2022/05/28

【朗報】NY市場は5月の下げを奪還







5月前半に大きく下落したNY市場。しかし最後の3日営業日で全てを取り返した格好です。Fedの量的引き締めや利上げなど不安を煽る情報が多い中、今回の上昇に乗り遅れた投資家や、底値圏で株式を売却せざる負えなかった投資家も多いのでないでしょうか?また株式を購入したものの、その購入自体が早すぎてあまり利益が出ていなかったり、逆にまだ損失が出ている投資家も多そうです。




かくいう私も完全に乗り遅れたクチで、今の所、今回の反発を取りに行く予定はございません。チャートはキレイな下落トレンドで、大方の予想通り下落トレンドの下限ラインで反発して参りました。が、チャートばかり見ている人ほど今回は買いを控えた人が多そうです。



SP500、日足チャート





SP500指数は下落トレンドの中央付近まで戻してきました。今の水準は丁度3月のロシアによるウクライナ侵攻のパニック相場で下落した時の底に当たり、それが抵抗線になった格好です。また月足の25日移動平均線も同様に抵抗線として上値を抑えました。今後このトレンドが機能するのならば上値は4350ほどで、次に下落する時は今回の下値を切り下げる公算です。




さて、上記は指数のため出来高は無いのですが、そのETFであるVOOの出来高はどうなっていると思いますか?3月よりも大きく下げたのだから、その時以上に出来高が膨れ上がったと思われるのではいでしょうか?しかしながら今回の下落はウクライナ進行が始まった時ほどの出来高にはならず、強いて言えば出来高が膨れ上がったのは、ARKKやレバナスなどの投機的な商品だけでした。





当然これは言い訳にしかなりませんが、本丸のSP500の出来高がこの程度では私は動きませんし、動けません。少なくてもウクライナ侵攻開始時程度まで出来高が膨れ上がらないと。。株価は回復の動きを見せる一方、現状の問題は何一つ解決しておらず、時間が経てばまたインフレやリセッシュが意識され始めると考えます。






まあ景気後退は来ても、エコノミークライシスである恐慌にまでは陥らないので、この程度が底になる可能性も無きにしもあらず。後はFedのスタンスや引き締めの度合いでしょうか?結局は次の緩和余地を作りたいし、インフレは徹底的に押さえ込みたいので、経済も株価も下落を余儀なくされるのですが。



そうやって上下に振りながらコントロールするのが中央銀行だし、中途半端なことはして欲しくない大人の事情も当然ございましょう。山は出来るだけ高く盛って、谷は出来るだけ深く削り取れば、当然利益は増えます。もちろんレバナスなんて保有していない私にとっても、上下に激しく揺さぶってもらった方が楽しめるのでそちらを希望するのですが。。。




トレンドの中央付近にあり中立の水準にある現状の株価では、私は動きません。今後株価の反発が続くようならば、債権は売られ再び利回りが上昇してくることでしょう。次はこの10年物米国債金利のピーク、債券価格には底にあたる水準で米長期債に連動する商品を買う予定です。TMFなんて言ってませんよ?そして債権を持ちつつ次の下落の底を再び狙う公算です。相場は逃げないし、空振り三振は無いので『ここぞ』という時まで当然引っ張ります。アーストラビスタ、ベイビー。。。





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2022/05/26

【ナイアガラ】下落、最速、見せましょうか? 






年明けから続く下落相場。しかしながら円高ドル安によりSP500指数の下落が相殺され、そよ風程度の下落で済んでいた金融市場もそろそろ終わりです。SP500指数が3800を底として若干反発している今週、それとは対象的に円建てではあなたの資産は全く増えておらず、底値圏を推移しているのでは無いでしょうか?




