2020/07/30

【戦後最悪】米第二四半期GDP速報







JUST-IN Q2 GDP: US economy contracted by worst-ever 32.9% in Q2, crushed by coronavirus lockdowns.  Q2 GDP annualized, quarter over quarter: -32.9% vs. -34.5% expected vs. -5.0% in Q1

米商務省が30日発表した4~6月期の実質GDP(国内総生産、季節調整済み)速報値は、年率換算で前期比32.9%減となった。下げ幅は四半期で統計を取り始めた1947年以降最大。大恐慌時に最も縮小した32年の12.9%(年間ベース)を超える歴史的な落ち込みとなり、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う急激な景気悪化を裏付けた。 https://finance.yahoo.co.jp/




あの100年に一度の金融危機と言われたリーマンショック、その2008年の経済危機を遥かに凌ぐ、戦後最悪の第二四半期GDP速報は今夜。すでに悪いGDPを織り込みに行きNY指数先物は下落。欧州に至ってはかなりの下落幅。その背景にはコロナショック前から悪かった経済情勢に、今回のコロナショックで深い痛手を負い、ドル安ユーロ高に傾いたことで傷口に塩を塗り込む結果に。もちろん日本も円高不況待ったなしで。。



例え今晩下落しようとも売る所では無いですね。そもそも誰だって悪い結果に終わるのは分かっているので。逆に財政出動が功を奏し予想よりは悪くない可能性すらある。また株価は6ヶ月先の経済を反映する先行指標としての側面があり、第二四半期に対して第三、第四四半期が持ち直すなら、今回の悪いニュースは一時的な売り材料で終わる。



そして欧米の全面的なロックダウンが終わった今、第三四半期がある程度持ち直すのは明白で、経済が上向きなら売る理由にはならない。今まで堅調に株価が推移していた根底には、第二四半期に対して、今年後半は持ち直す事を織り込みにいったとも言える。つまり市場は悪い第二四半期より先を見据えているのだ。


ユーロドル、月足チャート






ただし全ての市場が堅調でいられるとは限らない。今年後半も堅調に推移するのはアメリカくらいだろう。得にSP500に含まれる多国籍企業、コロナの影響が少なかったネット関連やハイテク関連だ。もちろんこれはドル安に傾いた為替市場にある。日本、ユーロが円高ユーロ高で割りを食うなら、その裏で誰かが得している。アメリカだ。



ドル安に傾いた為替のお陰でアメリカの多国籍企業の海外からの収益は大幅に嵩上げされる。また今回のコロナショックで特需が発生したハイテクグロースほどその恩恵に授かるだろう。つまりAMZN、MSFT、GOOG、FB、AAPLなどだ。ロックダウン中の世界中が停滞する中、多くの人がこれらの企業のサービスに依存した結果、大幅に収益が増え更に為替の影響で嵩上げされるのだ。これら5つの企業の株価が上がるならそれだけで市場が動く。



10年物米国債、月足チャート






10年物米国債の金利は魅力的とは言い難く、そして緩和によって希釈している。今回のドル安の流れは長引くだろう。FRB議長のパウエル氏は、2023年までゼロ金利を続けると言っている。量的緩和も同程度長引くと見ていいだろう。つまり今はドル安円高のトレンドの入り口にあり、FRBによる量的緩和の出口が見えるまでは、ドル安傾向で推移するだろう。



思い起こせばリーマンショックの時もドル安傾向は3年ほど続いた。アメリカの量的緩和の出口が見え、そしてアベノミクスによる異次元緩和で逆回転させるまでだ。今回も同程度の期間は見ておくべきだろう。また予想以上に長引く可能性も。何故なら日本にはアベノミクスの開始時の様な緩和余地に乏しく、すでに全ての手札を使い切ってしまった状態だからだ。逆にアメリカは現在の量的緩和を長引かせるというカードが残っており、それだけで米国内の雇用の最大化と経済の安定化を図れるだろう。



