっかりと刻まれている。当時の草原で暮らし始めたばかりの猿人と樹上で暮らすチンパンジーの祖先にあたる種との間にはそれほどのDNAの差異は無かったであろう。









しかし時の流れは、我々ホモ・サピエンスとチンパンジーの間におおよそ1,23%のDNAの違いを与えた。1,23%の違いは小さい様に見えるが、チンパンジーと人を比べれば一目瞭然だ。しかし全く別の種に当たるチンパンジーでも、多くの生物の中では我々人類のDNAにもっとも近い近縁種に変わりは無い。森に残った個体はチンパンジーへ、草原の環境に適応した個体は人類への系譜を歩む事になる。




全ての生物は常に少しずつ進化している。大体100万年で0,1%ほどDNAに変化を与える。もっと早く進化する生物もあれば、シーラカンスやカブトガニのように生きた化石と言われ、遥か太古の時代からあまり変化していない生物も多々ある。もちろん突然変異の様に急に表現型やDNAが変わる事もあるがかなり稀だ。そもそもいち個体だけが変異しても子孫を残せる可能性が限りなくゼロに近い。




それこそキリンの首や象の鼻が世代を重ねて長くなっていった様に、環境適応能力が高い個体同士が交配を繰り返することで、その形質が次の世代へと引き継がれていくのである。ダーウィンに言わせるとこの「強いものが生き残るのではなく、また他の種より賢い生物が勝つのではなく、環境に適応出来た生物のみ生き残る」という事になる。










チンパンジーの祖先と分岐したばかりの猿人は、異なる時代に様々な方向へと散らばっていくことになるが、どの猿人も気候変動や個体数の少なさから途中で絶滅する。種の存続や繁栄には適切な環境と個体数が必要だ。そうしてアフリカに留まった猿人のみが生き残り、それが次の化石人類へと引き継がれている。



象の祖先も似たような系譜を歩みアフリカで誕生した後、いろいろな時代にいろいろな場所へと散らばっていくがどれも絶滅している。マンモス、ナウマン象、マストドンなどだ。最後に出発した現在の種に当たる象だけが生き残り、アフリカ象やアジア象として存続している。




アウストラロピテクスはアフリカで生まれた初期の人類であり、約400万年前 - 約200万年前に生存していたとされる猿人だ。その後、原人と言われるジャワ原人が誕生したのが180万年前、北京原人は80万年前になる。80万年前の北京原人はすでに石器を用い、火も取り扱っていたのではないかと言われている。旧石器時代は、200万年ほど前からとされている。石器時代の始まりだ。










そして旧人と呼ばれるネアンデルタール人は40万年ほど前に誕生し、4万年前まで生息していたとされる。この頃になれば石器や火を取扱っていた痕跡が多く残されている。しかしジャワ原人も北京原人もネアンデルタール人も絶滅することになる。我々には1~4 %ほどネアンデルタール人のDNAが混入しているとされる。またそのDNAのお陰でインフルエンザなどのウイルスに対してある程度の抗体を有していると言われる。





そして現代人と同じホモ・サピエンスにあたる新人のクロマニョン人が誕生したのが25万年前になる。犬以外の家畜はおらず農耕も知らなかったとされている。クロマニョン人も現在の人類にDNAを残し、現在のヨーロッパ人にあたるコーカソイドの祖先とさられる。そして最後に誕生し、アフリカを出発したのが現生人類のホモ・サピエンス・サピエンスだ。





ホモ・サピエンスは20万年前から10万年前にかけておもにアフリカで現生人類のホモ・サピエンス・サピエンスへと進化したのち、6万年前にアフリカを離れて長い歳月を経て世界各地へ広がり、その過程でネアンデルタール人やクロマニョン人のDNAを足跡として現生人類に残す事になる。またミトコンドリア・イブと呼ばれる現生人類の共通女系祖先がアフリカで存在していたとされるのが16万年前ほどだ。









最後に出発した現生人類はコミニケーション能力が取り分け高かったが、石器時代の狩猟と採集の生活は最終氷期が終わるの1万年前まで待たねばならない。最終氷期の終わりと共に人類は大きく個体数を増やし、また氷河期の終わりに伴う気候変動で個体数を減らしたマンモスにトドメを刺したと言われている。日本では3000年ほど前に終わる縄文時代までが新石器時代で、定型的な水田稲作や金属器の使用を特徴とする次の時代は弥生文化の登場を契機とする。






8000年ほど前に中東で農耕が始まり、メソポタミアやエジブトで文明が誕生したのが5000年前、そしてその頃から青銅が使われるようになる。ブロンズエイジの始まりだ。文明が発生するには、まず前提として農耕による食糧生産の開始と、それによる余剰農産物の生産がなければならない。硬くて脆い石器では、すぐに割れてしまい生産的な農耕は行えない。




そこで誕生したのが鉄より冶金(やきん)が簡単で、不純物が含まれることで逆に強度が増す青銅の誕生だ。純粋な銅は柔らかいため農具には向かないが、硬いが粘りもある青銅なら農具などの道具として実用に耐えうる。そして生産性の向上で余剰作物が作られ、文字の発明、文明の発達へと繋がっていく。この頃から文字により記録が残される有史時代と言われ、それ以前が先史時代だ。










