MSNニュースでちょっと前にチラッと見たんだが、セルン(CERN)の事業が無駄過ぎる。まあ今すぐ止めるべきだし、サンクコストには目をつぶり、暗黒物質(ダークマター)に関連する素粒子を探す研究などは止めるべきだろう。存在しない暗黒物質を、間違った解釈に基づき、存在すると仮定して多くの時間、お金、人的資源をつぎ込むのはいかがなものかと。もう少しまともな考察に基づき研究を進めるべきだろう。以下前文掲載。
「ダークマター」検出へ、欧州の原子核研究機関が新たな実験計画 2019年3月6日 12時45分
【AFP=時事】欧州合同原子核研究機関(CERN)は5日、暗黒物質(ダークマター)に関連する素粒子を探すための新たな実験を計画中であることを明らかにした。ダークマターは宇宙の約27%を構成すると考えられている。
フランスとスイスの国境にまたがる、全長27キロのトンネル内に設置された巨大実験施設「大型ハドロン衝突型加速器(LHC)」を運用するCERNによると、新たな実験は「弱く相互作用する軽い粒子を探すように設計」されているという。科学者らによると、恒星、星間ガスや塵(ちり)、惑星とその上にあるすべてのものを含む、いわゆる通常物質は宇宙全体の5%にすぎないという。宇宙の残りの95%を占めるのはダークマターとダークエネルギーだが、科学者らはまだどちらも直接観測するには至っていない。望遠鏡では観測できない謎の物質ダークマターは、宇宙の他の天体に及ぼす重力を通じて検知される。実験についてCERNは声明を発表し、「実験でターゲットにされる粒子の一部はダークマターに関連している」と言及している。LHCは2010年、高エネルギー陽子同士を光速に近い速度で衝突させる実験を開始した。この衝突では新たな素粒子が生成され、物理学者らに自然の法則に関する新たな観察機会を提供し、宇宙の理解を深めることにもつながると期待がかかる。だが、LHCに設置されている4台の主検出器は、ダークマターに関連付けられている「弱く相互作用する軽粒子」の証拠をつかむのには適していない。この問題についてCERNは、「これらの粒子は他の物質と相互作用せずに数百メートル進んだ後、電子や陽電子などの既知の検出可能な粒子に姿を変える可能性がある。このエキゾチック粒子は現在のビームラインに沿った既存の検出器では捕捉されず、検出されないままになると考えられる」と説明している。これに対処するため、「FASER」と呼ばれる最新機器が新たに開発された。FASERは非常に高感度の検出を実行できるため、今回のような実験でも粒子も見つけ出すことが可能となる。「粒子ビーム内の陽子はLHCの周囲にある磁石で曲げられるが、軽くて非常に弱い相互作用をする粒子は直線に沿って進み続ける。FASERはこれらの粒子の『崩壊生成物』を検出できる」と、CERNは説明した。今回の実験の目的は、いわゆる暗黒光子(ダークフォトン)やニュートラリーノなどの仮説上の粒子を探すことだ。これらの粒子もまた、ダークマターに関連するとされる。実験は2021年から2023年までの間に始まる見込みとなっている。LHCは2012年、「神の粒子」とも呼ばれるヒッグス粒子(Higgs Boson)の存在を証明するために使われた。これにより科学者らは、素粒子が質量を獲得する仕組みに関する理解に大きな前進が得られた。https://news.infoseek.co.jp/article/afpbb_3214434/
スイスとフランスの国境をまたぐ地下に、 全周 27km の円形加速器・大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) が設置されている。その建設費用は1,5兆円とも2兆円とも言われ、年間の運営費だけで、1000億円と言われている。日本の筑波にも同じ物があるのだが、(KEKB)ケックビーと呼ばれ、高エネルギー加速器研究機構(KEK)に設置されている周長約3kmの衝突型円形加速器で、8.0GeV(80億電子ボルト)の電子と3.5GeV(35億電子ボルト)の陽電子を衝突させることで、大量のB中間子・反B中間子対を作り出す。文部省高エネルギー物理学研究所が5年の期間と870億円の費用をかけて開発し、年間の運営費だけで400億円。
ヨーロッパの規模の10分の一にも関わらず、運営費だけは半分弱とは、これいかに。いくら増税しようが、財布に穴が開いていたら意味が無い、まさにブラックホール。まあ研究費をどぶに捨てるヨーロッパと比較すれば、どっちもどっちと言えなくもないが、ヨーロッパの方は暗黒物質が存在するという仮定に基づいた、勘違いによるもので非は無い(21世紀の科学力なんて所詮こんなもん)。どちらかと言えば責められるべきはやはり日本のそれだろう。国庫はブラックホールかよ。。
ちなみにあっしが『難波のあきんど号』でやって来た、725年後の、28世紀の未来においては、もちろん暗黒物質(ダークマター)や暗黒エネルギー(ダークエナジー)の問題は解決している。まあなんだ、神の視点である、未来から過去を見つめて「あーだ、こーだ」言ったり、未来の知識を持って、過去の出来事を批判するのは、間違っているのだが。。
ちなみに暗黒物質や暗黒エネルギーとは21世紀の世界観で示された、19世紀以前に置けるエーテルのようなもの。天文学的現象を説明するために考えだされた仮説上の物質という点でエーテルや「暗黒なんとか」は共通している。"銀河系内に遍く存在する"、"物質とはほとんど相互作用しない"などといった想定がされており、間接的にその存在を示唆する観測事実は増えているものの、その正体は未だ不明である。宇宙を加速膨張させるような斥力として描かれたり、または、銀河団の形状を維持できる、重力の様なものとして描かれている。
28世紀の未来に置いて、この20世紀後半から21世紀に掛けての、科学的知識や物理学の知識の停滞は、「アインシュタイン物理学停滞時代」とも、暗黒物質や暗黒エネルギー、ブラックホールに掛けて「アインシュタイン暗黒時代」とも言われている。アインシュタインによってもたらされた一般、特殊相対性理論に囚われ過ぎて、大局的な物理学の発展が大きく阻害され、アインシュタインによる呪縛とも、もしくは、自らその金縛りの道を選んだ人類の誤りとも言われている。この停滞に拍車を掛けたのが、何を隠そうノーベル物理学賞である。
メンデレーエフにより、原子の振る舞いに基づき予想された周期表の穴埋めに始まり、マリー・キュリー(キュリー夫人)のラジウムやポロニウムなどの放射性元素の発見、そしてウランの生成やプルトニウムの発見に至ってからは、さらに極小の電子や陽子、中性子、さらにそれらを構成する素粒子の振る舞いを研究する量子力学、素粒子物理学への発展へと引き継がれて行くのである。
日本人のノーベル物理学賞は全部これ。この「小さければいいんじゃね?」主義に基づいて「研究、発表、過大評価を頂く」を繰り返してきたため、評価してもらいたいならこれ一択みたいな安易な考えが蔓延。ノーベル物理学賞は大抵これで、受賞した者が、次の選考者を推薦するため、「自分のとこの研究予算を獲得するため」とも、「同じ栄誉を同じ畑、出身者に与えたいため」、とも未来において言われている。フェルミもボーアも、オッペンハイマーもファインマンも、最近のヒッグスも全部これ。まさに『ご冗談でしょう、ファインマンさん』(You're Joking, Mr. Feynman!)と言ってしまいたくなるのだが。
しかし、擁護する声も無いわけではなく、「目に見えやすい、観測されやすい物質ほど、先に発見されてしまったため、残された素粒子に関する研究のみが、未知なる探求として残ってしまったのだから、しょうがない。」と言った声も聞かれる。
そう言った、他の分野の研究を排除するような、排他的な振る舞いが、後々の物理学の発展を阻害し、28世紀の未来に置いては批判され、死の商人(Merchants of death)アルフレッドノーベルの名を冠したということもあり、ノーベル賞の名を地に落とすことになるのだが。もちろん28世紀の現在でもノーベル賞の名を冠した表彰はあるのだが、21世紀ほどの「ありがたみ」と言うか効用は無い。
こういった我田引水的なことが物理学の世界で起こらない様に、28世紀の未来では、物理学の発展を定性、定量的に判断するため、物理学発展指数(Physics development index、PDI)というのが使われているのだが、パーデカミルで表される。(par déca-mille、一万分率のこと、語源はフランス語とラテン語。パーミル‰par milleは千分率、パーセント%par centは百分率、デカは10を示すラテン語であり、現代でもデシリットルのデシにあたる部分として幅広く使われている。つまり千が10個で1/10 000だと。)
この指数において、ピタゴラスやアリストテレス、アルキメデス、エウクレイデスに始まり、ヒッパルコス、プトレマイオス、エラトステネスに拡張され、ガリレオガリレイやコペルニクス、ケプラーなどに代表されるニュートン力学に基づく、万有引力の法則や、上記の極小物理学が始まる前のメンデレーエフあたりまでの時代を総称して、「ニュートン物理学時代」と言われているのだが、指数においては0,5くらいだと言われている。そしてパラダイムシフトが起き、この次に始まるのはもちろん極小、極大物理学や一般、特殊相対性理論に始まる「アインシュタイン物理学時代」である。2000年あたりでは、指数は1,0。最近のニュートリノの重さの検出や、重力波(相対論)の検出やヒッグス粒子の発見を含めても指数は1,01から1,1あたりだと言われている(21世紀の科学力なんて所詮こんなもん)。
