2021/07/19

【逃、げ、ろ】BTC超えてはならない一線を超える






これと言った材料を欠く中、先週末NYの流れを引き継ぎ弱かった東京市場。そしてその倍は下げているだろうか現在の欧州市場。もちろんNY指数先物も弱い。そして超えてはならない一線を超えてしまったのがBTCだ。





高値から半額ほどで推移していたが週足の50日移動平均線は割れていなかった。しかし本日その一線を割る。今日は週明けで週末にはまた50日移動平均線の上に戻す可能性もあるが、金融市場全般が軟調で結構弱気。リスクの高い資産に資金が向かう局面では無い事から、直近の安値とは言え買い向かう局面ではない。




BTC、USD週足チャート









しかしながら量的緩和の金余り相場は続く公算で、こういった金利が大きく動き市場が動揺している時こそ安全な資産なら躊躇せずに買いたい。SP500指数に連動する指数ETFなどだ。直近の傾向はリスクの高い資産を売りリスクの低い資産に乗り換えたり、仮想通貨や小型グロースなどを売り現金確保の暴落待ちだ。




さて、BTCに新規参入を計る私ですが、まだまだ高いのが現状だ。BTCの採掘原価を割り、多くのマイナーが撤退しなければその局面とは言えない。例えこの辺で反発しようとも、その場合大きな値幅は期待できない。やはり思いっきり低迷してもらわなけらば困る。








まあ本来大きく下落するなら週末アメリカ時間の未明の出来高が少ない時による機械の売り攻勢やロスカット雪崩に起因するのだが、今回はそれに当てはまらないためそこまで落ちないだろう。。。週末は分からんが。。。まあよく嘘を付くクレタ人が、「クレタ島のクレタ人は皆嘘つきだ」と申しても説得力は無いが。。。




さて、BTCにすでに投資している投資家の皆さん。BTC価格が2万ドルほどで長期低迷する覚悟は出来ていますか?もちろん仮想通貨の取引で利ざやを稼ぐCOINやそれを保有するARKK、しいては小型グロース全般が低迷する覚悟は出来ていますか?日が登るのはまだまだ先の話だ。。。




ああ、SP500指数などのリスクが低い資産に限っては暴落は『買い』ですよ。直近の傾向や量的緩和が続く事からも。






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2021/07/17

【SP500】週末の迷走市場







週末の金融市場は全面安の展開です。また大方の予想通り小型グロースなどのリスクの高い資産の下落が顕著です。原因は細かい経済指標に投資家が敏感になっていることだ。投資家は迷走、株価も迷走、そしてFRBも迷走状態だ。前回のFOMCでFedの発言がタカ派だっただけに、物価指数が少し予想を上回っただけでテーパリングが意識され一気に金融市場は不安定に。




しかしながらレバレッジの解消による下落というよりは、利益確定や持ち株の売却といった側面が強いため、一旦引かれた資金はそのうち戻って来る公算だ。金融緩和により現金の価値が希釈化しているのだから、資産の置き場所としての現金は不適格だ。新たな資金は供給され続けているのだから。。現在買われているのは勿論リスクの低い資産であるSP500指数などに連動した指数ETFや米国債だ。








それが原因で物価指数が予想を上回るインフレを示したにも関わらず10年物米国債金利は下落。以前とは真逆の値動きでインフレが金利を急騰させていたのは対象的だ。しかしながらインフレが顕著であり、テーパリングの開始や利上げが意識されるのなら、遅かれ早かれ金利は上がる。





そもそもFedが行っている金融緩和とは、米国債を市場から買い入れることで金利を低く押さえつける事だ。買うのを止めれば当然米国債は買い手を失いその価値は下落する。つまり米国債の価値は下落し金利は上昇。それがいつなのかは分からないが、すぐではないことだけは確実だ。





なにしろ中央銀行の連中は事態の行方を見極めてから政策を決定したいのだから。インフレや物価の上昇は一時的で暫く経てば沈静化するのか?それともここからさらに加速するのか?ココらへんが天井だが沈静化することなく高止まりするのか?私見では原油価格が上昇し続ける限りインフレは上昇し、高止まりすればインフレも高止まりする。全ては連動しているし、原油とはまさに産業の血液であるからだ。







株式市場はまだまだ不安定な値動きが継続するがじり高傾向が続く公算だ。一時的な急落を交えながら。またリスクの高い資産から指数ETFなどのリスクの低い資産への資金の流れも続く公算で、小型グロースや仮想通貨はやはり危険だ。特に仮想通貨の方は、完全に出来高が薄い週末のアメリカ時間の未明が怪しい。。。




因みに仮想通貨に新規参入を目論む私が、ビットコインに投資するなら当然現状は投資不適格だ。少なくてもビットコインが原価割れを起こし、採掘原価が時価を割り多くのマイナーが撤退。でなければ大した上昇は望めないし、そもそもテーパリングが噂される局面で上がる資産とは言えない。遅かれ早かれテーパリングするんだからとっととやれや。いつだって現金は刷れるんだから。。


BTC、USD週足チャート





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2021/07/15

【悲報】仮想通貨やミーム銘柄に下落の兆し






逃、げ、ろ。一時的な反発も弱く再度下落傾向です。AMCやGME、SPCEなど直近堅調だった銘柄も昨夜は大きく下落し、小型グロース全般が再び弱っている。因みに現状を踏まえれば上がる要因は無い。テーパリング待ちで、経済はコロナによる制限が未だ残り、ここから小型グロースや仮想通貨市場にまで資金が滴り落ちる可能性は低い。ものすごーく低い。




今後上昇に転じるのはかなり先の事となりそう。テーパリングが始まり市場がその環境に慣れ、そして経済が加熱してからとなる公算だ。テーパリングを控えSP500指数が大天井圏にある中で、小型グロースや仮想通貨を買うのは狂気の沙汰だ。リスクの高い資産は例え指数が崩れなくても大きく下落するし、もし指数が下落するならば小型グロースなんかはナイアガラチャートだ。