それもそのはず、SP500が若干回復しても為替が逆回転を始め、今まで下落のクッションとなっていた円高ドル安が、円安に傾き株価の反発分を全て飲み込んでしまっているからだ。最近、円安とインフレにより大幅に資源の輸入価格が上がったことはお聞きになっただろう。ガソリンから電気代、食品まで幅広く。それが反転してきたということは経済や金融市場が逆回転を始めた事を意味する。




これは終わりの始まりの始まりだ。直近まで大した下落ではなかった株式が、急に為替損を巻き込みながら下落を始めたら投資家はどう感じるのでしょう?そりゃ慌てふためいて現金確保に走り始めると相場は決まっている。現金余力に乏しい投資家ほど。。そう今現金を確保して、さらに下落したところで買い戻せば良いと。











多くの投資家は同様の事を考える。FEDの利上げは始まったばかりで、今後は量的引き締めQTが始まるのだから下落はさらに進行すると。そして目の前のドル安と株安のダブルパンチを避け、十分下落してから再び買い直せば、次はドル高と株高のコンボで大きく資産が増やせると。因みにだが市場があなたがたの思惑通りとなった試しは無いのだが。。。




さて皆さんもご存知の通り、ウォール街はランダムウォークだ。あなたが下落すると思えば上昇し、上昇すると思えば下落する。また株式というものは皆さんにとって嫌な方向へと転がる性質がある。最大限の投資家を巻き込みながら。今は実体経済にそれといった障害物は無く、最近の株安は行き過ぎだと考え買っている人も多いのではないでしょうか?





2018年末の利上げによる株安もSP500が20%安のところで反発したため、同じような値動きになると考えている節がある投資家が多いのが現状だ。しかし大衆は常に間違っている。実体経済が今は比較的良好だから株価はそのうち反発するのではなく、今後の株安が実体経済に波及するのですよ。アベノミクスによる株高が実体経済を押し上げたその真逆の展開だ。









さて、ランダム街のウォールウォーカーと言われた私には、独自の信念というか美意識というものがある。そう、、このランダム街では株価は壁に沿って美しく進み、チャートは壁伝いに進行すると。こんなことを言えばバートンマルキール先生に三時間くらい説教されそうだが、株価とは一見ランダムな値動きに見えるが壁に沿って進むものだと。。言い方を変えれば市場はいつも間違っており、大衆はいつも間違っていると。。




はっきり言って現状はこのまま反発し、私のチャートを汚すような値動きになるとは思えず、また壁とは逆方向へ進むとは思えない。株価とは壁に沿って進むべきものだし、現に過去のチャートを見てもらえれば分かるとおり、壁に沿って進んできたのだから。。ここから反発するのはあまりに美しくない。。




さて、10年物米国債の金利が一旦のピークを付け下がり気味な現状を踏まえれば、今後の株式市場の未来は暗い。非常に暗い。風前の灯火ならまだましで、この明かりを見たものは生きて帰ってくることが無いと言われるセント・エルモス・ファイアーの死兆星だ。金利が下がって来ているということは債権が買われているに他ならず、債権と株式は資金を取り合う綱引きの関係だ。債権に資金が入ってくる以上、株式からは資金が流出せざる負えない。ハイテクもグロースもレバナスも夢があって良いですね。アーストラビスタ、ベイビー。。。




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2022/05/22

【レバナス】21年物が報われるのは50年後か?







2020年のコロナショック以降の金融緩和で、とりわけ大きく値上がりした資産であるブル三倍ETF。その大きな爆発力が人気を呼び、上昇相場の最後を飾ったのがレバナスと呼ばれるナスダック100の三倍ETFだ。そう、直近の上昇を見せつけられ、これなら簡単にお金が増えるんじゃないか?と考えた、いつの時代にもババを引く残念な人たちが大挙として押し寄せた。算数すら出来ないのにどうやって小学校を卒業出来たんだ?





しかし当然ながらバブルは永遠に続かない。あんたらがババを引いたところがバブルの終わりだ。巷では、今後アメリカは70年代型のインフレ不況に入り、そして世界第二位の経済大国である中国は、日本の90年代型の不況に入るのではないかと囁かれている。




レバナスと並び人気を博したCWEB、中国インターネットETFブル三倍は、仮に中国が今後90年台の日本型不況に突入する場合、21年物CWEBが報われるのに1世紀くらい掛かりそう。因みに日本は、日経40000が底の7000を付けるのに10年以上掛かり値札は高値から5分の1以下。そしてあれから30年、現在でもその値を奪還出来ていない。








