2021/05/16

【XOM】パレスチナ問題再燃で爆損モービルの時代到来か?









世界の燃料庫とも言われる中東、そして中東の火薬庫イスラエルでまたパレスチナ問題の再燃です。もともとは一つの宗教でアブラハムの宗教とも言われるジュイフ、クリスチャン、イスラム。そのアブラハムの宗教の聖地であるエルサレムでイスラエルとパレスチナの対立が再び激化。





対立の発端はイスラエルの建国の日(1948年5月14日)が迫りパレスチナ人への取締を厳しくしたことだ。そこにイスラム教のラマダンで苛立っていたパレスチナ人が抵抗を初め、自体が激化。パレスチナの過激派組織ハマスがイスラエルへ向けロケット弾を飛ばし、報復としてイスラエルがパレスチナを空爆する。





世界や国連は制止を求めるが、紛争は始めるのは簡単でも、止めるのは難しい。すごーく難しい。引くに引けないし、相手が攻撃してくるのにコチラは何もしない訳にはいかない。イスラエルはもちろん国連の制止を拒否。後ろ盾にジャイアンがいるので引く理由は一つも無い。またパレスチナはイスラエルを包囲するようにアラブ人が連帯しているのでコチラも引く理由は無い。









そこでもはや定期とも取れる対立の激化が中東戦争だ。つまり構図はイスラエルの建国から何一つ変わらず。アラブ連合 対 ジュイフ連合だ。因みにオイルショックは1973年の第四次中等戦争が発端だ。当時のアラブ諸国で構成されるOPECがイスラエルやアメリカ、その同盟国(NATO)への原油の供給を渋ったのが原因だ。



つまりイスラエル寄りの国へ原油の供給を断つことで、イスラエルへの加担を制止しようとした訳だ。当時の世界の原油の8割が中東原産だ。原油の100%を中東からの輸入に頼る日本は、真っ先に混乱しトイレットペーパーが店頭から消える買い占め騒ぎが発生。あれから半世紀、コロナショックでまたトイレットペーパーが店頭から消える買い占め騒ぎが2020年に発生。




国民性というものは変わらない。パレスチナとイスラエルは半世紀たっても対立を続け、それに加担するアラブ諸国や欧米。それを見てパニックに陥る我らが日本人はトイレットペーパーの買い占めに走る。半世紀ぐらいじゃ国民性は変わらない。やれやれだぜ。








脱石油とは何だったのか?カーボンニュートラルとは何だったのか。もはや我々のDNAに条件反射として刻み込まれたのが、中東が不安定になると原油が上がるというこの構図。脱石油とか言ってんだったら原油の依存度減らせや。もちろん減るどころか、核への依存を減らすために化石燃料への依存度は増すばかり。




コロナショックで産業需要も個人需要もパッタリと無くなり実需が消えた原油。一時期原油先物がマイナス価格になった事で世間を賑わせ、「まさか原油価格がマイナスになるはずが無い」と踏んだ投資家に地獄を見せることに。そして原油価格はマイナス50ドル付近まで下落し、1バレル、160リットルの原油を引き受けると処分費として50ドル貰える石油輸入国の日本が歓喜する自体に。




もちろん当時の日本も実需がサッパリ消え、石油は安いけどすでに受注した分がダブつき、沖合にあるタンカーまで満タンの状態で、石油は安いが入れる器がない状態。そりゃ下がる度にナンピンしていればそうなるわな。。だれもマイナス価格になるとは思わんし。







日本では原油先物に手を出している投資家は少ないが、世界第二の消費国で、世界第一位の輸入国である中国は、原油がマイナス価格になった事で多数の投資家が飛んだとか。。。ざまあ。。だが私が先物の口座を持っていたら爆死していたことだろう。。笑えない。。。




足元で進むワクチン接種。コロナからの脱却で復調しつつある経済と財政出動のやり過ぎでドルが紙くず化し、インフレが進み結果としてコモディティの価格が急上昇している。もちろんコモディティの上昇やインフレの恩恵を受ける資源関係の銘柄は潤っている。




そこに追い打ちを掛けるかもしれないのが、中東の不安定化だ。戦争は経済を潤す。良くも悪くも戦争で儲かる企業はゴマンとある。死の商人と言われようが戦争はビジネスだ。もちろん我らが爆損モービルも儲かるくちだ。まさか期待通りにしっかり火に油を注いでくれるとは思えないが。





高配当株はお終いと言われて久しい今日この頃。それでも未だに根強い人気を誇るXOM。直近の流れから、次の投機資金はBTCなど仮想通貨からコモディティやその関連銘柄に流れる可能性も。どうでしょう?






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