ドル円、月足チャート






もしあなたが10年、20年先を見据えて投資をするなら、今回の円高ドル安による資産の目減りや配当の減少には目を瞑り、複利運用を継続するべきだろう。何故なら逆境はチャンスでもあるからだ。強い円で安い海外資産を買い叩いてやればよく、効率的に買い増すことが出来るなら、為替が再び逆回転した時に大きく資産を伸ばせるからだ。また為替は10年ほどのスパンで円高円安を繰り返し、どちらか一方に動くことは無い。またあなたの投資先はドル安の恩恵で堅調でいられる米国企業だ。



リーマンショック後、日本が不況に喘いでいる間もSP500は上昇を続けた。背景にはドル安による米国外収益の向上が貢献したからだ。今回も同様の結果となるか?今は資金を円に戻す局面では無いことは確かだ。何故なら株価の伸びは為替による損失を凌駕するからだ。


SP500、月足チャート




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2020/07/29

【悲報】円高不況到来、給料減、ドル資産減へ!!









SP500指数が年初来プラスの水準を維持する中、なかなか増えないあなたの資産。それもそのはず、円建てのSP500指数は未だマイナス圏。また個別株においても殆どの銘柄が年始の水準に遠く及ばず、そこに円高の波が襲った格好に。



さて、株ブログクラスタでは殆どの投資家がSP500指数をアップパフォームすべく、個別株やセクター別ETFに手を出している今日この頃、ほぼもれなく損失を出しており、それを「割安だー!!」などと言いながら入金で補っていることでしょう。また「円高になれば効率的にドル資産が買える!!」なんて負け惜しみが聞こえて来そうです。現金以下のマイナス運用なのにww。



そもそもあんた達、ポートフォリオの損益がマイナスなら現金を持っていた方が期待値的にはプラスだったんだから、投資なんてやらずに貯金していた方が結果的に資産は多かったんですよ。にも関わらずそれがデスマーチとも知らずジリジリと資産を削られて行く。


また個別株なんかに手を出すより、市場そのものを買うSP500指数に連動するETFを買って置けば、こんな惨めな結果にならなかったのに。そもそもあなたのポートフォリオの大半がAMZN、GOOG、AAPL、MSFT、FB、TSLAで占められていなければほぼ負けているにも関わらず、そんなポートフォリオ見たことが無いww、つーことは殆どが負けているとww。



今後どうーなるか知ってる?大河の流れは変わりませんよ。





多くの投資家に取って一番嫌な方へ転がる市場の性質から言って、今後はさらに円高が進み、あなたの資産は目減り、円高による不況で給料は減少、マクドナルドのハンバーガーが80円に。つまり、今資金が集まっているとこは、そのまま資金を集め続け、負けているところはさらに醜いことになると。




そもそも円高の逆風以上のペースで資産価格が上がらなければ勝てない相場にも関わらず、年初来マイナスのあなたの銘柄。為替損と株安のダブルパンチでどう考えても負けてるくせに、ブログ上では講釈を垂れるとww。そんなブログが人気なもんだから、ミイラ取りがミイラになる刑に処され、殆どの投資家が損する羽目に。指数に大幅にダウンパフォームしているにも関わらず本までだして布教してww。まあ私は騙されませんが。。。あなた方に必要なのは直感に反することなんですよ。




ユーロドル、月足チャート、上方向がドル安ユーロ高





一番規模の大きい通貨ペアであるユーロドル、吹けば飛ぶスイフラやYENでは小さすぎてドルの流れは分からん。さてこの一番大きい通貨ペアであるユーロドルがアメリカのゼロ金利、無限量的緩和を境にドル安に傾いています。今回のコロナショックに伴う経済損失を財政ファイナンスで補おうとした日米欧各国。それぞれロックダウンなどによる経済活動の停止を補うためGDPの15%から20%ほどを、輪転機を回すことで凌いだのですが、同じ割合なら経済規模の一番大きいドルが一番多く市場に放出される。



