2020/09/30

【悲報】バイデン氏勝利で下落か?









どうやら市場のコンセンサスはバイデン氏勝利で下落らしい。そりゃ誰だって増税は好感しない。昨日のNY市場の引け後に行われた米大統領選候補によるテレビ討論会で、増税を掲げるバイデン氏が優勢だったことから、NY指数先物は下落。それに釣られる形で日経も大きく下げました。




今回の討論会は双方とも品性に欠ける内容で、大統領に相応しい態度では無かったというのが大方の反応。かといってこの二人しか候補はいないので、仕方なく品性に少し勝ったバイデン氏が優勢となった模様。はっきり言えば目くそ鼻くその討論会だったと。




そして市場のコンセンサスは増税を掲げるバイデン氏有利で下落だ。そりゃ誰だって国のトップにはそれなりの品性や態度を示してもらいたい。『大人の対応』これだけで勝敗が決しそう。感情むき出しでは幅広い支持を得ることは難しい。はっきり言ってバイデン氏にもトランプ氏にも投票したくないというのがアメリカ人の本音か?


参照





投資家や経営者、企業などはバイデン氏が掲げる増税は歓迎出来ないでしょう。そもそもコロナ禍によるダメージが大きい昨今の経済状況では。株価が下がるのも当然と言えよう。しかし民主党は同時に追加のコロナ対策として3兆ドルの経済対策案を示している。もちろん市場は目の前のお金は目に入っても、未来のお金は目に入らないらしい。あのロビンフッター相場の熱狂が帰ってくるにも関わらず。。




つまり例えバイデン氏が勝利しても、市場がこの経済対策案に気づき次第、反転する公算だ。増税を嫌気して売り込まれるのも続かない。バイデン氏もバカだな「経済が上向くまで暫く増税しません」とでも言い、少し大人な対応をすれば圧勝出来るのに。。




今回の大統領選挙は揉めそう。郵便投票などは集計に時間が掛かるし、問題が多発し風の噂では勝敗は12月までもつれ込むとか。。いずれにせよ株式市場は不透明感を嫌う性質から言って軟調な展開が予想される。またコロナの死亡者が増えてくれば、再びロックダウンの様な何らかの経済的な制約が加わる公算だ。日足チャートの移動平均線の向きもバラバラだ。



SP500、日足チャート




当面は大きく崩れることは無いがジリ貧の展開を予想。下落の目処はSP500の3000ポイント付近で、ここからさらに10%ほど下げる公算だ。そして3200ポイントまで反発しチャート上にヘッド&ショルダーを作りそう。その後はやはりコロナ次第だろうか?現在値は移動平均線の下で推移し、また移動平均線の向きもバラバラで割安感も無い事から買って良い局面ではないです。かといって量的緩和の金余りの状態なんで売る局面でも無いです。静観が戦略として正しいのではないでしょうか?





一応私はトランプ大統領の熱狂的なファンなので、トランプ氏支持なのですが大人な対応をしてもらいたいものです。。もしバイデン氏が勝利なら増税で一時的に売り込まれても、追加のコロナ対策で戻すでしょう。しかしトランプ氏勝利なら減税で市場は一時的に好感し上がるが、追加のコロナ対策は大幅に減額。ロビンフッターの給付金はカットで、ロビンフッター相場は終了です。



株式市場にとって好ましいのは、短期的にはバイデン氏の追加のコロナ対策ですが、長期的にはトランプ氏の減税です。なんせ複利の力が働くので。たかが3兆ドル、300兆円の目先のお金に惑わされたくは無いものです。。





今後の値動きの指針です。




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2020/09/29

【文明の衝突】2020年アゼルバイジャン・アルメニア戦争










普通の常識的な家庭なら一冊はあるだろう有名な書籍『ショック・ザ・シビリゼーション』、邦題『文明の衝突』サミュエル・P・ハンティントン、1996年の著書だ。え?持ってないの?馬鹿なの?何て非常識な奴だ。一度は読む事をお勧めします。


この本の一説にはこの様なことが書かれている。

文明は包括的な概念であり、広範な文化のまとまりであると考えられる。文明の輪郭は言語、歴史、宗教、生活習慣、社会制度、文化を背景とした価値観、さらに主観的な自己認識から見出される。人間は重複し、また時には矛盾するアイデンティティを持っているために、それぞれの文明圏に明確な境界を定義することはできないが、ある一定のまとまりを持って存在している。人々は血縁、宗教、民族、言語、価値観、社会制度などが極めて重要なものと見なすようになり、文化の共通性によって協調や対立が促される。そして全ての国は文化を共有する文明圏に参加し、協力しようとするが、文化的に異なるものには対抗、排除しようとする。これは安全保障や経済とは明らかに異なる行動原理であり、区別しなければならない。