鉄が道具として使われ始めたのが3500年ほど前の紀元前1500年ほどだとされる。もちろんある年を境にして青銅器時代と鉄器時代を明確に区切ることは出来ず、少しずつ浸透して行く事になる。海で隔てられ他の地域との交流が限定された日本には、紀元前10世紀、3000年前の弥生時代に青銅と鉄は同じ頃伝来したとされる。





鉄は製錬が難しく、また融点が高いため加工が難しいが青銅と比較して耐久性に遥かに優れている。日本には鉄器と青銅器がほぼ同時に伝来したため、耐久性や鋭利さに劣る青銅器は祭器としての利用が主となり、鉄器がもっぱら農具や武器といった実用の道具に使用されることとなった。





そしてこの鉄器時代は、産業革命を経て現在まで続いていくことになる。初めは強度に劣る銑鉄だったが、不純物を限りなく取り除き鉄鋼の大量生産に道筋を付け、鉄と石炭(化石燃料)は産業の血液と呼ばれるほど大量に使われる事となる。産業革命を経てこの鉄を基盤とした社会が飛躍し、大量生産、大量輸送、大量消費の現代の生活様式が確立したのだ。










では現在の2021年は何時代に当たるのだろうか?もちろん石器時代と青銅器時代、鉄器時代に明確な境界線はなく、少しづつ技術は伝搬、浸透していくものであるが、果たして現在も我々は鉄器時代の延長線上にあるのだろうか?現在でも石や青銅、鉄は幅広く使われているが、その時代の技術の集大成が果たして現在も鉄なのだろうか?




石器時代や青銅器時代に置いて、武器や農具の柄の部分に多くの木材が使われ、また建材など産業の基盤として多くの木材が使われたが木材が時代の名称として使われていない。道具の核心は木ではなく、その時代の技術の集大成である石や青銅、鉄だからだ。では現在の道具とは何だろう?確かに多くの鉄が産業用途として使われているが、核心にあるのはやはり半導体ではなかろうか?




電気を半分通す物質が半導体で、その性質を利用してコンピュータ信号の0と1を電気のオンオフとして表している。かつては真空管が使われ、その後トランジスタに取って代わられたが、現在はシリコン(ケイ素)を主成分とする半導体から作られる集積回路だ。半導体は電気伝導率の特性であり、そこに使われる核心的な物質はシリコンだ。かつての石や青銅、鉄がそうであったように。











その半導体の主成分であるシリコンも、カーボン(炭素)を主成分としたモノに置き換わるのではないかと言われている。シリコンやカーボンは地球上に豊富にあり安価に生産出来る物質だ。しかしカーボン原子からなるフラーレンやカーボンナノチューブは電気伝導率がシリコンと比較して遥かに高く、より高性能のICチップを作る事が可能なのだ。





しかしそこはカーボン、半導体ということは電気を通すがもちろん抵抗も存在し、抵抗は電気を熱に変えてしまう。カーボン繊維がかつては白熱電球のフィラメントとして使われていた事が良い例だろう。しかしカーボンは熱に弱く、熱を加えると空気中ではすぐに二酸化炭素になり、真空中でもすぐに崩壊してしまう。これもカーボン繊維がフィラメントとして使われなくなった理由だ。





何年後かに熱に弱いカーボンの問題を克服し、このカーボンナノチューブを主成分とした集積回路が作られ、現在のシリコンより遥かに高性能のパーフォーマンスをはっきする日が来るかもしれない。集積回路の集積率、計算能力が2年毎に2倍になるムーアの法則は現在も続けられているのだ。










しかし、半導体の主成分がシリコンから他の物質に取って代わられようと、シリコンバレーの名称はシリコンバレーのままだ。また現在を半導体時代とするのは、石器、青銅器、鉄器の流れからは当てはまらない。なぜなら半導体は電気伝導率の特性を表しているからだ。そして半導体の核心的な物質はシリコンだ。





全ての電化製品には多くのケーブルが使われ、ケーブルの中は伝導率に優れ安価な銅が主体だが、銅が産業の主役とはならない。銅の使用量はシリコンを大幅に凌駕するが、そこにはかつての青銅や鉄にあたる人類の英知や粋を集結した産業の核心ではないからだ。




また今後0と1を同時に出力することができる量子コンピューターが産業の基盤になるのではなかと言われている。その計算能力は、分散台帳方式に基づき安全性が確保されるBTCのキーを、たった1台の量子コンピューターが無効化できるほどだとされる。何万台と存在するマイニングコンピュターの計算能力がたった1台の量子コンピューターに及ばないのだ。








それでも産業の基盤、経済の土台は変わらない。計算能力がいかに向上しようとも我々の生活の基盤は、機械を使った計算があってこそ成り立っている。つまり半導体がシリコンからカーボンになろうが、量子コンピューターになろうが、計算によって成りてっている社会という本質に変わりはないのだ。またこの計算によって成り立つ社会が一朝一夕で変わる訳がない。今後100年、500年、1000年以上と続く可能性すらあり得るのだ。





もし変わるとすれば一体何をもってこの根底が覆されるのか?産業の基盤が鉄からシリコン(計算)へと変革を遂げる中、鉄の重要性は相対的に低下しているがそれでも我々の生活には不可欠だ。今後産業の基盤が計算力を土台としたシリコンから次の時代になろうとも、この機械を使った計算は経済、産業、生活に欠かすことができないものとして、また一度獲得した技術がそれ以降使われ続けたことから、相対的に重要性が低下しようともこの社会基盤は残る事となるだろう。





という訳で如何でしょう、『シリコン時代』。電気を使う如何なる製品もこの半導体が載せられ、また産業の主役であり経済の大半がこの半導体を使うことで回っている。もはやこの半導体がなければ生活すらままならないところまで来ているのだ。まあ判断するのは早くても500年後の人類か?