当然ながら他の通貨に対して多く刷られたのなら、その通貨は下落する。極端な例えならジンバブエドルだろう。他の通貨に対して極端に刷られたためジンバブエドルは大暴落。最近のゴールドやBTC、株など多くの金融資産が値上がりしているのは、通貨の希釈化によって引き起こされた。言い方を変えれば金融資産が上がったのではなく、ドル、円、ユーロなどの通貨の価値が下がったと言った方が的確だろう。



そんな中でも一番下がったのは、一番多く刷られたドルだ。GDPに対して同じ割合緩和すれば、経済規模の大きいドルが一番多く市場に出回るのは当然だ。勿論この傾向は変わらないため、暫くはドル安が維持されるだろう。そもそも日本もユーロ(ドイツ)も未だに財政規律とか言って緩和を渋っているくらいだから、これは長いトレンドを作る。アメリカが一時的な失業者に毎週1000ドルの給付金を決定した時、日本では各家庭にマスク2枚の給付でしたからね。






経済はちょー低空飛行。そもそもコロナの拡散を防ぐ為には、ある程度の経済的制約は避けられず、普通の経済活動などずっと先。またユーロ圏も10%を超える失業率の中、移民、難民、ブレグジッド問題などを抱え、そこに自国通貨高が重なれば不況は避けられない。今は長い長い不況のトンネルの入り口に過ぎず、一時的な財政ファイナンスというカンフル剤でなんとか動いていられるのが現状。その効果が失われ、円高に傾いた先に見えるものとは。。。



果たして、あなたの保有するドル建て資産が、ドル安の波に逆ってまで利益をもたらすほど上昇するのでしょうか?為替損を補うほどのリターンが期待出来なければ、あなたは資産を減らし続けますよ。





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2020/07/27

【蝗害】イナゴの大群ロビンフッターズ







最近、世界各地を襲うトノサマバッタの大群を耳にした人も多いのではないでしょうか?一匹、一匹は非力だったとしても、チリも積もればとてつもない力を発揮し、農作物を世界的規模で食い荒らす。その数6000億匹とか。因みに2ヶ月で20倍になるとか、ならんとか。。。



ケニア、エチオピア、中東、インド周辺では、すでに穀物の収穫量の大幅な減少が予想され、今後冬から春にかけて2億人が飢餓に瀕するとも言われている。また最近では中印国境を渡り、人口大国の中国でも広まり始めている。



只でさえ人口が多く世界中から食料を買い漁り、資源価格の高騰を招いてきた中国で食糧危機が起これば、さらなる資源価格の高騰は避けられない。食料を海外からの輸入に頼る日本は、現在のコロナ禍による収入の減少と食料価格の高騰というダブルパンチが襲う可能性も。庶民は干上がるのか?




さて、このイナゴの大群、最近の株式市場でも頻繁に見かけるようになりました。そう最近話題のロビンフッド証券。昨年、国内証券でも米国株式の手数料引き下げ戦争が襲ったのですが、その先鞭を付けたのがアメリカの株式売買手数料の無料化の波。その火蓋を切ったのが何を隠そう新興のロビンフッド証券である。





直近の日本でも見られたのですが、コロナ禍による株価の下落で新たなゲームプレイヤーが現れたとか。もちろんアメリカでも同じ光景が見られ、株価の下落やロックダウンに伴う外出禁止で暇を持て余し、政府からの週1000ドルほどの失業手当を片手に参入する新規プレイヤー。そうイナゴの群れのロビンフッターズである。




手数料無料で、AMZNの様な値嵩株でも一株以下の単位の量り売りで買えるため多くの新規参入が見られ市場の流れを変える新たな新興勢力として席巻するまでに。そんな彼らのプロフィールも日本の新規参入者と同様、、、



