SP500指数はようやく年初来プラスです。まあ年始に買えば80%の確率で上昇して終わるので当たり前なのですが。。。そしてそんなSP500をアップパフォームするのも簡単で、下落局面で多少なりとも買い増ししていれば、一時的に逆行しようとも、今頃SP500を上回るリターンとなっていることでしょう。
まさかこのブログの読者で、株価に踊らされて株を手放したバカや下落に賭けたバカ、SP500指数以下の鈍くさい投資家は居ないに違いありません。「暴落は買いだぞ!!」となんべんも申して来たので、思い思いのところで買い増し出来たことでしょう。バカの選別も終わり、「波が引いた時に誰が裸で泳いでいたのか?」見えたのではないでしょうか?
今後の展望の前に直近の傾向を振り返って見ましょう。未来は直近の傾向と同じ軌道を通るもので、トレンドラインを作るのが大方の傾向なので。。。
まずは10年物米国債金利、月足チャート
チャートは2000年からなのですが、それ以前から30年に渡る下落トレンドの中にあります。イエレン時代のFedによる金利引き上げでトレンドラインの上限を上にアウトブレイクしたのも束の間、今回のコロナショックでものの見事にトレンドラインに引き戻され、またトレンドラインの下限でサポートされました。
上にアウトブレイクした2016年以降、長きに渡る上昇相場を予見した市場は、トランプ減税の波も重なり、大きく上昇しました。それもそのはず金利の上昇とは債券価格の下落を意味し、債券を手放したお金で株を買うという簡単な図式が成り立つため株価を大きく上昇させました。また2019年のFedによるミッドサイクルアジャストメント、景気拡大局面の微調整による金利の引き下げが終了したことで、当方でも幾度と無く上昇する旨を伝えてまいりました。
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金利が欲しくて債券を買う投資家なんて居ないんですよ。価格が上がるから債券を買うし、価格が下がるから債券を売る。それだけの事なんですよ。。勿論Fedが金利を引き下げゼロにし、マイナス金利は弊害が大きくなるため、これ以上の金利の引き下げはしないと言っている以上、債券価格がこれ以上、上がるとは考え難く、逆に金利の上昇による下落リスクの方が大きいでしょう。
この金利チャートのトレンドラインの下限サポートは、アジア通貨危機、ネットバブルの崩壊、リーマンショック、ユーロ債務危機、そして今回のコロナショックと歴史と共に歩んできた実績があり、また相場の転換点となってきました。しかし市場はそんな簡単に物事を考えていない側面もあり、未だにダウンサイドリスクを警戒しているようです。それもそのはず常にチラつくコロナの影。
10年物米国債金利、週足チャート
トレンドラインのボトムに達っして以降、横ばいで推移しています。20日移動平均線にも頭を抑えられ、全ての移動平均線が下方を向いている事から、上値は相当重いでしょう。また思わぬ自体が起これば再び金利チャートがトレンドラインの下限にタッチする程度まで株価が売られる可能性もあるでしょう。いつでしょう?
まずは大統領選挙。まあこちらはあまり動かないでしょう。トランプ氏が勝っても負けても、サプライズが足りない。。。一時的に上下に大きく動く程度でしょう。もちろん経済に取っては、個人や企業の足枷である税金が低い方が好ましいので、小さい政府を目指す共和党のトランプ氏が政権を維持した方が投資家にとっては良いのですが。
そして次の波乱の要因はコロナの第二波。緊急事態宣言が解除された日本で再び感染拡大の傾向が見られるものの、心理的なインパクトや恐怖心は、第一波と比較すればそこまで警戒するに値しないでしょう。そもそも我々は慣れる動物なので。。すでに当たり前な日常になりつつあると。
また本当の第二波は別にあり、再び日常が脅かされる日が来る可能性が高いと見てよいでしょう。今が真冬の南半球、ブラジルや南アフリカでは猛威を振るうコロナウイルス。北半球でも11月にでもなれば同様の事態が想定される訳で。また寒さが増せばさらに悪化する1月、2月。
すでに経済回復路線へと舵を切った世界経済。もし経済的な悪影響からウイルスの感染を防ぐ措置が遅れれば、すでにクラスターの種が多く撒かれた現状から今年の3月、4月を上回る爆発的なパンデミックが起こる可能性も無きにしも非ず。そもそも抗体検査で殆どの人が抗体を持っていないという絶望的な状況で。。もちろんサプライズは大きければ大きいほど株価は大きく動くのですが、年初程度なら今日本で起こっているのと同様にサプライズに乏しく株価の動きは限定的となるでしょう。そもそもコロナが蔓延しても株価は戻ることを我々は今回の下落で学んだので。。
一度目は得体の知れぬ恐怖、二度目は倍の感染者や死者でもサプライズは半分程度。「一度目は悲劇、二度目は茶番として」くらいにしか考えていない投資家界隈。余程の爆発力が無ければ大きな下落は望めないか?