1989年に、仮に日経ブル三倍のETFを100万円分買っていた場合、今の価格は1000円にも満たないのではないか?日経が現在26000と当時の高値から30%ほど安く推移しているのだから三倍なら悲惨な事になるのは当然だ。元の資産がそもそも値を戻しておらず、長い年月を経て進む減価には強烈な複利が働く。そして当時の高い金利から考えれば、この日経ブル三倍ETFの信託手数料も高かった事だろうが、この高い信託手数料にも長い年月による強烈な複利の力が働く。





バブル崩壊前夜に買ったこの日経ブル三倍が報われる日が来るのかと問われれば、私は永遠にないと答えるだろう。当時100万円で買った日経ブル三倍の価格が現在1000円とするなら、値を戻すには1000倍にしなければならない。当然年月と共に減価が進むため、元資産が333倍になってもあなたの日経ブル三倍は1000倍にはならない。元資産である日経は500倍にはならないとだめだろう。日経平均が2万6000なら、そこから500倍の日経平均1300万だ。





中国インターネットブル三倍のCWEBも同様の末路となるだろう。中国も不良債権を消化するのにそのくらいの時間は掛かりそう。当然高値から半値ほどで推移している元資産に対してその三倍の値動きのブル三倍の末路は悲惨だ。上述の通りだ。今後不良債権問題が浮上し、不動産での損失を補填するため株式は常に下落リスクに晒され、低迷する景気がそれに拍車を掛ける。









では翻って、レバナスの方はどうなるのだろうか?算数が出来ない皆さんには、まず減価から説明する必要があるだろう。例えば元資産であるQQQとその三倍ETFのTQQQを100万円分ずつ買った場合を想定しよう。QQQが下落し10%安の90万円になりその後10%上昇し99万円。下落率と上昇率は同じ10%なのに、資産は100万から99万と価値が減っている。これが減価だ。



そこにレバレッジがかかると減価の作用は強烈になる。TQQQの下落率は3倍の30%で70万となり、その後の上昇も三倍の30%だが、資産は91万になってしまう。QQQはほぼ値を戻しているのに対して、TQQQは10%ほどの割引だ。そしてその年月が長ければ長いほど、小さい山や谷を刻めば刻むほど減価の作用は大きくなる。




これだけでも三倍ETFの怖さが分かっていただけただろう。算数が出来ない皆さんは、なぜ海千山千の凄腕投資家たちがこのレバナスやTECLを触らないか、その理由を考えた方が良い。例えナス100指数がその値を戻したとしても、あなたの保有するブル三倍ETFは当然値を戻さない。そして運悪くバブル崩壊前夜のババでも引こうものなら、上述の日経ブル三倍やCWEBコースに突入で、一発退場になってしまうからだ。







さて、現在のQQQは高値から30%安で推移している。ではその三倍のTQQQは90%安になると思ったあなたは、やはり算数が出来ないのだろう。先程私は、QQQが10%安になると、その三倍のTQQQは30%安になると言ったが当然ながらあれは嘘だ。もしそれが一日の値動きの結果なら当然そうなるが、日々の値動きの積み重ねによる結果なら、そこには逆複利の力が働く。



やはり算数が出来ない諸君には逆複利を説明する必要があるだろう。あなたは100万円分のQQQとTQQQを購入しました。初日にQQQが10%安の90万円になり、次の日11%安で80万円になったとしよう。あなたのQQQは100万円から80万円となりトータルで20%安だ。




ではその間のブル三倍TQQQについて考えてみよう。初日は30%安の70万円となり、次の日は33%安、つまりそこから3分の2の46万6000円となる。つまり元の100万円から53,4%安の46万6000円だ。元資産であるQQQが高値から20%の割引となっているが、TQQQはその三倍の60%安とはならずに、53%安で済んでいるのは逆複利の作用が働いたからだ。







これは同じ割合でも金額が少なくなれば、絶対値が小さくなるからだ。100万円の10%は10万円でも80万円の10%は8万円だ。三倍ETFの推移を考える上で、減価と逆複利の概念は重要だ。そして現在QQQは高値から30%安で推移しているが、TQQQは高値から90%安とはならずに、逆複利がの作用が働き70%安となっている。



