新年明けましておめでとう御座います。しかしながら新年が週末と重なりいつもより休みが少なく、月曜日から直ぐに仕事だという人も多いのではないでしょうか?5日、6日あたりで土日を引けば若干休みは長くなるのですが。。。そしてこのコロナ禍、仕事があるだけマシだと考える人もいるのではないでしょうか?市場に大人たちが帰ってくるのも今週からです。
まずは2020年の反省から参りましょう。もともと昨年の年始の段階で大幅な上昇を期待しており、結果的に平均的な10%ほどの上昇で終えたSP500指数。そして予想通りハイテク関連は2倍ほどになりました。しかし内情は穏やかではなく、コロナショックによる大幅な下落からのボラリティが高めで通年を終えました。振り回された人も多いのではないでしょうか?
昨年の予想記事
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SP500は平均的な上昇幅で終えたものの、為替を加味した円建てで利益を全て持ってかれた投資家も多いのではないでしょうか?ドル円は10%ほどの円高ドル安となり、10%ほどの株価の上昇を打ち消す結果に。後は如何に安い所で資金を投下出来たかとなりそうです。しかしこのブログの読者の殆どは、昨年の年始の段階でほぼ全力で投資しており、思うように資金を投下出来なかった投資家も多そうです。
2021年の展望は?
さて皆さん今の株価は高いと思いますか、それとも安いと思いますか?はっきり言って安いと思う人はいないでしょう。因みに市場は大方の予想の逆を行くし、私は割安と考えるのですが。。。大統領選前に引かれた資金は大方の予想通り直ぐに戻り、コロナ感染第二波も大方の予想通り株式市場にはあまり意識されませんでした。しかし株価は天井付近で停滞気味、上値も重く、値が飛ぶほど市場に資金は残っていない様子。足元では新型コロナの感染が広がり感染力の強い新株の存在も、それに伴い経済の締め付けも始まり景気は低迷。
また頼みの綱であるアメリカの経済対策は、個人や企業が窮地に陥らないような対策に留め、経済を振興させるための対策は、コロナパンデミック後となりました。経済を回せばそれに付随して人も動くため感染が広がりやすく、アクセルとブレーキを同時に踏んでも双方の効果が弱まるだけで利点は無く、結果的に感染対策が優先された格好です。
風邪の噂によればアメリカでは2000万人がコロナに感染したとか。移民を含めたアメリカの人口が4億人とも言われる中、人口比の5%がコロナに感染した事に。もちろんPCR検査で陽性の判定が出た人数が2000万人で、統計に含まれていない人数も多いのではないでしょうか?また足元で広がるワクチン接種約500万。
ざっと見、人口の10%、4000万人ほどがウイルスに感染したり、ワクチン接種により抗体を有しておりこの数字は増加傾向。また犠牲に成りやすい高齢で病気持ちの脆弱な層から優先的にワクチン摂取が始まっているので、ウイルスの脅威もここらへんが山となりそう。はっきり言って昨年の様な祭りは期待出来ません。
今年の相場は買って買って買いまくれ
市場に残っているのはダウンサイドリスクよりもアップサイドリスク、上昇を指を咥えて眺めるリスクです。そもそも株式市場が上昇する確率は80%だし。またやばくなれば直ぐに政府や中央銀行がお金を刷るでしょうし、リーマンショック以降はこの傾向が顕著です。
しかしこれが新たな火種となるリスクもあり、「どうせ政府が何とかする」という考え方が大きく醸成された今、もしその期待が裏切られれば戦慄のシックス・メイ、フラッシュクラッシュになる可能性も。はっきり言って政府の財政出動は景気への効果は薄く、金融市場にばかりお金が流れているのが現状なので、方向転換も有り得るでしょう(まず無いけど)。
長期的な展望は、おっさん達が「利上げするぞー」と言う頃がワンクッション。そして景気がジリ貧でも利上げを強行しイールドスプレッドが逆転するころが次の下落時期。5年先か?10年先か?まあ間を取って次の祭りは7年後か?失業率が下がって利上げが行われるのはまだまだ先の話。失業率が高い間は緩和傾向が続くでしょう。
今年の予想は
春先までは、経済対策よりも感染対策が優先されるので市場に資金が回ってこず上値は重いか?その後は沸騰経済。中央銀行によるQE(量的緩和)や政府の経済対策を起爆剤に全ての移動制限が撤廃され、今まで抑圧されていた分、経済や金融市場に過剰に流動性が与えられる事に。年末のSP500指数はここから1,6倍ほどの6000を予想(現状は3700)。
移動規制の撤廃により恩恵を受けるハイテク、新興、グローバルな銘柄がお勧め。オンライン会議のZOOMよりはABNB、エアビーの方が面白いかと。またエアラインやLYFT、UBERなどの移動関係や、観光客が戻って来れば地価も上がるのでREITなども良いかもしれません。しかしながらハードよりもソフトの方に比重が重くなり、経済的な価値が見い出されやすい傾向をお忘れなく。
お勧めの記事
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