BTC、USD、週足チャート







はっきり言ってこのチャートパターンはヤバイ。完全に赤信号だ。直近週足の50日移動平均線で何とか踏みとどまっていたがそろそろ限界っぽい。また反発も非常に弱く下落傾向にある25日移動平均線に一度もタッチしていない。誰もこの水準で下落傾向にあるビットコインを買おうなどと考えていない様子で、逆に売り時を探っている投資家が多い。





因みに市場は、多くの投資家に取って一番イヤな方向へと転がる性質がある。もしARKK系の小型グロースやBTCがここから下落すれば痛い事になる投資家も多いのではないだろうか?大天井から半値付近まで一旦落ちた事である程度の資金を飲み込んだようだが、もしここから再度下落に転じればそれらの資金は我先にと出口へ殺到することだろう。次のサポートは2018年頃の天井である2万ドルあたりだ。つまりここから30%ほど下落する可能性がある。




因みに私見ではBTCは採掘原価を割るまで下落する公算だ。現在のマイニングコストは上がる一方で、今新規に始めるならそのコストは1BTCを採掘するのに1,5万ドルほど掛かる模様。これはBTC価格が大きく上昇したことでマイニングが注目を集め、新規参入やハッシュパワーの増強などにより採掘難易度が上がったためだ。








つまりマイニングとは電気代とBTCを交換する作業だが、今までは電気代とBTCをアービトラージをすれば簡単に儲かった。しかし簡単に儲かるなら多くの新規参入が現れ採掘コストは上昇。つまり同じ電気代に対して以前ほど儲からなくなっているのだ。それでも1,5万ドルの電気代で市場価格の3,2万ドルに相当する1BTCが手に入るので、まだまだ採掘難易度は上がる公算だ。



しかしマイニング市場とBTCの取引市場はまったく別の市場だ。勿論取引市場においてビットコインの採掘原価を割ることだってある。下落傾向にある取引市場でチャートにおいての当面のサポートは2万ドル付近だが、加熱するマイニング市場で採掘難易度が上がっていることから両者がぶつかり合うのはやはり2万ドル付近だ。そして採掘原価を割れば、撤退するマイナーが現れその後はじり安の展開が続く事となる。チャートにおいて2018年以降の値動きの様に。。。





仮想通貨や小型グロースが今後上がるとすれば、テーパリングの荒波を乗り越え、実体経済がある程度加熱しそれが金融市場に波及してからとなる公算だ。またリスクの高い資産が上がるのは、SP500指数などの安全な資産の器が満たされて、行き場を失った資金がこぼれ落ち始めてからだ。絶賛低迷中のコインベースの推移から、誰もこんなところでBTCがV字回復するとは思っていない。コインベースの株価が低迷しているという事は、つまりはそう言う事だと。。。






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2021/07/14

【一発目】コロナワクチン接種








私にもついにこの機会が巡ってきました。ワクチン接種。はっきり言って私には必要無い代物だが、今後旅行や病気にかかった時の診察、またマスク着用義務など何らかの制限が課せられるのが嫌で不本意ながら打つことに。事前情報は敢えて調べずに行き当りばったりのぶっつけ本番です。





まずは事前確認でいくつかの質問が。
1、アレルギーの有無?
2、コロナ検査で陽性、もしくはコロナにすでに掛かったか?
3、直近他のワクチンを接種したか?
4、他のワクチンを接種した時に何らかの問題が起きたか?
5、何らかの疾患を抱え医師からコロナワクチンの接種を控えるよう言われているか?




もちろん私には全て当てはまらない。そして一回目か2回目か尋ねられ、一回目だと答え、一応ファイザー製かモデルナ製とあと一つ何だったか忘れたが選択出来たが、選択せずに氏名や上記の質問事項の書かれた紙を渡したら、勝手にファイザー製に丸を付けられすぐさま次のブースに通される。








沢山のブースが置かれ大規模に接種が行われている模様。トヨタ生産方式の完全流れ作業の分業体制で、効率的にワクチンを接種しているようだ。医療従事者が手招きで空いたブースに招き入れ、ブースの中には医療用のゴミ箱と机一つと椅子2つ。そしてトレーの上にはキャップの付いた注射が一本と、打ち終わった後のキャップの残骸。私の前にすでに20人から30人ほどが打った様だ。そして利き腕を聞かれ、それとは逆の腕にブス。




これは憶測だが、貴重なワクチン注射が盗まれたりしない様に、キャップを数える事でデジタル化された接種記録との整合性を取っているのだろう。注射器では無くそのキャップなのは、注射器は悪用されたり誤注射を避けるために、当然すぐに破棄しなければならないからだ。





一人あたりにワクチンを接種する所要時間は1分ほどか?外の行列で20分ほど待たされたが、中に入ってからは早い。必要事項を記入し注射されるまでの時間は5分も掛からなかった。そして注射した人が書類に医療従事者側の必要事項を記入して、そのカルテを受取りパソコンが並んだところですべての情報を共有するためにデジタル化される。そして5分ほど待ってから1回目のワクチン接種が済んだことを記した証明書をもらい終了だ。








外での待ち時間が異様に長かった。まあ接種会場で密集を避けるためなのだろう。注射のあとアナフィラキシー・ショックや何らかの副作用が出ないか確認するため15分ほど待機するように言われたが、当然問題は無し。接種会場はベルトコンベアー方式の大量生産方式だ。なりふり構わず接種している様子。




政府の立場に立ってみれば、経済的な制約が課せられたり、給付金などで支出が大幅に増えたりするよりは、さっさとワクチンを全国民に打ち無駄な支出は減らしたいという思惑が垣間見れる。公にはされてないが一般的なワクチンと同様、コロナワクチンの接種は一発5000円ほどではなかろうか?そこに国保などの保険が適用され2000〜3000円ほどと病気の時などの初診と同程度の値段だろう。




多分製薬会社はワクチン一発あたり1000円から2000円ほどで卸していしるのではないだろうか?それでも動く金額は莫大で5億人が2回打てば、10億回のワクチンが必要で1兆から2兆の金額が動く。因みに世界の人口は80億人だ。日本の人口は1,2億人だが、仮に1億人が2回打つとしても2億回のワクチンが必要で、ワクチンの卸値だけで見れば1000〜2000円だが、医療従事者に支払われる報酬や使い捨ての注射器、会場の手配に掛かる費用が3000円で、概算だと5000円の2億回分。




