急にNY指数先物が下落した要因が、30年物米国債の金利急落、安値更新。
10-year U.S. Treasury yield (^TNX): -2.9 bps to 1.461%
30-year U.S. Treasury yield (^TYX): -5.1 bps to 1.916%
金利が落ちたということは、安全資産の債権が買われていることになる。10年物の金利も遂に1,4%台に。SP500の利回りが2,0%ほどなので、0,5%の金利差があるにも関わらず米国債が買われている様子。これは今後の見通しに悲観的になっていることを意味し、0,5%の金利差なら、リスクフリーの米国債が選好されている。
10年物米国債、金利、週足チャート
今の金利水準は、2016年6月のブレグジットショックの時の水準。市場はかなり悲観的になっていると言えるが、NY株価指数は今だに高値圏にある。今後はボラィティが高くなりそう。この状況はあまり落ち着かない。
10年物米国債、金利、月足チャート
ここ20年一貫して金利は落ち続けている。これはインフレが沈静化し、経済も低成長で推移しているため。今の水準は過去最低で、この水準で2回ほど反発しているが。。。ここを割る頃にはかなり荒れそう。もちろん反発する可能性もあるし、一時的に反発するだろうが。
個人的にはこの水準になる頃には、かなりNY指数は下落しているだろうと踏んでいたが、予想なんて当たらない。もしSP500が下落していた場合、この金利水準はキリが良いため、資金を入れようと考えていたのだが。。今のSP500の水準では高すぎて買えない。Fedの利下げで株高を予想する声もかなりあるので、悲観の色合いが強くなるまで待つことになりそう。。
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