金利が再び上昇してきました。それに伴い株価も上昇しNY指数は日足の移動平均線の上を推移しています。果たして金利の上昇トレンドは続くのでしょうか?もちろん金利の上昇は債券価格の下落を意味し、債券が売られ株式が買われやすくなることから、昨日の様に株価も上昇しやすくなります。
何か金利が上がる様な要因があったのでしょうか?強いて言えば、トランプ大統領がホワイトハウスに戻ったことで、再び当選の可能性が増し、経済活動が上向くのではないか?と考えられたようですが、そこまで強い要因とは言えません。
経済活動は低迷し、急にインフレ率が上昇するような地合いでは無いことから、今回の金利の上昇は続かなそう。もちろん経済が加速し、インフレも加速すれば金利は上昇してもおかしくないのですけど。。。
米10年物国債金利、日足チャート
3月のコロナショックで金利は大底の0,4%を付けた後、一時的な反発で上昇。しかし最悪な実体経済を反映し長らく金利は低迷、0,6%から0,8%のレンジ相場でした。しかしながら株式市場は、コロナ対策による資金の流入により大きく上昇しました。
今回の金利の上昇はこのレンジブレイクを試す展開だが果たして?私見では、誰が大統領になっても株式市場は一時的に上昇しそう。民主党が与党になれば300兆円ほどの追加のコロナ対策案が纏まり、再び大きく上昇しそう。また共和党が与党になれば、減税政策が維持される公算で、こちらもアメリカ経済にとってはポジティブだ。
もしこれらを織り込みに行くなら、金利や株式の上昇も十分に考えられるが実体経済にそぐわない。私の持論は「トレンドは続くからトレンドだ」。しかしトレンドはいつか終わりを迎える。
SP500、日足チャート
取り敢えずダブルトップくらいは有り得そう。空売りが多く入っているのでそのくらいの燃料はあるだろうが、上値を追う展開はやはり大統領選後だろう。それまでは方向感は出ないか?
まあ今回の大統領選挙は、郵便投票の結果が出るのに時間が掛かる様なので、あと二ヶ月は見ておくべきだろう。株式市場はコロナショック後8月まで上昇、そして9月は下落。10月は反発し、11月は大統領選が泥試合になり重くなりそう。。
焦って資金を入れる時間帯では無いですね。欧州ではコロナ感染の第二波が始まり再び行動制限がなされ始めました。感染者数が多いのは感染テストを大規模に行っているからであり、感染者数の推移は参考になりません。やはり死者数を確認するべきなのですが、9月の新学期が始まると同時に死者数も増加傾向です。こちらも株式市場に暗い影を落としそう。
NY指数は、日足チャートで移動平均線の上を推移している事から資金は逃げにくい展開が予想されます。取り敢えず再び下に抜けるまでは大丈夫です。金余りのご時世、大きく崩れることは無い公算。細かく取りたいなら、金利が下がり0,6%に近づいたら買い、上昇し0,8%に近づいたら売りでしょうか?取り敢えず金利のレンジブレイクは、期待していないのですが。。
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