これは余談だが、この重力波(相対論)と言うのは、どうにかならんのかね?28世紀の人類がみんな苦慮している。流体力学に置ける波の変化などに用いられる、重力波(流体力学)と混同されやすい。で、もう1000年近く使っているもんだから、変えようにも変えられず、そのまま混同されながら惰性で使い続けると。英語でもGravitational waveとGravity waveのように、どっちがどっちか分からん状態だし。これは、28世紀の人類の総意なのだが、分かりやすく使い分けてくれ。例えば重力波(相対論)の方は重力風や重力圧のように名前を代えてくれ。お前らの時代なら遅くない。後からでは遅すぎるんや。。。
話を物理学発展指数に戻す。21世紀の中ごろから、再びパラダイムシフトが起こって行くことになる。「アインシュタイン物理学時代」以降は、大統一理論や標準模型、万物の理論といった、自然界に置ける四つの力(電磁気力、弱い力、強い力、重力)、基本的な相互作用、素粒子の相互作用とも言われる、相互作用の統一が主だったものになってくる。「宇宙の始まりに存在したのは唯1つの力だけで、その後これらの四つに分かれた」という考え方から、これら四つの力を一つの形で表して統一しようとする。
ただここで思い出してもらいたい。初めに書いた通り、宇宙に置ける通常の物質が5%もないことを。宇宙の質量とエネルギーに占める割合は、原子等の通常の物質が4.9%、暗黒物質(ダークマター)が26.8%、ダークエネルギーが68.3%と算定されている。つまり、21世紀初頭の人類が観測しているのは、通常の物質やエネルギーなどの4,9%であり、またこの通常の物質についても、物理法則を網羅している分けではない。もし宇宙のこの4,9%の領域について、完全に理解していた場合、物理学発展指数は1万分率で表されるため、490となるのだが。。。因みに、通常の領域である4,9%と暗黒物質(ダークマター)、ダークエネルギーが完全に理解された場合はもちろん10 000となる。
実際には21世紀初頭では、この宇宙の4,9%の領域の500分の1程度しか理解できていないので、物理学発展指数は1,0前後になってしまう。弊害はもちろん上記に記した通り、アインシュタインの一般、特殊相対性理論により、「宇宙の大まかな物理法則は発見され、これ以上大きな発展はないのだろう」と当時の人類が勝手に勘違いをしてしまったことにあるのだが(21世紀の科学力なんて所詮こんなもん)。。。アインシュタインの罪は大きい。もしくはそれ程、当時代において偉大だったとも言えるが。
ちなみに、28世紀の世界においては、アインシュタインの評価は高くない。差し詰め21世紀に置けるニュートンくらいだろう(十分偉大だが)。つまり、重力加速度を習ったばかりの中学生に、「物体が落ちて、月が落ちないのなんて誰でも知ってるし、重力加速度のきゅうはちエムエス(9,8m/s)なんて観測により簡単に結論が出るし、ニュートンじゃなくても他の誰かが直に発見していた」なんて馬鹿にされる始末。「おい中学生、万有引力定数って知ってるか?(キャヴェンディッシュの実験)お前がニュートンを馬鹿にするのは100万光年早い。」
で同じやり取りが繰り返されるのが、人類の悲しいところ。アインシュタインに対して28世紀の人間は、物理学を停滞させたことを知っているため、「相対性理論なんて、観察により観測できるし、光速度の普遍性はマイケルソンとモーリーの実験により証明済みだし、宇宙の膨張はすぐ後にエドウィンハッブルにより発見されるため、ワンストーンじゃなくても、他の誰かが直に相対性理論を発見していた」なんて安易な意見が飛び交う始末。でそう言った馬鹿にした風潮で「四次元物理学」とも、若干の敬愛を込めて「アインシュタイン物理学」とも今は言われている(28世紀)。まあ所詮物理学、いつだって早い者勝ちで、言った者勝ちの世界、後は大きく間違えていなければ良いだけ。で例え間違えていても後世に名を残せる。
28世紀において21世紀の世界観は、ある程度理解されてはいる。その世界観を打破する鍵になり、次なるパラダイムシフトになるのが、超弦理論やM理論、ブレーンワールドや多次元宇宙論となる。上記の宇宙の4,9%の領域である、観察により観測することのできる世界観を飛び出すことになる。もちろん万物の理論(四つの力=強い力・電磁気力・弱い力・重力)は、暗黒物質や暗黒エネルギーを理解することなく、解明できるものではないのだが。そしてそのネックになっていたのが弱すぎる重力だったのだが。逆の言い方をすれば、超大統一理論(SUT; Super Unification Theory)の完成と暗黒物質、暗黒エネルギーの力の解明は同時に達成され、もちろん、物理学の未解決問題である量子重力理論、つまり物理学の基礎概念である時間、空間、物質、力を統一的に理解する理論の完成も。。。
実は量子力学や素粒子物理学が探している「重力子」も、超弦理論を研究する理論物理学が探す「万物の理論」も、天体物理学が探す「暗黒物質」や「暗黒エネルギー」も、CERNなどの加速器を使った研究機関が探す「暗黒素粒子」なるものも、すべて同じものを探していたのだが。。。
四つの基本相互作用
この時代の世界観においては「重力は余剰次元に飛散してしまったために弱いのだ」と考えられていた。28世紀の今となっては良く分からない世界観であり、我々の住む4次元空間に対して、余剰次元は内包されているのか?低次の次元はどこにあるのか?という疑問が沸く。そもそもなぜ重力が強くなくてはいけないのか?
21世紀に行われた説明によれば、以下の様にされている。
『余剰次元とは、4次元よりも高次(5次元以上)の時空を表す理論物理学の概念である。物理学では、3次元の空間的な次元と 1次元の時間的な次元が、許容されている次元であるが、さらに次元を導入することで、4つの基本的な力を統一しようという理論がある。最も有名な理論として弦理論は、10次元の時空の次元を要求し、さらに基本的な 11-次元の理論は、それ以前の 5つの超弦理論をその中に含むM-理論と呼ばれる理論に基づいている。現在、これらの余剰次元の存在を検証するにたる実験結果や観測結果は得られていない。余剰次元の存在を仮定すると、何らかの物理的メカニズムにより背後に隠れている必要がある。良く研究されている可能性として、余剰次元は現在の実験では見ることのできないくらい小さなスケールに「巻き上げ」られているかも知れないというものである。サイズに関する極限や余剰次元のほかの性質は、大型ハドロン衝突型加速器のような素粒子実験により決められる。何かさ、てきとーに難しいこと言って煙に巻こうとしてね?そもそも科学的に難解な現象ならまだしも、てきとーな世界観やで、これ?21世紀の物理学者はこんなんで誤魔化せると思ったのかね?てきとーにも程があるし、馬鹿も休み休み言うべき。(最凶コンボ、神の視点&未来の知識)
小さな、巻き上げられた余剰次元に加えて、現実の宇宙に存在する物質は (3 + 1)-次元の部分空間上へ局所化されているので、代わって現れない余剰次元が存在するかもしれない。このように、余剰次元は小さくコンパクトである必要はなく、大きな余剰次元(large extra dimensions)であるかも知れない。D-ブレーンは、この役割を果たす弦理論により予言される様々な次元を持つ拡張された力学的対象である。D-ブレーンは、終点がブレーンに固定されたゲージ相互作用に付帯した開弦の励起と、一方、重力相互作用を媒介する閉弦は全時空(バルク)上を自由に伝播するという弦の性質を持つ。これにより、重力相互作用が高次元の体積の中へ伝播するほど、自分自身を充分に希釈することになるため、重力が他の相互作用よりも指数的に弱い理由を説明できる可能性がある。』
この当時の科学者の心理的に顕著な傾向として、「自分だけが科学、物理の発展から取り残されるのではないか?」といった焦りや「もし自分が理解できないという事は、他の科学者から軽んじられるのではないか?」といった、脅迫観念とも、集団心理とも、同調圧力と もいえる、悪しき習慣があって、権威の言った事(難しい事)などに対して、さらに間違った理論付けによる、拡大解釈がされ、失敗に失敗を重ねていった模様。
「アインシュタイン物理学時代」以降は「ランドール・ペレルマン物理学時代」と我々は呼んでいる。この時代は、以降28世紀まで続くことになる。もちろんご存知の通りだと思うが、ランドールとはリサ・ランドール氏のことであり、ペレルマンとはポアンカレ予想を解決した、天才数学者で引き篭もりのグリゴリー・ペレルマン氏のことである。28世紀の一般常識では、物理学の皇帝はリサ・ランドール氏(女性だけど)、女王はグリゴリー・ペレルマン氏(男性だけど)として君臨しているのである。ニュートンやアインシュタインの物理学は、観察により観測できるのだが、それ以降の観察できない物理学を、推察、状況証拠、推論、数学、数理物理学、理論物理学を駆使して捕らえたのが、ランドール氏とペレルマン氏である。なぜ皇帝がランドール氏かと言えば、引き篭もりだったペレルマン氏よりもランドール氏の意見が先に世に出回り影響力が強くなってしまったため。西暦2040年あたりになるのだが(発見自体はペレルマン氏の方が30年ほど先で2000年代)。
でペレルマン氏の意見が世に出回るのが、それよりもだいぶ後の22世紀に入ってから、彼の死後、その研究結果を後世の物理学者、数学者による国際ペレルマンプロジェクトが少しずつ解明していったのである。このペレルマンプロジェクトは、あまりに難解かつ乱雑で、手記自体が不明瞭で欠損部分も多く、21世紀には使われていなかった言葉や単語が多用され、複数言語で書かれていたため、言語学者による、言語や意味の断定、ペレルマン氏の言わんとした事を理解するための努力が、「新しい物理的発見があるのではないか?」という期待から、28世紀の現在でも続けられている。
ちなみに双方とも論文という形で何らかの学会やアカデミーに足跡を残したわけではない。28世紀の物理学的見解では、片方ずつでは理論として成り立たなく、相互補完する28世紀の現代物理学を駆動させる両輪であるとされている。写真はペレルマン氏、お前はヘンリー・キャベンディッシュ卿か!!