お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村





2021/04/23

【悲報】年貢の納時か?







昨夜、寄り付き後は底堅い動きを見せていたNY市場、しかしながらNY時間の午後から下落へ。そして最近弱かったBTCがその流れを引き継ぎ暴落している。もともと底堅い値動きを予想していただけにこれほどの急激な下落は想定外。そして週末、金曜日に当たる今日は積極的に買われるとは思えない。





なぜ一気に投資マインドが低下してしまったのか?元来政府の関与を強め、大きい政府を方針に掲げる米民主党政権。実はバイデン氏が大幅な増税を提案したとか。それもかなり吹っ掛けているご様子。現行の2倍の40%ほどのキャピタルゲイン税だ。しかしながらこのとんでもない提案はバイデン政権の策で、大きく吹っ掛ける事で交渉の際に少しでも多く要求を飲ませるためだ。




で投資家はどうすれば良いのか?今回慌てて引かれた資金は比較的早く戻ってくる可能性が高い。仮想通貨やCOINを除いて。そもそも何も決まっておらず、今回の提案が全部通る可能性が低いからだ。また堅実に積立運用している投資家にはあまり関係ない話。問題は値上がり益ばかりを追い求めるチャーティストな奴らだ。ただし今日は週末なのでどちらにせよ様子見がお勧めです。あまり動かないでしょう。。。









まだまだ先の話だが、問題は実際に増税案が通りそうな時だ。全額は通らないがそれでも法律が施行される前に一度利益を確定させ、買い直すことで未来の税金を低く抑えたいと考える投資家も多いだろう。またその際に、頻繁に売買する必要のないポートフォリオへとリバランスする動きも出そうだ。



そのため昨今のコロナショックからの上昇相場で大きく上昇した銘柄などは、税金の支払いを抑えるために一度利益を確定させようとする動きが出てくるかもしれません。その際、次の大統領選挙での政権交代を見越した銘柄が買われる可能性が高そうです。つまり早くても3年半はホールドでき、またリターンが高そうな銘柄が選好されそうです。




つまり三年後が分からないBTCやTSLA、COINよりは、GAFAM.COMなどの大型安定銘柄ではないでしょうか?また報道された内容によれば、キャピタルゲインに対して大きく税金が掛けられるとのことなのでインカムゲイン銘柄はどうでしょう?IRAなどの老後の資金のための貯蓄口座なら無税です。







お勧めの記事






お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/22

【怪しい】ARKのキャシーウッド氏の実力とは?







破壊神か?はたまた創造主か?最近何かと話題のARKイノベーションETF。そのARKイノベーションを率いるのが御年65歳になるキャシーウッドこと女帝キャサリンウッド氏だ。ハイテクの女王の異名を持ち、TSLA株が今後5年で3000ドルを超えると言ってみたり、直近のコインベースへの投資など、誰がどう考えても高値掴みとしか思えない。果たしてその実力とは?





傍から見てもどう考えてもCOINの株価は割高だろう。同じ取引所のNASDAQやNY証券取引所(コンチネンタル証券)と比較しても遥かに割高で、そもそも上場するに辺り、BTCの価格を名一杯釣り上げ、またCOINの売り出し価格も釣り上げられていることくらい想像に難くない。つまり普通の金融関係者なら絶対に手を出さない代物だ。





しかしながら2014年に組成されたARKKのリターンは想像を遥かに凌駕する、他者を寄せ付けない圧倒的な成績だ。なんと2014年から2021年までの年率平均リターンは39パーセントにも及ぶ。同じ期間のSP500指数の3倍のリターンだ。









そして昨年、2020年のリターンは100%、これは年始のすでに高値にあった所からのリターンで、コロナショックの大底からのリターンではない。因みに昨年の値動きは、年始が一株60ドルからスタートし、コロナショックの大底で半分の30ドルとなり、年末に120ドルまで上昇。大底からのリターンは4倍、年始からでも2倍だ。




そんな彼女の投資方針は、『破壊的イノベーション』だ。驚くなかれARKイノーベーションが運用する資金は5兆円。指数以外のETFでこの規模は断トツだろう。そもそも多くの無能ヘッジファンドマネージャーが、分散に次ぐ分散で徹底的にリスクを排除し、指数となんら代わり映えのしないETFを組成するなか(だったら指数ETFで良くね?)、彼女の手法はそれとは真逆の少数精鋭。





