2019/03/07

速報、国内景気、欧州に続き後退局面へ

国内景気、すでに後退局面か。「下方へ」に判断引き下げ。https://news.finance.yahoo.co.jp
景気動向指数の1月の基調判断について、内閣府は7日、従来の「足踏み」から「下方への局面変化」に引き下げた。景気がすでに後退局面に入った可能性が大きいことを示す表現だ。
欧州も景気低迷に。昨日はOECDが世界経済見通しを公表した。2019年成長率見通しは、世界全体をはじめ、ほとんどの国および地域で前回11月時点から下方修正された。政策の不透明性、貿易の緊張、経済信頼感の低下などが背景としていた。先進国のなかでは米国や豪州の下方修正が小幅にとどまる一方で、欧州や英国は大きめの下方修正となった。ドイツの成長率は前回の半分以下となり、イタリアに至ってはマイナス成長見通しに転落した。


こ、この光景どっかで見たことある。
2008年前半とソックリ。
2007年度の企業決算が良すぎて、
業績は最高潮の中、株価は若干安く推移。
バリュエーション的にはもちろん割安に見える。
で人件費の高沸とか、原材料の高沸とかで、
企業が値上げしまくっていた。

長短金利差も減少した後に、再び拡大してきている。
まだ長短金利差がマイナスになった訳では無いが、
同じ形をしているところが不気味。
て言うか、量的縮小を勘定に入れれば、
長短金利差はマイナスだったとも言えなくも無い。
つまり金利の引き上げに対して、
量的引き締め、バランスシートの縮小で対応したため、
辛うじてマイナスには至らなかったと。

唯一違う点は、あの頃にはFRBは
すでに金利を下げ始めていたが、
今回は利上げが停止になったばかり。
2019年第一四半期の企業業績と、GDP次第か?
株価も景気もこれ以上良くはならないかも。。
しかし、景気の遅行指標である、
雇用統計において、失業率の悪化が
観測されるのは、もう少し時間が掛かりそう。


「株式が暴落するのか?」と聞かれれば、
NY指数が高値から半値は無いと思う。
さしあたって、バブル的な要素が無く、
ちょっと高いハイテクなら半値もありそうだが。
総じてハイテク関係は、すでに高値から若干安く推移。
ここからなら、半値もそう遠くない。
信用の爆発的収縮(ビッククランチ)が起こる程、
信用創造も行ってないし。
2018年末をもうちょっと行ったあたりか、
トントンくらいまでは、押すかもしれないが。。。

さて、NY指数は20日移動平均線を試す、デットクロス。
下に抜けても、すぐには暴落せず揉み合いそう。
今日あたり、実線で20日移動平均線の下を推移するようなら、
引け間際に高リスク資産は降りてもいいかもね。
明日の雇用統計は、大して材料視されないかも。
遅行指標の見栄えが少し良くても、悪くても、
今回は意味をなさない。どっちにも振れる。
ヤバイ時は、自動車産業などの資本財セクターから、
レイオフや希望退職のニュースが流れる。

年末、年始のピストン運動で、
投資家もだいぶ現金を燃焼した模様。
余裕が無い時なんて、相場は一方にしか動かへん。
JPYでも貯めて起きますか。

1 件のコメント:

  1. 先生、凄い!
    ほぼ、同意見です。

    今、そんな事を言ってる人は、あまり居ませんよ。

    そんな事も有って、
    「何で、自分でBTIを買わないんだよ!」
    なんて、言われてますけどね。

    いや、もう十分、買ってるんですって!

    雇用統計は、おいらも、余り意味無いと思ってます。

    それはそうとして、
    秘かに、JPYを貯めて居るんでやんす。

    まあ、8割方、無駄な心配に成りそうな気がしてます。

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