2021/05/20

【朗報】市場の過熱感薄れる








昨年のコロナショック以降、多くの資産クラスを暴騰させていった緩和マネー。しかしながら直近のインフレ懸念で調整を余儀なくされ下落、年始の過熱感も随分薄れました。慎重になった投資家が多いため暫くは上値は重たいが、それでも今引かれた資金の行き着く先は株式市場である確立が高い。インフレ下では現金の価値が目減りするため、それ以外の選択肢を取らざる負えないからだ。





コロナショック以降まず初めに暴騰したのがGAFAMなどの大型ハイテクグロースだ。個人に支給された給付金が株式市場に向かい、上昇するから買われ、買うから上がる株式フィーバー。またコールオプションのレバレッジを掛けた買いで、売り手がヘッジの為に多くの株式を買わなければいけない状況を作り出し暴騰に拍車を掛けた。



参考








しかし暴騰は続かない。その後GAFAMなどは現在まで続く横ばい。投機的な資金の受け皿になったのはモメンタム銘柄のGMEや小型グロース、バイデン政権誕生による政策関連銘柄だ。今年の2月頃のGME株のショートスクイズ騒ぎは記憶に新しい。しかしそれらの銘柄も一通り資金が一巡した後は祭りも終了。いっときの過熱感は幸福と共に消えていった。




世紀のショートスクイズ









そして次の投機資金の担い手に上がったのが仮想通貨市場だ。仮想通貨取引所大手のコインベースの上場で、今後もますますクリプトコイン市場が盛り上がるかの様な幻想を見せ、ビットコインを初め多くの通貨が暴騰。そこに拍車を掛けたのがイーロン・マスク氏などのインフルエンサーだ。




しかし仮想通貨の熱狂も短命に終わり現在に至る。一通り様々な資産クラスを暴騰させたがやはり平均回帰、どの資産クラスも然るべき価格に戻って来た感。つまり多くの資産価格が調整したことで、市場にあった過熱感も随分薄れたと言える(個人の見解です)。


BTCはヤバイ







今回調整したことで、多くの暴騰暴落した資産クラスをさらに買い上がろうとする気運は薄れ、慎重な投資家が多くなったのは間違いない。過熱し過ぎた市場に冷水を浴びせるには十分な調整で、コロナショック以降投資を初めた投資家達に自分の頭で考える重要さを教えるには十分であった事だろう。




さて、下落傾向の株式市場が今後どうなるかは分からないし、金融市場は往々にしてオーバーシュートするものだが、過熱し過ぎている資産クラスを買い上がったり、落ちるナイフを掴みに行くのは全く勧めない。しかしながら慎重な投資家が多い時や、悲観的な時こそ資金を入れて行くべきだ。そう暴落は買いだぞ!!!




あっ、BTCは週足の50日移動平均線あたりまで引き付けましょう。暫くは週足の25日と50日移動平均線に挟まれた展開となりそうです。







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