つまりもし高値でQQQとTQQQに100万円ずつ投資していた場合、QQQは70万円でTQQQは30万円だ。そして当然ながらQQQが値を戻したとしても、TQQQは減価しているので値は戻さない。QQQが43%上昇して再び100万円になっても、TQQQは日々の減価により2,29倍にはならずに2倍程度となり、60万円ほどとなってしまう。まあ一日で43%上昇すれば当然その三倍の2,29倍になるのだが。。。




さて、ここからが本題でなぜ21年に買ったレバナスが報われるのに半世紀も掛かってしまうのか?その前に普通の投資家なら即答出来る簡単な問題に挑戦してもらおう。
1、元資産であるナス100の一日の値動きが33%安だった場合のTQQQの値動きは?
2、QQQとTQQQを100万円づつ買いました。次の日にQQQは40%の暴落。TQQQのお値段は?








最近、算数すら出来ない投資家達がレバナスを買い続ける心の支えとして、過去のバックテスト、つまり直近のゼロ金利、量的緩和、財政出動の緩和バブル時代の最高値を付けた時の結果を持ち出しているが、当然都合のいい場面を切り取ったバックテストは参考にならないどころが、害悪でしかない。時代背景に沿ったバックテストを行わなければならない。




今後のアメリカは70年代型のインフレ不況、スタグフレーションになるのではないかと言われている。その当時のダウの値動きがコチラだ。







時代背景を説明すると、65年からベトナム戦争に介入したアメリカは財政出動が大きくなり、当初こそ財政出動の戦争特需で株式市場は活況を呈したが、大きすぎる財政出動により後にインフレが深刻化。多くの若者が徴兵され、また軍需産業に労働力が割かれ労働力は不足。インフレによるコストアップと労働力不足による賃金アップで企業の業績は大幅に悪化。これらの複合的な要因により株価や景気の低迷とインフレの深刻化が増しスタグフレーションが長期化することに。




ここで残念な投資家に登場してもらおう。この残念な投資家は、戦後のベビーブームから続く好景気を眺め、直近の戦争参入で財政出動が大きく拡大したため今回の株高は非常に長く続くと考え、65年末にレバダウを買った。三倍になるまでガチホだとか言いながら。チャート上では天井だ。因みに当時はレバレッジETFは無い。指数ETFも当然無く、なんならナスダックすら無い。ナスダックは1971年からだ。




ガチホだと鼻息荒くしてレバレッジETFに参入したこの残念な投資家は、50年以上経過した2022年現在、無事に資産が三倍になり資産を売却出来たのか検証していこう。まあ例え資産が三倍になったとしても、その間に物価は10倍くらいなっており、月給が500ドルから5000ドルほどとなっているようなので残念な投資家は損をしているのだが。。。









因みにこの検証はレバレッジ投資家にとって都合の悪いところを意図的に切り取った検証ではなく、どちらかと言えば楽観的シナリオだ。悲観的シナリオは上述の90年代日本のバブル崩壊シナリオだ。



65年以降のダウはチャート上からも分かる通り横ばいだ。その間1000ドルを高値、700ドル付近を安値のトレンドラインを形成し、5回の下げ相場が確認出来る。もしこのダウをレバレッジ3倍型のレバダウを1万ドル買った場合を考えてみよう。




残念な投資家が買ったのは65年のダウ指数1000ドルのど天井だ。因みに2022年現在は31000なので31倍だ。元資産が31倍になったのだから(配当再投資の複利運用の場合は当然これ以上)、そのレバレッジ型を購入したこの残念な投資家はさぞかし成功しただろうと思われがちだが、それはダウを買った場合で、レバダウは当然90倍にはならない。








以下に当時の値動きに合わせたダウとレバダウの1万ドル買った場合の資産推移を載せておく。当時の5回の下げ相場でどれほどレバダウが減価するのか見てみよう。細かい計算は省いて、ダウが1000と700ドルを5回往復したとする。