この時代(28世紀)において、物理学発展指数は「150から1500あたりではないのか?」と人類は自己評価している。つまり宇宙の1,5%から15%ほどを理解している計算になる。暗黒物質や暗黒エネルギーをある程度解明できていても、28世紀の人類なんて所詮こんなもん。纏めると、ホモサピエンスの誕生から200万年掛け、人類は物理学発展指数を0から0,5まで押し上げ、その後200年掛け0,5から1,0の現代物理学(21世紀)に昇華させたのである。そしてその後700年掛け、物理学発展指数を200倍程度の200にしたのである(150から1500で幅はあるが)。28世紀においてアインシュタインが小馬鹿にされ、ランドール氏が持ち上げられ、物理学の皇帝としてペレルマン氏と共に君臨するのは、指数を200程度まで押し上げる礎を築いたからである。言い方を代えれば、指数の発展だけで計算すれば、ランドール氏はアインシュタインの200倍凄いことになる。
2019年以降、徐々に起こるパラダイムシフト、超弦理論やM理論、ブレーンワールドや多次元宇宙論を見ていこう。28世紀の物理学的見解では、これらを含めた21世紀中ごろの物理学発展指数は2,0程度だと言われている。指数が低いのは、もちろん間違えだらけで、理論と言いながらアイディアの領域を出ず、万人に認められた分けではないからである。またこの当時(2019年近辺)は、アインシュタインのイーエムシーツー(E = mc2)ですら、正確な理解を得られていないのだが。現代物理学を知っているみなさんは、すでに研究され尽くしているとお考えのようだし、式が単純な分、そこまで深い意味もなく、当たり障りのない「質量とエネルギーの等価性や、この等価性の帰結として、質量の消失はエネルギーの発生を、エネルギーの消失は質量の発生をそれぞれ意味する。」といった理解だろう。またアインシュタインの認識でもこれと同等のものだったと考えられている。つまり式を書いた本人ですら、理解していなかった事象が、後々イーエムシーツーから発見されるのである(↓の方に書いておきます)。
これを覆すのが2040年あたりに出た一冊の本である。この本を書いたのは、当時(2040年、前後)のランドール博士の理解者であり、物理学者で、同じ超弦理論の研究者でもあったミチオカク氏である。毎度ドキュメンタリー番組でお馴染みのこの方。
本の題名は忘れた。。。この本は後世に、ランドール博士の見解とも、遺言書とも、預言書とも言われ、またミチオカク氏の遺作であり、死後に出版された遺著でもある。なぜ死期も迫った老後も晩年の時にこの本が書かれたかと言われれば、慎重に言葉を選んだり、他の研究報告を待っていた訳ではなく、双方の死期が迫っていたからこそ、告白できたとも言われている。なぜならば、当時同様の研究を行っていたという報告がなく、また当時の物理学会とは間逆の考え方だったからである(ペレルマン氏を除く)。いつごろから、この本に書かれていた、議論が成されてきたかは、28世紀の今となっては分からないが、2030年代だろうと言われている。また発表が晩年も最後になってしまったのは、
1、当時の物理学会とは間逆の見解になってしまい、自らが同僚と築き上げ、構築された理論を否定してしまうことになってしまうため、学会や同僚に配慮したとも、
2、晩年を穏やかに、波風立てずに過ごし、また自らの過去の功績に傷をつけることを恐れたため、保身に走ってしまったとも言われている。
ただし死期が近づいて来たことで、吹っ切れたとも、死後の評価を気にする必要が無くなったとも、もしくは、例え間違っていようとも「アルツハイマー型痴呆症を患ったことにして世間を誤魔化せる」といった打算があったのではないかと言われている。心意の程は分からないが2040年にランドール氏本人から聞いてくれ。
結果的にこれを原点とし、パラダイムシフトが始まっていく。ただし初めから受け入れられた訳ではなく、批判の方が大きく、浸透していくのにかなりの時間が掛かったようだ。また時間軸としてはペレルマン氏の研究内容の方が先で(公表されたのはずっと後の22世紀です)、説明するにあたってもポアンカレ予想が必要なので、ペレルマン氏から語っていこう(28世紀では、予想とは言わずポアンカレ・ペレルマン解やポアンカレ・ペレルマン定理とも言われている)。
ポアンカレ・ペレルマン解
ポアンカレ・ペレルマン解とは、数学の位相幾何学(トポロジー)における定理の一つである。トポロジーとは、何らかの「形」、あるいは「空間」を連続変形、伸ばしたり曲げたりしても保たれる性質に焦点を当てたものである。切ったり貼ったりはしない。↓のGIF参考。3次元球面の特徴づけを与えるものであり、定理の主張は「単連結な3次元閉多様体は3次元球面 S3 に同相である」というものである。すなわち、境界を持たない連結かつコンパクトな3次元多様体は、任意のループを1点に収縮できるならば、3次元球面 S3 と同相であるというものである。まあ訳が分からないだろうが、簡単に言えば「ヒモ回収問題」である。ヒモと聞いてピンっと来て、ヒモ理論(超弦理論)と結び付けられた方はいないだろう。。。現在(21世紀)の数学学会も同様であり、物理学会も関心は示していなかったようである。
上記左の球は、どの様にヒモを渡しても、ヒモを一点まで絞っていける。これは下記のボールでも同様であるので、位相幾何学(トポロジー)に置いては同じであるとみなし、同相であると言える。しかし下記のコップは、ヒモの回収は不可能なので、上記の球とは、同相では無い。ドーナツ球と取っ手付のコップは、GIFを見れば分かるが、伸ばしたり曲げたりしても性質が保たれており、その性質とは勿論ヒモの回収の可否にある。
一体このボールの中は、何で満たされているのか?正確に回答できる人類はいないだろう。そう未来からやって来た私以外に。。。「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか?」
ポアンカレ予想は、1904年にフランスの数学者アンリ・ポアンカレによって提出された。2019年1月現在、7つのミレニアム懸賞問題のうち唯一解決されている問題である。2002年から2003年にかけて当時ステクロフ数学研究所に勤務していたロシア人数学者グリゴリー・ペレルマンはポアンカレ予想を証明したと主張し、2002年11月11日に論文を公表した。
それ以来ペレルマン論文に対する検証が複数の数学者チームによって試みられた。原論文が理論的に難解でありかつ細部を省略していたため検証作業は難航したが、2006年5–7月にかけて3つの数学者チームによる報告論文が出揃った。これらのチームはどれもペレルマン論文は基本的に正しく致命的誤りはなかったこと、また細部のギャップについてもペレルマンの手法によって修正可能であったという結論で一致した。これらのことから、現在では少なくともポアンカレ予想についてはペレルマンにより解決されたと考えられている。
ペレルマンは解法の説明を求められて多くの数学者達の前で壇上に立った。しかし、ほとんどの数学者がトポロジーを使ってポアンカレ予想を解こうとしており、聴講した数学者たちもほとんどがトポロジーの専門家であったため、微分幾何学を使ったペレルマンの解説を聞いた時、「まず、ポアンカレ予想を解かれたことに落胆し、それがトポロジーではなく(トポロジーの研究者にとっては古い数学と思われていた)微分幾何学を使って解かれたことに落胆し、そして、その解説がまったく理解できないことに落胆した」という。なお、ペレルマンの証明には熱量・エントロピーなどの物理的な用語が登場する。
ここからがペレルマン氏の異常とも思える行動である。もちろん後々22世紀に入ってから、ペレルマンプロジェクトにおいて理由が明らかになるのだが。。。
2005年12月、ステクロフ数学研究所に所属していたが退職届を提出し、2006年1月以降は同研究所に現れていない。ただし、それより遥か以前から不登校気味で、ポアンカレ予想に集中していたためとも、研究に没頭するためとも言われていた。
2006年8月22日、スペインのマドリードで催された国際数学者会議の開会式において
ポアンカレ予想解決の貢献により「数学界のノーベル賞」と言われているフィールズ賞(幾何学への貢献とリッチ・フローの解析的かつ幾何的構造への革命的な洞察力に対して)を受賞した。しかしペレルマンはこれに出席せず、「自分の証明が正しければ賞は必要ない」として受賞を辞退した。フィールズ賞の辞退は、彼が初めてである。ペレルマンは、以前にも昇進や欧州の若手数学者に贈られる賞を辞退するなどした経緯があり、賞金に全く興味を示さなかったり、自分の論文をあまり公表したがらない性格でも知られていた。一方で、アメリカの雑誌 The New Yorker の取材に対しては、誰を証明の貢献者とするかの争いについて言及した上で、「自分が有名でなければ、数学界の不誠実さについて不満を述べるという醜いことをせずに、黙ってペットのように扱われておくことができるが、有名になると何かを言わなければならなくなる」と答えている。
同年、アメリカの科学誌「サイエンス」で科学的成果の年間トップ10が発表され、その第1位に「ポアンカレ予想の解決」が選ばれた。
2010年3月18日、クレイ数学研究所はペレルマンへ、ミレニアム賞授賞、100万ドル(約1億円)の賞金を与えると発表した。これに関してペレルマンは以前、同賞を「受けるかどうかは、授賞を伝えられてから考える」と述べており、ペレルマンが本賞を受賞するのかどうかが一部の関心を呼んでいた。結局授賞式には出席しなかった。研究所の所長は「選択を尊重する」と声明を発表し、賞金と賞品は保管されるという。
「名誉もいらぬ、金もいらぬ、権威もいらぬ」と言った、純粋な知的好奇心がなければ、研究に没頭するほどの情熱を得ることも、偉業を成し遂げることも出来ないのだろう。
グリゴリー・ペレルマン(1966年6月13日 –) ロシア、レニングラード出身の数学者。
1982年 - 国際数学オリンピックにおいて全問満点で金メダルを獲得。学生時代はその優秀ぶりにも関わらず、もの静かで、深く考え、いつも非常に慎重に確認を行い、急ぐことなく正しい解答を発表する様なタイプであったと言われている。
2003年当時すでに、ペレルマン氏はステクロフ研究所には顔を出さなくなっていたそうで、その理由が、数学は他の人間と議論するには辛いものだと考えていたからで、伝えられるところによれば、その不毛な議論を避けるためとも言われている。2019年現在、人付き合いを嫌い、ほとんど人前に姿を見せていない。母親と共にわずかな貯金と母親の年金で細々と生活しながら、他の数学の難問に挑んでいるとも、解決されていないミレニアム懸賞問題に取り組んでいるとも、テレビを見ながらぐうたらしているとも言われている。
22世紀に行われた国際ペレルマンプロジェクトで明らかになった、28世紀における歴史認識としては、ペレルマン氏がポアンカレ・ペレルマン解以前も以降も、この解の研究発展に没頭していたとされている。ペレルマン氏がポアンカレ予想を解決したのは、実は発表に先立つ4、5年前の20世紀後半のことであり、数学的解決後も定理の物理学的発展の展望性を見出し、研究を続けていたとされている。またこの当時、22世紀に至るまで、ポアンカレペレルマン解を正確に理解していた人類はペレルマン氏ただ一人だったと言われている。発表を遅らせたのは、後世では以下のように考えられている。
1、フェルマーの最終定理を解決したアンドリュー・ワイルズ氏の業績に敬意を表すとともに、業績を自身の発表で霞ませることが無いようにするための配慮。またフェルマーの最終定理の証明を検証しつつ、他の手法による解を探していたため。
2、当時の数学学会では、ポアンカレ予想が理解されないことを予期し、6,7年かけ少しずつ情報を咀嚼させながら指導してゆき、学会の底上げを行ったため。ペレルマン氏自身が歩調を学会に合わせるのではなく、学会がペレルマン氏に歩調を合わせられるレベルになるまで待っていた。28世紀の見解では、ペレルマン氏は時代を200年は先取りしていたとされている。
3、当時の科学アカデミー、数学学会に失望したため。後世になって分かったことだが、ペレルマン氏がポアンカレ予想の解決を掲載した論文は、当時の自身の仕事の10分の1程。全てを理解してもらえないことを悟ったペレルマン氏は、あまりにアカデミーとの科学認識に差異があっては、軋轢を生み、ポアンカレ予想の業績ですら、否定されていまいかねないと危惧したため、敢えて自身の業績を大幅に削り、受け入れられそうなとこのみを、論文として掲載していた模様。
次元の秩序
ミチオカク氏の遺作である、ランドール氏の見解も、ペレルマン氏の独自の研究も、認識を研鑽、研磨して行くうちに、同じ様な形に収束、収斂していった模様。しかし、ポアンカレ・ペレルマン解が無ければ、説明としては不十分だろう。
21世紀において提唱されている、多次元宇宙論では、宇宙は多次元で出来ており、余剰次元は現在の実験では見ることのできないくらい小さなスケールに「巻き上げ」られているかも知れないというものである。この時代よく言われていたのが、「綱渡りをしている人間には、次元は、前か後ろにしか進むことの出来ない1次元だが、遥かに小さい昆虫では、綱の周りを自由に動き回れるため、2次元の面として考えることができる。」というものである。つまり当時代の世界観では、小さくなればなる程、多次元の世界に移行してゆくことになる。
この世界観や物理学的な見解は、21世紀では主流となっていたのだが、現在(28世紀)では否定されている。また当時の研究者にとっては、知るすべが無く、その様な結論に至ったとしても、不思議では無いとされている。
下の写真は宇宙関連のドキュメンタリー番組で毎度お馴染みのブライアン・グリーン氏。「戦犯はこの人です」、じゃなくて21世紀の世界観を知る上で、当時の貴重な資料として28世紀では、彼のドキュメンタリー番組が重宝され、高頻度で使われている。お前らはリアルタイムで見れて運がいいな!!!