国民全員摂取の費用が1兆円は高いのか安いのか?もちろん政府の経済的な負担は、国民にワクチンを打った方が遥かに割安だ。国民全員に10万円配ったり、事業者に大して給付金を配り続けるよりも一人あたり2回の注射で1万ほどの費用の方が遥かに割安だ。そういった経緯もありワクチン接種はもちろん無料で、政府の方針としても出来るだけ早く済ませたいらしい。また医療従事者に掛かる負担が軽減できれば、五輪の方に回せるという下心も透けて見える。








どこにワクチンを打つか密かに期待していたが、もちろん点滴の様に静脈に打つ様なことは無く、また皮下でも無く一般的なワクチンと同様筋肉注射だった。よって暫くは左腕が重いし筋肉痛の様な痛みを伴う可能性も。また副症状として風邪のひき始めの様な症状である倦怠感や疲労感が現れる可能性も。





実際次の日はダルいし左腕は筋肉痛の様な痛みが。個人的には血栓が出来るとかでその悪名を轟かせたアストラゼネカ製にチャレンジしたかったのだが、ワクチンの選択肢として存在しませんでした。日本はなんだかんだ言って先進国なので金の力でよりリスクの低いワクチンを買い上げ、アストラゼネカ製は後進国に援助用途として押し付けたのだろう。。





まあコロナウイルスは一本鎖のRNAウイルスなんですぐに形を変えるため、ワクチンなんて気休めでインフルエンザ同様完全に感染を防ぐことは無理なのですが。。。皆さんはもうワクチンを打たれましかた?ワクチン接種の翌日には何らかの副症状が現れましたか?風の噂によれば2回目のワクチンの方が副症状が重いらしい。怖や怖や。






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2021/07/12

【朗報】SP500指数は高値街道爆進中






先週末の急落も大方の予想通りすぐに戻しSP500指数は場中で再び高値更新です。しかしながら値動きに軽やかさは無く、高値警戒を意識する投資家の慎重な行動が読み取れます。慎重な投資家が多い間は地味ながらじり高傾向は続きやすく、逆に市場が楽観的過ぎたり値が飛び始めたら危険な合図です。




堅調なSP500指数と対象的なのが仮想通貨や小型グロースなどのミーム銘柄だ。現状はこれらの銘柄まで資金が滴り落ちる様な相場環境に無く、暫くは弱い値動きとなる公算だ。しかしながらワクチン接種が進み障害が無くなれば、経済は加熱し金融市場も強気になる。それがいつになるかは分からないが、ある程度市場が資金で溢れかえるまでは小型グロースまで資金は滴り落ちない。




市場はシャンパングラスで作られたピラミッドと同じ階層構造だ。小型グロースのグラスは最下層に存在する。そして一番上がSP500指数などの安全で安定したグラスとなる。またグラスの大きさも上の階層ほど大きく、下の階層に行けば行くほど小さくなる。つまりSP500指数などのグラスが大きすぎて下の階層まで資金が滴り落ちないのが現在の市場だ。しかし下の階層のグラスは小さい。少しでも資金が流れれば直ぐに溢れかえる。








テーパリングまでの道のりは険しい。前回のFOMCでFedはテーパリングに関して議論を始める事を発表したが、直近のインフレが一時的ならばテーパリングをする必要は無く、雇用の最大化や経済の正常化が優先だ。バイデン政権が一時は声高に増税すると言っていたが、最近それが聞かれなくなったのも、コロナで傷付いた雇用や経済の回復を優先したためだ。





バイデン政権によるコロナ経済対策で、一時的に金融市場は大きく盛り上がりインフレは加速、そして経済も加熱していくかに見えたのも遠い昔。数ヶ月前の春先の出来事だが当時の情勢なら増税案も間違いでは無かった。しかし市場の移り変わりは早い。現在はインフレは一時的であるという見方が優勢で金利は低下。そして雇用や経済の回復は穏やかで、未だコロナによる何らかの制限が存在する。




まずは金融の正常化であるテーパリングだが、そこまでの道すら果てしなく遠い。大義名分であったインフレが一時的ならテーパリングを急ぐ必要は無い。インフレが安定するようなら、次にテーパリングが意識されるのは実体経済が加熱した時だが、そこまでの道筋が見えないのが現状だ。もちろん金融の正常化が先で利上げや増税はそのまた先になるため、現在のテーパリングや利上げに怯えた金融市場もそのうち実体経済の加熱で自信を取り戻す公算だ。





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2021/07/08

【超速報】お前ら、暴落は買いだぞ!!







欧州、NY指数先物、仮想通貨市場ともに暴落です。背景にあるのは直近急速に高値を駆け上がった事で、高値警戒感や利益確定売りに押され若干の調整は避けられません。また米新規失業保険申請件数がコロナショック以降最低水準となり、テーパリングの時期が早まるのではないか?との観測から、ただでさえ不安定な市場の動揺を誘った様です。




今回の急落は不安定な市場のスキを付いた空売りが原因で、そこに高値で買われた資産の投げ売りが加わった模様。恐怖指数が大きく上昇したのが先物取引市場の盛り上がりを示している。しかし空売りならこの量的緩和の金余り相場のなか、週末を持ち越す確率は低いと見る。







つまり遅かれ早かれ戻す。テーパリングで疑心暗鬼に陥った市場では、こういった急落は頻繁に起こるのですが、一時的な調整で終わり相場の転換点を示すものでは無い。つまり下落相場に転換はせず、上昇相場の中での一時的な調整で『買い』の局面だ。当面の目処は日足の25日移動平均線、そして50日、75日と続く。。。




暴落待ちに暴落無し、量的緩和は継続してんだから大して落ちねーぞ。不安なら一日の値動きを観察した引け間際に動きましょう。良い子は早く寝ろって事だよ。場中で気を揉むのは時間の無駄。。



SP500、日足チャート







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2021/07/07

【小型グロース】ミーム、レディット銘柄が軟調です









ボラリティが高いが爆発力が大きいことで根強い人気を誇る小型グロース。その小型グロースの代表格とも言えるミーム銘柄やレディット銘柄が軟調な展開です。今年の年始に短期的にゲームストップ株が大暴騰したことで、同じ様な銘柄を探す動きが継続してきたが、今日はそのGMEやAMC、ARKKなど小型グロースが大きく下落している。