キャシー氏はヘッジファンドの中でもトップクラスだ。マネーショートで有名な隻眼の投資家マイケルバーリ氏の率いるサイオンキャピタルの運用資金は225億円ほど。あのリーマンショックを当て、直近ではGMEのガンマスクイズで大儲けしても、集めることの出来る資金はたったの225億円。10倍で2000億円、100倍で2兆円、キャシーウッド氏はその200倍の5兆円だ。これだけでもARKイノベーションやキャシーウッド氏がいかに異例か分かるだろう。








GMEの記事はこちら











キャシーウッド氏の経歴はARKイノベーションを設立するまでは平凡そのものだ。1955年ロサンゼルス生まれ。1981年にアメリカ屈指の名門校で最難関大学の一つ(合格率11%、志願者10人に対して1人の割合)、南カリフォルニア大学で経済と金融の学位を取得。その後は金融関係の職場で転職を繰り返しながらキャリアを積み上げる。





そして今から7年前の2014年に会社を設立しARKイノベーションが誕生する。そこで指数ETFのパッシブ運用とは真逆の、アクティブ運用のETF、ARKKが生まれた。運用方針は上述の通り、破壊的イノベーションだ。AAPLのiPhoneなどがそれに当たる。



破壊的技術(はかいてきぎじゅつ、英: disruptive technology)とは、従来の価値基準のもとではむしろ性能を低下させるが、新しい価値基準の下では従来製品よりも優れた特長を持つ新技術のことである。また、このような技術、製品、ビジネスモデルがもたらす変化を破壊的イノベーションという。







因みにイノベーションを定義したヨーゼフ・シュンペーター先生の創造的破壊はこちら。ヘッドの「破壊神か?はたまた創造主か?」はシュンペーター先生の創造的破壊から来ている。




イノベーションは、1911年に、オーストリア出身の経済学者であるヨーゼフ・シュンペーター(1883年2月8日 - 1950年1月8日)によって、初めて定義された。シュンペーターはイノベーションを、「経済活動の中で生産手段や資源、労働力などをそれまでとは異なる仕方で新結合すること」と定義した。そして企業者の行う不断のイノベーション(革新)が経済を変動させるという理論を構築した。





創造的破壊(そうぞうてきはかい)とはヨーゼフ・シュンペーターの著書『資本主義・社会主義・民主主義』の第7章で提唱された経済学用語の一つである。経済発展というのは新たな効率的な方法が生み出されれば、それと同時に古い非効率的な方法は駆逐されていくという、その一連の新陳代謝を指す。
創造的破壊は資本主義における経済発展そのものであり、これが起こる背景は基本的には外部環境の変化ではなく、企業内部のイノベーションであるとした。そして持続的な経済発展のためには絶えず新たなイノベーションで創造的破壊を行うことが重要であるとシュンペーターは説いた。






はっきり言って、短期的な少しの値上がり益や、ちょっとした損失を回避出来た事で一喜一憂している自分が情けない。まあ所詮私は器の小さい人間なのだろう。それに引き換えキャシーウッド氏が投資するのは値上がり益などのためではない。




ウッド氏が投資するのは世の中を変えるべく、パラダイムシフトを起こすべく、人類の未来のために投資しているのだ。もちろん彼女は短期的な損失に目もくれない。我々が考えている次元とは見ているものが違うのだ。楽天やSBGの孫氏に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。



少年よ、大志を抱け(Boys, be ambitious.)、この老いぼれのように。大志とは、金銭、我欲のためにではなく、また、人呼んで名声という空しいもののためであってはならない。知識に対して、正義に対して、かつ国民の向上のために大志を抱け。人としてまさにかくあらねばならぬ、全ての事を達成せんとするために大志を抱け。

クラーク博士より。。。









如何でしょう?ARKイノベーションETF(ティッカー:ARKK)。キャシーと一緒に世界を変えませんか?未来を作りませんか?TSLAやSQ、COINなど未来においてスタンダードになれる可能性を秘めている企業が投資先です。オチは、キャシーウッド氏は ああ見えてRedditのヘビーユーザーとの事。。。まあロビンフッタ−の大親分ってとこかな?






え?私ですか?ご存知の通り器の小さい人間なんで。。。。ただ読者の皆さんには私のようにはなってほしくない。「中年よ、大志を抱け。」まあ大志ってゆうか利己的な金目当てって言った方が正しいかもしれんが。。。。。







ARKイノベーションの記事です







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村






2021/04/21

【朗報】仮想通貨安定で市場の流れは回復か?







