現在、欧州市場は2%を超える下落幅。そしてNY指数先物は1%を超える下落幅です。コレと言ったニュースは出ておらず、強いて言えば新たに82万人ほどが失業保険を申請したことくらいでしょうか?しかし毎週同程度の人数が失業保険を申請していることから、今回の下落を説明するには至りません。
はっきり言って大統領選も現段階ではあまり関係ないでしょう。郵便投票で混乱が見られ始め、また現職のトランプ氏がさらに劣勢に立たされた様ですが、市場が気にする程の不透明感とは言えません。またコロナウイルスの感染も同様です。
では今回の下落の原因は何でしょう?市場の性質として、より多くの投資家に取って一番嫌な方向へ転がる事が原因でしょう。直近の傾向から言えば、多少下落してもすぐに戻したのを何度も目撃していると、それが永遠に続くかの様に錯覚してしまいがちです。つまり投資家のポジションがパンパンに膨らんでしまったと。。「売り」でしか身動きが取れない投資家も多いのではないでしょうか?因みに大人達はロビンフッターの懐事情を知っています。
SP500、週足チャート
8月末の天井と付せてダブルトップです。また直近の飛ぶように値が上がる三空踏み上げは上昇相場の終盤に出やすい駄目なパターンであることから、相場の転換点を意識した方が良いかもしれません。
取り敢えず下落の目処は、9月の下落で支えられた週足の20日移動平均線になります。暴落は「買い」なのですが、暴落にはほど遠い値札で早すぎます。。今日の寄り付きなんかで動いては駄目ですよ。あんたの相場観なんて当たらないんだから。節目、節目で動きましょう。
さて、9月に一度支えられた20日移動平均線ですが、その後も上昇傾向を維持し、随分と高いところまでやって来ました。そろそろ抜けてもおかしくない時間帯です。取り敢えず昨日、今日の下落は利益確定による下落だとしても、今後の大統領選やコロナ感染第二波による不透明感から若干売られる可能性が御座います。
また身動きが取れない投資家が多ければ多いほど大きく動きます。現金余力にご注意を。もし無いのならば今日の寄り付きで潔く確保することをお勧めします。因みに私見では、もう一度くらいSP500指数3000ポイント付近を見るのでは?と考えております。投資、投機は自己責任で。。
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