2020年の初取引です。NY指数は相変わらず堅調に推移、幸先の良いスタートとなりました。また株式の高値に吊られるように、ゴールドや金鉱株が堅調に推移しています。どこかで見た光景の様な気がしないでもないですがww。
人間だと記憶が曖昧になっていくのですが、的確に同じ光景を探し出し、その後何が起こるのかを確立で計算できるAIは強いっす。確認してみたら2017年の年末の光景でした。当時の株高やAMZN株の熱狂を覚えている投資家も多いでしょう。
ゴールドUSD、週足チャート
その裏でひっそりとゴールドも上がっていたようです。もちろん利上げ局面では金利の付かないゴールドは買われ続けることはなく、2018年年初の株安でゴールドも共に下落。その後、株式は直ぐに値を戻したのですが、その後もゴールドは沈んでいったようです。しかし利下げが意識され始めると大きく上昇しましたね。
まあ小さい市場なので、現状の株式に乗り遅れた資金が割安な資産を探して、直近低迷していたゴールドに辿り着く事は十分に予想できるのですが。。2017年の年初にもまったく同じ光景が見られましたww。三年ごとの風物詩ですww。しかしここまで堅調なのは正直意外です。
ただし長期で資産の形成を考えるならゴールドの投資は良い結果をもたらさないでしょう。リーマンショック後の量的緩和や利下げでゴールドは大きく値を伸ばしたものの、現在はその時の高値を下回っているので、もしゴールドをポートフォリオに組み込んでいた場合、圧倒的なくそパフォーマンスになっていたでしょうww。
ゴールドUSD、月足チャート
中央銀行が紙幣を刷りまくって現金の価値がどんどん減価しているので、供給に制限があるゴールドは通貨価値で推し量れば上昇しているように見えます。実際はゴールドの価値は変わらず、現金が紙屑化しているに他ならないのですがww。
未だ2013年の高値を超えられないゴールド。しかしながら貨幣の価値が落ち続けるならば、新高値を付けるのも時間の問題と言えそうです。やはり次の利下げが意識される時に大きく上昇して高値を奪還しそうなのですが、インフレが加速すれば2006年前後の様な大幅な上昇も期待されます。
まあインフレは弱く景気がここからさらに加速すれば、FRBによる利上げが意識されるため、ゴールドにとっては重石となりそうです。つまり株式以外の選択は無いと言えそうです。
今は株式の下落に賭ける逆張りではなく、トレンドフォローの株式買いが正しい戦略です。そろそろ下落しそうだからゴールドを買って下落相場で資金を増やし、その後どてん買いで株式に資金を入れ大きく資産を増やそうなどと考える局面ではないですww。そんなことすれば確実に痛い目に合いますよww。
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