もちろんアゼルバイジャンとアルメニアの対立関係の根底にあるのは、宗教や民族の相違だ。ホモ・サピエンスとはいかなる集団の規模において差異を見出し区別し、そして排除するようにプログラムされた生物なのだから。東西冷戦から直近のアメリカでの黒人差別、そしてとある学校のクラスの中ですら差異を見出しては攻撃の対象となり得るのだ。因みに『違い』は何でもよく、それを見出すように我々ホモ・サピエンスはプログラムされている。




また今回の衝突に至った背景には歴史的経緯が存在する。トルコがいち早くアゼルバイジャンの支持を表明した事からも分かるだろう。地理的には隣国のアルメニアではなく、更に遠くのアゼルバイジャンを支持したのは、嘗ては同じ国であり、双方ともオスマン帝国の末裔だからだ。そう、ここらへんは文明の要衝だ。アジアとヨーロッパとの境目。オスマンとモンゴル帝国との境目。正教会とイスラム教の境目。ペルシャ系とトルコ系、ロシア系の境目。








トルコの東にアルメニア、そしてアゼルバイジャン、カスピ海、トルクメニスタン、そして東アジアのハーンの国、タジク、ウズベクと続く。ハーンの国とは、世界最大の領地を獲得したチンギスハーンの国だ。つまりハーンの国とはチンギスハーンの末裔の国のことだ。そしてオスマンとハーンの国の境界がその2つの名前を有するトルクメニスタンだ。トルクメンのハーンの国だ。




つまりオスマン・トルコ帝国のかつてのアジアとの境界がトルクメニスタンだ。ではアルメニアは?地理的にはオスマン帝国の支配地域だったが、現在の住民はオスマン帝国の衰退とともに移住してきた正教会系のオーソドックスだ。遠因にあるのはロシアの南下政策だ。アルメニアはトルコの隣に存在するがオスマン帝国との関係は無く、一つ飛んでアゼルバイジャンがオスマン帝国系のイスラム系の住人で、トルコとの共通のアイデンティティーを有する。いち早くトルコが支援を表明した背景がこれだ。



アゼルバイジャンの国旗、イスラム系の半月旗でトルコの国旗と瓜二つだ。






トルコやアゼルバイジャンのオスマン帝国人からすれば、正教会の住人に乗っ取られた失われた失地で、取り戻そうとするのは当然だ。正し何代も世代を重ねたアルメニア人からすれば、先祖の土地を守ろうとするのも当然である。





冷戦期以降に問題が明るみに出た頃には、もう後戻り出来ないところまで来ており遅すぎたのだ。すでに双方の領土でお互いの民族が隣同士で暮らしおり、アゼルバイジャンにアルメニアの飛び地があったり、アルメニアの中にアゼルバイジャンの飛び地があったりするのだ。もちろん双方の住民が双方の土地でまだら模様に暮らしており、今まで民族浄化のジェノサイドが起こらなかったのが不思議なくらいだ。




もちろんジェノサイドが起こらなかったのは不思議でも何でもなく、共通の敵として資本主義の西欧諸国との対立があり、そして元々『スターリンの庭』として同じ一つの国『URSS』だったためだ。しかしソ連崩壊に伴い独立したこれらの国では、歴史的経緯や民族、宗教を無視した国境線により根深い問題として発展する。


この記事も参照





皆さんはヨシフ・スターリンという人物をご存知だろうか?そう我々のヨシフだ。彼の出身はグルジアだ。アルメニアやアゼルバイジャンのお隣の国であり、現在のジョージアに相当する。彼が革命後すぐに死んだレーニンに変わってソ連を統治したからこそ問題にならなかったのだろう。我々のヨシフだったからこそ。え?文句あんの?どうなるか分かるよね?