1、ミレニアム世代の若年層、学生や30代前後のサラリーマン
2、手元資金は5000ドル前後、50万円ほど
3、頻繁に売買を繰り返す
4、流行り物やグロースが好き
5、基本長期積み立て投資には程遠く、短期思考の一攫千金
6、ツイッターなどのソーシャルメディアで情報共有し爆発力を有する





となっている。



そんな最近話題に事欠かないロビンフッターズ、ロビンフッド証券の売買代金の上位を占めるのがTSLAやAAPL、AMZNだ。直近の著しい上昇は記憶に新しい。また倒産したり、上場廃止が決定したにも関わらず、底値からいきなり2倍、3倍と株価が上がった銘柄があったが、あれも売り方の買い戻しではなく、ロビンフッターズの仕業だったらしい。



最近倒産したレンタカー最大手のHertzハーツや、ラッキンコーヒーである。一度死んだ人間の心電図が何の前触れも無くピコンと復活するような値動き。「バリュー?なにそれ?美味しいの?」みたいなテスラの値動き。常識では考えられない値動きの影にはロビンフッターズ有りとまで言われるように。



財務基盤が盤石で世界中で年間1000万台の車を売り2兆円の収益を誇る我らがTOYOTAの時価総額が20兆円なのに対して、週4000台体制で、年間20万台の車を生産したTSLAの時価総額が30兆円。確かに需要に対して供給が全く追いついてないため今後大きく拡大する余地もあれば、月3万台、年間36万台体制へ布石を打っているため拡大が期待されるが、ただの新興の自動車会社の株価が30兆円はないだろ?



TSLA、週足チャート





ひと昔まえまで、一株200ドルほどで取引されていたのはご存知だろう。その当時ですら「20ドルが妥当な水準」や「赤字続きで倒産寸前、2ドルが妥当」などと言われていたのに、19年末のFedによる利下げが終わると共に大暴騰。大台の400ドル付近で法外な値札を付けたテスラ株に対して、プロと呼ばれる大人達が空売りを図ったが、結果は上記のチャートの通り。



もちろんその裏にはロビンフッターズ有りと言われている。圧倒的な資金力や頭脳を誇る大人をイナゴの大群が数の力でまさった瞬間である。最近のTSLA株のボラリティーの高さは頻繁に売買するロビンフッターズとその振動を大きくする増幅装置であるトレンドフォロー型のロボットトレーダー、そして翻弄される惨めな大人達によって作られているのである。



しかし悲しいかなイナゴの大群。一匹一匹は大変非力なため、ロビンフッド証券に口座を持つ投資家の運用成績は以下の様になっている。




1、基本負け越している
2、売買頻度が多いほど運用成績はマイナス
3、レバレッジを掛けている投資家ほど運用成績はマイナス






となっている。wwww。




最近の株高の影にはもちろんロビンフッターズ有りと言われ、ロックダウンの影響をモロに受ける最悪な第二四半期決算もなんのその。「実体経済に則さない株価」としてクジラである大人が仕掛けた空売りを、イナゴの大群であるスイミーが次々飲み込み、スイミーの通った後にはクジラの屍しか残っていない。




殆どの銘柄が低迷している中、ある一定の銘柄と指数だけが堅調な最近の株式市場。ロビンフッターズが買い上がり、それをトレンドフォロー型の機械が追随、残念な大人達の踏み上げ祭りというバカの三乗スパイラルに乗り新高値を目指す。





さて、あなたはイナゴの大群ロビンフッターズをどのように自分の利益に結びつけますか?