背景にあるのは質への逃避だ。つまり質の良い金融資産であるGAFAM.COMやSP500、10年物米国債などに資金が集まっている。ドルの番人が「祭りは終わりだ」と言っているのだから当然だ。そして6月のFOMCが迫る中でこの傾向が顕著に現われていると言えよう。前回のFOMCでFedがテーパリングの議論を開始することを発表し、利上げ時期の前倒しを示唆した。





これらの威力は絶大で、直近のインフレに拍車を掛けるような投機資金を抑制し、また投機的な資産市場である小型グロースや仮想通貨などへの資金の流入も絞られる事に。それ以降原油は横ばいだ。テーパリングの示唆は、言い方を変えれば「そろそろ祭りも終わりだ」とドルの番人が言っていに他ならず、もし聞かな無いのならお仕置きをすると言っている訳だ。







真っ先に反応したのが10年物米国債金利で、利上げ時期の前倒しが示唆されたのなら金利は上がりそうなものだが、実際は金利は前回のFOMC以降下がり続けている。質への逃避で10年物米国債が買われていたり、また金利の下落は債券価格の上昇を意味するため、上がるから買い買うから上がる正のスパイラルが働いているがこれだけではない。





これはテーパリングが示唆されたことでインフレ圧力が沈静化し、それに伴い金利の上昇圧力が和らいだためだ。つまり直近の大幅なインフレが10年物米国債の金利を上昇させたが、今回はFedの圧力によりそれが逆に働き、インフレの沈静化が金利を下落させた訳だ。





さて、ミームやレディット銘柄はFedのお仕置きタイムで終わりなのか?これは私見だが暫くは上値は重い。相当重いと見る。なぜなら逆にもし値が再び飛ぶ様に上がるなら、すぐにテーパリングや利上げが意識されるため急落するからだ。しかしながら上がり続ける株も無ければ下がり続ける株も無い。








テーパリングまでの道筋はかなり遠いと見る。今回のFedの圧力でインフレが和らぐなら、そしてある程度投機資金の流入を防げるのなら、テーパリングの必要も無いし利上げの必要も無い。つまりテーパリングも利上げもインフレを抑制するために行う必要は無い。当然Fedはインフレの行方を見極めたいし、見極めてから次の一手を考えたい訳だ。インフレ圧力が弱まればテーパリングを急ぐ必要は無く、次の一手まで時間が掛かる。




しかしながらインフレが抑制されているからと言って、経済が加熱してくれば話は別だ。ある程度経済が温まってくれば惰性で進むのだから量的緩和はその役目を終える。早ければ年末、遅くても2022年度中にテーパリング、つまり段階的な量的緩和の縮小はインフレが抑制されていようとも行われる公算だ。経済は惰性でも進むのだから加速し過ぎないよう、速度を調整するのは当然だ。



さて、上述の通り暫くは小型グロースの爆発に期待は出来ないが、実体経済が加熱してくれば行き場を失った資金が市場から溢れ出る。その溢れ出た資金が吹けば飛ぶ小さい金融市場に流れ込めば、今年の年始に起こった様なことが再び起こり始める。アメリカ独立記念日を迎え金融市場も夏の休暇だ。実体経済に本格的なトレンドが出るのは9月からとなる公算だ。加熱してくるのか?それとも再びコロナにより制限されるのか?






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2021/06/30

【ざまあ】現代の奴隷Uber配達員に丸査の手








皆さんは現代の奴隷と呼ばれる職業をご存知でしょうか?低賃金の労働と言えばコンビニや飲食店のバイト、工場の派遣労働者などが一般的で、方や最低賃金だったり、一方は期間雇用でボーナスも退職金なども無い、ギグワーカーが誕生する以前に現代の奴隷と言われた職業だ。





しかしレーストゥーザボトム、底辺への競争は留まるところを知らない。派遣労働やバイトをも上回る奴隷労働がウーバー配達員だ。法の抜け穴とも取れる個人事業主として契約しフードデリバリーを行わせる。報酬形態はUberの言い値で勝手に改悪されることもしばしば。





そして待ち時間に報酬はもちろん発生せず、社会保障も皆無。もし転んだりでもして稼働出来なければ次の日から無職で失業保険も無く医療費も自腹。また数をこなさなければ売上が上がらない報酬形態により配達員の運転は危険になりがちで高速道路に侵入したなんて話も。









つまりウーバーの配達員の仕事とは、低賃金、危険、事故やケガの補償は無し、個人事業主なので職を失った場合の失業手当も無し。現代の奴隷に相応しい労働条件ではなかろうか?そんな奴隷労働者に今度は東京国税局の報酬調査が。保証は何も無いにも関わらず税金だけはキッチリ納めろとのお達しで、確定申告を怠っている配達員を炙り出す目論見だ。






ウーバーイーツとは現代社会を二極化した縮図とも言われている。Uberの運営やその利用者は、富豪層だったり高給取りのプログラマーやマーケティングだったりと社会の上位層だ。そしてそれを供給する飲食店の店員や配達員は世間の最下層だ。特に配達員の方は。。。






しかしながら誰にいくら報酬が支払われたかは明確に記録に残っている。つまり国税局にとっては簡単に脱税、もとい申告をしていない人物を炙り出せる訳だ。Uberに配達員の報酬などについての情報提供を求めれば良い。Uber側も断る理由などは無いだろうし、個人情報がウンタラカンタラで断るとも思えない。。









もちろんUberだけではなく、その他のフードデリバリーを兼務して配達を行っていても逃げ道は無い。Uberだけの報酬が少なくても、Uberでデリバリーを行っていれば、他のフードデリバリーのアプリも使って配送をしていると見るのが当然だ。つまり丸査は、他のフードデリバリーの運営にも同じお達しを出したり、Uberの報酬を申告していない人物の銀行口座を銀行に開示させ、他のフードデリバリーから受け取る報酬を調べ上げる事も可能だ。