まあ大きく動いたら買えば間違いないわな。どうせ上向くまで緩和は続くし、時間が経てばさらに慣れるので。時間ととに抗体の獲得、集団免疫の完成でコロナのもたらすインパクトは薄まる。そのうちインパクトも無くなりインフルエンザ程度の風物詩になり誰も気にしなくなるでしょう。
金利チャートから見える秘めた爆発力。
再び10年物米国債、月足金利チャート
上述の通り、Fedの金利引き下げでボトムに達した金利チャート。しかし経済が上向き始めているのに一向に上がらない金利と未だに何かに怯え、身構える投資家たち。Fedは同時にこれ以上の金利の引き下げは行わないとし、債券に資金が殺到するとは考えにくく、量的緩和で現金をばら撒きながら、経済、株価を下支えする。
もし量的緩和だけでこれだけ株価を上昇させたのに、そこに債券に逃げた莫大な資金が逆流すれば、もちろん今まで起こって来たことと同様の事態となるでしょう。つまり金利の上昇と資産価格の高騰。チャート上のトレンドラインの下限で同じことが繰り返されてきた訳で。。。
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安物買いの銭失い、銀行という謎の産業。
どうでもいいけど欧米の日本化が止まらない。金利がドンドン落ち銀行が斜陽産業化。ファイナンシャルセクターと言うよりは、土管設置型のインフラセクターの方に近いし、よほどインフレが問題になるまで上がることは無さそう。サブプライムをばら撒いて居た頃が天井だったか。。そもそも金利が低すぎて食っていけんし、ストレステストや規制なんかでレバレッジも掛けられず旨味が無い。
逆にブラックロックやロビンフッド、アップル、アマゾンなんかは新たな食い扶持を見つけまだまだ行けそう。トレンドは顧客の資金の流れを把握し、その信用情報を売り飛ばすか、自社でクレジットを組ませること。もちろん経済圏を構築したプラットフォーマーは強い訳で。。
資金の流れがドンドン銀行を迂回し、残された業務は低金利の貸出業務で店舗設置費用も賄えなくなりそう。長いこと銀行に行っていない人や、行く頻度が落ちた人も多いんじゃね?まあ融資を引くためなら行くかもしれないが、それ以外は。。窓口もATMも、現金の取扱事態コスト高なうえ、それなりにセキュリティーがいるので。いい加減、脱現金、脱店舗に転換すればいいのに。
投稿の間隔が大分開いてしまって申し訳ない。ほぼほぼ底を取ってずっと堅調でこれといった因子も無く。。書こうにもパソコンもネット回線も不調で書く気も起こらず。決してグーグルのアップグレードによる村八分でアドセンス収入が無くなったからとでは無いですよ。そもそも収入なんて元から無いし、検索による流入も無いし。お金の掛かる趣味はしない質なんで、趣味の為に回線やパソコンを変える訳も無く。。すでに沢山あるのに。。。
お勧めの記事、まあ私には1年以上前からWBKは死亡遊戯だって分かってましたよ。高配当で人気があったようだがww。
ブログの新記事 : WBK、ウエストパック銀行、咲いた咲いたチューリップの花がww https://t.co/RLrQxQyOAv pic.twitter.com/XmJggujq7K— 難波のあきんど (@akinainohibi) November 28, 2019
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