金融市場は全般的に軟調な展開です。株式は再びインフレが嫌気され反落。しかしながら米10年物国債金利が反応していないので売りは限定的です。もしインフレが嫌気されるなら金利は上がり、債券価格は下がって然るべきではないでしょうか?
これはFedの低金利政策がインフレにより軌道修正性されるのではないか?と市場が考える反面、現在進行系で量的緩和が行われており、双方の板挟みで動けない状態が現在の米10年物国債金利に反映されている。そして直近のFedの主張は、高い失業率をかえりみ、暫くは緩和傾向が継続されるそうだ。
今後株式市場に起こりうる事とは?
もしFedが軌道修正をした場合、一時的に株式市場は下落するだろうが、長期的にはプラスに働く。もし利上げが示唆された場合、まずコロナショック以降の低迷する経済から脱却した事を意味し、今後も力強い上昇が期待出来るからだ。そしてインフレ下の利上げはもちろん適切な措置であり、物価の安定は経済の安定をもたらす。
しかしFedがこのまま緩和傾向を継続した場合は、インフレにより経済は不安定化するが雇用の伸びを下支えする。株式市場は、インフレが意識(利上げが意識)される度に小さいクラッシュを起こすが、基本的には上昇は継続する。そもそも利上げされるよりも、インフレの状態の方が株式はより大きく上昇し、バブル化の懸念すらある。
つまりどちらにせよ指数で運用されているなら株式を手放す局面ではない。現状は、雇用の最大化と経済の安定化、このどちらかをFedが選ばなければならない局面だ。詳しい記事はコチラ。
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そして今日もっとも弱い市場が仮想通貨だ。ビットコインは一時20%を超える下落幅で、そうそうにして高値から半値で週足50日移動平均線で一旦は反発している状態。下落の要因は、中国政府がさらに仮想通貨を規制するとの報道がなされたためだが出処は不明。すでに禁止されていたような気がするが。。。何か悪い大人たちの悪意を感じないでもないが。。
暴落前のBTCUSD、週足チャート
そして多くの仮想通貨取引所にアクセスが殺到し、サーバーがダウンしている様子。はっきり言って不安定なジェンガ状態だった直近のBTC。暴落の理由をテクノキングとか中国政府のせいにする向きがあるが、もしこれらが原因だと思うなら、あなたは投資家を辞めた方が良いだろう。
不安定なジェンガが倒れ始めたのに、ピサの斜塔状態で済むはずが無いし、重力に逆らって再び元の状態に戻る訳がない。不安定なジェンガが一度倒れ始めれば、倒れきるまでは当然ながら継続する。そしてその倒れ始めたジェンガ状態だったのが直近のBTCだ。つまりイーロンや中国政府が何を言おうが結果は変わらなかったと言える。それをイーロンや中国政府の責任とするのは大きな過ちだ。投資家を辞めた方がいいレベルの間違いということだ。
今後のBTCは暫くは、反発やデッド・キャット・バウンスを繰り返しながら底値を模索する動きとなりそう。なぜならまだまだBTCを抱えている投機家が多いし、また直近の下落で買い向かった資金も滞留している。つまりこいつらが諦めるまで下落の余地はくすぶり続ける。BTCは終わりだ、と言われるようになり低迷。そして誰も見向きもしない時が絶好の買い時だ。
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