2019/08/07

速報、原油暴落、底を試す展開




原油は一時5%を越える下げ幅。直近の安値である51ドルを試す展開。ここを割った場合は週足の42、そして16年年始の原油が大暴落した29ドルとなる。XOMは70ドルを割りここ1年の大底である65ドルが目標。もし景気後退により需要が落ちれば、16年年始の大底が目安に。今は安易に手を出す時ではなく、もちろん私はここでは動かない。。売ってしまったXOMを買い戻すのはもう少し先になりそう。

原油ドル建て日足チャート




現状は景気こそ崩れてないが、かなりの減速傾向。また第三四半期は6月1日より引き上げられた追加関税の影響をモロに受けるため、輸出入である貿易が、GDPに悪い影響を及ぼす可能性が高いとみる。また株価は短期的には需給で動くが、長期的には業績に収斂する。つまり今後株価が一時的に上がっても、業績が悪化すれば足を引っ張られる可能性が高い。投資家心理が悪化し株価は下落傾向だが、株価を下支えする堅調な業績や、好調な経済はすでに失っている可能性が高い。

利下げによる株価の上昇が声高に謳われていたが、完全に梯子を外された状態。また最近の株高により現金を持て余していた投資家が、月曜日の急落で資金を燃焼したため、今後もし下落傾向が強まれば、昨年末の様な悲惨な光景になる可能性も。今回日足では移動平均線を割り下落トレンドに転換しているため、上昇トレンドの押し目買いとして買うのは間違い。ちょっと安くなったといって安易に飛び付いた投資家が救われるには、時間を要する可能性が高い。

3Mは安値を更新し下落トレンドの真っ只中。素材株は景気に左右されやすいため、下落トレンドを抜けるのは時間が掛かるか?また製薬卸のCAH、カーディナルヘルス、穀物メジャーのADMも安い。その反面、通貨円やゴールド、金鉱株などの安全資産は絶好調。リスク管理は米国債やゴールドより円がお勧め。今後は円キャリートレードの撒き戻しや、業績の悪化した輸出企業が損失を補填するために、国内に資金を呼び戻す動きが加速しそう。。





今後の転換点はこちら







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