週明け後、軟調だった株式市場が仮想通貨の安定を受けて回復傾向です。そろそろ仮想通貨も下げ止まった感。やはり大方の予想通り、金融緩和な市場の影響や金余りの世の中を反映し、少し下げればその隙間を埋めるようにすぐに資金が戻ります。




しかしながら元凶のCOINや小安い仮想通貨の煽りを受ける様な産業は低迷気味。再び仮想通貨が活況を呈するまであまり資金が戻らないでしょう。また短期的な時合のみで情勢を判断するのは時期尚早です。しかし私見では余り落ちずこの辺だろうと踏んでいるのですが。。




今は相場から降りる時や下落に賭ける時ではなく、安くなったら資金を入れていく段階です。少し安くなればダブついた資金がすかさず入る、緩和マネーの金余り相場です。またこの金余り相場は当面は続く見通しで、少なくても経済が回復傾向にあり上向いている間は継続するでしょう。もちろん昨日、一昨日のような小幅な調整は避けられませんが。









経済が相変わらず低迷気味な今は売る時でない事だけは確かです。経済が過熱する見通しは全く立たず、それこそFRBの今後の利上げ予想にあるように、過熱するのは早くても来年以降になりそうです。猛威をふうるCOVID19、いまだ多くの国で何かしらの制限がなされ、海外渡航にすら難を来す現状。




段階としては、マスク無しで不自由なく好きなところへ移動出来るようになり、そして経済も回復、その勢いを維持したまま経済が過熱するまでは買いの局面です。リーマン・ショック後の上昇相場は、コロナショックで大きく崩れるまでは10年以上続きましたよ。




もちろんその間いろいろありましたが、今は経済の回復が始まったばかりで、上昇相場も始まったばかりです。今はまだコロナショックから1年が経過しただけです。そもそもコロナの影響が色濃い今、まだコロナショックは終わっておらず、本格的な上昇が始まってない可能性すらありえます。多少の揺さぶりに動揺したり狼狽したくはないものです。






お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/19

【朗報】GAFAMは比較的堅調







今日の市場は軟調です。週末の仮想通貨の暴落によるマインドの悪化や高値警戒感、バブル崩壊が意識され指数はどれも下落。しかしながら業績の裏付けがある銘柄や大型の安全銘柄の下げは限定的です。果たして今回の仮想通貨の暴落に起因する大きい調整はあるのでしょうか?




ここ最近高値を更新し続けてきたSP500やダウ、若干の利益確定売りや高値警戒の売りが出てしまうのも無理はありません。上昇相場には息抜きが必要で、緩やかな上昇ほど長く続き、最終的に大きく上昇しているものです。逆に急騰は短命に終わりやすく、またその後上げ幅を大きく縮めてしまう可能性が高いです。




また今回の下落は資金が一旦引かれただけの下落で、レバレッジの解消に起因していなので大きな下落には繋がりにくいです。今回の様な若干の下落こそが上昇相場のエンジンとなり、一旦引かれた資金も再び返す可能性が高いです。








はっきり言って天井圏にあたる現在の価格では、積極的には買い辛い展開です。しかしながらSP500は常に高値を更新し続けて来たこと。通貨価値が希釈化し続けていること。あなたが毎月掛け金を払っている年金基金や退職金などはこれらの指数で運用されているため資金流入過多であること。



などの理由により今後も上昇が続く可能性が高いです。ショートに賭ける様な展開でない事だけは確かです。また一旦売却することも全くお勧め出来ないですね。そもそも危険を察知すれば真っ先に私が逃げますよ。今後も大した調整もせずにじり高傾向が続く公算です。因みに私は年末にはSP500が6000ポイントまで上昇すると予想していますよ。この水準から1,45倍ほど。




もし身構えなければいけない局面が来るとすれば、短期的に上値を駆け上がった時でしょう。短期的な暴騰は長期的な上昇には繋がりにくいです。もし不安ならば日足50日移動平均線で機械的に買いましてみては如何でしょうか?株価は必ず移動平均線に回帰するのだから。






お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/18

【悲報】コインベース上場でBTCが大暴落






BTCがマーケットの閉まっている日曜日に大暴落です。完全に狙われており、悪い大人に嵌め込まれた感。商いの薄い日曜日なら大きく下落させるのは平日より簡単だ。それも一番取引の少ないアメリカ時間の深夜に下落させるとこらへんに悪意を感じる。なんて分かりやすい、噂で買っての事実売り。




事の成り行きはこうだ。まずコインベースの株式を持つ既得権益者である悪い大人達はこう考えた。COINの上場に際して利益を最大化したいと。もちろん手数料ビジネスなので、BTCの値札の0,5パーセントが手数料収入だった場合、BTCが高ければ高いほど収入が上がる。




収入が高ければそれだけで事業価値が増し、引いては上場時に思いっきり価値を膨らましてから株式を売り出す事が出来る。そこで大人達がBTCを仕込み、「COINの上場で仮想通貨市場がさらに盛り上がるどーー」見たい記事を連発し情弱を釣る。








名一杯獲物が掛かったらCOINを上場させ、「成長産業です。」みたいな面持ちでいろいろな投資家にCOIN株を買わせる。そして上場日の寄り付きは静観し暴騰を演じ、ある程度上値が重くなってきた所で、思いっ切り膨らませた風船のCOIN株を市場で大人売り。さらに空売りまで入れ金曜日の引けで週末だ。




そして日曜日、今までCOIN株を釣り上げる為に買っていたBTCなどの仮想通貨を、商いが思いっきり薄い所で大人売り。真っ先に追随する機械勢。気が付くのに遅れて後から慌てて売却し始めた個人投資家。拍車を掛けるマージンコールによる清算圧力。そして明日からは市場の開く月曜日だ。