しかし28世紀においては、これの反対の意見が主流となっている。つまり、余剰次元は小さなスケールに巻き上げられて存在はしない。時間の1次元を引いて考えると、この世界は3次元であるが(以降、特に注釈がなければ次元と言えば、時間次元を除いた空間次元の事を指す)、それより大きい4次元や5次元の余剰次元は、大きいスケールにおいて存在しており、上位次元は下位次元を内包した存在であると。つまりポアンカレ・ペレルマン解によれば、3次元空間は1次元、2次元を内包すれども、物理法則的には存在せず、余剰次元は3次元空間に内包されてはいないが、存在すると。
28世紀においてよく行われる思考実験では、箱と紙とペンを用意し、それをそれぞれの次元に見立てて集合論で扱われている。つまり3次元の箱には、2次元や1次元である紙やペンを入れることは出来ても、3次元の箱を2次元である紙の中に入れることは、いかなるトポロジーを用いても不可能であると。つまり、いくら大きい紙を用意してどのように変形させようとも、それより遥かに小さい箱を、この紙の中に納めることは、ポアンカレ・ペレルマン解が不可能だと判断している。
数学における次元とは、座標系における、動くことの出来る軸の数だが、X軸とY軸における座標系で表した紙を、厚みを変えて大きくしてしまえば、軸の数が変わってしまうし、紙を変形させて円筒形にしても「切ったり貼ったりはしない」という原則から、トポロジーとしては不可能。紙を丸めて円筒形にし、その紙で箱を囲って、紙の中に箱を押し込んだように見せても、そもそも円筒形ではヒモが回収できないため、紙(もともとの定義における2次元)と同相とは言えなくなってしまう。「逆に箱を折り畳んで小さくして行けばいいのでは?」と思われるかもしれないが、座標系の軸の数は変わらないので、どんなに小さく折り畳んでも、箱は箱であり、紙の中に入れることは出来ない。しかしトポロジーを使えば、紙がどんなに大きく、箱がどんなに小さくても、紙は箱の中に内包されるのである。それと同様に28世紀では、どんなに余剰次元が小さいスケールであろうと、3次元空間の中に、4次元や5次元は内包されないとされている。つまり余剰次元は小さいスケールに巻き上げられているわけではないと。
ポアンカレ・ペレルマン解が導き出す回答として、「3次元空間は1次元、2次元を内包しているが、各次元間は感知することができないと。」では、超弦理論やM理論から導き出される余剰次元はどこにあるのか?1次元、2次元とはそもそも何なのか?
“Don't think, feel....”
ブルース・リー(Bruce Lee、 1940年 - 1973年)「考えるのではない、感じるんだ。」“Don't think, feel....it is like a finger pointing a way to the moon. Don't concentrate on the finger or you will miss all that heavenly glory!”―Bruce Lee
1次元、2次元
まずは、我々の住む4次元の世界から見て行こう。その前に物理学とは何なのか?「自然科学の一分野である。自然界に見られる現象には、人間の恣意的な解釈に依らない普遍的な法則があると考え、自然界の現象とその性質を、物質とその間に働く相互作用によって理解すること(力学的理解)、および物質をより基本的な要素に還元して理解すること(原子論的理解)を目的とする。化学、生物学、地学などほかの自然科学に比べ数学との親和性が非常に強い。」とある。つまり、時間や空間の中で働く物質やエネルギーの普遍的な法則である(背景独立性)。またアインシュタイン物理学以降は、重力により、空間や時間が歪められることから、時間、空間、物質、エネルギー、重力の相互作用と考えてもいいだろう。しかしながら、アインシュタイン方程式や相対論の物理概念では、これらの法則は背景独立性の基で描かれている。重力により時空が捻じ曲げられるにもかかわらず、時間や空間は普遍なもので変わることがないと。
4次元物理学で起こる現象は、以下の現象である。
基本相互作用(きほんそうごさよう、Fundamental interaction)は、物理学で素粒子の間に相互にはたらく基本的な相互作用。 素粒子の相互作用、自然界の四つの力、相互作用とも。
四つの基本相互作用
名称 相対的な強さ 影響範囲(m) 力を伝達するゲージ粒子
強い相互作用 10^40 10^-15 グルーオン
電磁相互作用 10^38 無限大 (強さは1/r2に比例) 光子(フォトン)
弱い相互作用 10^15 10^-18 ウィークボソン(W±,Z0)
重力相互作用 10^0 無限大 (強さは1/r2に比例) 重力子(グラビトン、未確認)
で、もちろん21世紀の世界観では、これ以外に基本的な力なんて無いのだろうと思っている。「暗黒なんとか」を除いて。まあいつの時代もホモサピエンスなんてこんなもん。28世紀において、人類のこのような振る舞いは「自位本位」と言われている。「自己中心的な考え方」に似ているのだが、「自分の立っている位置を中心に物事が平行に展開している」とする考え方である。例えば、自分が立っている位置は平面だが、その世界がそのまま平行に展開して行き、お皿のような世界観が出来上がるのである。天動説もアインシュタイン物理学も同様。そして、その考え方を押し付ける無言の同調圧力や集団心理がそれに拍車を掛け、デスマーチを奏でていくことになるの。まったくもって間違えているのに常識として。物理学、科学に必要なのは客観的に考えることだろう。
アインシュタインを盲目的に妄信する姿勢や、病的に精神の拠り所とする姿勢は、現在では、病気になぞらえアインシュタイン病とも、宗教に例え、アインシュタイン教とも言われている(28世紀)。言い方を変えれば、ワンストーンの馬鹿と、ノーベル財団の馬鹿と、スティーブンホーキングの馬鹿と、ピーター・ヒッグスの馬鹿の、馬鹿の四乗が作り上げた世界観が21世紀の世界観である(番宣でっせ番宣、注目を引きたいだけやて)。人類80億人と言えど、アインシュタインを馬鹿呼ばわりするのは、あっしくらいやろ。あ、ケンブリッジ大学物理学教授もハーバード大学物理学教授でも馬鹿呼ばわりするが(番宣でっせ番宣、注目を引きたいだけやて)。。。まあ間違った理論の上に、次の理論を築けば、その理論も間違えているのは必然で(最凶コンボ、神の視点&未来の知識)。。。根拠に乏しい辻褄合わせの成れの果てが今日21世紀の現代物理学。
失敗の本質のイメージ図、「大本営、総軍、方面軍、第15軍という馬鹿の四乗がインパールの悲劇を招来したのである」。時代が変わり、人が入れ替わっても人類はいつもこれ。
次は、我々には認知することの出来ない1次元と2次元を見て行こう。超弦理論の世界へようこそ。21世紀の現在では仮説の理論であるが、28世紀では認められている。もちろん21世紀のそれは間違いだらけで、28世紀のそれとは、違うのだが。大きな間違いと問題点は、、、
1、現実では観測されていない余剰次元が必要
2、時空の扱い。
3、重力の扱い。
4、M理論と、支柱からなる五つの超弦理論モデルに、相反する理論の破綻が見られること。
5、この説明では、理解できていない力である「暗黒なんとか」が省かれている。
ジュール=アンリ・ポアンカレ(Jules-Henri Poincaré、1854 – 1912)
"La géométrie est l'art du raisonnement correct à partir de figures mal dessinées.""Geometry is the art of correct reasoning from incorrectly drawn figures."