そして上述で説明したとおり減価や逆複利を反映させた結果。つまりレバレッジが3倍でも逆複利が働きダウが30%安でもレバダウは90%安とはならずに70%安となる。上昇の場面では減価が働くのでダウ指数の方は1000ドルまで戻すが、レバダウは元の水準まで戻らず。。








上記の表の用に、ダウの方はほぼ買値で推移しているのに対して、レバダウはレバレッジによる激しい減価で資産は3,8%になっている。1万ドルが388ドルに。この388ドルを1万ドルまで回復させるには25倍にする必要がある。そして残念な投資家の目標は投資額の3倍である3万ドルまでガチホだ。。つまり75倍だ。。。





あれから半世紀、50年の歳月が過ぎた2015年のダウは1万7000だ。残念な投資家が投資した時のダウ指数は1000ドルから17倍の1万7000に。しかし当然レバダウは減価するのでその3倍とはならない。50年間の長い時間では減価は激しく、その間の小さな山や谷がそれに拍車を掛ける。




さて残念な投資家の資産推移を見てみよう。チャート上の最後の底を付けた1983年、ダウ指数は700ドルで投資家の資金は当初の1万ドルから388ドルになってしまった。そして投資を始めてから50年後の2015年、ダウ指数は1万7000で25倍ほどだ。三倍の値動きだが減価するので残念な投資家の資産は大底の388ドルから50倍ほどの1万9000ドルまで上昇。




レバレッジ3倍にも関わらず、ダウ指数が17倍にもなったのに残念な投資家の資産は2倍にもならずに。。。そして21年末、遂に。。。とその前に広告です。。








21年末遂にダウ指数は3万6000を達成。2015年から更に2倍ちょいほど上昇。もちろん2015年以降、チャイナショック、金利ショック、ブレグジット、トランプショック、18年クリスマスショック、コロナショックと大きく動く度に激しく減価し、ダウ指数が2015年から2倍になっても残念な投資家のレバ3倍ダウETFは4倍にしかならず。




残念な投資家が半世紀掛けて資産を1,9倍の1万9000ドルにし、そこから6年掛けてさらに4倍の7万6000ドルになりました。それでも57年前の当初の目標である3万ドルを大きく超過する結果に、この残念な投資家は1万ドルが7万6000ドルになったと大満足でガチホを継続。。。





そして22年5月末、昨年末からダウ指数は20%ほど下落し、レバダウは半額に。残念な投資家の資産は3万8000ドルに。因みにこの57年の歳月で月給は500ドルから5000ドルと物価は10倍に上昇。その後、22年以降のインフレ不景気の利上げ引き締めスタグフレーション相場で再度65年にタイムワープしましたとさ。めでたし、めでたし。






いったい今回は何度下がるんですかね?どこまで下がるんですかね?もうこの残念な投資家、片足を棺桶に突っ込んでるのに、70代型不況が来たら、指数ETFのレバレッジ型に投資しているのにもかかわらず、半世紀たっても生涯成績がマイナスのまま死んでしまう。。アーストラビスタ、ベイビー。。。


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2022/05/20

【SP500】ビッグ・ベア襲来か?






あるう日、森の中、クマさんに出会った。
スタコラサッサのサ、スタコラサッサのサ・・・



私は自分を商人であると自称しているが、私には異名がある。そうカプチェットロッソともベアーハンターとも呼ばれている。今まで葬ったクマさんは数しれず。。レッドリスト?ワシントン条約?知らんなーそんなの。嘘だと思うなら昔の記事を読んで貰えれば分かるだろうし、古い読者なんかはご存知の通りだろう。。。




そんな私が再びこのブログに戻ってきたのはクマさんを察知したからに他ならない。それも今回はビッグ・ベアだ。シロクマなんか手懐けるのなんて田舎の不良中学生を手懐けるより簡単なもんだが、今回のビッグ・ベアだけはく逆に食われるかも知れんの。。



それでも私はベアーハンターであり、恐怖の赤ヘル、カプチェットロッソだ。負けると分かっていても立ち向かわなければならない。それが私の誇りであり使命であるからだ。それにしてもどんなハンターでもスタコラサッサと逃げ出すビッグ・ベアに対して、無邪気に戯れようとするアイツラは一体何者なんだ?








