最近の仮想通貨の高騰。
NY指数の高沸。WTI原油の高騰。
相反するIPOしたばかりのリフトの暴落。
ゴールドの暴落。
そしてIMF専務理事のラガルド氏が、
「世界景気はさらに後退している」と言っておられる。
まさに景気の最終局面に相応しい。
最近の原油やXOMやRDSが堅調なのは、まさにその証。
すでにドル安を織り込みに行き、原油は上昇し、
また不景気までの、需要の後退までの、
時間の猶予を示している。
景気後退から不景気に繋がるかは、神のみぞ知る。
FRBの利上げが終わり、QTの終了も視野に入る。
これ以上のドル高は難しいが、
通貨に限っていえば、「どんぐりの背比べ」で、
現状は少しでもマシなところを選択せざるおえない。
このようにして、マーケットは残った最後の燃料を点火し、
上昇を試みようとする。
しかし、あまりにもブクブクに太って鈍くさく、
綺麗に上昇できるほどの身軽さはない。。
もちろん跡に残るのは、資金を使い果たした屍の山。
どちらにせよ、今相場を支えているのは、
短期的な資金である可能性が高く、
押した波は引き潮を作り、返って来る。
て言うか、ちょっと動揺を誘えば、
なし崩し的に、崩壊しそう。。
イールドスプレッドの逆転はヤバイ。
確かに金利が上がれば銀行は儲かる。
しかし金利差で稼いでいるのに、
スプレッドが小さくなればどうなる?
逆ザヤになればどうなるんや?
短期の資金を金利を払いながら借り入れ、
長期で貸し出し金利を稼ぐ。
つまり銀行がスプレッドの縮小や
逆ザヤで稼げないと、終わりの始まり。
まず銀行がどうなるか?
逆ザヤで貸し出すと損をする。
信用創造でレバレッジが掛かっているため、
急速に資金振りが悪化する。
そもそも貸し出さないし、貸し剥がしも起こる。
晴れてる日は傘を貸すが、空模様が悪くなると傘を仕舞う。
よく聞きく、あれやで。
で、もちろん担保が蝕まれ毀損していく。
でもって、信用不安で銀行が金をさらに回さない、
逆ザヤで回せない。で企業の設備投資が止まる。
そもそも高金利では借り手がデフォルトする可能性が高まる。
銀行としては、高リスクは避けたい。だから貸さない。
銀行が貸さなければ、GDPが伸び悩むのも時間の問題。
まあFRBのとれる選択肢も多いし、
前回の教訓もあれば、そこまでバブル的な訳でもない。
投資家も悲喜こもごもと言った様子。
暴落させるには、楽観が足りないし、
上昇させるには、悲観や慎重さが足りない。
時間をお金に変えつつ、様子見と決め込みますか。。。
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