ご質問を頂きました。
S&P500が実体を割って終えましたがまだ時間がかかりそうですか?回答、、、
未来のことは絶対分からないし、
株価を当てることは不可能と前置きした上で。
統計的に確立が多い回答としては、、、
1、今回の下落は一時的な下落で、上昇相場は継続。
そもそも10年あれば、指数の勝率は八割。つまり8年は上昇。
常に上昇に掛けるのが資産を最大化する最適解。
2、短期的な下落トレンド、18年2月や年末同様。
景気の明確な後退や、信用の収縮、失業率の上昇は共なわない。
直近の下落トレンドの場合、
アンダーウォーター期間は7ヶ月弱、
つまり、高値を付けた後、下落し、
次の高値を更新するまでの期間が7ヶ月。
18年2月の場合、ボトムを付けたのが高値から約2週間後。
昨年末の場合、3ヶ月。
もし今回が下落トレンドだった場合、
ボトムまで、早くても2週間から3ヶ月。
次の高値更新まで7ヶ月は掛かりそう。
3、景気後退を伴う下落トレンド。
10年に一度くらいの頻度で発生する。
中央銀行の金利操作や政府の政策に起因するジュグラー循環。
企業の設備投資や、個人のマイホーム需要に与える影響が
大きいため、信用創造、収縮を伴う経済の主要波動。
もしGDPが大幅な減速、マイナス成長、2四半期連続の悪化や、
失業率の2四半期ほどの継続的な悪化が見られれば、回復まで時間は掛かる。
この場合、ボトムまでは1年から2年。
高値奪還までは、3年から4年くらい掛かりそう。
今回の下落は2と3の間くらいになりそう。
まず世界中の株式を見渡してもバブルとは言い難い。
そのため「山高ければ、谷深し」とは成り難く、
山は低いし、谷も浅くなりそう。
では「短期的な下落で終わるか?」と聞かれれば、
これも無さそう。長く浅くなりそう。。
周りを見渡せば、いまだかなり楽観的。
ジョン・テンプルトン卿の言葉を借りれば、
『強気相場は、悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。悲観の極みは最高の買い時であり 、楽観の極みは最高の売り時である』
直近2度の下落(昨年2月と年末)で、
投資家も若干、慎重な様子が伺える。
つまり、過去の2度の下落とは違い、
AMZNやNVDAに飛びつく人は、見られない。
殆どが現金余力をある程度残したまま、様子見。
やばいのは、全ての現金を燃焼し、
ガス欠で身動きが取れなくなった時。
この場合、結構な下落が、狼狽売りにより引き起こされる。
今回の貿易戦争による経済へのダメージが顕著になるのは、
早くても、米第二四半期GDP(4、5、6月)が発表される7月末。
現状、悲観でも楽観でもなければ、動く必要はないかと。。。
もし定期買い付けで積み上げるなら、淡々と積み上げればいいし、
安いところで買いたいなら、ある程度現金を残しておけばよい。
でここからは自論。当てにしないで。。。
株ブログを見渡しても、みんな余裕で悲観が聞こえない。
この場合、ボトムはまだ先。。。
それどころか、夏休み前にもう一度くらい
高値を取りに行ってもおかしくない状況。
なぜなら、米中が関税を上げても実体経済に影響を及ぼすのは先。
で実体経済の悪化が確認されるのは、さらに先。
今年後半は暗雲が垂れ込めそうで期待できない。
また再選を狙うトランプ大統領の思惑も。
国のトップなんて、景気が良ければ支持率が上がり、
景気が悪ければ批判され、支持率は下がる。
これ以上、経済を上昇させるのが難しいなら、
一度ハードルを下げ、大統領選を見計らって、
景気を再浮上させ、支持率を上げればいい。
ハードルは低ければ低いほど超えるのは簡単。
来年の3月くらいから、中国と歩み寄りを見せ、
中央銀行にも大幅な金融緩和を迫り、
規制緩和や減税などの政策で、景気を押し上げ点数稼ぎ。
FRBパウエル議長就任前の秘密の御前会議
あっしは取り敢えず現状は様子見。
もし、資金がだぶ付けば、その分だけ買い増し。
買える銘柄は、やはり平均的なリターンが10%程度で、
下落リスクが20%くらいの銘柄まで。
最悪でも2年でリターンをプラスにもっていける。
一年で10%の安全域が確保でき、下値目処がマイナス20%なら、
時間を味方に付けながら、投資するべきだろう。
あっしの予定は今年年末に来年分のNISA枠を埋め、
資金が余るなら年初に全部投入し、後はトランプ頼みかな?
御丁寧な返答ありがとうございました_(._.)_
返信削除いつも更新楽しみにしています。