我々のヨシフは正教会系だが、当時の世界情勢やソ連国内情勢において人種や宗教の違いは大きい問題ではなかった。まだ建国されたばかりであり帝政派も多く、上手く行かない社会主義経済への転換、そこに追い打ちを掛ける飢饉。また国外ではヒットラーの台等などと、スターリン時代のソ連の住民は民族対立などの余裕は無く、今日の飯にすら事欠く日々。



そう生きることで精一杯だったのだ。因みに我々のヨシフが出したこれら全ての問題の回答は『粛清』の恐怖政治だ。宗教も人種も関係無く全て同じ大きさに切り揃えられた人々の間に格差は無く皆平等に貧しく生き、不平を言わせないのが社会主義の恐怖政治の本質だ。







しかしソ連崩壊、スターリンの庭に位置する国々は独立。いろいろな所に取り残された異なるまだら模様の住人たち。独立出来なかったイスラム系が多いチェチェン共和国のチェチェン人が起こした2002年のモスクワ劇場占拠事件、人質犯人170人が死亡。直近のクリミア戦争、そして今回の2020年アゼルバイジャン・アルメニア戦争。イスラム教と正教会の対立、ロシア系とウクライナ系の対立、そしてオスマン系と正教会系の対立が今回の衝突だ。




今までは大国のスーパーパワーに抑圧されていた問題も、一旦解き放てば文明の断層面で衝突が起こるのは当然と言えよう。『文明の衝突』だ。もちろん簡単な解決策など無く、いかなる解決策も遺恨を残し、次の衝突へと繋がるだろう。そう、我々サピエンスが人々の間に『違い』を見出す限り。。






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2020/09/28

【ロビンフッター】大人たちを踏み上げろ!!











ウホ。今日は先週の流れから一転、強そう。NY指数先物や欧州は大きく上昇。そして気になるNYは窓を開けての開場となりそう。因みにテクニカルの鉄則として窓開けには2つの意味がある。



1、窓は開けた方へと放たれる。
2、開いた窓は必ず閉まる。


因みに強いのはNASDAQ100を中心とした指数や銘柄だ。日足の50日移動平均線のレジスタンスをブチ抜いてくる模様。また窓は開いた方へと放たれる事から、20日移動平均線にトライ。最近多く空売りが入っていたので、買い戻しが大きく入れば下落傾向の20日移動平均線も抜ける。私見ではここも一旦は抜けるだろが引けには戻しそう。



NASDAQ100、日足チャート







さて、問題は上昇は継続するのか?そしていつ再び下落に転じ窓を閉めることになるのか?だ。もちろんそれが分かれば苦労はしないのだが。。。因みに今の市場はニュートラルに位置し、悲観的でも過熱気味でもない。。




空売った大人達が踏み上げに会えばもちろんダブルトップや高値更新も見えてくる。因みに全世界ロビンフッター5000万人。日米欧のロビンフッターが月末、月初の給料で特攻してくればありえない話では無い。事実コロナショック後はこのようにして市場は上昇してきた。


しかし直近のコールオプションのプチ爆発を見ていれば慎重にならざる負えないだろう。。また大統領選前の不穏な値動き。積極的なリスクは取りづらい展開だ。暫くは極端な値動きが続くだろう。コールオプション買いでレバレッジを掛けて買い上がったと思ったら、今度は空売りが史上最高に積み上がっているのが現在の市場だ。。。



もちろん私は動かない。過熱気味でも悲観的でも無ければ動く理由は見当たらない。私見では大統領選まで時間があるため、大人たちが踏み上げに会い再び高値を目指すのではないか?と考える。つまりダブルトップか高値更新だ。ジェットコースターは落差が大きければ大きいほど面白いのだから。。





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2020/09/27

【大統領選】トランプショックの悪夢の再来か?










年がら年中「暴落する、暴落する」と言っているオオカミ少年の私ですが、また風の噂を聞きつけたのでココに慎んで報告します。因みに指数が上がる確率は80%です。私が『下落』に賭けないのは統計的な優位性が無いからです。今回も何とかショックで暴落するかも知れませんが、下落に賭けることは無いでしょう。




記憶に新しい2016年の大統領選。一般認識ではその過激な発言からトランプ氏当選で経済がメチャクチャになり株価は下がり、当時国務長官だったヒラリー氏当選で株価が上がると目されていました。しかし大方の予想を裏切りトランプ氏が当選し、株価は一時的に暴落したものの(俗に言うトランプショック)、減税や政策が評価され株価の方も予想を裏切り大暴騰しました。まあ直近のコロナショックで一時上げ幅を全部削りましたが。。。






そして2020年の大統領選。世間の認識だとバイデン氏勝利で、大企業や投資家への増税への懸念から株価は下落。そしてトランプ勝利で第二次トランプノミクスで株高といった事前認識ではないでしょうか?また事前調査によればバイデン氏が優勢との事。それを受けてか直近のマーケットでは、あのリーマンショック時に並ぶほどの、過去最大級に『空売り』が積み上げっているとか。




さて、大統領選でどちらが当選しても多かれ少なかれ下落することになりそうです。バイデン氏勝利のシナリオでは、上述の理由から株式市場は分かりやすく下落で反応するでしょう。GAFAMや投資家への増税なんか株式市場は好感しないでしょうから。