因みに奴隷労働と言われるフードデリバリーの配達員だが、中にはゲーム感覚で熱中しかなり稼ぐ強者もいるらしい。その額日2万円以上とか。300日稼働すれば年収600万で、サラリーマンの平均年収が450万と言われるなか、ちょっとしたサラリーマンの年収を凌ぐ。サラリーマンなら天引きで税金や社会保障費を徴収されるが、配達員は自己申告の確定申告だ。ちょろまかそうとする奴がいても不思議ではない。




サラリーマンなら毎月の給料から社会保障費や所得税が天引きされ、手取りなら年収450万から2割〜3割ダウンの330万円前後か?まあよく聞く月収26万で手取り20万、年2回のボーナスが合計で4ヶ月分とかってやつだ。それでも450万の年収なら十分勝ち組だ。夫婦二人で稼げば1000万近くになるのだから。。。










そもそも平均は450万だがこれは実情を表しておらず、実態はさらに醜い。バイトや派遣労働者などの低賃金労働者は含まれておらず、また役職の付く高給取りや経営者層に引っ張られた数字だ。つまり普通のサラリーマンなら30代後半でも月収22万の手取り18万とかもザラで、ウーバーイーツなんか使う余裕が無いどころか飲食店にすら行けず、信用口座を使って優待タダ取りとかをして、何とかおこぼれにあづかるくらいが関の山だ。






さて、今回の記事を読んで私は関係ないと考える人が殆どだろう。しかしグーグルのアドセンスを使って稼ぐユーチューバーやブロガーも人ごとでは無い。いつか同様のお達しがグーグルに来てもおかしく無く、また楽天やアマゾンのアフィリエイトでもそれは変わらない。




すでに日本の人口の10分の1にあたる1000万人が何らかの形でギグワークをしていると言われている。ちょっとした不用品をネットを通して販売したりだとか、記事を書いて何らかのサービスを利用し販売したり、仮想通貨のマイナー、またフリーランス契約で案件をこなしたりだとか。すでに「私だけは関係ない」では済まされないのだ。








今回はたまたまウーバーの配達員だっただけで、大本営の台所事情は火の車なのだから取れるところから取るしかない。また税金を取るにしてもコストパフォーマンスは重要で、取れる税金以上に調査費用が掛かるなら取り立てに会う可能性は少ない。




しかしウーバーの配達員の様に運営に報告させるだけで済むようなら、今後真っ先に白羽の矢が立つだろう。。まあそのうち配達報酬なども源泉徴収され、確定申告で取り戻す様になりそうだが。。アドセンやアフィリエイトも。。。




それにしても、いくら取り立てやすいからとは言え、日雇いと変わらないウーバーの配達員に国税が目を付けるとは。。。ただでさえ不安定な生活なのにさらに不安定になってしまう。まあ殆どが申告の必要すらない微々たる報酬で、ウン百万も年収で稼ぎ、なおかつ申告していない配達員なんて大して居ないだろうが。。居ないよね?  






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2021/06/28

【10年物米国債】金利低下でナスダックや小型グロースに資金が集まる







SP500指数は横ばい。ダウや欧州は若干の下げ。そしてARKKやナスダックなどのハイテクや小型グロースは金利の低下に後押しされる形で堅調です。年始に大天井を付けた後、低迷し続けていたARKK。TSLAこそ高値で売り抜けたものの、その資金でコインベースを買い付け仮想柄市場の暴落と共に自滅したキャシーウッド氏。果たして返り咲く事は可能なのか?





TSLAは一時高値から30%ほど下落し600ドルほどだった株価も現在は若干値を戻している。問題はCOINで、現在の堅調な市場にも関わらず仮想通貨と共に低迷を続けている。上場初日に付けた最高値から一時半額まで落ちたが、現在もなべ底を這う様な値動きで、全く上昇するような気配が無く、またビットコインなどの仮想通貨市場の暗い未来を暗示しているとも言える。





コインベースの上場に際し、目一杯値を釣り上げられた仮想通貨。そしてそれを果敢にも買い向かったARKKのキャシーウッド氏。NY証券取引所やユーロネクストを傘下に置くコンチネンタル証券やナスダック証券取引所など、名だたる取引所を差し置いて時価総額でトップに立った新興の取引所であるコインベース。








ARKKに占めるCOINの割合は、直近の値下がりもあり3%ほどと小さいが、10%ほどの割合を占めるTSLAなども暫くは上値を追う展開にはならなそう。逆に上値を追う展開になればすぐにテーパリングや利上げが意識され急落するからだ。





それでも市場は加熱しているとは言い難く、慎重な投資家が多いうちはじり高傾向が続くため、ダブルトップを試す展開は十分あり得る。また次に上値を追う展開になるとすれば、ひとまずテーパリングの荒波を乗り越えてからとなる公算だ。





ARKK、保有割合トップ10






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2021/06/27

【To the moon】SP500は年内6000ポイントへ









今年も半分が終了し、SP500指数は年始の3700ポイントから4200ポイント付近まで上昇している。500ポイントほどの上昇でこれは15%ほどの上昇にあたる。因みに私は年始の段階で今年は60%ほど上昇すると予想しており、6000ポイントも射程圏内だと記事にしている。





すでに15%ほど上昇したということは、残すところ45%ほど上昇すれば年始の水準から60%の上昇にあたる6000ポイントという事になる。この予想の根拠は、昨年もコロナショックの大底から60%ほど上昇しており、今年も同程度の上昇が可能だとみているからだ。





昨年と今年の大きい違いは何なのだろうか?ゼロ金利や量的緩和は昨年同様継続し、そして政府による財政出動も昨年と同等かそれ以上のものとなっている。バイデン政権が上院、下院と両院を抑えたことで法案が通りやすく、かねてから政府の関与を強める大きい政府を目指す民主党が政権を取ったことで今後政府の支出がますます増える公算だ。








クリーンエネルギー投資やインフラ投資として400兆円ほどの予算を掲げ、またコロナの経済対策としてすでに200兆円の予算は別に成立している。それらのお金は、今年前半の緊急事態宣言により流れが滞っていたが、ワクチン接種が進むに連れ市場に流れ出す見込みだ。




今年前半は欧米日本を含め、世界中で外出禁止や外出自粛の流れから経済が低迷していたが、今年後半はワクチン接種が進み、またコロナウイルスの存在が得体の知れぬ恐怖からすでに日常へと変わりつつあり、外出に怯えたり臆する事無く、経済活動への制限が無くなると予想している。




