読者様からのご質問
暴落待ってます。なかなかしぶといですけどBNDで1000$ばっかし+になってますんで気長に待ってます。$資産全部BNDで3分の1後は、円キャッシュで為替は、104円台が底かなと思ってますが?どうでしょう。前にフラッシュ下時の安値には抵抗帯があるように思いますが?あとは、円で3分の2です。
回答、
1、為替の底は分からない。
2、テクニカル的な底は、104、100、90、80、70くらいが反発の目安。
3、安全資産の全振りは資金が少なく、失敗の経験が少ないから取れる戦略。
4、いまの局面ならあながち間違いでもない。
まず為替ドル円の直近の底は年始に付けた104円。ただしこの底はあまり意識されない可能性が高い、あまり強くない支持線。
次に意識されるのが100円。これは2016年の年始の暴落時に到達した領域。2016年の年始は、今と状況が酷似していて、「FRBは今後、利下げや金融緩和に踏み切るのではないか?」と言われていた。そのため、安全資産であるゴールドや円が買われた。この100円の支持線は、ブレグジットショックでも活躍した結構硬い線。しかしながら、トランプ大統領誕生に伴う、減税や規制緩和で状況は一変。再び円安に向かう。
心理的節目であり、311の震災の時の安値から、FRBによる量的緩和の停止に伴う高値までの半分にあたる。半値戻しは非常よく意識される。
次に意識されるのが90円。これは強力に作用する。この90円は実はチャートを見れば一目瞭然だが、過去のトレンドラインのトップにあたる。2016年の年始やブレグジットショックで強力に作用した実績がある。つまり2016年に100円を割らなかったのは、心理的節目だけではなく、このトレンドラインが強力にサポートしたため。
月足ドル円チャート
トレンドラインは語っておられる。このまま行けば、今年年末から来年年始にかけて丁度この水準に到達すると。。。
もしここを割った場合は前回の為替の波の底、80円。私見としては、ここまで押すとは到底思えない。前回の100年に一度と言われた金融危機から、1000年に一度と言われた震災まで、連続して引きを当てるほどの状況にあるとは思えない。
以下の状況を踏まえた上で、ギャンブルをしたいならやはりドル円95円くらいで、安全資産を全処分の、リスク資産どてん買い、DIAへ一括投入くらいが現実的。もちろんそこまで到達しなかった場合は、年末に有無を言わず一括投入。年末には2020年分のNISA枠が開く。1年分まるまるの非課税枠は大きい。その後は月末の定期買い付け。
もちろん90円まで待っても良いが、もしここまで到達しなかった場合の出口戦略が必要。買い付けできずに至っても、損する訳ではないが、確実に資金を入れ、尚且つ機会損失を減らしたいなら、95円か年末のどちらかとなる。忘れてならないのは、現時点での状況分析であり、3ヵ月後には状況が変化する可能性もあること。
今年年末には、2019年6月中旬の現時点よりは、安く買えそう。例え外したり、一時的に損失を出していても、指数なら報われやすい。また損失が出ていた場合は、配当や給料からさらに割安に買い付け出来ることを意味する。この場合未来のリターンは増える。
逆に年末で思惑通り反転しても、含み益が出るので、心理的負担が少なく、悪い思いはしないだろう。まあ未来のリターンは減るし、継続して資金を入れて行く場合、前回より高く買わされることになるので、抵抗感が出て、遅れ気味になり、リターンを減らす運命にあるのだが。。
今年だけ注意して、来年以降は月末定期のドルコストアベレージが関の山。指数の勝率は8割もあるのだし、これをするだけで市場参加者の8割に勝てる。なぜ今年は注意が必要なのかと言えば、FRBの利下げ。これに尽きる。中央銀行に逆らって勝てる訳がない。
今の最高の投資先は円。ちょっと前までドル円が112円とかだったのに、あっという間に107円を割る。「人口減少で経済が落ち目の、円なんて誰が買うの?」って思うかもしれないが、世界中の安全資産を求めるプロが買っている。なぜかって?金利の低い円を調達して、金利の高い通貨で運用する円キャリートレードの撒き戻しが起こるから。スプレッドや金利差が、FRBの利下げで小さくなれば、円キャリートレードの甘みは消える。
