2019/11/13

株式市場は上昇相場の起点にあるww



「買おっかな? 売ろっかな?」考えるオバサンww

株式市場に非常に強気なあきんどです。今まで散々危機を煽っていただけに、この身替わりの早さに呆れられそうですが、私が決めた事ではなく、アメリカの中央銀行であるFRBが決めたことですからww。

なぜ今後、株式市場が上昇するのかと問われれば、それはもちろん金利の循環や、景気の循環に起因する。また新高値を更新してトレンドラインの上限に達したことで、相場から飛び降りた投資家が居たのが理由でもある。なんて分かりやすい逆指標なんだww。

まずはこちらの記事を参考に




米中貿易戦争による関税の掛け合いから、一気に供給を絞った弊害から需給が逼迫。今後は逆に供給を増やすために企業の設備投資が増えそう。それこそ企業の設備投資に起因するキチン循環が意識される。約40ヶ月、3年ほどで循環するこの波は、2016年にも景気を減速させ、そして今年2019年にも景気を減速させたが、米第三四半期GDPなどから底打ちが意識される。またそれを裏付ける様にNVDAなどの半導体は息を吹き返している。


今後問題となるのは、「どこまで上昇するのか?」ということになる。もちろん未来を見通すことが出来る水晶玉なんて持ち合わせていないんで、予想になってしまうし、見通しなんて政策一つで反転するので、現段階でということになる。

また今の局面で上昇しやすい株とは、どのセクターなのだろうか?それを知るには、FRBが利上げをすることで大きく下げた銘柄やセクターを考えれば良い。大きく利上げを始めた2017年あたりから遡ってみよう。

10年物米国債金利、週足チャート



トランプ氏が当選してから大きく上げ始めた金利。これは債券が売られその資金が株式に回っていることを意味している。もちろん安全な債券が売られ、相場が一気にリスクオンに傾いたのは、トランプ氏の経済政策にある。

しかしその後相場の流れは一変。2018年の10月ごろから本格化した米中貿易戦争やブレグジット問題、世界的な景気の頭打ち感から、株式は売られ始め債券が買われ始める。米国債の利回りは下落に転じることになる。もちろん国債の価格は上昇。

この国債の利回りが上がり始めたことで売られたのが、タバコ銘柄などの高配当株だ。
BTI 週足チャート




これはBTIに限らず、MOなどでも同じだ。2016年末のトランプ氏の当選で火がついた株式市場だったが、利上げが始まり債券の利回りが上昇することで、債券との競争に巻き込まれた高配当株は2017年の中ごろを高値に下落に転じる。そしてこのタイミングで運の悪い(?)ことにメンソール規制などの規制問題が噴出。

ちなみになぜこのタイミングで規制問題が出たのか?なぜFDA、米国食品医薬品局はこのタイミングで健康問題を持ち上げたのか?世の中は2つに分かれている。支配する側と、支配される側だ。支配者層や大人と呼ばれる立場の人からしてみれば、一般市民に危機を煽って狼狽売りさせれば、資産を安く買い付けることが出来る。そしてその後価格を吊り上げ、他の投資家が飛びついてきたところで、リールを巻き上げるとww。

最近メンソール規制や加熱式タバコの方の規制はあまり聞かないだろう。電子タバコの規制は存在するが。規制が聞かれなくなったと言うことは、支配者側の仕込みが完了したに他ならない。所詮FDAと言えど支配者側の人間で、政治と経済は密接に繋がっている。

また規制の話が聞かれなくなって、時同じくしてFRBの利下げが停止された。この事について「ただの偶然だろう」と考えるには、余りに話しが出来すぎているww。支配者層が示し合わせて政策を作っているとしか思えない。まあたまに、1929年や2008年の様に大衆の流れに巻き込まれることもあるがww。

そもそもの論として、リスクフリーの米国債の利回りがタバコ銘柄の配当利回りと同じなら、そりゃ米国債に乗り換えるわなww。
BTI、配当利回りチャート




2018年の中ごろに10年物米国債の利回りが3%を超えたことで、同程度の利回りだったBTIが急速に売られ始め、株価は下落、そして配当利回りが急上昇することになる。現在はBTIの利回りが7%ほどで、10年物米国債の金利は大底の1,5%を付けた後、反転上昇し1,9%近辺にある。因みにFRBは当面の利下げの停止を示唆している。

今後の株式市場を考える上で重要になるのは、もちろんFRBの金利操作と10年物米国債の利回りだ。まあ何度も言うが支配者層である政権側のトランプ氏も含め、出来レースの展開になりそうだがww。つまり全て支配者層にとって都合の良い様にできているとww。

つまりこう言うことww





その上で、一番現政権に都合が良いのが、景気が良く幅広い支持を得ることだろう。つまり株価は上昇して、不動産などの他の資産価格も上昇。失業率は低く、多くの人が雇用にありつけ順調な生活を送ることができれば、時の政権は支持されやすい。大統領選を睨みFRBは債券市場から株式に資金を流すべく、利下げを停止することで、株価の上昇をお膳立てしている。

次にFRBがいつ動くのかは、不確定要素が強いが、多分大統領選後だろう。足場を固めたトランプ氏は再びパウエル氏と米中貿易戦争を再燃させ、じわじわと中国を締め付けることだろう。もし景気が過熱しているようなら、利上げを行いドルに資金を流れやすくすることで中国から資金を流出させることが出来る。逆に見通しが悪いなら利下げを行い、アメリカ企業が中国からの買い付けを絞ることで、現状のように中国の輸出産業に打撃を与えることができる。

当面の目処として、米国債金利は半値戻しが意識される。つまりそれまでは株式は上がると予想。
10年物米国債金利、月足チャート





もし経済が平均回帰するなら、半値戻しの水準は丁度月足の50日移動平均線にあたる2,3%ほどの水準まで、金利は上昇し、債券価格は下落することになる。つまり今の株式市場の上昇は始まったばかりと言えよう。もちろん債券を売った資金は2%ほどのインフレに削られる現金のままで保管されるとは考え難い。つまり債券を売った資金は、他の資産価格を上昇させるエンジンとしての役割を果たすだろう。

また利下げが無くなったことで、今まで債券との競争に巻き込まれていたタバコ銘柄などの高配当株式は、逆の動きになり易い。投資家は未だに慎重な姿勢を維持し、この流れが続く限り、株式市場はジワジワとした上昇が続きやすい。逆に余りに楽観的になり、値が飛べば上昇相場の終わりを意識する時だろう。

今後は企業の設備投資が戻ってくることで堅調な業績を上げやすい。そもそも金利が一度大きく下げたため、資金を借り替えただけで債務負担は軽くなるので、企業の業績にはプラスに働く。また直近の株価の低迷で株式の償却が捗ったことから、EPSが上がりやすいため、今の株式の価格は上がりやすいと言える。

もちろん指数チャートを見れば大天井に見えるが、そもそも株式は平均的に見て年7%ほどのリターンを残すので、常に大天井にあり、そして2018年2月から低迷していたことを考えれば、その間に貯めたエネルギーは20%ほどの上昇をもたらしてもおかしくはない。



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