2020/01/01

謹賀新年、リーマンショック病と2019年経済まとめ





明けましておめでとうございます。いろいろなブログが新年の挨拶と称して2020年の目標や予想などを表明しているのですが、その流れに真っ向から逆らって、まずは2019年の経済を振り返ってみましょう。


今、あなたが立っているとこはどこですか?
もし暗闇の中で、今あなたが立っているところを確認したいのならば、確認出来る方法はただ一つ。あなたが辿って来た道を確認するだけです。暗闇なんで前はもちろん見通せないしww。逆に言えば、今後の道はあなたが辿って来た軌道上に位置すると言えるでしょう。そう、トレンドは継続するからトレンドです。





ちなみに今あなたが立っているところは、1,9%前後ですwww。もちろん10年物米国債金利が未来を計る物差しとなるのですが。過去この金利水準の時に何が起こりましたか?株価はどの様に推移しましたか?


そう言えば読者の方からこんな質問を頂きました。
イールドカーブの逆転からの再逆転が、景気や株価を下落させるのではないかという懸念。そして下落傾向にある米ISM非製造業景況指数。このまま下落傾向が続けば景気は後退するのではないかという懸念。


完全に病気に掛かっていますねww。『リーマンショック病』。多いんですよ、最近ww。相場に規則性など無いにも関わらず、自分にとって都合の良い規則性を探し出しては怯えるという謎の行動パターンww。10年周期だったり、イールドカーブだったり、大統領選だったりと。




そう言えば大恐慌の時にも同じ症状が多数見られたそうです。株価の下落が怖くて現金を抱えたままずっと機会損失を垂れ流し、そしてその後の大上昇を見逃し三振ww。リーマンショックの下落が脳裏に焼きついているようです。トラウマともwww。


治療するのは簡単で三世代またぐ時間により自然治癒させるか、もしくはショック療法です。今ある資金を一括投資して、未来のキャッシュフローも有無言わず即投資。簡単ですよ、心理的には不可能に近いのですがww。ただし指数の上昇する確立は80%です。運悪くババを引いても平均すれば年率7%、ババを回避できれば17%ほどの平均リターンです。


因みに2018年がババだったので、次の10年の勝率は90%ですww。ほぼ年率17%のリターンが約束されているのも関わらず、投資することが出来ないリーマンショック病は怖いww。そういえばハイテク産業に投資するのが怖い『ドットコムバブル病』も多いようで、トラウマになっている投資家が多いようですww。


まずイールドカーブから確認してみましょう。
まずは10年物と3ヶ月物のイールドギャップ




確かにイールドカーブが逆転した時には、リセッションが起こっていたようです。過去を遡ればブラックマンデー前後、ドットコムバブル崩壊からのワールドトレードセンタービルへのテロ、そしてリーマンショックと。まあ短期的に三倍になったグロース株や不動産のバブル資産はいつかは崩れるのですがww。最近だとBTCなのですがww。それ以外はバブル的な資産は見当たりません。




上のチャートからは確かに2019年にも浅いながらイールドカーブが逆転してから、再逆転が確認されます。果たして歴史は繰り返すのか?もちろん繰り返しましたよww。2018年末の株価下落や昨年2019年第二、第三四半期の景気後退局面を忘れたのですか?因みに2018年末の下落幅は20%近くとブラックマンデーに迫る下落だったんですよ。


2018年末の下落は、『リーマンショック病』の患者が起こしてしまったようですww。インターネットやSNSの発展で、過去最高に情報を共有出来る様になったのでww。それにしても患者の数が多すぎww。患者が減ると次のバブルですww。まだまだ患者が多いのが私の精神安定剤ですww。まあ患者が治癒するのが三世代後なのですがwww。


また昨年の第二四半期や第三四半期は経済こそマイナス成長にはならなかったのですが、大幅に成長率は落ちました。この期間が景気後退であったことが確認されるには、もう少し時間がかかるのですが。。経済とは過去を確認する学問なので。2019年第三四半期が過去と言えるには、もう少し時間がかかりそうですが。。。幸いなことに失業率には影響を与えなかったため、回復は早いものとなりそうですが。


ISM景況感は確かに右肩下がりです。




まあISM景況感は大して重要じゃないんでww。



リセッションする確立



過去の傾向はリセッションする確立が下がってから、リセッションすることが多かったのですが、今回は未来から来た男が暴落が起こる事を先に伝えてしまったため、すでに起こってしまいましたww。そりゃ「暴落するぞー」て言われれば、投資した資金は引くし、新たな投資は控えるわなww。

未来からやって来た男



テンツーイールドスプレッド



三ヶ月物で金利が逆転しても関係ないとかww。あなただって三ヶ月の不動産融資を頼んだりしないでしょ?そもそも三ヶ月で払える目処が立つなら、一括で払って銀行に中間手数料を払わないしww。これは国に関しても同じで誤差を調整するためにある三ヶ月物で金利が逆転しようがインパクトは無い。


上のチャートの2年物では微妙ですね。はっきり言って逆転したとは言えない水準ですww。そもそも逆転幅や逆転期間がお金の流れを阻害するダムとなるのですが、これではダムの役目は果たせません。金利が逆転すれば銀行は損をするため傘を貸さないし、その期間が長くなればお金が流れないため、景気はだんだんと落ちていくことになるのですがww。金利が逆転したとは言えないし、バブル的な要素がないのが現状です。



10年物米国債金利、月足チャート



2011年のギリシャショックで債権が買われ金利が大幅に下がりました。しかしその後、金利が上がり始めると株式は大暴騰。そして2016年、当時のFRB議長、イエレン氏が金利を上げると、景気後退の懸念から再び金利は下落。しかしその後、金利が上がり始めると株式は大暴騰。そして直近の2018年末、景気後退の懸念から大暴落を起こし金利は下落。しかしその後、金利が上がり始めると。。。。今は金利が上がり始めた初動ですww。




お勧めの記事です。金利的には大丈夫だけどウォーレンショックが怖いww。


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