無邪気にもほどがあるだろ。無知というのは無敵か、はたまた無謀か。。。レバナスをドルコストアベレージで積立とか言っている奴らは何なんだ?この後どうなるかなんて日を見るより明らかで、レバレッジの高さにSECがしゃしゃり出てきて、90%安のところで3倍から2倍に落とされ、無理ゲーになるのに。。




事実コロナショックではゴールドETFのブル3倍が2倍に。。まあそれが汚い大人のやり口で常套手段なのだが。。因みに資産が90%減った後、それを取り戻すには10倍にする必要がある。指数なんて良くて10年で2倍で、最悪の場合10年後は同値だ。10倍にするにはレバレッジ2倍でも30年は見といた方が懸命だ。。





最近になって高値覚えの割安感から、株式を買いました報告をしていた逆神様やスイミングハムスターどもがいたが、人柱やカピバラがビッグ・ベアに勝てると思うのか?いやいや、どう考えても食われる側だろう。人柱とかビッグ・ベア様の怒りを沈めるための生贄なのだから。。どう考えても。。。



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という訳で分かっていた投資家にはやっぱりね。そして分からなかった投資家には報告です。あの恐怖のビッグ・ベアがまもなく襲来です。因みに今レバナスを持っている投資家が助かる可能性なんて万に一つだ。そもそも一方的に初心者がカモられるレバナスをSECが放置する訳がない。無理ゲーになる前に逃げるのも一手だ。どこぞの某護身術では、逃げるが勝ちだとか。。半値程度ならまだリカバリー出来るが10分の1は流石に無理。。




ベアーハンターの私の試算では、2020年9月以降に買われた株式はもれなく焼かれる公算だ。この頃から世界中のお前らが同じポジションをレバレッジを掛けて買い始めたのだから。。こいつらのレバレッジが清算される時、一体何が起こるのでしょう。あなたはタイムマシンに乗って再び過去へ戻る事になるでしょう。。



今回のクマさん、結構強そう。いつになったらクマさんはどこかへ行ってくれるのか?気になる投資家も多いのではないでしょうか?そんな投資家に朗報です。下のリンクの逆神様がホールドを決め込んだものの、最終的にベア三倍あたりで損失を取り戻そうとした時が底になる公算です。またナスやリンゴなど、クマさんの餌になりそうな物を保有している人はご注意を。。アーストラビスタ、ベイビー。。。





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2022/05/09

【暴落速報】NY指数先物とBTCが大幅下落







東京、欧州と大きく下落している中、NY指数先物も2%ほどの下落です。そしてBTCに至っては日曜、月曜とかなり大きく下落し、まるで今後の悪い先行きを暗示しているかの様相。はっきり言って買える要素も買われる要素も全く無い。在るとすれば高値覚えの割安感だがまだまだ高いのが現状だ。しかしながらFEDが資金を逆回転し始めたからといって、経済全体が逆回転するのはまだ先の話だ。



SP500指数が15%ほど下落しているが、ドル高円安が為替クッションとなり、全然落ちてないのが現状だ。つまり暴落や下落とは程遠く、若干そよ風を感じた程度の下落と言える。もちろん今後本格的な下落が来る可能性も否定できず、そんな事になれば全ての資金が逆回転し、為替と株価の下落のダブルパンチとなるだろう。




金利が上昇している時の下落はまだそよ風だ。本当にヤバイのは、金利が逆回転し始めた時が終わりの始まりだ。皆さんはなぜ債権や米国債を買うと思いますか?
1、金利が貰えるから
2、値幅が小さい安全資産で、株価とは逆相関で暴落に備えるため
3、損をしたいから
4、価格が上がりなおかつ金利が貰えるから






金利が上昇していると言うことは債権価格は下落しているに他ならず、誰だって損をするために債権など買わないでしょう。債権が売られている間は、本当の下落は来ないと言える。債権市場と株式市場は常に資金を綱引きしているのだから。債権を売った資金が株式に流れるからだ。本当にヤバイのは金利が下がり始め債券価格が上昇を始めた時だ。こうなってしまっては絶対に株式市場に資金は流れない。