未だ何らかの制限を受けている業界や企業も多いだろうが、もし経済活動がコロナで停止する前の水準まで戻れば株式市場は一体どうなるのだろうか?テーパリングがより意識され落ちるのか?それとも堅調な経済に牽引されさらに上昇するのか?未だに慎重な投資家が多く市場が疑心暗鬼な時は、私は上昇すると踏んでいる。そもそも市場とは多くの投資家の逆を行くものだからだ。まあヤバくなれば真っ先に私が逃げますよ。。





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2021/06/24

【S&P500指数】場中で最高値更新です







FOMC前後で一時的に下げたSP500指数だが、やはり大方の予想通りじり高傾向が続く展開です。先週のFOMCで、量的緩和の出口戦略にあたるテーパリングに関しての議論を開始することを発表し、また利上げ時期に関しても前倒しになる可能性を示唆したFed。それに伴い一時的に株式市場は不安定になりました。




しかしながらこれらの発表は、一旦は市場に圧力を加える形となったものの、それでも現状の量的緩和とゼロ金利政策は維持され、金余り相場が続くことから市場のリカバリーは早い。現状維持が続くのだから当然行き場を失った資金が株式市場へと押し出され、暫くはじり高傾向が続く公算だ。





今後の市場は、もし経済の加熱次第ではテーパリングの時期が早まる可能性もあるが、Fedの観測通り直近のインフレが一過性だった場合、テーパリングまでの道のりは遠い。現状の経済が活況なのは、量的緩和によって溢れ出たお金が、外出制限により使いみちがなく個人の財布で滞っていたが、ワクチン接種により急激に動き出したからだ。








つまり個人の購買力がもっとも高かったのが直近の傾向で需要は急増。しかしながら外出制限などにより製造面に制限が加えられる形で供給が逼迫し受給ギャップが発生。今回の短期的な高インフレに繋がった訳だ。インフレも、カンフル剤によって活況を呈する経済すらも一過性の可能性があるのだ。





さて、じり高傾向は継続する公算だが、不安定な市場も続く。テーパリングが意識されるたびに先週末の様な急落をするが、量的緩和マネーにより比較的早期に回復。しかしながらもしじり高傾向だったのが急騰し始めたら危険だ。現在の情勢から考えれば急騰が続く可能性は低いからだ。





ARKKや小型グロースがまた上がりだすも仮想通貨は慎重な値動きで、溢れ出た資金はもっぱら株式市場に向かっている様子。次のキッカケが何なのか?いつなのか?は分からないが吹けば飛ぶ小型グロース。どちらへも大きく動く。何かあった時に最初に動くのはリスクの高い資産からであることをお忘れなく。





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2021/06/23

【悲報】今年もすでに半分終了な件








6月も残すところあと一週間で、今年もすでに半分が終了です。あなた達は今年最初の半年を有意義に過ごすことが出来たでしょうか?まさか投資なんかに没頭して人生を棒に振っている残念な読者は居ない事でしょう。まあこの記事を呼んでいる時点で察しが付きそうですが。。。




残念なおじさん達の貴重な時間がどんどん削られて、寿命ばかり失っていくなんて事にはなりたくないものです。投資でいくら金持ちになろうが、貴重な時間を失っては本末転倒。時間を得るために投資をしましょうよ。お金は失ってもまた稼げば良いのですが、失われた時間は絶対に戻って来ませんよ。









人生の貴重な時間を嫌いな人と一緒に過ごしたり、嫌な事をしながら過ごしたくは無いものです。あなたは今の仕事や伴侶と過ごす事に満足をしていますか?それとも貴重な時間を嫌な事のために費やしてはいませんか?例え明日があなたの人生の最後の日だったとしても悔いなしと言える様な人生でしたか?はっきり言って嫌いな人と過ごしたり、嫌な仕事をしながら生きるのは時間の無駄だ。





投資ブログの読者層は30代以上だとか。この年になると1年が過ぎるのが昔に比べて随分早く感じるという人もいるのではないでしょうか?事実、10歳の子供が感じる1年と60歳の大人が感じる1年では、同じ1年でもその体感にかなりの差があるとか。。。




60歳の大人の1年は、それまでの生涯の1,7%ほどの時間にあたる。しかしながら10歳の子供の1年はその生涯の10%と、同じ1年でも6倍ほどの差になるのだ。つまり10歳の子供の1年は60歳の大人の6年分にも相当するのだ。もしあなたが今60歳前後なら、10歳だった時に比べて時間が立つのが6倍くらい早く感じませんか?6年ほどの時間の経過が、子供の時の1年ほどの時間の経過だった様に感じませんか?









因みに今30歳だと、10歳の子供だった時と比較して3倍ほど時間の流れが早く感じるはずだ。時間の流れは残酷だが平等だ。10歳だった時に感じた1年ほどの時間は現在の3年にあたる。そしてあなたが直近1年に浪費し、二度と帰ってくる事の無い時間は、10歳の時の3年分にもあたるのだ。





また同じ年代でも見た目以上に老けて見える人がいる一方、その逆で見た目以上若く見える人がいるのも、時間の使い方やその性格が蓄積されて出来上がった姿だ。「人の顔はその人の歴史」とも「目は口ほどにも物を言う」とも。。。どんな人が若く見えるのか?ここで説明しなくてもある程度は想像が付くでしょう。例えば好奇心や積極性だったりと。あなたはその想像に近づくべく、努力をするべきなのだ。





もしこの記事を読まれて時間が勿体無いと感じたならば、それはきっと限りある時間を嫌な事に割かれたり、嫌いな人と過ごしたり、また有意義に使えていないからではないでしょうか?60歳になってからでも出来る事を今やり、今しか出来ない事をやらない人生は損ですよ。一度失われた時間は帰って来ないのだから。またせっかくこの記事を読まれたのなら、何か新しい事にチャレンジしてみるのは如何でしょうか?





