2021/05/14

【金曜日】週末前にショートの手仕舞いで一旦反発









インフレの上昇を嫌気して大きく売られた週前半から打って変わって今日は全面高です。直近まで大きく売られていたARKKなどの小型グロースも今日は一旦反発しているが、ショートカバーの域を出ない弱い反発で、多くの銘柄が直近のマイナスをカバー出来ていない状態。




ARKKなどの小型グロースやラッセル、ナスダックなどリスクが高い資産クラスは、日足の移動平均線の下で推移しているため、本格的な上昇はまずここを抜ける必要がある。しかしながらSP500やダウは引き続き底堅い展開が期待出来そうだ。金余り相場や中央銀行の緩和的なスタンスなどの世相を反映し、インフレ懸念による大きい下落もダブついた資金に一旦は飲み込まれた形。





米10年物国債金利もインフレを見越して一旦暴騰したものの(価格は下落)、落ち着きを取り戻し小康状態。また跳ね上がった恐怖指数も戻している。インフレが高止まりすれば、また金利の上昇が嫌気され市場が不安定になる可能性がある。









しかし今年に入ってから同じような局面に何度か遭遇するも、SP500とダウは上昇し続けている。なぜなら通貨価値が下落しており、相対的に他の資産が上がるからだ。またインフレや金利の上昇も、何度か同じような局面に遭遇し続ければそのうち慣れる。しかし市場が再び過熱するのは時間が掛かりそうだ。




昨年秋に大きく買われたGAFAMなど大型ハイテクグロース。AAPLやAMZNはその当時の高値を未だに超えられず。その後大型グロースを暴騰させた資金は新興市場など小型グロースなどSAASやSPAC、マリファナなどの銘柄を何倍にも急騰させる。しかし2月のゲームストップ祭り以降は、それらの資金は、小型グロースやARKKから抜け出し、仮想通貨市場へと巡る。




小型グロースは市場が小さいため少ない資金で暴騰、暴落とななり、仮想通貨市場はそれらの資金を吸い寄せた。その仮想通貨市場もCOINの上場で一旦は高値を付けた感。短期的な利ざやを狙う資金も最終的に幅広い銘柄に分散され、SP500などの指数に吸収された様子。次SP500が溢れ返り、そのこぼれ落ちた資金が向かう先はどの市場となるのか?







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