「数学者とは不正確な図を見ながら正確な推論のできる人間のことである」
下記は21世紀に示された超弦理論とM理論である。この時代では、アイディアの域を脱しきれていない。しかしながら、ビッグバン理論の根幹として、「全て同じところから始まったのならば、すべてを統一的に理解されなければならない」と考えたところは、後世において大変評価され科学史における転換点になったとされている。
『1日目、神は天と地をつくられた(つまり、宇宙と地球を最初に創造した)。そして暗闇がある中、神は光をつくり、昼と夜ができられた。旧約聖書、創世記 1章』
『ビッグバン以後の宇宙の進化を研究するのは大いに結構です。しかしビッグバンそのものを探究してはなりません。なぜならそれは創造の瞬間であり、神の御業だからです。ヨハネ・パウロ二世(1981年) ヴァチカン 宇宙論会議』
超弦理論(ちょうげんりろん、英: superstring theory)は、物理学の理論、仮説の1つ。物質の基本的単位を、大きさが無限に小さな0次元の点粒子ではなく、1次元の拡がりをもつ弦であると考える弦理論に、超対称性という考えを加え、拡張したもの。超ひも理論、スーパーストリング理論とも呼ばれる。
宇宙の姿やその誕生のメカニズムを解き明かし、同時に原子、素粒子、クォークといった微小な物のさらにその先の世界を説明する理論の候補として、世界の先端物理学で活発に研究されている理論である。この理論は現在、理論的な矛盾を除去することには成功しているが、なお不完全な点を指摘する専門家もおり、また実験により検証することが困難であろうとみなされているため、物理学の定説となるまでには至っていない。
M理論(Mりろん)とは、現在知られている5つの超弦理論を統合するとされる、11次元(空間次元が10個、時間次元が1個)の仮説理論である。尚、この理論には弦は存在せず、2次元の膜(メンブレーン)や5次元の膜が構成要素であると考えられている。28世紀の世界では、1次元2次元理論(セオリー、モデル)とも、スーパーストリング、スーパーテキスチャー理論(セオリー、モデル)とも言われている。つまり、物質の最小単位は1次元と2次元であり、時空も重力も電磁気力も全て1次元と2次元で構成されているのである。そして、物理学の定義として「各次元間における、弦の振る舞い」が採用され、1次元物理学や2次元物理学、4次元物理学、、、として存在している。
つまりM理論の場合、素粒子はひもではなく二次元の膜として扱われる。
この理論が完成すれば、素粒子のあらゆる性質が説明できるばかりか、宇宙(=時間と空間)が誕生し、消滅する様子さえも理解できる、究極の物理理論になると期待されている。
21世紀の世界観では、「振動する弦もしくは膜が集まって素粒子(クウォーク)を構成し、素粒子が集まって電子、陽子、中性子を構成し、電子、陽子、中性子が集まって原子を構成、原子が集まって分子を構成する」と考えられていた。この世界観では、弦は動き回ることが出来る。
しかし28世紀では、弦は動き回ることはせず、固定されていて、格子状にならんでいる。そもそも全てを構成することができるなら、動き回る必要は無い。つまり1次元の弦が、規則正しく並ぶことで、2次元の格子を造り、ひとつひとつの弦は、お互いを引き合ったり、弾きあったりすることなく、安定した状態で、紙(2次元、シート)を組成する繊維(弦、1次元)の網の目の様に並んでいる。そして3次元空間で行われる物理的現象は、この内包された目に見えない2次元空間でも双対して行われている。三次元に双対する、目に見えない2次元では、すべて情報の伝達、信号のやり取りとして伝播される。つまり3次元空間では、これが波打ったり、凹んだりして見えるが、あくまでも三次元からの視点であり、2次元ではあたりまえだが上や下と言った概念が無いため上下せず、信号のやり取りして伝播される。つまり、下の重力モデルは、2次元を三次元視点で可視化して現したものと言える。
弦はこの一本、一本の線であり、膜もしくはパネルは格子である。弦が一つから複数個、膜(格子)が一つから複数個あつまって、素粒子としての振る舞いを示し、この紙(2次元)をベースとして、その上に3次元空間が存在している。つまり、弦は物質でもあり、電磁気力でもあり、重力でもあり、空間でもあり、またそれらの伝達も行っている。
ただし28世紀においては、我々の4次元空間で観測される物質としての最小単位は、一次元の弦ではなく、二次元の膜だと言われている。これは、量子力学においての量子の振る舞いが、干渉を起こす波として観測されるためで、ボーアの量子条件とも言われる。つまり弦では安定せず、それこそ加速器の中で一瞬にして消えてしまうため、エネルギーの切れ端と考えられている。
もちろんなぜ原子核よりも小さいクウォークの様な物質が、量子力学の言う「波」の様な性質に見えてしまうのかといえば、この小さい世界では、弦やシートは動いて物質を構成したりせず、波として弦で出来たシート上を伝播して行くためである。動いて見えるの物は、原子よりも大きい物質であり、原子程の大きさに成ってしまえば波が伝播する様子は見えず、物質が空間を移動していると認識される。そもそも弦は時空でも重力でも物質でもエネルギーでもあるため、動く必要は無く、場に応じた姿を伝播していけばよい。逆に弦やシートが、動き回り相互作用を引き起こしてしまえば、この世は不安定性により、存在しないことになってしまう。
アインシュタインのE = mc2が現しているのは、エネルギーと質量の等価であるが、それだけではなく、エネルギーと質量が同じものから構成されていることを示しているに他ならない。そしてエネルギーと質量を構成する同じ物とは、1次元の弦であり、それが並んだ格子の2次元(シート)である。そのため、エネルギーと質量は双対性を示し、等価であり、基本的な相互作用の電磁気力、弱い力、強い力は似たような強さを示すのである。
ではなぜ重力は弱いのか?重力は余剰次元に飛散している訳ではない。重力は時空と双対性をなしている。つまり「重力と時空は等価性として双対であり、この等価性の帰結として、重力の消失は時間と空間の発生を、時間と空間の消失は重力の発生をそれぞれ意味する」となる。極端な話、重力が非常に強いブラックホールの様な場では、等価性として空間は閉じ、時間は進まない。我々は時間と空間を物理的な力として捕らえていないため、重力の力が相対的に非常に弱く見えてしまう。もちろん相対性理論では背景独立性の基、重力と時空が相互に及ぼす影響を、作用反作用の相互作用として取り扱っていず、時空は固定された普遍的なものとして描かれている。しかしアインシュタインの相対性理論からも重力が弱くなれば、空間が広がり、時間の進みが速くなることを確認できる。逆に、重力が強くなれば、空間は捻じ曲げられることで狭くなり、時間の流れも遅くなる。つまり時空を捻じ曲げるために莫大な重力などの物理量が必要なら、逆に時空を開くために、そして開かれた時空を保持するためにも同等の力が必要ということになる。また時空を全て食い潰してしまえば、重力はこれ以上成長することが出来ず、ブラックホールも一点まで収縮し重力が無限大まで落ち込むことは無い。シュワルツシルト半径こそがブラックホールの地平面となり、地平面も内部も一様にして同相となる。この帰結から以下の等式が成り立つ。
G = 3Dt21世紀の超弦理論においてなぜ余剰次元が現われてしまったかと言うと、重力の弱さを説明するにあたって、本来我々の住む時空が、物理的な力が常に変化する空間や時間の連続体であるにも関わらず、背景独立性による帰結から、それをゼロとして固定してしまったために、そのシワ寄せが、数式上で余剰次元として現われてしまった模様。つまり、余剰次元が指し示す事とは、物理量が常に変化する我々の住む4次元空間のことである。つまり余剰次元を、物理量を持った時空が変化している、「背景依存性(従属性)」と考えれば、M理論も、超弦理論も、AdS/CFT対応も全部正しかったと言える。つまり時空と重力は作用、反作用として相互作用を起こし、「物理量保存の法則」はここでも適用されるのである。空間の曲がり具合や時間の長短は、光の運動性能次第と言うことになる。光がまっすぐ運動するなら、時空の曲がりは0%で時間は100%として進み、光が運動できないなら、時空の曲がりは100%となり、時間は0%となり、時空が閉じていることになる。アインシュタイン方程式の適用範囲はこの時空と重力の範囲内でのみ機能する。つまり無限にまで発散することは、現実には起こらない。
Gは重力を示し、 3Dは空間次元、tは時間次元を示している。
ていうか、よく万物の構成物質が全て同じ弦や膜だと分かったな。。20世紀の物理学者すげー。
証明は論理によってなされるが、発見は直観によってなされる。またG = 3DtはE = mc2と双対を成している。これもアインシュタインの相対性理論から確認できる。簡単に言えば、「外部を観測できない箱の中の観測者は、自らにかかる力が、箱が一様に加速されるために生じている慣性力なのか、箱の外部にある質量により生じている重力なのかを区別することができない」という主張である。また同様のことが重力波 (相対論)の検出からも言える。ブラックボックスに入った観察者と計器は、風でマイケルソン干渉計が反応を示したのか、空間の揺らぎでマイケルソン干渉計が反応を示したか知ることは出来ない。21世紀における「重力波の観測」は問題の本質を理解しておらず、アインシュタイン病の典型と言える。重要なのは、重力波を捕らえた事実ではなく、その結果に付随する、重力からエネルギーを得た事実に他ならないのである。ただし、重力の力は相対的に非常に弱く、遠い空間から由来するため、ほとんど反応を示さない。逆に電磁気力の力は相対的に非常に強く、箱を加速させて、外部にある質量由来の重力に見立てることは簡単である。また質量を持つ物体の加速運動により重力波が放射され、質量により重力波が放射されることからもG=Eが成り立ち、G = 3DtはE = mc2と双対であることが確認できる。
C'est avec la logique que nous prouvons et avec l'intuition que nous trouvons.
