2022/06/23

【レバナス】投資家の、儚い希望は、砕け散る







逆に聞きたいのですが、なぜ助かると思うのですか?十分落ちたのだから、今後株式は反発すると思っているのですか?クッソ安いジンバブ円でクッソ高いドルを買って、その高値掴みをしたドルで、くっそ高い株式をレバレッジを掛けて買って、なぜ助かるのですか?助かる理由は皆無ですし、例えレバレッジを掛けてなくとも資産は7割減になるのですが。。。手堅い資産運用で7割減。。。


コロナバブルの崩壊途中に置いて、助かる方法は無い。どこに資産を置こうがあなたがたは損をするしか無いのですよ。例え現金の円やドルに資産を置こうとも。。。資産は作るよりも守るほうが難しいのですよ。今はいかに資産を増やすか?では無く、如何に資産を減らさないかを試される相場なのですよ?


そんな中、くっそ高いドル建て資産をかなり値下がりした円で買い続けるのは狂気の沙汰だ。例えDCA(ドルコストアベレージ)で定期、定額で買い付けようとも。。。今は円安に傾き、株式の下落が和らいでいるのだからDCAで撤退する時だろう。。。今後必ず来るであろう嵐に備えて。まだそよ風程度で済んでいるうちに。。。







第一四半期決算を受けて、暴落した米国市場。総じて決算が悪かったからだ。労働市場の加熱で賃金は上がり業績を圧迫。コモディティー価格の上昇で支出は増大。しかしながら今後訪れる第二四半期の決算を見れば、第一四半期はまだ良かったと振り返る事になるだろう。。。



7月中旬から始まる第二四半期決算。因みに第一四半期と第二四半期を比較した場合、事態はかなり悪化していると言わざる負えない。第一四半期はウクライナ侵攻の影響や、Fedの利上げの影響はシーズンの最後にちょっと触れただけだが、第二四半期は全期間においてこれらの影響を受ける。


具体的に言えば、
1、コモディティー価格が第一四半期より上がっている
2、為替がさらにドル高に進み海外からの売上が大幅に押し下げられる
3、利上げ、QTで金利が第一四半期よりかなり上がっている
4、インフレが第一四半期より深刻化している
5、中国のロックダウン、ロシアのウクライナ侵攻の影響を全期間で受ける







第二四半期は第一四半期と比較して、全て悪化している。そして状況は現在進行系で悪化し続けている。日々強まる円安ドル高、インフレ、Fedの金融引き締め。何一つ止まる気配が無い。今は資産を増やす局面ではなく、資産をいかに減らさないか試される局面だ。ドルや円に資産を戻しても減るしか無いのだから。。。手堅いSP500をDCAで積み立てても、その資産は高値から7割減にならなければ下落は止まらないと言うのに。。。



こんな恐ろし時代は滅多に無いし、この恐ろしい事態を引き起こしたのも我々全員の責任だ。投資家からそうでない者まで、給付金のコロナバブルに踊ったのだから当然の報いとやらだ。余程うまく立ち回っても、あなたの資産は横ばいだ。そして動けば動くほど、もがけばもがく程、あなたは資産を減らすだろう。。。


例え資産が減ろうとも、動かないことがあなたに出来る最善の方法かも知れない。今あるドル建て資産を、ドル高のお陰で傷が浅く済んでいるうちに全て撤退し、円に資産を戻すのも一つの手だ。下落し続ける相場は無いし、明けない夜は無いのだから。今は円安傾向でもある日突然急激に円高に触れる時は来る。







Fedが利上げとQTを諦めざれる負えないと市場のコンセンサスが出来上がった時だ。そこからが金融市場の逆流相場の開始だ。あなたのドル建て資産の溶ける速度は光の速さを越える。今は円安でドル建て資産が嵩上げされた分傷が浅く済んでいるが、市場の逆流相場における円高と株安のダブルパンチは、下落最速の逃げ場なしで死亡を宣告されることになる。リーマンショックの再来だ。


しかし、もしその時に米国株ではなく、円を保有していたのならあなたは資産を大きく増やせる。因みに株式投資において資産を大きく増やすのは、右肩上がりの波に乗る事では無く『暴落』だ。暴落こそがあなたの資産を急速に増大させる。暴落のない市場では、あなたの資産はあまり増えないのだ。。


しかしそれまでの道のりは大変険しく厳しい。ついつい余分なポジションを取ってしまいがちだし、どこに資産を置いても減るしか無いのだから、精神的にも辛い。因みに余分なことをすればする程あなたは資産を減らす。。。例え円に資産を戻しても、円安傾向なのだから資産は目減りし、だったらドルで置いておけばと?思われるかも知れないが、次に来る資金の巻き戻しで、今度は急速に円高ドル安になる。つまり資産は減るしかないのだ。だからこそ如何に減らさないかが重要になるのだが。無駄な上下運動に付き合うのは時間の無駄という訳だ。






結論から言えば、とっとと円に戻して何もしない事が、結果的に一番資産を減らさない方法になるのだが。あなたには機敏に立ち回れる頭脳も逃げ足も無いのだから。またもし資金の巻き戻しが起こった時に円を保有していれば、その時点であなたは勝ち組だ。こうして投資家の世代交代は繰り返され、そして暴落は10年周期で訪れる。



次の世代の投資家が暴落から投資を始め、暴落を経験しないまま次の10年後の暴落で散っていく、言うなれば10年周期の風物詩だが。コロナショックの短期的な下落しか知らなかったり、直近10年の上昇相場しか知らない投資家は今岐路に立っている事を自覚するべきだろう。この記事を読んでいるのなら尚更。


あんたらが炭鉱のカナリアを何万匹飼っているか私には知らないが、ペロッケが死のうが生きようが、あなた達はこのままでは死ぬ。特にこのタイミングで未だに資産を増やそうとしている投資家ほど。そして九官鳥の中には人の言葉を話し、嘘を付いて投資家を地獄へ誘う(いざなう)鳥がいるとか。。安全な資産と呼ばれるものはすでに絶滅してこの地球上には無いにも関わらず。どこに資産を置いても減るしかない。






今このタイミングで資産を増やせると謳う奴は確実に嘘つきの九官鳥だ。ブルベアFTEだろうと、キャッシュだろうと国債だろうと資産は減るしか無い。このデススパイラルのババの擦り付け合いからいち早く抜け出すのが、資産を守る最善の方法で、もっとも資産を減らさない方法と言える。


あんたらが今立っているところは、炭鉱の奥深くだ。何万匹も飼っているカナリアが火山性ガスや二酸化炭素などでバッタバタと倒れて始めたところで、すでに逃げ切れないほど手遅れなところまで、深入りしてしまったのだから、炭鉱のカナリアは役に立たない。何万匹いようとも。。。カナリアが倒れる前に逃げるか、深入りしない事だ。死にたくないのなら。


経済はクラッシュするしかない。そうしなければ需要は蒸発せず、インフレの問題は解決しないからだ。経済を後退させずに、需要だけを抑制しインフレが解消するのは不可能だ。最終的にインフレは実需が低迷しないと解消しないのだから。。そして経済をクラッシュさせるもっとも簡単な方法は、資本主義の根幹、株式市場をクラッシュさせる事だ。アーストラビスタ、ベイビー。。。



おすすめの記事




お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村



0 件のコメント:

コメントを投稿