2021/04/17

【相場観】暫くは大型株が優勢か?







比較的堅調なSP500やダウ、それに引き換えマチマチなのがナスダック総合や小型株のラッセル指数。そして大型株や小型株の間に位置するARKK系の小型グロースは低迷気味だ。はっきり言って大型株が優勢な間は、小型グロースなどに資金は入りにくい。




昨年の9月頃から低迷しだしたナスダック100指数。年末から今年に掛けてAAPLやAMZNなどが低迷していたのは記憶に新しいでしょう。その間、上昇し続けたのが小型グロースだ。猫も杓子もNIOだの、マリファナ関連だの、SPACだのとのたうち回っていたのはご存知だろう。





しかしながら先月のFOMC以降、大型株に再び資金が戻り始めると情勢はコロッと逆転。小型ハイテクグロースからは資金が引かれ、2月終わり頃の高値から現在まで下落が続いている。はっきり言って、次の転換点はいつかは分からないが大型株が優勢な間は低迷し続ける公算だ。





皆さんご存知の通り、吹けば飛ぶ小型グロース。上昇も下落も大きく動くのが魅力だが、思惑を外した時のダメージは絶大だ。また大型株に資金が吸い上げられている間は上昇し辛い。資金が戻るとすれば大型株の器がいっぱいまで溢れ、資金がしたたり落ちるのを待つしか無い。





つまり昨年の9月の様なSP500指数に一旦の天井を付けなければ、小型株には資金が回りにくく、例え一時的に反発したとしても、安定した大型株と資金の取り合いになれば、リスクの高い小型株に勝てる見込みは薄い。。





現状の大型株にそれほどの過熱感は無く、もし一旦の天井を付けるとすれば、やはり多くの投資家がこぞっって大きいリスクを取りに行く局面だろう。大きいコールオプションの買いやレバレッジを掛けて投資する時だ。つまり暫くは小型グロースは低迷し、大型株はじり高傾向が続く公算だ。



ただし、過大なレバレッジを掛けたり、大型株の上昇を取ってから、その後の小型株でも上昇を取ろうなどと考えるべきではございません。大抵、何もしなかった時の方がパフォーマンスが良く、また相場はあなたの思惑通りには動きませんよ。って言うか逆を行くのが常ですよ。。。






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