そして後で誰かさんがさらに高値で円を買い戻してくれるから。誰だと思う?高値で買い戻すおバカさんは?もちろん業績が悪化した輸出企業。国内の業績が悪化した負担を、海外から資産を戻すことで、手当てする。つまりドル売り円買いに動き出す可能性が高い。まあ今回はそこまで業績が悪化するとも思えないが。もちろん握力の無い、弱小個人投資家の損切りが入り、円に戻す動きも出てくるだろうが、大衆がそこまで大きなうねりを作り出すほどのパニック相場になるとも思えず。。。
最後に、なぜあっしが今安全資産に全振りして、年末どてん買いの、上記と同じようなことをしないかと言えば、一年あれば、10%程の安全域を作れる投資をしているから。つまりここからドル円が10%ほど下落して、95円となった場合の損失分の安全域は作れることを意味する。
しかし、株価が下落した場合の損失分を相殺出来る訳ではない。では、「株価が下落した場合はどうするの?」と思われるだろうが、その場合は、上記の通り、現金を年末か、95円あたりで投入して、その後は定期。現金比率は3割程。つまり、為替分の安全域は運用で作り、株価下落分の損失は、3割の現金比率で補うことになる。つまり為替も株価も上がろうが、下がろうがどちらでも良いということになる。
やはり、「どちらか一方に行ってもらわなければ困る」と言った、質問者様のようなポジションや投資は経験と共に失せていく。なぜかと言えば、経験と共に、相場は投資家の期待通りには動かないことを学ぶため。質問者様が安全資産に全振りできるのは、まだ若く、経験に乏しいため、しかしそれが羨ましい。今回の安全資産全振りは、失敗しても成功しても今回で最後にするように。。。またポジションは極力動かさないこと。
バフェットの言う、SP500が9割で、債権1割がちょうどいい。「ここぞ」という時に、1割の現金で、割安な株式をお買い上げ。まあFRBが利下げに傾く周期が10年に一度とかなんで、普段はリスク資産10割に全振りして、給料、配当定期買い付け。利上げが終わった時だけ、7対3くらいで現金を厚めにもっておけばいいんじゃね?
こちらの記事も、今後の参考に。。
2、テクニカル的な底は、104、100、90、80、70くらいが反発の目安。
3、安全資産の全振りは資金が少なく、失敗の経験が少ないから取れる戦略。
4、いまの局面ならあながち間違いでもない。
まず為替ドル円の直近の底は年始に付けた104円。ただしこの底はあまり意識されない可能性が高い、あまり強くない支持線。
次に意識されるのが100円。これは2016年の年始の暴落時に到達した領域。2016年の年始は、今と状況が酷似していて、「FRBは今後、利下げや金融緩和に踏み切るのではないか?」と言われていた。そのため、安全資産であるゴールドや円が買われた。この100円の支持線は、ブレグジットショックでも活躍した結構硬い線。しかしながら、トランプ大統領誕生に伴う、減税や規制緩和で状況は一変。再び円安に向かう。
心理的節目であり、311の震災の時の安値から、FRBによる量的緩和の停止に伴う高値までの半分にあたる。半値戻しは非常よく意識される。
次に意識されるのが90円。これは強力に作用する。この90円は実はチャートを見れば一目瞭然だが、過去のトレンドラインのトップにあたる。2016年の年始やブレグジットショックで強力に作用した実績がある。つまり2016年に100円を割らなかったのは、心理的節目だけではなく、このトレンドラインが強力にサポートしたため。
月足ドル円チャート
トレンドラインは語っておられる。このまま行けば、今年年末から来年年始にかけて丁度この水準に到達すると。。。
もしここを割った場合は前回の為替の波の底、80円。私見としては、ここまで押すとは到底思えない。前回の100年に一度と言われた金融危機から、1000年に一度と言われた震災まで、連続して引きを当てるほどの状況にあるとは思えない。
以下の状況を踏まえた上で、ギャンブルをしたいならやはりドル円95円くらいで、安全資産を全処分の、リスク資産どてん買い、DIAへ一括投入くらいが現実的。もちろんそこまで到達しなかった場合は、年末に有無を言わず一括投入。年末には2020年分のNISA枠が開く。1年分まるまるの非課税枠は大きい。その後は月末の定期買い付け。