株式も売られ、債権も売られ、仮想通貨も売られている今、その売った資金をずっとインフレで焼かれる現金で保管し続けるとは考え難い。やはり買うなら価格が上昇する資産となる訳だが、どこでしょう?
1、インフレなんだからコモディティー
2、株式の下落を十分引き付けてからの指数ETF
3、今後の金利の下落に賭ける債権投資



はっきり言って3は無い。絶対に無い。まだFedの利上げは始まったばっかりで、今後利上げが進めばもちろん金利は上がり債権価格は下がる。とすれば1か2が現実的な回答だ。経済全体が逆回転するのは金利下落の債券価格が上昇し始めるまでおあずけで、そうなる頃には今市場をグルグル回っている売り方の資金も買い方の資金もしっかり燃焼している公算だ。



まだまだ市場は投資家を揺さぶり続けるだろう。今後利上げが進み本当の下落相場が来るまで。因みに経済全体が逆回転する時の下落相場をあなたはまだ知らない。中央銀行が何とかすると思うならその考え方は捨てた方がいいだろう。中央銀行の責務は雇用の最大化と物価及び経済の安定で、あんたらの資産やGDPの成長なんかを気にしながら政策を取るのではない。



もし次緩和に傾くとすれば、ある程度雇用情勢が悪化するかインフレが改善するか、またはその両方となってからだ。ただその頃には経済全体が逆回転し、現状のそよ風程度とは程遠い惨状が待ち受けているいるだろう。さて、経済全体のフローが逆回転するまであなたは何をしますか?ただのそよ風なのに大幅に下落したと勘違いをしレバレッジETFを買い続け、本当の大嵐が来た時に轟沈しますか?アーストラビスタ、ベイビー。。。






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2022/05/06

【NY市場に赤信号】フラッシュクラッシュ警報発令







どうせ金曜日は週末で売り方の買い戻しが入るんでしょ?みたいな舐めた値動きだった木曜日の引け。この光景、以前どこかで見た気がするのは私だけではないでしょう。多くの投資家に取って一番嫌な方向へ転がる市場の性質からいってヤバイ。




どうせ杞憂に終わる。フラッシュクラッシュが起こるとするなら10%ほどの確率だ。なぜそんな杞憂が降って湧いてきたかといえば、今日が奇しくもあの日であるからに他ならない。そう今からとき遡ること12年前。。。



2010年5月6日木曜日,アメリカで14時40分から15時までの20分間にダウ指数が約5%急落した後,ほぼ同じだけ反騰するという株価の急変動が生じた。 株価指数の変動幅とスピードが稀にみる水準であり,フラッシュ・クラッシュ(flash crash)という呼び名が定着することになった。





最近のアップダウンでかなりの資金が株式市場に飲み込まれ、現金余力に乏しい投資家も多いのではないでしょうか。因みに多くの投資家が売りでも買いでも身動きが取れる間は暴落は起こらない。暴落が起きるのは多くの投資家が現金余力を使い果たし『売り』でしか身動きが取れなくなった時だ。




昨今の荒い値動きでかなりの資金を焼き尽くしたNY市場。どうせショートカバーが入り大方の予想通り反発するだろし、杞憂に終わるだろう。また大きく下げても戻ってくるので寝て起きてみたら何も起こってない可能性が高いが。。。そういつかは戻って来る。




12年前のあの日以降、市場にはサーキットブレーカーが導入されあのような事はもう二度と起こらないだろう。しかしそれが発動するのは7%を越える値動き。言い方を変えればそこまでの下落幅は狙える。つまりSP500指数が直近の天井から、丁度節目にあたるマイナス20%で昨日の終値からマイナス7%の水準だ。




さて良い子の皆さんは、SP500指数ETFならこの水準で指値を起き、ブル三倍なら前日終値からマイナス20%の水準で指して起きましょう。思いのほか割安で刺さっているかもしれませんよ。そしてこれだけは言っておこう。あんたらの予想だけは絶対当たらん。アーストラビスタ、ベイビー。。。






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