2019/06/24

Fedは利下げを示唆、今後の行方は?




投資家の間では意見が分かれている模様。
よく耳にするのが、
1、経済は堅調で、株価は最高値付近、
この状態で利下げをすれば、バブルになる可能性も。
2、株価は高値付近だが、経済は減速傾向で、
過去の利下げ局面は、売り時だった。

これは私見だが、あっしは両方来ると思う。
暴落待ちの投資家が多すぎるため、
彼らは現金を沢山抱え、もし下落した場合は、
随時現金を投入して行くため下げ渋りそう。
この場合、大して下落しないし、
大きい調整も期待できない。

しかし現状は、こういった投資家の意に反して上昇している。
5月の下落で現金を確保した投資家が多いようだが、
そういった投資家の期待を裏切るように、6月は上昇。
その局面で、Fedの利下げが示唆された場合、上昇に繫がりやすい。
なぜなら投資家が現金を確保して、投資先を探している場合、
下落すれば、割安だと買いが入り、
上げても乗り遅れまいと買いが入る。
また天井を抜けた場合、ほぼ全ての投資家が
儲かっていることになるので、
含み益がでている状態では、強気になり易く、
またその含み益を担保に買いが入りやすい。
こうしたことから、下落しづらい現状がある。
いずれにせよ、現金があるうちは下落しづらい。
投資家には現金を燃焼して貰わなくてはならない。

ではこの流れをかえるのは何であろう?
住宅販売や小売、工場稼働率、新車の販売台数、失業率、
世の中いろいろ便利な指標がある中で、
これら全てを纏めた指標があるのをご存知だろうか?
そうGDP。くしくも6月も終わりに近づき、
第二四半期が終わろうとしている。




もしGDPで経済に下支えが必要なほどの減速が確認されれば、
7月末のFOMCでFedは躊躇なく利下げを行うだろう。
セル ザ ファクト、期待で買って、事実で売れ。
この場合、今回の利下げ示唆で、
燃焼された現金で、上昇した株価が、
勢いを増して戻ってくることになる。
現金が無い時の下落は底が深い。
みんながいっせいに出口へ向かうことになるのだから。

今回の宴がいつまで続くかは分からないが、
今は梯子を外された状態のチキンレースだろう。
もちろん、第二四半期のGDPが堅調で、
利下げが無く、そのまま株高が続く可能性もあれば、
利下げが無かったことを悲観して、下げる可能性も。
宴が長く続けば、上昇幅は大きくなるだろうが、
下落幅も大きくなる。
逆に、すぐに終われば、波の変動は小さいもので終わるだろう。
指数が大きく動いた時だけ、あっしも大きく動くとしますか。
それ以外は消極的な戦いを繰り返しながら、
時間をお金に変えていきますか。。。



1 件のコメント:

  1. 先生、いつも、ありがとう御座います。

    すごく、勉強になります。

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