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2020/07/26

【悪寒】ブラックマンデーが起こる時






ただの煽り記事っすよ。タイトルで釣られた奴wwww。起こる訳ねーじゃん。こんな金余りで、金利の下落余地が無い時にww。まあアドセンとブログ村のボタン押してから帰ってくれww。



買いの主体である大人がバカンスで居ない夏枯れ相場の到来です。そこに個人投資家の売りが重なり指数は少しだけ下落。まあ最近は上昇のペースが早かったので、若干の調整は避けられません。



2015年の夏場のように、買いの主体が不在で個人のまとまった利益確定や空売りが入れば、大きく動いたとしてもマイナス10%ほどでしょうか?まああの時は利上げが噂されていたので、大きく動く因子があったのですが。。もちろんそこまで動かず日足50日移動平均線や、直近何度か弾かれたその下のSP500指数節目の3000ポイント当たりが目安となりそうです。



いずれにせよ売る局面ではないです。我々の立っている所は今後10年続く上昇相場の入り口です。



SP500指数、日足チャート





週末に掛けて2%ほどの調整です。上昇のペースが早かった銘柄ほど大きく調整したようです。テスラの値動きとかwwww。新興勢力のロビンフッターズなる者とそれをトレンドフォロー型の機械が追随することが一因としてあるようです。



大きく調整するような情勢、局面、チャートパターンでは無いです。そもそも金余りでお前らが慎重な時など下落の幅は知れている。ヤバイなら真っ先に私が逃げますよ。大きく下落する時は、殆どの投資家が『売り』でしか身動きが取れない時で、今はその盤面ではございません。



大きく下落する時はこちらを参照






SP500指数は最高値を目指す展開です。週末売られたものの戻すのも時間の問題です。月曜日から流れが変わるのか、それとも日足50日移動平均線、もしくは節目の3000ポイントまで売られるのか。いずれにせよ買う局面に我々はおり、月末定期が丁度良いのではないでしょうか?



現状は上昇局面で、年始に付けた高値を目指し、その後はダブルトップが意識され、暫くもみ合うか、カップウィズハンドルとなりそうです。もし次の波乱があるとすれば大統領選挙かさらに先のコロナウイルスの感染の第二波でしょうか?



今年の春くらいの流行ならすでに我々は株価が戻ることを学び、中銀や政府の財政出動などである程度安定させることが出来るので、そこまでの下落は期待できないでしょう。しかしもし第二波が最初の流行を遥かに凌ぐ10倍ほどの感染拡大を示せば、相場の不透明感を嫌う性質からいって株価の低迷は避けられないでしょう。それでもリーマンショック後に起こったギリシャショック程度で、株価の値動きは半減です。




毎日10%ほど上下するジェットコースターも好きなのですが、コロナショックも大したことは無かったですね。まあ若干疲弊したのも事実ですが。。最大瞬間風速なら30分ほどで10%下げて戻した2011年5月6日のフラッシュクラッシュ。最低ヘクトパスカルなら一日で20%以上落ちたブラックマンデー。振り始めからの降水量なら半年で指数で半分、為替で2/3、トータルで3分の1になったリーマンショックでしょうか?




今回のコロナショックは記録に残るほどの悪天では無かったのではないでしょうか?もちろんGDPで評価する経済的なダメージはグレートリセッションに次ぐと言われるものの、株式市場は今年も堅調です。絶好の買い場を逃したこのブログの読者は居ないことでしょう。






お勧めの記事、
占い師の予言によれば今年はSP500指数4000ポイントまで上がるとか。。


このオッサン。量的緩和バブルの崩壊で株価が下落すると予想していたのに、株価を反転上昇させたのが、さらなる緩和策とはww。こいつが爆上げを予想するまで上がるww。


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2020/07/23

【ゴールドラッシュ再来】金は1オンス3300ドルを目指す!!






