2021/03/31

【朗報】暴落中の小型グロース、底は近いか?








2月初旬に起こったGMEのショートスクイズ以降、下がり続けて来たARKK系の小型グロース。まず初めに踏み上げられて潰れたファンドの清算に伴う売りで第一段階の暴落。そしてその暴落の余波をまともに受けたのが、大海に小舟で浮いている小型グロースだ。少ない資金でもサクッと動く器の小ささ。直近の高値から3割から6割ほど下落している銘柄が多数だ。




その小型グロースにレバレッジを掛けて買っていた私設ファンドが飛んだとか。実際にこのファンドが買っていたのはCFDとのことらしい。差金決済取引だ。メディアではそのレバレッジが8倍とか言われていたが、私見では上限の5倍だろう。安いところで買っていれば5倍でも積み上げた利益があるので馬鹿なことをやらなければ助かるのだが。。。





大方の予想として、儲かった分で掛け金を上げていき倍プッシュで、バイデン政権200兆円の経済対策が可決した時に倍プッシュしたら、大きく買っていた小型グロースがGMEショックで不運にも下落。今までの儲けを掛け金に全て回してしまったため余力が無く、マージンコールに答える事が出来ずに飛んだのだろう。







はっきり言って資産を増やすのは簡単だ。レバレッジを使えば良い。例えば100万円の資金を1000万円にする過程を見てみよう。




普通に100万円を1000万円にするには10倍の値上がりが必要だ。そこでCFDを使い5倍のレバレッジを掛けてみよう。保有する資産は500万円分だ。この場合100万円を担保に5倍の残高があなたの口座に現れる。因みに株式を保有しているのは銀行で、あなたは銀行に金利手数料を払いながら400万円分の資金、ないし株式を借りている状態だ。




思惑通り株式が上昇し2倍になったとしよう。500万円分の株式が2倍になればあなたの資産は1000万円だ。あら不思議、現物株が2倍になっただけなのに100万円の資産が1000万円に。このやり取りをもう一回繰り返せば、現物株が2倍の2倍、4倍になる間に、あなたの資産は10倍の10倍、100万円で1億達成だ。因みにもっと細かく利益を確定し、証拠金を積み上げればさらにあなたの資産は早く成長する。








つまり一回利益を確定することで証拠金を積みまし、倍プッシュで資産を増やした訳だ。もし証拠金を積み増さずに、初めの100万円だけで1億円を達成しようと思えば、5倍のレバレッジのため現物株が20倍値上がりする必要がある。今回飛んだファンドはこのようにして短期間で資金を積みましたようだ。現物株を保有しているのは銀行のため証券取引委員会に大量保有の報告をする必要がなかったとのこと。





しかし上記の話はすべて物語が思惑通りに展開した場合だ。実際にこのファンドは短期間で莫大な資産を積み上げた様だが、最後はその儲けを全部飛ばしても足りないほどの損失を抱えた様だ。大方の見方として、高値圏で200兆円の経済対策を見込み、そこで証拠金の積み増しをしたら、GMEの暴騰で、それを売っていたいファンドが破綻。ファンドの清算による売り圧力で多くの銘柄が下落。それに巻き込まれる形で今回のファンド、アルケゴスの連鎖破綻が筋書きだろう。





因みに話はアルケゴスの破綻で終わらない。。。アルケゴス保有分の資産を現物株として実際に保有していたGSや三菱UFJ、野村は、顧客に証拠金の支払い能力が無いと見るや。。。。対応は真っ二つに別れた様だ。。GSは即売却した模様。しかし野村は取り敢えず様子見で他の金融機関の出方を見守っていた様だ。そして直近の底値圏で大量の現物株を手放さざる負えず。。取り敢えずざ、ま、あ。。。







GSとか個人、ロビン君は買い方に回ったんじゃね?給付金が出たと思ったら都合よくバーゲンセール。。。毎年ボーナスが3月の終わりに政府から出るとか。。ロビンフッターはこれで2勝目。そしてGSやJPMは、自分で雪崩をおこしそれでサーフィンするのはさぞかし楽しかった事だろう。





さて、なぜ今回の下落の底が近いのか?もちろん今回のファンドの破綻で過剰なレバレッジが解消されたのも理由の一つだが、本当の理由は別にある。私には株価を当てる様な曲芸は出来ないが、私がフォローしている投資ブロガーは『神の目』を持っている事はご存知だろう。それも100発100中だ。今まで外した事が無い。





その神々が全員同じタイミングで沈黙したという事は、よほど弱気だと言うことだ。。結構安いんだから一人くらい強気がいても良さそうなものだが。。。因みに私のフォローしている神々のブログはガジェットのお勧めのブロガーからご覧頂けます。






さて、再びバブルダンスに参戦予定です。思えば相場が加熱していた時にLYFTやUBERを全部売却して以来。そして200兆円の経済対策資金が浸透するのはまだまだ先の話です。懸命な投資家の皆さんは、適当な値頃感から買うような事はせずに、20日移動平均線を超えたのを確認してから少しずつ動きましょう。節目の100の底は硬い様です。



ARKK、日足チャート






お勧めの記事







お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村




0 件のコメント:

コメントを投稿