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2021/06/21

【朗報】NYは週末の下落をすでに回復









テーパリングに向けた議論が始まり、また利上げ時期がFedの申告よりさらに早まるのではないか?と言った思惑から下落した先週末。しかしながら現状は何一つ変わらず、ゼロ金利、量的緩和が維持されているためNY株式指数の回復も早い。ただし、資金が引かれるのは勿論リスクの高い資産からだ。




大きく下落したBTCや日経平均など、まずはリスクの高い資産から資金が引かれている模様。それでも日経ならダウが好調ならある程度はすぐに値を戻す。問題は高値から随分値を落とした仮想通貨や小型グロースだ。市場が不安定になると真っ先に下げるのがこいつらだ。







テーパリングや利上げに伴う不安定な相場が、どの程度までリスクの低いSP500指数などの銘柄まで波及するかは未知数だ。また大きく下落している小型グロースや仮想通貨などもどこまで下落するのか?いつまで下落するのか未知数だが、経済が堅調な証であるテーパリングや利上げは、そのうちこの疑心暗鬼に陥った金融市場に自信を与える。過剰とも思える熱狂と共に。




テーパリングに伴う不安定な相場から、堅調な実体経済が市場を牽引する業績相場までの道のりは平坦ではない。暫くは上下に大きく揺さぶられる相場が続く公算だが、それでも紙幣が希釈するなかで相対的に全ての物の価格は上がるため、ボラリティこそ高いもののダウやSP500はじり高傾向が続く公算だ。




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2021/06/17

【Fed】FOMC会合と今後の展望







昨日行われたFOMCの結果は、Fedは若干の軌道修正を余儀なくされ、また行き過ぎたインフレや投機熱に対して釘を指し、経済の不確実性を限定させる結果となりました。大方の予想通りインフレを牽制しつつ雇用は下支えする、経済の安定と雇用の最大化の両立を図った形。




Fedの利上げ予想は従来より若干早まり、またテーパリングに関しては議論をする段階にないとしてきた従来の主張をあらため、今回から量的緩和の出口戦略に関して議論をして行く事に。背景にはワクチン接種が進み雇用情勢に改善が見られ、また行き過ぎたインフレに対しては、経済の安定化を目指すべく市場に圧力を加える結果に。




従来から若干の軌道修正を行った今回のFOMCの発表を受け、米10年もの米国債金利は上昇し株式市場は下落するものの反応は限定的。すでに直近の値動きから今回のFedの軌道修正はすでにかなり織り込まれていたと言えよう。









さて、今後の展望は不安定な相場が継続する見通しだ。利上げ時期が早まるとの見通しを発表し、テーパリングに関しての議論を開始することを決定した今回のFOMC。しかし実際には現状維持で何も変わらず、Fedの今後の対応は市場や経済次第で、もし弱い指標が出れば金利は低下、株式は上昇。強い指標が観測されればその逆の値動きとなる直近の値動きがそのまま継続する公算だ。




テーパリングの議論を開始することを発表し、それを市場に少しづつ消化させ織り込ませることで金融市場への影響を限定し、また利上げ時期の前倒しは今後の経済の加熱次第ではさらに前倒しになる可能性を含ませることで、市場に対してFedの意向にそった形で市場運営がなされるよう投資家に忠告したと言える。




今回の決定を受け我々投資家もまた軌道修正を行うべきで、量的緩和の金融相場で何でも上がった相場は終了し、今後は企業の業績が株価を左右する業績相場へと移行して行くことに。またインフレを加速させるよなコモディティへの投機熱も、その加速度が上がりすぎないよういつでもブレーキを踏める事が示された格好だ。








金融緩和の出口戦略を模索する結果となった今回のFOMCだが、裏返せば経済が堅調になりつつあることをFedが認めたと言える。また我々もそれを踏まえた投資行動を取るようFedに促された格好だ。それでも量的緩和は依然縮小されておらずそのまま続き、いつ行われともとも分からないテーパリングや、さらに早まる可能性のある利上げ時期などを考慮すれば、不安定だがじり高傾向な市場が続く公算だ。




直近のプチバブルで大きく上昇したARKKやTSLA、BTCあるいはロビンフッター銘柄、レディット銘柄、ミーム銘柄よりはある程度業績が伴い、しかしながら置いてきぼりを食らっていたGAFAM.COMなどの業績の拡大も見込めるが安定もしているNASDAQ系の大型株など、詰まるところのSP500指数に投資すれば量的緩和の出口局面という不安定な市場の揺さぶりに耐えつつ、未だ続く量的緩和の恩恵をもっとも受けやすいと言える。




私ですか?テーパリングで市場が不安定な間に、次に市場が加熱する時を見据え、いつその時期が訪れるとも分からない小型グロースを少しづつ集めて行くつもりです。まあ短期的にはSP500に勝てないだろうが、景気のひとサイクルに置いて現在は三合目あたりだと踏んでいるからだ。つまりテーパリングに怯え多くの投資家が慎重にならざる負えない時に、その逆を行く行為だと言える。






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2021/06/16

【FOMC】とっとと寝ろよ!!






寄り付きの値動きなんて全く当てにならないFOMC。議長のパウエル氏の発言次第でどうとでも動くからだ。私に唯一分かるのは、テーパリングが今回のFOMCで決定されることは無い事くらいだ。事前に織り込ませる発言がない状態で、急に市場を恐怖のどん底に陥れる悪魔の様な仕打ちだけは無い。




ただし今回のFOMCあたりからテーパリングに関して議論の余地があり、またテーパリングを市場に織り込ませる準備を始めても良い頃合いだ。そしてもし以上の様な発言があった場合に市場はそれをどう受け止めるのか?またその発言がなかった場合に市場はそれをどう受け止めるのか?