しかしながらバイデン氏を擁護する下院民主党は、「追加コロナ対策」として3兆ドル、300兆円の追加財政措置を打ち出した。つまりロビンフッター様に資金が供給され続れば溜まりに溜まった空売りの大人達が再び踏み上げられ、今年の夏の様に大暴騰する可能性が。もちろんコロナショック後に株価が大暴騰した立役者はロビンフッター様だ。







頭脳や資金力で勝る大人達の空売りを、数の力で勝ったのだ。コロナ禍のロックダウンで暇を弄び、政府から支給される給料以上の失業手当とコロナ給付金。それらが原資となりロビン君が買い上がり、追随するトレンドフォローのロボットトレーダー、そして踏み上げられる大人達が今回の大暴騰だ。



下院民主党が掲げる3兆ドルの追加対策は、今年の夏のそれに匹敵する。そして空売った大人達がロケット上昇のための燃料となる公算だ。因みに下院では民主党の方が議席が多い。まあ選挙のためのばら撒き公約との噂もあるが、大きい政府を目指す民主党だ。ばら撒くことくらい簡単で輪転機を回すまでもなく、ワンクリックでオペは完成する。コンピューター上に数字を打ち込むだけなのだから。







また今年の冬には間に合わないが、来年の冬にはワクチンがかなりの威力を発揮しそう。つまり経済が低迷していられるのも時間の問題で、我々人類が勝利するのも近い。まあ年寄りのすでに片足棺桶に突っ込んだご老人ばかりが狙い撃ちされており、コロナが来なくてもどーせ死んでいたという噂もあるが、経済への影響が甚大なのは確かだ。




翻ってトランプ氏勝利のシナリオでは、第二次トランプ政権による株高政策により株価が上昇すると言われている。つまりトランプ氏勝利で株価は暴騰。その後も経済が戻るに従い上昇は続く公算だ。






しかしながらここで良く考えてもらいたい。今までの上昇がコロナ対策を原資としたイナゴのロビンフッターの買いならば、もし資金の供給が断たれればどうなるのか?もちろん資金の供給を断たれ、梯子が外されれば皆我先に逃げ出そうとして株価の下落は免れないだろう。




因みに上院共和党の追加コロナ対策案は5000億ドルと民主党案の6分の1だ。つまりロビン君への資金供給は断たれる公算だ。そもそも働いて給料貰うよりも、家でゴロゴロしていた方が沢山お金が貰えるのは間違っているだろう。そして共和党の『小さい政府』を目指すスタンスから、再び自己責任のアメリカへと戻ることに。つまりトランプ氏当選でコロナ給付金が断たれ、株価が下落する可能性が出てきたのだ。まあ市場なんてどうせ大衆の逆を行くと相場が決まっていてだな。。





かつて鋼鉄の女と言われたマーガレット・サッチャーはこう言ったとか「お金持ちが貧乏になっても、貧乏人がお金持ちになることはありません」と。さて貧乏なロビン君は政局がどう動こうと貧乏で居なければならないようだ。トランプ氏当選でコロナ給付金の終了による株価下落のトランプショック。そして我先にと逃げ惑うロビンフッター。







バイデン氏当選の増税によるバイデンショックで株価が下落し、我先にと逃げ出すロビンフッター。どうやらロビン君に残された道は一つしかないようだ。つまり大統領選がどちらに転んでも大火傷だと。。。道理で大人たちの『空売り』が積み上がっている訳だ。。まあ上記の様な極端な事は起こらず、少しずつ大人達が踏み上げられる可能性もあるが。。。あるのか?





逆にロビン君が勝てるならそのシナリオを教えてほしい。ファンドやロボットトレーダーの大人たちが成り下がり、ロビン君ら大衆が勝つシナリオだ。革命が起こるのは『トランプの大貧民』だけだと相場が決まっているのだ。。これは私見だがコロナ給付金の終了に伴う一時的な調整は遅かれ早かれ確実に来るだろう。今まで株価を押し上げてきた土台が崩れるのだから。。トランプ大統領から死刑宣告か?、それともバイデン大統領から恩赦が出るか?しかしアメリカ株は常に右肩上がりだ。まあ物は言いようで、ドルの紙屑化が常に起こってきたとも言えるが。。。









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2020/09/24

【全力】只今全力様子見中











やはり昨日は大方の予想通り弱い展開で、ストップロスが多く掛けられていたようで小さい雪崩の様な値動きでした。ストップロスに助けられた投資家も多かったのではないでしょうか?