1オンス1800ドル、つまり31グラム当たり20万円ほどの値を付けたゴールドの進撃が止まらない。そろそろ2011年、ギリシャショック時につけた市場最高値も目前に迫る。背景には各国の中央銀行によるゼロ金利、量的緩和がある。一体どこまで上がるのか予想してみる。




なぜゼロ金利、量的緩和でゴールドが上がるのか?もちろん根底にあるのは、皆さんご存知の通り、通貨が希釈化し価値の保存が出来ず下落しているからである。極端な例で言えばジンバブエドルの様に、紙幣を刷りまくれば通貨の価値は下落する。



もちろんゴールドは利息を産まず、企業の様にベネフィットをもたらすことは無い。つまりゴールドを保有する最大の目的は価値の保存だ。ニクソンショックでドルとゴールドの交換が停止されて以降、我々の市場経済は総フロート性で絶対的な価値というものは存在せず、すべて相対的な価値となっている。つまり通貨の価値は為替で動くし、ゴールドの価値も通貨に対して上下する。




そんなゴールドが絶対上がると言われる局面がある。それが、

1、インフレ下

2、ゼロ金利

3、量的緩和




つまり『今』である。つまるとこの通貨(米国債)を持っていると価値が毀損する時だ。もしあなたが賢明な投資家なら、増資に次ぐ増資で新株を発行しまくり、一株あたりの価値が下落しまくる残念な企業の株は買わないであろう。



これは国でも変わらない。日本株式会社がその株式に当たる日本銀行券を発券しまくり、増資に次ぐ増資で価値がドンドン希釈化しているのである。もちろんアメリカ株式会社の株式、インゴッド・ウィートラスト証券も新株発行の増資により価値の下落が止まらない。


ではどうやって資産を守りましょう?簡単である。増資が続く間、他の資産と交換しておけば良い。



ゴールドのドル建て、月足チャート





2011年のギリシャショックで最高値を付けたのが天井で、その後は堅調な経済や量的緩和の終了、利上げの噂が取り沙汰され4年ほどの下落相場。そしてボトムの1100ドルを付けた後は、「そろそろ景気に陰りが出るのではないか?」という期待感から底堅く推移していたが、昨年のFedによる利下げから徐々に上昇していた直近のゴールド。コロナショックによるゼロ金利、量的緩和で遂にエンジン点火に至る。




ではどこまで上がるのか?すでに答えは出ている。量的緩和が終わりを告げるまでだ。量的緩和の出口が見え、金利が上昇し、Fedによる利上げが意識されるまで上がるだろう。具体的な数字を示せば上昇期間は3年弱、価格は3300ドルだ。



金融資産の性質として、下落する時は高値の3分の1、上昇する時は直近の底の三倍と相場が決まっていてだな。ほら「半値八掛け二割引」とかよく聞くだろ?もちろんリーマンショック後のゴールドの上昇相場も直近の底である600ドルほどから三倍の1800ドルまで3年ほどで到達した。歴史は繰り返すのか?





ではゴールドや金鉱株ETFを買っておけば間違え無いのか?大間違えである。確かに現金を保有するよりはマシだが、ゴールドがもっとも価値の上がる金融資産とは言えない。こっから2倍ほどの3300ドルまで金価格が上がったとしても、同じ期間でもっと上昇する金融資産があるはずだ。



直近の傾向を見てみよう。コロナショックの安値からゴールドが30%上昇する間にテスラは三倍、アマゾンやアップルはすでに2倍近くになっている。つまりゴールドが正解とは言えない。金鉱株ETFに至っては、2011年の最高値から随分と低い位置にある。



GDX、月足チャート





今回のコロナショックで資金を投入しそこねた、あのタヌキ爺すら言っている。「金は利息を産まない」。


ゴールドラッシュだからと言ってゴールドを買えば儲かるとは限らない。1848年のカリフォルニアのゴールドラッシュで一番成功したのは、採掘者にテント生地で作った丈夫なパンツを販売したリーバイスだ。


さて、あなたはどの資産を持ちますか?