アンリ・ポアンカレ Jules-Henri Poincaré
上記の理由から、この等式が成り立つことになる。
またビッグバン、宇宙の組成、量子重力理論として、この等式が導き出される。(G = 3Dt) = (E = mc2)
=(G = E)
0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)
『世の慣わしの厳しく分け隔てたもの、汝の力は再び結び合わせる』この式から、万物の組成は同じ物でなくてはならず、2次元のシートとそれを構成する一次元の弦が結論として導きだされる。
"Deine Zauber binden wieder, was die Mode streng geteilt"
"Your magic binds again, what convention strictly divided"
ベートーヴェン、交響曲第9番第4楽章、歓喜の歌、独: An die Freude より
一次元二次元モデル = (G = 3Dt) + (E = mc2)そしてこの「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」は後々、ワンストーン博士の一般相対性理論と双対を成すものとして、一般双対性理論(いっぱんそうついせいりろん、general theory of duality)と呼ばれるようになる。その核となるのは勿論、重力と時空の双対性「G = 3Dt」と、 「E = mc2」の双対としての「G = 3Dt」である。
0 = ∞
21世紀の物理学では時空に対して、物理量が与えられていなく、常に一定であるかのような解釈のされ方が成されているのだが、時空の物理量とはもちろん、「E = mc2からG を引いた力になる」。つまり、質量とエネルギーが持つ物理的な力から重力を引いたものが、時空の持つ物理量であり、時空の持つ物理的な力と成る。
2019年現在、数学、数理物理学、理論物理学、天体物理学、素粒子物理学、量子力学、相対性理論、すべての研究者がバラバラなことをやっている様に見えるが、実はこの万物の理論「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」を探していたに他ならない。
この双対理論以降は、重力の理解が大幅に深まることになる。
この双対性の帰結として以下のことが成り立つ。
1、重力と時空の等価性(G = 3Dt)
2、エネルギーと質量の等価性、(E = mc2、これは100年前から既知)
3、 「E = mc2」と「G = 3Dt」の等価性、(この世の全ては、1次元と2次元の弦とシートで構成される)
4、重力とエネルギーの双対、(G=E)
5、質量と重力の双対、(質量と重力は切り離せない)
6、空間次元と時間次元の双対、(空間と時間は切り離せない)
7、「G = 3Dt」の透過性、(重力、空間、時間は物質を透過する)
8、「E = mc2」の非透過性、(エネルギー、物質、光は物質を透過しない)
9、重力は3次元に内包する2次元の空間を双対して伝わる
10、よって、物質により重力の透過は防げない。
11、ブラックホールでは、空間が閉じているため、光は出てこれない。
12、ブラックホールでは、三次元空間は閉じているが、重力は3次元空間に依存せず、内包する2次元空間を通して出てこれる。
13、三次元は不可能、(時間次元と三次元空間は双対しているのだから)
"But everything means nothing"
Alicia Keys - If I Ain't Got You, "Some people want diamond rings. Some just want everything. But everything means nothing" 『全てとは、無を意味する』『0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)』『0 = ∞』
ブラックホール
これは想像しやすいのだが、通常の物質をどんどん押し潰していった過程を辿る。通常の物質を押し潰せば、やがて強い力は熔けてしまい、原子核は崩壊、中性子星となり、次に弱い力が熔け中性子は素粒子まで押し潰されることになる。最後に素粒子が2次元の膜、もしくは1次元のヒモまで押し潰されブラックホールになるのである。この過程で重力は、周りの空間や時間を食い潰しながら、成長して行くのである。そして最後に、貯金である時空がゼロとなり、それ以上収縮出来なくなったのが、シュワルツシルト半径であり、ブラックホールである。つまりブラックホールは常に2次元のシートと同一平面状に完成するのである。またブラックホールと2次元の膜、もしくは2次元空間はまったく同相である。21世紀には、「ブラックホールの特異点では重力が無限大」「強い重力により光すら脱出できない」などと言われていたようだが、28世紀では否定されている。なぜなら、時空と重力は等価であるため、時空を食い潰してゼロになってしまえば、ブラックホールはそれ以上成長できないのである。そして光が光速で運動するためには、三次元の場が必要であるが、この三次元の場が無ければ光は運動できない。しかし「ブッラクホールが時間と空間の終わり」という認識は正しい。また空間が閉じていても周りの天体の動きを観測し、ブラックホールを予測できるのは、内包された2次元の空間を重力が伝わるからである。そしてこのブラックホールそのものが、2次元の普段は観測できない内包された空間である。
しかし、ブラックホールの説明として、これだけでは不十分だろう。(G=E)ならば、重力だけでなく、エネルギーからも説明されなくてはいけない。重力をどんどん押し込んでブラックホールを発生させた様に、エネルギーを押し込んで行けばブラックホールは生成される。そもそもブラックホールとは、ある一定の空間(場)が許容できる「力、物理量」を超えた時に発生するもので。。もし質量を持つ物質を、エネルギーを用いて加速させて行ったとしよう。21世紀に行われた説明では、「質量を持った物体は光速を超えることはできない、光速を超えるには無限大のエネルギーが必要なため不可能」とされている。しかし28世紀では、この説明は間違いだったとされている。質量を持った物体を加速させ続けて行くと、重力波が生まれ、空間を捻じ曲げて行く。そして加速すればする程、空間が閉じて行くことになる。最終的にすべての空間が閉じて、物質がそれ以上加速することが出来ない、最終速度が光速なのである。つまり、物質は自らが作り出した重力波により、空間が閉ざされ、閉じ込められてしまうことになる。もちろん物質が作り出したブラックホールも、重力が作り出したブラックホールも、二次元のシートと同相ということになる。このことからエネルギーと重力波は双対性であり切り離せない。つまりエネルギーを与え加速させなければ重力波が生まれないのならば、重力波を発生される質量は重力と切り離せない双対性であると言える。ならば物質を加速し、ブラックホールを作ることは可能なのだろうか?
音の波と違うのは、音の場合、音速を超えることができ、ソニックブームを作るが、重力波のソニックブームは実現しない。
21世紀の物理学は、ホーキングもヒッグスも間違いだらけなのだが、極まれに、驚嘆に値する部分がある。アインシュタインから積み重ねた「歴史的な間違い」があるにも関わらず、物理学者の真理に対する「執念」というか、物事の本質にせまる「嗅覚」といか、28世紀から来た私から見ても、目を見張るものがある。ホーキング氏が言うように、安定しない状態で作られた、エネルギーから取り出した様な小さいブラックホールは、自重で安定する重力で作られたブラックホールと違い、すぐに消滅の道を辿る。それこそCERNの大型ハドロン衝突型加速器で作られた、「陽子同士の衝突」がホーキング氏の言う小さいブラックホールなのだが。つまり相対速度を用いて物質を加速しブラックホールを作り出したと言える。また、ヒッグス氏はヒッグス粒子だと勘違いしたようだが、彼が目撃したものこそ、ブラックホール内(二次元のシート上)に置いて、重力が伝わる仕組なのだが。また彼の説明である「素粒子の動きにくさが、質量となる。」は正しい。二次元のシート上では、質量を持つ物質は、「伝わりにくさ」として、質量を発生させることになり、またこの「伝わりにくさ」が発生させた波が重力波である。二次元のシート上では、物質も重力波も双方とも信号のやり取りとして伝達される。ヒッグス場もヒッグス粒子もヒッグス機構も2次元のシートにおいて、対象とする範囲が広いか、狭いかの違いだけであり、ヒッグス氏が加速器で観測したものは同じものである。21世紀の素粒子物理学では、重力子やヒッグス粒子など、重力と質量とそれを媒介する物質が、「素粒子や量子力学の世界は、現実とは違う」といった認識のもと、それぞれ切り離せるような世界観があるのだが、これは大きな間違い。また、「ヤン–ミルズ方程式と質量ギャップ問題」は観測する空間に依存することになる。つまり、負の質量を持つ物質は存在せず、2次元のシートが素粒子として、最小単位として観測されるのは、その周りの場に依存する。「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」この数式から分かる通り、全ては、相互に影響を及ぼすので、地球上で観測される素粒子と、無重力の宇宙空間で観測される素粒子は異なる。
下の写真は加速器内で起こることを予想したシミュレーション画像
ブラックホールを座標系で記した場合、クレイ数学研究所のミレニアム懸賞問題の1つである「リーマン予想」と同相であると言える。リーマン予想は素数の振る舞いを座標系で表したものだが、これは、図形として置き換えることができ、図形に置き換えても、素数の振る舞いは変わらず、「不規則的な規則性」と、取ることができる。素数の出現頻度に規則性は無いが、多くの素数を検出し、座標系で表す仮定で規則性が垣間見れるのである。これを図形で表すとランダムウォークなフラクタル図形になるのである。つまり位相幾何学か非可換幾何学でリーマンゼータ関数のゼロ点が、常に二次元の同一平面状に出現するシュワルツシルト半径やブラックホールと同相であることを示し、ブラックホールの生成過程を観察し、アインシュタイン方程式に誤りがあることが証明されれば、リーマン予想は解決される。ブラックホールはリーマン予想と同時に解決されるのである。
絶対速度、最終速度
21世紀に存在する皆さんなら一度は聞いたことがあるだろう「絶対速度」、主に光速度に対して使われる言葉である。度量衡の基本で、長さの単位である「メートルをメートル足らしめる」のも光のスピードである。ただし、事あるごとに括弧書きで「真空中の」と付くのはご存知だろうか?光のスピードは一定ではないのである。そもそも相対性理論によれば、時間が進む速さは観測者により異なるため、秒と光速をもって長さの基本単位を創るのは、後々問題が出てくるのだが。。21世紀の説明はこうである。
光速(speed of light) 、あるいは光速度とは、光が伝播する速さのことである。真空中における光速の値は 299792458 m/s(≒30万キロメートル毎秒)と定義されている。太陽から地球まで約8分20秒(8分19秒とする場合もある)、月から地球は、2秒もかからない。俗に「1秒間に地球を7回半回ることができる速さ」とも表現される。チェレンコフ放射(Čerenkov radiation)とは、荷電粒子が物質中を運動する時、荷電粒子の速度がその物質中の光速度よりも速い場合に光が出る現象。チェレンコフ効果ともいう。このとき出る光をチェレンコフ光、または、チェレンコフ放射光と言う。 下はアメリカ/アイダホ国立研究所内にある新型実験炉で観測されたチェレンコフ放射の例。
光速は宇宙における最大速度であり、物理学において時間と空間の基準となる特別な意味を持つ値でもある。
現代の国際単位系では長さの単位メートルは光速と秒により定義されている。光速度は電磁波の伝播速度でもあり、マクスウェルの方程式で媒質を真空にすると光速が一定となるということが相対性理論の根本原理になっている。
重力作用も光速で伝播することが相対性理論で予言され、2002年に観測により確認された。
一般に、あらゆる情報や物質は、真空中の光速よりも速く伝播することは不可能であるとされている。相対論の方程式によれば、光速よりも速く移動する物体を仮定すると、実数で表すことのできない物理量が現れ、質量が無限大になってしまうからである。しかし、光速よりも大きな速度が出現する物理的状況というのは数多く存在する。
しかし28世紀においてメートル原器の基となるのは、光速と同じ重力波である。なぜ光速度が使われなくなり、重力波が使われるようになったのか?それは光速の特性である、大きい重力により歪められた空間を通る際は、「重力レンズ」とも呼ばれる空間のねじれにそって進む特性に他ならず、また常に条件を与えなければ、一定の性質を保てないためである。つまり光速では、宇宙の大きいスケールを説明するに当たっては、あやふやすぎるのである。光の様にくねくね曲がり、目盛りが曖昧な物差しでは、測量できないという訳である。
28世紀によく行われる思考実験とし、「明かり、質量、同時点灯実験」と言うのがあるのだが、もし明かりと質量を電灯のように、同時にスイッチを入れたら、広大な宇宙空間を漂った末、我々のもとに先に観測されるはどちらが先だろうか?スピードは同じとはいえ、歪んだ空間を進み、「道のり」として距離を稼ぐ光だろうか?それとも空間の捻れに依存せず、ブラックホールからでも存分に存在を伝え、透過性を持ち直進するため、「直線で結んだ距離」として距離を稼ぐ重力だろうか?