どうなるのでしょう?直近BTCを買ったTSLAや、COINとTSLA株を多く保有するキャシーファンドのARKK、そしてCOIN株自体は助かるのでしょうか?因みにBTCの価格が下がれば、当然ながら手数料収入は落ち、事業価値が下がるし、TSLAの場合は保有資産に傷が付く。









現段階では助かる可能性が無い訳ではない。明日のNYが開く前にBTCが持ち直せば助かる可能性もある。が残された猶予は20時間。そしてすでにパンパンに膨らんだ仮想通貨投資家勢のポートフォリオや株式投資家のポートフォリオ。BTCがさくっと戻るとは思えない。あと20時間。。。




もし戻らなければ残された道は、TSLAやCOIN株の下落だけだ。COINが落ちるからBTCが売られ、BTCが売られるからCOIN株が落ちる負のスパイラル相場の誕生だ。もちろんそこにARKイノベーションFTEが悪の連鎖に拍車を掛ける。個別株が売られるからARKKがTSLAやCOINの持ち分を減らし、ARKが売るから個別株が落ちる。バカの3乗スパイラルの完成です。すでにTSLAやCOIN、BTC、ARKKの下落に吊られる形で小型グロース当たりが軟調になる展開が目に浮かぶし。。





だから言ったじゃないですか。先日の記事で、「噂で買って、事実で売る」が出てくる可能性が高いと。またいつも言っているじゃないですか、あなたの思惑とは逆を行くのが相場だし、個人が買い始めると碌な事にならないと。まあそんなに落ちないんじゃね?金余り相場だし。。。ただし、勇んで買い向かう局面では無いです。死にますよ。。





お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/17

【相場観】暫くは大型株が優勢か?







比較的堅調なSP500やダウ、それに引き換えマチマチなのがナスダック総合や小型株のラッセル指数。そして大型株や小型株の間に位置するARKK系の小型グロースは低迷気味だ。はっきり言って大型株が優勢な間は、小型グロースなどに資金は入りにくい。




昨年の9月頃から低迷しだしたナスダック100指数。年末から今年に掛けてAAPLやAMZNなどが低迷していたのは記憶に新しいでしょう。その間、上昇し続けたのが小型グロースだ。猫も杓子もNIOだの、マリファナ関連だの、SPACだのとのたうち回っていたのはご存知だろう。





しかしながら先月のFOMC以降、大型株に再び資金が戻り始めると情勢はコロッと逆転。小型ハイテクグロースからは資金が引かれ、2月終わり頃の高値から現在まで下落が続いている。はっきり言って、次の転換点はいつかは分からないが大型株が優勢な間は低迷し続ける公算だ。





皆さんご存知の通り、吹けば飛ぶ小型グロース。上昇も下落も大きく動くのが魅力だが、思惑を外した時のダメージは絶大だ。また大型株に資金が吸い上げられている間は上昇し辛い。資金が戻るとすれば大型株の器がいっぱいまで溢れ、資金がしたたり落ちるのを待つしか無い。





つまり昨年の9月の様なSP500指数に一旦の天井を付けなければ、小型株には資金が回りにくく、例え一時的に反発したとしても、安定した大型株と資金の取り合いになれば、リスクの高い小型株に勝てる見込みは薄い。。





現状の大型株にそれほどの過熱感は無く、もし一旦の天井を付けるとすれば、やはり多くの投資家がこぞっって大きいリスクを取りに行く局面だろう。大きいコールオプションの買いやレバレッジを掛けて投資する時だ。つまり暫くは小型グロースは低迷し、大型株はじり高傾向が続く公算だ。



ただし、過大なレバレッジを掛けたり、大型株の上昇を取ってから、その後の小型株でも上昇を取ろうなどと考えるべきではございません。大抵、何もしなかった時の方がパフォーマンスが良く、また相場はあなたの思惑通りには動きませんよ。って言うか逆を行くのが常ですよ。。。






お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/16

【悲報】小型グロースはバブル崩壊チャート









直近まで大変人気だったSAASやSPAC、バイオテック、ハイテク、EV、マリファナ関連などの小型グロースの祭りは完全に終わった感。。これらの銘柄にはコロナショックの底値から10倍、20倍になった株も数しれず。。そんな銘柄も殆どが高値から半値以下で推移しており、反転の兆しは全く見えず、日足20日移動平均線を超えることすら出来ない。。





「バブルは終わってみなければバブルとは分からない」や「個人が買い始めたら最終局面」など、バブルを揶揄する言葉は多いが、今回も格言通りとなりました。大暴騰して個人がこぞって買い始める頃が最終局面、そしてその後の投げ売りで大暴落。チャート上には切り立った針の様な、上昇、下落のチャートパターンが描かれる。








最近の下落でやっとその切り立った針の様なチャートパターンが見えて参りました。やっぱりあの時はバブルだったのでは?と今更思っても後の祭り。関ヶ原つわもの共が夢の後。。。これらのバブル的だった銘柄がどこまで下がるのかと言われれば、もちろんバブル前の水準まで下がる事が大抵で、再び然るべき株価に落ち着く事になる。いやー相場って怖い。。