もちろん90円まで待っても良いが、もしここまで到達しなかった場合の出口戦略が必要。買い付けできずに至っても、損する訳ではないが、確実に資金を入れ、尚且つ機会損失を減らしたいなら、95円か年末のどちらかとなる。忘れてならないのは、現時点での状況分析であり、3ヵ月後には状況が変化する可能性もあること。
今年年末には、2019年6月中旬の現時点よりは、安く買えそう。例え外したり、一時的に損失を出していても、指数なら報われやすい。また損失が出ていた場合は、配当や給料からさらに割安に買い付け出来ることを意味する。この場合未来のリターンは増える。
逆に年末で思惑通り反転しても、含み益が出るので、心理的負担が少なく、悪い思いはしないだろう。まあ未来のリターンは減るし、継続して資金を入れて行く場合、前回より高く買わされることになるので、抵抗感が出て、遅れ気味になり、リターンを減らす運命にあるのだが。。
今年だけ注意して、来年以降は月末定期のドルコストアベレージが関の山。指数の勝率は8割もあるのだし、これをするだけで市場参加者の8割に勝てる。なぜ今年は注意が必要なのかと言えば、FRBの利下げ。これに尽きる。中央銀行に逆らって勝てる訳がない。
今の最高の投資先は円。ちょっと前までドル円が112円とかだったのに、あっという間に107円を割る。「人口減少で経済が落ち目の、円なんて誰が買うの?」って思うかもしれないが、世界中の安全資産を求めるプロが買っている。なぜかって?金利の低い円を調達して、金利の高い通貨で運用する円キャリートレードの撒き戻しが起こるから。スプレッドや金利差が、FRBの利下げで小さくなれば、円キャリートレードの甘みは消える。
そして後で誰かさんがさらに高値で円を買い戻してくれるから。誰だと思う?高値で買い戻すおバカさんは?もちろん業績が悪化した輸出企業。国内の業績が悪化した負担を、海外から資産を戻すことで、手当てする。つまりドル売り円買いに動き出す可能性が高い。まあ今回はそこまで業績が悪化するとも思えないが。もちろん握力の無い、弱小個人投資家の損切りが入り、円に戻す動きも出てくるだろうが、大衆がそこまで大きなうねりを作り出すほどのパニック相場になるとも思えず。。。
最後に、なぜあっしが今安全資産に全振りして、年末どてん買いの、上記と同じようなことをしないかと言えば、一年あれば、10%程の安全域を作れる投資をしているから。つまりここからドル円が10%ほど下落して、95円となった場合の損失分の安全域は作れることを意味する。
しかし、株価が下落した場合の損失分を相殺出来る訳ではない。では、「株価が下落した場合はどうするの?」と思われるだろうが、その場合は、上記の通り、現金を年末か、95円あたりで投入して、その後は定期。現金比率は3割程。つまり、為替分の安全域は運用で作り、株価下落分の損失は、3割の現金比率で補うことになる。つまり為替も株価も上がろうが、下がろうがどちらでも良いということになる。
やはり、「どちらか一方に行ってもらわなければ困る」と言った、質問者様のようなポジションや投資は経験と共に失せていく。なぜかと言えば、経験と共に、相場は投資家の期待通りには動かないことを学ぶため。質問者様が安全資産に全振りできるのは、まだ若く、経験に乏しいため、しかしそれが羨ましい。今回の安全資産全振りは、失敗しても成功しても今回で最後にするように。。。またポジションは極力動かさないこと。
バフェットの言う、SP500が9割で、債権1割がちょうどいい。「ここぞ」という時に、1割の現金で、割安な株式をお買い上げ。まあFRBが利下げに傾く周期が10年に一度とかなんで、普段はリスク資産10割に全振りして、給料、配当定期買い付け。利上げが終わった時だけ、7対3くらいで現金を厚めにもっておけばいいんじゃね?
こちらの記事も、今後の参考に。。
暴落への対処法、負けにくい戦い方とは?— 難波のあきんど (@akinainohibi) 2019年6月25日
難波のあきんどの、今日も商いの日々: 大河の流れが変わる時 https://t.co/mT3F85Wfv1
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