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2020/07/22

【祝】S&P500年初来プラス、2020年後半の展望









SP500指数はようやく年初来プラスです。まあ年始に買えば80%の確率で上昇して終わるので当たり前なのですが。。。そしてそんなSP500をアップパフォームするのも簡単で、下落局面で多少なりとも買い増ししていれば、一時的に逆行しようとも、今頃SP500を上回るリターンとなっていることでしょう。


まさかこのブログの読者で、株価に踊らされて株を手放したバカや下落に賭けたバカ、SP500指数以下の鈍くさい投資家は居ないに違いありません。「暴落は買いだぞ!!」となんべんも申して来たので、思い思いのところで買い増し出来たことでしょう。バカの選別も終わり、「波が引いた時に誰が裸で泳いでいたのか?」見えたのではないでしょうか?



今後の展望の前に直近の傾向を振り返って見ましょう。未来は直近の傾向と同じ軌道を通るもので、トレンドラインを作るのが大方の傾向なので。。。



まずは10年物米国債金利、月足チャート




チャートは2000年からなのですが、それ以前から30年に渡る下落トレンドの中にあります。イエレン時代のFedによる金利引き上げでトレンドラインの上限を上にアウトブレイクしたのも束の間、今回のコロナショックでものの見事にトレンドラインに引き戻され、またトレンドラインの下限でサポートされました。




上にアウトブレイクした2016年以降、長きに渡る上昇相場を予見した市場は、トランプ減税の波も重なり、大きく上昇しました。それもそのはず金利の上昇とは債券価格の下落を意味し、債券を手放したお金で株を買うという簡単な図式が成り立つため株価を大きく上昇させました。また2019年のFedによるミッドサイクルアジャストメント、景気拡大局面の微調整による金利の引き下げが終了したことで、当方でも幾度と無く上昇する旨を伝えてまいりました。






金利が欲しくて債券を買う投資家なんて居ないんですよ。価格が上がるから債券を買うし、価格が下がるから債券を売る。それだけの事なんですよ。。勿論Fedが金利を引き下げゼロにし、マイナス金利は弊害が大きくなるため、これ以上の金利の引き下げはしないと言っている以上、債券価格がこれ以上、上がるとは考え難く、逆に金利の上昇による下落リスクの方が大きいでしょう。




この金利チャートのトレンドラインの下限サポートは、アジア通貨危機、ネットバブルの崩壊、リーマンショック、ユーロ債務危機、そして今回のコロナショックと歴史と共に歩んできた実績があり、また相場の転換点となってきました。しかし市場はそんな簡単に物事を考えていない側面もあり、未だにダウンサイドリスクを警戒しているようです。それもそのはず常にチラつくコロナの影。



10年物米国債金利、週足チャート




トレンドラインのボトムに達っして以降、横ばいで推移しています。20日移動平均線にも頭を抑えられ、全ての移動平均線が下方を向いている事から、上値は相当重いでしょう。また思わぬ自体が起これば再び金利チャートがトレンドラインの下限にタッチする程度まで株価が売られる可能性もあるでしょう。いつでしょう?



まずは大統領選挙。まあこちらはあまり動かないでしょう。トランプ氏が勝っても負けても、サプライズが足りない。。。一時的に上下に大きく動く程度でしょう。もちろん経済に取っては、個人や企業の足枷である税金が低い方が好ましいので、小さい政府を目指す共和党のトランプ氏が政権を維持した方が投資家にとっては良いのですが。



そして次の波乱の要因はコロナの第二波。緊急事態宣言が解除された日本で再び感染拡大の傾向が見られるものの、心理的なインパクトや恐怖心は、第一波と比較すればそこまで警戒するに値しないでしょう。そもそも我々は慣れる動物なので。。すでに当たり前な日常になりつつあると。



また本当の第二波は別にあり、再び日常が脅かされる日が来る可能性が高いと見てよいでしょう。今が真冬の南半球、ブラジルや南アフリカでは猛威を振るうコロナウイルス。北半球でも11月にでもなれば同様の事態が想定される訳で。また寒さが増せばさらに悪化する1月、2月。