寄り付きの株価なんかを眺めていても意味は無いことだけは確かだ。今夜は早く寝てNY市場の引け間際に株価を確認した方が懸命だろう。統計上のアメリカ経済は堅調に見えるが、コロナショックによる外出禁止の傷痕は深い。観光地、繁華街などは以前の姿には程遠い。未だに人々は外出や旅行、人混みを控えたり避ける傾向にあるからだ。





つまりテーパリングの議論を今後Fedが行っていく可能性もあれば、未だFedがテーパリングに関しては時期尚早と考えている可能性もあるからだ。病人に対して一時的なカンフル剤を打って見せかけだけは元気に見えるのが現在の世界経済だ。表面上の動向にはFedも私もパウエル氏も騙されない。もしカンフル剤が切れたり、欠いたりでもすればどうなるかは火を見るより明らかだ。





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2021/06/14

【BTC】ビットコインが4万ドル奪還です







FOMCを目前に控え市場全体が冴えない中、BTCが大幅続伸です。背景には、またTSLAのイーロン・マスク氏の発言があったとのこと。一度はTSLA車のBTCでの支払いを取りやめたTSLAだが、BTCのマイニングによる莫大な電力使用を、クリーンエネルギーに代替え出来るなら再びBTCでの支払いを認めるとの事。





再びTSLAがBTCでの支払いに対して可能性を含ませたことで仮想通貨市場は大きく反応。直近のARKK系や小型グロースなどの反発も相まって、市場は再びバブル的な要素を含んで参りました。それでも今年年始の水準は遥かに上で、テーパリングを控えた市場にそこまで上昇出来るほどの余力が残されているとは思えず、想定以上に量的緩和の縮小が早まれば、現状のバブル的な要素も相まって急落すらありえる展開だ。





一番の問題は今回の上昇は継続するのか?それとも一時的な反発で終わってしまうのか?小型グロースなどと共に、再びBTCは最高値を目指すのか?もちろん再び上昇に転じ、最高値を目指す可能性もあるが、現時点でその確率は低いと見る。テーパリングを控え暫くは上下に大きく動くが横ばいで推移する公算だ。大きくジャンプするためには人間も相場もバネも同じで、一度膝を曲げ身を落とす必要があるのだ。





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2021/06/13

【Fed】今週はFOMC、テーパリング示唆か?








金融緩和の出口戦略はいつだって手探りだ。今がその適切なタイミングかどうかは誰にも分からない。そう、後になってみないと適切だったかどうかわからないのだ。言い方を変えれば後からなら批判するのも肯定するのも簡単で、どうとだって言える訳だ。つまり未来のことは絶対に分からないと言える。




しかし分からないからと言って、手をこまねいて静観するだけではいけない。連邦準備制度の責務として、雇用の最大化と経済の安定の両立を図らなければならない。さて、皆さんもご存知の通りコロナショックの影響で失業率は増大、しかし以降の金融緩和でインフレが進み経済は不確実性が増している。




そして今Fedが岐路に立たされているのは明白だ。雇用を取るか、経済の安定を取るか?失業率がまだまだ高い水準にある中、現状のインフレを抑制するために量的緩和の縮小を行えば、失業率が高止まりし景気が中折しかねない。逆に雇用を最大化させるためにインフレを野放しにすれば、物価高騰や投機熱により経済を不安定にしかねるだけでなく、問題の先送りは来たるべき事態の深刻度が増すことを意味する。日頃からアイキャッチ画像に使用しているリーマンショックだ。









現在のFedは、雇用のためにインフレを黙認するか、インフレを抑制するために失業率を黙認するか選ばなければいけないところまで来ている。また金融市場も同じことを考え、Fedの今後の政策に影響を与えるであろう、ちょっとした情報が出るたびに金利が大きく動き、この事に敏感になっている。





ドル経済圏により達成された、ドル建てによる自由貿易と世界秩序。ドルの供給を管理するFedは世界の中央銀行と言える訳だが、その頭取であるパウエル議長だって人の子だ。出来るだけ事態を見極めてから政策を決定したいし、出来る限り効率性を追求したい。例え両立しないとしても、出来る限り経済を安定化させ雇用の最大化を目指したいのだ。





我々が今どこに立っているのか誰にも分からない。すでに経済は軌道に乗っており、量的緩和の縮小に耐えられるほど強靭で雇用は今後も増えるのか?それとも経済は未だに脆弱でテーパリングなど行えばたちまち逆戻りしてしまうのか?我々が唯一分かるのは辿ってきた軌跡だけだ。









分からないなら取り敢えず何もせずに、もし何かした場合の市場の反応を見極めたい。つまりジャブを打ってみる訳だ。もしテーパリングを示唆した場合に市場はどう反応するのか?もし示唆しなかった場合に市場はどう反応するのか?またその具体性も重要だ。どの程度具体的な内容となるのか?




直近までのFOMCでは、テーパリングにまったく言及してこなかった。今はテーパリングに関しての議論をする時期にあたらないと。ではその時期とはいつなのか?そろそろ出口戦略に関して議論する頃だと考えるのは私だけではないはずだ。つまり適切な時期にテーパリングを行うための議論を始めるべきだと。。。




今週15、16日の日程で行われるFOMC。もし上記の発言がなされた場合、市場はどう反応するのだろうか?それは直近の市場の値動きが全てを物語っている。不安定な値動きだがじり高傾向で、Fedの政策に関与しそうな情報が出るたびに大きく動く相場だ。そして金利が上昇すれば株式市場は重くなり、金利が低下すると株式は上昇。テーパリングの示唆により動いたとしても一時的だ。現状は惰性でも動くのだから。。。









ここからは私見だが、すぐにテーパリングは行われない。今はそれを市場に織り込ませ始める時期だ。まだまだワクチンを打っていないアメリカ人も多く、また世界中で見ればワクチンを打っていない人が殆どだ。この状態でテーパリングを行えば、溢れ出たドルのお陰である程度体裁を保っていられた脆弱な国が打撃を受け、それがアメリカにまで波及するからだ。




もう少し景気を加熱させ、惰性でも十分上昇できるところまで助走を付けてからでないと量的緩和の縮小は行えない。世界はまだ病み上がりと病人の狭間で量的緩和に押されて歩いているのが現状だ。押す加減を弱めればすぐに失速してしまう。しかしいつまで押すのか?どの程度まで押すのか?今議論を始めなければ、暴走するまで押してしまう事態になり兼ねない。




具体的なテーパリングの言及は避けながらも、議論の余地があることを認めるなら今がその時期だ。そして市場は短期的には反応するだろうが、その程度は直近の値動きからすでに織り込まれているため戻す。今は動かない事が懸命だ。休むも相場だ。不安定な市場に付き合っても振り回され、疲れるだけで得る物より失う物の方が大きい。。





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