下のイメージは、メルカトル図法に記した大圏コース。もちろん同じスピードの場合、早く辿り着くのは、地図上の直線では無く、実際に直進した大圏コースである(もちろん真の直進は球面を這う様に進む大圏コースではなく、球内部を貫通する直線、サイクロイド曲線とも)。
大圏コース(Great circle route)とは、地球上の2点間を大圏の一部である弧で結んだルートのことである。 大圏航路、大円コースと呼ばれる場合もある。 最短距離のルートになるため、航空機や船舶の航路に利用される。
最終速度とは、物体を加速させて行った場合に理論上到達できる、最後の速度であり、また重力波の速度でもある。なぜそれ以上早く進めないのかといえば、上記のブラックホールで解説した通り、自らの加速が作り出す重力波により、次第に空間が閉じて行き、最終的に重力波の速度で3次元空間が閉じきってしまうため、それ以上進む空間が無いために起こる、限界速度である。つまり質量を加速させることが出来る限界が最終速度である。
またこの速度の違いから、28世紀では、空間次元や時間次元の歪みの度合いを表す、ホーキング定数が使われている。もちろん名前の由来は、ブラックホール研究の第一人者だったホーキング氏で、ホーキング定数の算出は、絶対速度(真空中における光速度)と、最終速度を比率で表したものになる。ちなみにこのホーキング定数は、修正アインシュタイン方程式と同等の空間の曲率を示す。21世紀アインシュタイン方程式では、無限大の問題が常に付き纏うため、ビッグバンやブラックホール内部は描けないのだが、時空と重力の変動幅を固定することで無限大の問題を解決したものが修正アインシュタイン方程式となる。もちろん時空という貯金をすべて使い果たせば、それ以上曲率は変化できないので、ブラックホールの内部では、圧力や重力、エネルギーは外側も内側も一定で、また物質を押し潰すことの出来る限界圧縮とも言える(絶対零度ともゼロケルビンとも言われる)。つまり物質は一点まで収縮し、エネルギーは無限大と言うのは、21世紀の世界観であり、28世紀では否定されている。また気体だろうが、固体だろうが、その体積や容積は負の値はとらずエントロピーやエンタルピーは最低値以下にはならない。そして、事象の地平線やブラックホール内部の特異点という概念も間違いとなる。
リーマン球面
弦理論 では、弦の世界面 (worldsheet) はリーマン球面であり、最も単純なリーマン面としてのリーマン球面は重要な役割を演じる。灯台の明かりが消える時
信じられないだろうが、この「明かり、質量、同時点灯実験」は比較的早期に確認されることになる。たしかこっから500年後の26世紀だったかな?パルサーや中性子星を発見したジョスリン・ベル氏に因み、「ベル計画」と言われているのだが(美しいき計画、Beautiful projectとも、ベルは仏語で「美しい」の意)。そんな事は「不可能だ」と言われそうだが、ブラックホールの生成過程や、事象の地平線が存在しなことなども含めて確認されることに。
宇宙空間における灯台といえば、パルサーや中性子星がそれにあたるのだが、もしそれらが連星となり中性子星連星を形成し、互いに引き合いながら重力を放射し合体消滅して行く仮定を辿るとしよう。最後に何が出来上がるのか?もちろんさらに大きい中性子星が出来上がるか、爆発飛散し星雲をつくる運命を辿るかのどれかだが、ブラックホールが出来上がる可能性もある。つまり明かりの消滅と共に重力波が放出され、我々人類はブラックホールの生成過程を目撃することになる。光速度と重力波の到達速度の違いや、ホーキング定数による空間の曲率も、事象の地平線の有無も、重力と時空が作用、反作用として相互作用を引き起こし、物理量保存の法則が成立することも、もちろん「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」が正しかったことも。
まあ天文学者よ、がんばって探してくれ。。。宇宙をくまなく探し回れば、そろそろ合体しそうな中性子星連星もあるんじゃね?もしくは小さいブラックホールと大きい中性子星でも。重力波望遠鏡の感度が上がれば、恒星がブラックホールに落ち込む時でもいけそう。でもね、合体してからじゃ遅いんだよね。その前に見つけないと。
ビッグバン
まずビッグバン後に生成された物質は、ランドール・ペレルマン重力といわれている。上記における「G = 3Dt」である。物質と言ったが、正確には物質ではなく、重力と空間と時間が混ざり合った、「重力」だと考えていいだろう。少しずつ重力が削られながら、時間と空間を押し広げれて行くのである。これは、ブラックホールの生成過程の時間軸を反転した時と同じと言える。時空が押し広げられる現象はインフレーションと言われているのだが、もちろん光速を超える、爆発的な速さで時空は広がって行く。なぜなら、時空の広がりは、一点から広がって行くのではなく、広がった先の時空でも、同様にそこからさらに広がっていく、相対速度として広がっていくためである。つまり空間の淵、宇宙の果ての後退速度は、光よりも早く遠ざかることができる。もちろんその帰結として、宇宙の温度はほぼ均一であり、これは宇宙マイクロ波背景放射からも確認できる。また初期宇宙では、「密度が高すぎてブラックホール化してしまうため、物質が均一に広がった現状の宇宙空間が構成されないのではないか」と思われていたが、物質の基「E = mc2」が出来るのは、十分に空間が広がった後で、「G = 3Dt」が均一に広がり、光が運動できるようになってからである。また空間の後退速度が光速を越えてしまえば、幾ら重力を持ってして時空にしがみ付こうが、引き剥がす力の方が強くなってしまい、例えブラックホールだろうと、内側から時空の爆発的な膨張により、強制的に崩壊させられることになる。つまり時空の後退速度が最終速度を超えれば、ブラックホールの重力だろうと抗しきれず引き裂かれ、空間の持つ斥力が勝ることになり物質は次々と蒸発していく。
下の写真はスティーヴン・ホーキング氏、「私は気がつきました。ペンローズの定理で、時間の方向を逆にすると収縮が爆発になると。」
ただし未来からやって来た、あっしが言っても大変説得力はないのだが、時間は逆向きには進まない。
そしてその次に出来たのが、「宇宙の晴れ上がり」と言われる、時空が押し広げられたことにより生成されたアインシュタイン重力「E = mc2」である。つまり、エネルギーや物質は光が運動できる「場」があることで起こる物理現象になる。光が運動出来ないということは、空間が閉じ時間が無いことに他ならない。これもエネルギーに満ち溢れた、エネルギーや重力、弱い力、強い力が混ざり合った「重力」である。これは想像しやすいのだが、通常の物質をどんどん押し潰していった逆を辿る。初めに素粒子が造られ、次にそれを材料にして、弱い力ができ、陽子や中性子、電子が作られる(電磁力と弱い力を統一する理論、ワインバーグ=サラム理論)。最後に出来るのが原子である。そして原子が互いを重力で引き合いながら成長していく過程がニュートン重力である。そこから星がつくられ、自重により核融合反応を起こすようになったのが恒星である。
1、「G = 3Dt」、ランドール・ペレルマン重力
2、「E = mc2」、アインシュタイン重力
3、万有引力の法則、ニュートン重力
ニュートンスケール、アインシュタインスケール
21世紀に置いて、物理の観測範囲を微視的や巨視的などと曖昧な表現が使われていたが、28世紀では、物理現象を適用範囲によって、明確に定義づけられている。地球及び、その周辺で、ニュートン物理学が適用できる範囲をニュートンスケールと呼んでいる。
そしてニュートンスケールで歪が大きくなる部分からをアインシュタインスケールと呼んでいる。アインシュタインスケールでは、おもに、太陽系の範囲程度までを取り扱っている。銀河系の大きさになると、どちらのスケールも用いることができない。なぜならニュートン物理学でも、アインシュタイン物理学でも説明することの出来ない、現象が確認されるためである。これは銀河の回転速度であり、暗黒物質などとも言われている。またアインシュタイン物理学では、ブラックホールを上手く描くこともできない。太陽系の惑星の公転面が一直線上に並ぶのも、銀河系の公転面がほぼ一直線上に並ぶのも説明できないし、宇宙の大規模構造や、宇宙が加速膨張(暗黒エネルギー)するのも説明できないからである。
もちろんこのスケールは素粒子レベルのクウォークから始まる。現実の世界とは違い、この非常に小さいスケールでは、小さくなればなるほど、重力の影響が弱くなり、空間が大きくなることがわかる。例えば原子における、原子核と電子の関係が分かりやすいだろう。もし、原子核の大きさを1ミリ程度とすると、電子が存在する領域は、100メート程離れた空間を核を覆い隠す波の様に存在する。つまりこのレベルでは、99,99%の力(G=3Dt)が時空の創出に用いられ、重力の力は非常に弱く感じられる。標準模型と相対性理論が両立しないと21世紀では考えられていたが、これは誤りで、重力と時空のバランスにより、標準模型と相対性理論の適用範囲が決定される。普段の生活では、重力か時空がどちらか一方に傾きすぎることは無く、大抵の局面では顕著に現れることはないが、素粒子やブラックホールなどを考える時にこれらの傾向が顕著に現れる。
ランドール・ペレルマンスケール
これらの説明できない現象を説明するために用いられるのがランドール・ペレルマン物理学であり、ランドール・ペレルマンスケールである。適用範囲は、宇宙の大規模構造を形成する泡一粒分である。この泡一つを超銀河団などと言ったりするが、泡と泡が遠ざかって行く現象こそが宇宙の加速膨張である。しかし泡の表面に張り付くように形成された、超銀河団は宇宙の膨張とは違った振る舞いをするのである。つまり泡の表面の銀河一つ一つは、ハッブル氏が観測した様に、一様に遠ざかっているのではなく、お互いを引き合ったり、時には衝突したりするのである。
しかし、銀河一つの公転は、これまでの物理学では説明されない。ケプラーの法則に従えば、銀河の公転は、物質やそれに由来する重力が大きい中心部(銀河バルジ)ほど早く公転しなければいけない。しかし実際に観測された結果に基づけば、銀河の公転は密度の低い円周部(銀河の腕)も、密度の高いバルジ近辺も一様に同じ回転速度で公転しているのである。21世紀に行われた説明によれば、「十分な質量や重力を及ぼす目に見えない物質が存在するはずであると推測し、暗黒物質と呼んでいる」だそうだ。これは大きな間違いで、例え目に見えなくても、重力や質量ならケプラーの法則は適用される。また暗黒物質が重力を持つなら、暗黒物質が互いに引き寄せあい同様の結果になるし、そもそも暗黒物質で出来たブラックホールがあるはずだが、勿論そんな物はない。