一番記憶に新しいのはコインチェックの仮想通貨流出事件に伴い大暴落したBTCなどだろう。そこに描かれたのは切り立った針の様なチャートパターンだ。そして1年ほど掛けて形成したなべ底チャート。最後に皆が忘れた頃から再び上昇し始め、資金が資金を呼ぶ、買うから上がり、上がるから買う相場へと再び突入することになる。




今回の小型グロースも上記の様なパターンになる可能性が高そう。V字チャートになる可能性は限りなく低い。なぜなら空売りがあまり入っておらず、今売っているのは、高値掴みした個人投資家だけだ。つまりしかるべき水準に戻り始めた訳だ。









次再び上昇し始めるまでいったいどれだけの時間が掛かる事か?そもそも再び上昇することはあるのだろうか?事業規模や売上高が拡大しているのなら、たとえ利益が出ておらずとも再び人気化する可能性が高い。半年後か?1年後か?2年後になるのか?しかしながら全くの期待だけで買われた、研究開発中の事業などはそうりゃあ悲惨な未来になる可能性の方が高そう。




下落は早く、上昇はゆっくりなんで、今の下落局面で焦って資金を入れるべきでは無いですね。まずは株価が20日移動平均線を超えてから、そして次に50日移動平均線超え、次に20移動平均線が50日移動平均線を上抜けるゴールデンクロスなど、節目節目ごとに上昇を確認しながら資金を入れて行きたいです。



安値を更新し、底抜けした様な銘柄は手出し無用です。安いから買うのではなく、上昇しているから買って下さい。小型グロースに適正な価格なんて存在せず、値札なんて有って無いようなもんなんで。








お勧めの記事










お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2021/04/15

【COIN】ARKイノベーションのキャシー、コインベースをお買い上げ







ARKKのキャシーウッドがTSLA株を売却しCOINを買ったらしい。上場初日の昨日の値動きは激しく、出来高も膨れ上がる。典型的な人気銘柄の上場パターンだ。今までベンチャーキャピタルや一部の関係者しか保有していなかった株が、一般の投資家でも市場を通して取引、保有が出来るようになった訳だ。





昨日の値動きから推察するに、寄り付き直後の一番大きく出来高が増え、なおかつベンチャーキャピタルなどの初値売りにぶつける形で大きくキャシーが買った模様。その後鈍くさい投資家が慌ててジャンピングキャッチに走ったが、買いが続かず今度は下げてきたのを見て慌てて手放したっぽい。





最近は小型グロースが低迷しており、新興の企業には資金が入りにくいか?またこう言った銘柄のよくあるパターンとして、初めはベンチャーキャピタルなどの既存の株主の利益確定に押されジリ下がり、しかしながら早い成長に支えられ、いろいろなETFなどに組み込まれる形で資金が流入。そのうち反転し、結果的には大きく上昇するパターンか?








私自身は買う事は無いでしょう。そもそも仮想通貨には懐疑的なんで。政府などの干渉や監視が及ばず、また中間業者を省くことで低コストのトランザクションフィーを可能にすることがデジタル通貨の強みなのに、あえてコインベースを通して取引したり、保有すれば、利点が全て欠点になってしまう。。。コインベースなどの仮想通貨取引所のお陰で幅広い投資家に保有されやすくなるという良い面もあることはあるが。。





また現在はBTCはじめ多くの通貨が値上がりしているが、一度下落に転じればコインベースもろとも悲惨な事になる予感。そもそも「噂で買って事実で売る」の格言通りなら、COINもBTCも上値が重くなってもおかしくない。まあ金余り相場の現状や、希釈化する中央銀行券、足元で上昇するインフレなど大きく下落する理由は無いが、所詮相場は水ものだ。




まだまだ利益確定に走るインサイダーや既存の株主が出てきてもおかしくはなく、資金が一旦逆流すれば、物凄い負の相乗効果となりそう。そういう時になら買ってみても良いのではないでしょうか?トルコリラやベネゼエラペソなど残念な通貨しか持たない国はいまだ多く、ドルや円ですら紙くず化しているので、残念な通貨が存在する限り潜在的な需要は残り続けるでしょう。







お勧めの記事









お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



2021/04/14

【獄死】NASDAQ元会長、バーナード・マドフ氏死去








ご冥福を。世界最大の詐欺事件を起こし2008年に逮捕された、Nasdaq 元会長のマドフ氏が獄死です。自身のキャリアをもとに顧客を信用させることでポンジースキームを行い、せしめた金額は5兆円とも6兆円とも言われている。





破滅のきっかけはリーマンショックの時に顧客からの払い戻しに応じる事が出来なかったためだ。それもそのはず、実際には資産運用など行っていなく、その実態はねずみ講そのもの。つまり顧客からの投資資金をそのまま利払いに回し、高利回りを歌いながら資金を集める自転車操業。破滅するのも時間の問題だった訳だ。




死因は獄中での自然死とのこと。しかしながら過酷な環境が寿命を縮めた可能性が高いだろう。金の恨みは怖い。幅広くお金を集めたという事は、バレたあかつきには多くの人から恨みを買うのは当然の報い。獄中で襲われること数度。Nasdaq元会長の人脈をフル活用し恩赦を求めるも、金の切れ目が縁の切れ目、当然誰も相手にせず。