すでに経済回復路線へと舵を切った世界経済。もし経済的な悪影響からウイルスの感染を防ぐ措置が遅れれば、すでにクラスターの種が多く撒かれた現状から今年の3月、4月を上回る爆発的なパンデミックが起こる可能性も無きにしも非ず。そもそも抗体検査で殆どの人が抗体を持っていないという絶望的な状況で。。もちろんサプライズは大きければ大きいほど株価は大きく動くのですが、年初程度なら今日本で起こっているのと同様にサプライズに乏しく株価の動きは限定的となるでしょう。そもそもコロナが蔓延しても株価は戻ることを我々は今回の下落で学んだので。。



一度目は得体の知れぬ恐怖、二度目は倍の感染者や死者でもサプライズは半分程度。「一度目は悲劇、二度目は茶番として」くらいにしか考えていない投資家界隈。余程の爆発力が無ければ大きな下落は望めないか?


まあ大きく動いたら買えば間違いないわな。どうせ上向くまで緩和は続くし、時間が経てばさらに慣れるので。時間ととに抗体の獲得、集団免疫の完成でコロナのもたらすインパクトは薄まる。そのうちインパクトも無くなりインフルエンザ程度の風物詩になり誰も気にしなくなるでしょう。



金利チャートから見える秘めた爆発力。
再び10年物米国債、月足金利チャート




上述の通り、Fedの金利引き下げでボトムに達した金利チャート。しかし経済が上向き始めているのに一向に上がらない金利と未だに何かに怯え、身構える投資家たち。Fedは同時にこれ以上の金利の引き下げは行わないとし、債券に資金が殺到するとは考えにくく、量的緩和で現金をばら撒きながら、経済、株価を下支えする。




もし量的緩和だけでこれだけ株価を上昇させたのに、そこに債券に逃げた莫大な資金が逆流すれば、もちろん今まで起こって来たことと同様の事態となるでしょう。つまり金利の上昇と資産価格の高騰。チャート上のトレンドラインの下限で同じことが繰り返されてきた訳で。。。






安物買いの銭失い、銀行という謎の産業。
どうでもいいけど欧米の日本化が止まらない。金利がドンドン落ち銀行が斜陽産業化。ファイナンシャルセクターと言うよりは、土管設置型のインフラセクターの方に近いし、よほどインフレが問題になるまで上がることは無さそう。サブプライムをばら撒いて居た頃が天井だったか。。そもそも金利が低すぎて食っていけんし、ストレステストや規制なんかでレバレッジも掛けられず旨味が無い。



逆にブラックロックやロビンフッド、アップル、アマゾンなんかは新たな食い扶持を見つけまだまだ行けそう。トレンドは顧客の資金の流れを把握し、その信用情報を売り飛ばすか、自社でクレジットを組ませること。もちろん経済圏を構築したプラットフォーマーは強い訳で。。



資金の流れがドンドン銀行を迂回し、残された業務は低金利の貸出業務で店舗設置費用も賄えなくなりそう。長いこと銀行に行っていない人や、行く頻度が落ちた人も多いんじゃね?まあ融資を引くためなら行くかもしれないが、それ以外は。。窓口もATMも、現金の取扱事態コスト高なうえ、それなりにセキュリティーがいるので。いい加減、脱現金、脱店舗に転換すればいいのに。





投稿の間隔が大分開いてしまって申し訳ない。ほぼほぼ底を取ってずっと堅調でこれといった因子も無く。。書こうにもパソコンもネット回線も不調で書く気も起こらず。決してグーグルのアップグレードによる村八分でアドセンス収入が無くなったからとでは無いですよ。そもそも収入なんて元から無いし、検索による流入も無いし。お金の掛かる趣味はしない質なんで、趣味の為に回線やパソコンを変える訳も無く。。すでに沢山あるのに。。。




お勧めの記事、まあ私には1年以上前からWBKは死亡遊戯だって分かってましたよ。高配当で人気があったようだがww。




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