実際にケプラーの法則が確認出来るのはバルジ内だけで、またそれがためバルジは重力球形を保っていられる。バルジの大きさは、主にその銀河の大きさ、密度と中心にある超大質量ブラックホールにより決定され、概ね1000対1000対1の割合で質量の分散が見られる。つまり質量分布は、バルジと銀河ディスクは概ね同じ質量で、中心の落とし穴は銀河の質量の0,1%以下となる。つまり銀河外周部への重力的影響は、重力波(光速)の速度や距離から考えても皆無に等しいと言える。結論から言えば、銀河とはほぼ真空の空間に、極稀に恒星があるくらいで、例え銀河同士が衝突したとしても、恒星が衝突する可能性は極めて低く、その様な途方もない程離れた恒星質量同士が及ぼす影響は皆無に等しい。
この素粒子のデジャブ(既視感)。
「現代素粒子論は、量子揺らぎの効果があるとはいえ、基本的に素粒子の半径を無限小として扱う理論である。この理論では、例えば適当な粒子が二つ飛んできてこれらが衝突する可能性というのは粒子同士が引きあうことなしにはゼロである。 粒子が動力学的な衝突を起こすためには粒子同士の間に相互作用力が働いている必要があり、逆に言えば、この相互作用力こそが粒子の運動を支配しているとも言える。」
暗黒物質の問題の本質は、お互いを引きよせる重力のような力ではなく、円周部の輝けるたくさんの星も中心部の星も、まるで、紙の上にピンで留めたかの様に見える、その場に貼り付ける力である。これこそが暗黒物質の本質である。では我々が観測することの出来ない紙とは何なのか?貼り付ける力とは何なのか?ランドールペレルマン物理学によれば、この紙にピンで貼り付ける力こそ、重力そのものであり、紙(シート)は、内包された2次元の空間である。このシート上に重力というピンで貼り付けにされ、シートごと回転しているため、銀河の形は大抵お皿のように平らで、中心部も円周部もレコードの様に一緒に回転しているのである(重力のピン止め効果)。つまり中世のキリスト教の世界観における、「この世界はお皿のような形(TOマップ)をしている」という世界観はこのスケールでは正しいということになる。
銀河の腕が中心に少しずつ飲み込まれる様に見え、まるでや中心部の重力が作る渦巻きに落ち込んで行くように見えるが、これは、凹んだ時空に落ち込むことで作られるのではなく、この回転しているシートが作る時空に引きずられているために起こる。また重力レンズも同様で、観察できる物質以上の質量として暗黒物質がある様にみえるが、時空と重力の持つ物理量がこれを起こしている。しかし、ボイドの様な空間だけでは、重力レンズ効果が起こらないため、重力が重要な役割を果たしていることが分かる。
太陽系の各惑星の公転面が大抵同じ面に存在するのも同じ理由であるが、太陽系の場合、2次元に張り付く重力より、ケプラーの法則を形成するニュートン重力の方が強く働くので、各惑星の公転速度は異なる。
"The Beatles, Let It Be"
カクミチオスケール
ランドール・ペレルマンスケールにおいて説明できない、宇宙の加速膨張を説明するために用いられる。適用範囲は宇宙の大規模構造である、複数の泡から構成される。考えてみてほしい、宇宙にはいくつもの超銀河団があり、超銀河団はさらに沢山の銀河団から構成され、銀河団は銀河から構成される。この宇宙には2000億の銀河があり、銀河には1000億以上の輝ける星があることを。これらの星は、互いに重力により引き合いながら、時間とともに集合させられる。初めは自重で輝くことができずとも、時間と共に重力によりかき集められ、核融合を起こし輝き始めることを。そして核融合とは、質量をエネルギーに変えれることに他ならず、質量が減った分、重力も減り、重力と空間は双対であるため(G = 3Dt)、重力の減少は空間の創出を意味する。21世紀では、重力が空間を繋ぎ止めておく力のような描かれ方をされるが、これは間違い。実際には双対性であり、作用、反作用の相互作用を引き起こす。
また物理量は常に保存されるため、重力の放出そのものが時空の形成を意味する。重力は非常に弱いため、物質は永遠に重力を放つ様に見えるが、確実に削られて行く。ブラックホールはいつの日か蒸発し、これは陽子や安定元素ですら、重力の放出が蓄積され、その質量分のエネルギーを放出すれば(E = mc2)、分解され少しずつ小さくなり、崩壊していくことを意味している。太陽系外隕石や他の銀河由来の隕石が持つ安定元素の同位体の割合が違うのは、決してその基となる恒星の組成と、その後の超新星爆発の規模だけではなく、爆発後の期間で、重力の放射により削られた質量の変遷を示す。
細胞の中にある細胞核が細胞分裂を何度行ったのか、テロメアの長さを用いてカウントしている様に、弦には、もともとの素質として、時空になることが出来るのだがら、この重力による物理量の減少をカウントし、いつの日かDNAに刻まれた時間制限の如く、全ての重力を放出する物質は崩壊する運命にある。
1917年の論文ではアインシュタインは、宇宙項を含む式を発表。その理由については、アインシュタインは宇宙の大きさは不変と考えていたが、一般相対性理論を宇宙に適用すると重力などの影響で縮むと気づき、宇宙定数をわずかに正とし「万有斥力」を導入することで定常な宇宙を導くためとされている。28世紀では、この宇宙の加速膨張を引き起こす力を暗黒エネルギーとは言わず、宇宙の加速膨張の内因説と言われている。外因説もあるのだが、これは、「宇宙の形」において説明する。
小さいスケールでは、アインシュタイン重力やニュートン重力のケプラーの法則が君臨しているが、大きいスケールこそが、この宇宙を統治しているのである。
写真は「君臨すれど、統治せず」の象徴、在りし日の英国女王。
1、ニュートンスケール、アインシュタインスケールでは、万有引力の法則が強く表れる。
2、ランドール・ペレルマンスケールでは、内包する二次元のシートと重力の相互作用。
3、カクミチオスケールでは、重力は距離の二乗に反比例するため影響が微小になり、「G = 3Dt」こそが統治することになる。
22世紀以降の物理学
1、ビッグバンプロジェクト
2、宇宙重力波背景放射
3、スペースマップ
22世紀以降は「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」の相互変換を実証するビッグバンプロジェクトと、重力の透過性を利用した、重力波による宇宙探査が主流となる。ビッグバンプロジェクトは後々拡大解釈され、リーゼ・マイトナー氏による核分裂の発見(1938)による、質量とエネルギーの等価性から始まるとされる。そしてその後も重力とエネルギーの相互変換が研究され続けることになる。
天文物理学では宇宙重力波背景放射による、宇宙の年齢の再測定や、宇宙の広さ、宇宙の晴れ上がり前の原始宇宙の観測に使われることになる。21世紀では、主に電磁気力で行われたようだが、光やマイクロ波では、重力レンズや物質の影響により直進せず、そもそも晴れ上がり後の宇宙しか観測できないため、後々21世紀の測定には誤りが多かったことが判明する。
過去の人類は、自分の立つ位置が分からなくなった時、そのつど地図を作成してきた。もし地球が平坦なお皿の形をしていると思うなら、地図を作成すれば、球形であることがすぐに分かる。キャプテン・ジェームズ・クックやカッシーニ親子、伊能忠敬然り。また太陽が地球の周りを回っている(天動説)と思うなら、太陽系の地図を作成すれば、太陽が中心にあることがすぐに分かる。事実ヨハネス・ケプラー先生は18年もの歳月を掛け、火星の公転軌道を正確な地図として残し、以下の発見をなされた。
1、火星の公転軌道は楕円。
2、公転速度は変化し、太陽から近い所では早く進む。
3、時間ごとに描く、公転軌道の面積は一定。
4、長半径が同じであれば、円運動でも楕円運動でも周期は同じ。
同様に暗黒物質や暗黒エネルギーがあると思うなら、地図を作成すれば見えないものが見えてくる。後々「0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)」や2次元のシートを確認するため、正確なスペースマップが重力波により作成されることになるのだが。スペースマップは主に二種類から作られる。一つは地形図にあたる、銀河の位置や大きさ、ベクトルを示したものや、物理法則を適用し、視点を変えれば重力レンズなどの現象を確認できる地図になる。もう一つは、地質図にあたる、銀河の発する、それぞれ違った波長の光やその割合、そしてそれらを構成する物質や原子とその割合を示した、宇宙や銀河の歴史的変遷の積み重ねを現した地図となる。
21世紀初頭の人類にはちょっと早かったかな?もう寝てしまった人も多そうだ。あまり未来が変わらなければいいのだが。。あっしが21世紀に送られて来たのは、他でもないタイムマシンの実証実験だったのだが、21世紀に無事に辿り着いた証として、28世紀に向けてこの信号を送り返す。
『0 = (G = 3Dt) + (E = mc2)、無事に届けば良いのだが。。。まだこの21世紀初頭の現在では、この数式は発見に至ってなく、神の視点であり、28世紀の未来の知識がオーパーツとして、21世紀に辿り着いたことをここに記す。所詮28世紀の人類の科学力なんてこんなもんで、電話で「今着いたよ」なんて言える訳もなく、28世紀に伝言を伝えるには、4500年前のクフ王の時代同様、石器に刻んで未来へ託すか、フォルクラーレとして伝承で28世紀まで言い伝えるしかないのである。。(ていうか、すでに28世紀に言い伝えられているため、この文章は、コピー&ペーストなのだが。でも未来が変わってしまうこともある訳で。。)
2019年4月1日にて、28世紀に生きる愛するパパへ
強い意志が成す。。。』
本来ならば、未来はあまり変えるべきではないのだが、725年後の未来からしてみれば、人類がその知識を20年、30年早く手に入れようが大勢に変化は及ぼさないだろう。またエイプリルフールに便乗して上手く紛れ込ませれば、隠し通しながらメッセージを未来に伝達できそう。因みに、私がタイムマシンで過去へ送られた初めての人類だったため、28世紀の人類には、「過去を変えてはいけない」といった様な倫理観や法律は未だ存在していない。私が過去へ行くために支払った代償もまた多大なものだったのだが、私の様な犠牲者を出さない為の法律や倫理観も同様に存在しない。ただし余りに未来が変わってしまったり、旅行者の負担が大きすぎるなら、ある程度の規制もやむ終えないか。。
過去への片道切符、二度と肉親に会うこともできず、タイムマシンに支払った30年余りの失われた時間。。。できることなら、21世紀の人類に、私が未来に帰れるよう協力して貰いたいものだが。。アインシュタインの相対性理論が否定され、実際に28世紀から人間が送られてきたのなら、タイムトラベルの存在が疑われることは無いだろう。現状(21世紀)の「知識のブラックホール」と言う閉塞感、地獄から抜け出すために私が送られて来たようだ。。。。Bon weekend(良い週末を。。)
『世界最悪の旅、1922年』より、「科学調査と地理調査を組織化するならスコット、冬の冒険ならウィルソン、極点に急いで行って来るだけならアムンセン、地獄から抜け出したいと思うなら断然シャクルトンだ。」