2008年以来、13年に及ぶお勤めも遂に終了。やっと自由の身になれた様だ。これで安心して眠れる事だろう。囚人から襲われることも無い訳だ。因みに元々の刑期は150年との事。逮捕された当時は70歳前後。人生の晩年を獄中で過ごし82歳で死去。ご高齢でのお勤めはさぞかし大変だった事だろう。それもオズワルド刑務所よろしく、常に襲われる可能性があるなかでのお勤めだ。当然の報いとも言えるが。




さて、懸命な皆さんはまさか資産運用会社やヘッジファンドに投資することは無いでしょう。市場最高のファンドと言われるSP500にかなり割安に投資出来る時代だ。ヘッジファンドや資産運用会社はサンセットの斜陽産業だ。割高でそもそもインデックスに負けているなら投資する意味は無いだろう。




直近の傾向はインデックスか超高頻度取引、もしくはAIを使った取引だ。将棋もチェスもトレードもコンピューターに勝てる時代は終わり。AIを駆使して注文を先回りされた日には個人投資家はどのようにして勝てるのだろうか?もはやデイトレーダーと言う言葉も殆ど聞かれなくなりましたね。。







生身の人間の我々には、人為的な何かが働いて株価が動いているように見えるが、実態はコンピューター対コンピューターの壮絶な戦いだ。まああなたがコンピュータに将棋で勝てると言うのならば個別株でもデイトレでも好きなことをすればよいが。。ギャンブラーの私は個別株ですが。。。




そのギャンブラーの私ですら、C++やパイソンでスクリプトを組んだ奴が、何を考えながらそのスクリプトを組んだか考えながらギャンブルを楽しんでいるというのに。。そんな私の大局観としては、SP500は暫くじり高傾向は続きそう。小型グロースにまで資金がこぼれ落ちるのは少し時間が掛かりそうだ。




直近の私の記事から推察して頂けると思うが、私が狙っているのはARKK系の小型グロースだ。ARKイノベーションETFは株価が戻ってきているが、実態は割合の大きいTSLAやSQが牽引しているだけであって殆どの銘柄は低迷中だ。しかしながら金余り相場はまだまだ継続しそうなので、そのうち循環する予定だ。






お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




2021/04/01

【問題】2兆ドル+2兆ドル=??








矢継ぎ早に可決されたバイデン政権によるコロナ経済対策費2兆ドル。そして今回次世代産業やインフラ整備に2兆ドルの予算の成立を目指す様です。占めて4兆ドル。日本のGDPの3分の2に及ぶこの莫大な資金が与えるインパクトとは?




はっきり言って額面通り全額通るとは思えませんね。もちろん増税ありきの今回の予算案。割を食うのは誰なのか?金があるところから取るしかない事だけは確かだ。法人税、キャピタルゲイン税などが真っ先に候補に上がっているが反発も大きい。。。




まあ海外法人に溜め込むだけなんで影響は限定的か?そして次の大統領選で政権交代の共和党政権によるレパトリ減税で還流するのが関の山。そもそもアマゾン様のように設備投資などの再投資に回して利益を圧縮するのは簡単で。。キャピタルゲイン税も確定しなければ払う必要は無い。これも政権交代で、、、以下略。。はっきり言って多税に無税だ。。。








と言う訳で今回のインフラ予算案、プラスの影響の方が大きいが額が大きいだけに全額通るとは思えないが、それでも半分くらいは通るだろう。なんせ米中冷戦最中、次世代産業の分野で引けを取る訳にはいかない。中国の脅威を全面に出せば予算も通りやすいだろう。構図は冷戦最中の核開発や宇宙開発、軍事開発と全く同じだ。




我々日本人は同じ東洋人で考え方が似ており文化的な親近感、密接な経済関係など、中国に対する脅威はアングロサクソンの国と比較して遥かに小さい。しかしながらアメリカやオーストラリアが抱く中国に対する脅威は、我々の予想を遥かに凌駕する。それが予算に反映される公算だ。こればかりは実際にアメリカなどに住んで肌で感じるしか無いのだが。。。









いずれにせよ政府の財政支出が株価を押し上げるのだけは確かだ。今日あたり、SP500は4000の節目に到達しそう。そして何かと話題のARKKイノベーションETF。こちらも2月以来低迷していたがそろそろ日足20日移動平均線を上にブレイクする頃だ。




「政策に売りなし」今回のインフラ対策予算の恩恵を一番受けるのが、すでにARKKではないかと噂も聞こえる。そう次世代産業、イノベーションETFだ。そして「上に政策あり、下に対策あり」。増税の影響はかなり限定的となるだろう。つうか小型グロースの場合、利益なんか出ていないんで、法人税とか関係ないし。。予算が降ってくればそれを享受する公算。




はっきり言って株高のお陰で調子に乗ってるテクノキングやキャシーを「ぎゃふん」と言わせてやりたいが、、、言わせてやりたいよな??しかし暫くはこの流れに身を委ねた方が得策か?つまり今まで上がり続けた株は上がり続ける公算だ。因みに私は今年SP500が6000まで上昇すると予想してますよ。。ここから50%成長。AMZN株が4500ドル程度、AAPLなら180ドル。十分可能ではないでしょうか?





お勧めの記事








お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村