今日も弱い展開だが、値幅は小さくなりそう。取り敢えず為替、先物、ゴールドはリスクオフ傾向。BTCなどの仮想通貨や金利はリスクオン傾向。雇用統計は、先週さらに87万人のアメリカ人が初めての失業手当を申請したとの事。昨日遂に今までサポートとして機能していた日足75日移動平均線を割りました。今後この75日移動平均線がレジスタンスとして上値を抑える模様。




SP500、日足チャート






すでに下落の大半を食らっているなら、今から逃げるのは遅いでしょう。売られる理由も無ければ買われる理由も無いので、現状の下げトレンドは基本チャートに起因する売りが多いでしょう。市場に過熱感が無いので下げても限定的です。



崩れだすならやはり大統領選でバイデン氏が優勢になるか、コロナの死亡者が増えていきロックダウンがチラつく頃でしょう。まだ早いです。しかし『買い』で参戦するのも考えものです。買われる理由が無いので。今あるポジションはそのままで様子見が良いのではないでしょうか?日足のサポートが崩れ去り、次のサポートは週足です。




SP500、週足チャート





今日の値動きが弱いと考えるのは、この週足の20日移動平均線がすぐ下にあるからです。また一番上のトレンドラインも機能する公算。ここらへんをブチ抜くには、もう少し上下に振って資金を燃焼させなければ抜けなさそう。




つまりレジスタンスは日足の75日移動平均線、サポートは週足の20日移動平均線。上に動いても下に動いても1%ほどでしょうか?材料が出なければ今日は値幅が狭く弱い展開になりそう。そして今後はどちらかと言えばダウンサイドリスクの方が高そう。




ヨーロッパはすでに崩れ始め、NY指数も日足では崩れている。9月初旬の高値が今年の高値になるかもしれません。しかし量的緩和でこの金余りのご時世、その価値が希釈化していく現金も怖いし、常に上昇してきたNY指数。『売り』は分が悪いです。




フランスの株式指数CAC40、日足チャート





ヨーロッパのチャートは、イギリスもドイツもこんな感じで底から半値戻し程度です。BTIが弱いのも当然で。。今まで持ち堪えていた日足の移動平均線をブチ抜き、4800ポイントのサポートも破れ、底なし沼に入ってしまった感。




リスクの高いところから資金が抜けていくので、次は仮想通貨やアメリカの小型株などか?今は積極的にリスクを取る局面では無いです。大きいサポートである週足の50日移動平均線や、相場が反転してきたのを確認してから資金を入れるのが良いのではないでしょうか?



余力は残し、暫くは動かない方が良いでしょう。ジタバタしても上手くいかないことだけは確実でしょう。毒を喰らわば皿まで。すでにポジションを抱えているならそのままで、下落で取って、その後の上昇でも取ろうなどと考えない事です。また新たな資金の追加も待ちたいものです。



日経や欧州市場は「どうせ今晩NYは上がるんでしょ?」見たいな値動き。。大事に至らなければ良いのですが。。。。。





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2020/09/23

【悲報】市場は想像を絶する弱さ










もう少し大きく反発するかな?と思った昨日の市場。実際の反発は想像以上に弱く、すでに今日欧州時間でゴールドやBTCなどの仮想通貨は下げている。やっぱり暫く上値を追う展開は難しい。もし最近大きく下げた時に買った銘柄があるなら、ストップロスを掛けるか、リスクを落とすことを推奨。




何が不満かって?今日のNY指数先物が若干上がっているのが不満。いつも先物を上昇させて買いを誘い、弱小の個人投資家が食い付いた所で大きく売るのが大人たちのやり方。流れが変わるならヨーロッパ市場が引けてから。どう考えても雲行きが怪しい。秋の始まりと共に、市場の夏も終わった感。




SP500、日足チャート




取り敢えず先物が上がっているので50日移動平均線くらいまでは上がるかも。また強ければ50日移動平均線を超えるかもしれないが、引けには戻しそう。逆に弱ければ寄り天になる可能性も。しばらく50日移動平均線を超えるのは難しいそう。やはり昨日の終値くらいでストップロスを掛けるべきだろう。




もしここから暴落する場合、当面の目処は節目でトレンドラインのある3000ポイント。ここで一旦反発し3200ポイントほどまで戻せば、チャート上にキレイなヘッド&ショルダーになる。また週足ではカップウィズハンドルの完成だ。その後は状況次第だろうか。



SP500、週足チャート






はっきり言って上昇には期待し難い空模様。レバレッジは落とし、ボラリティの大きい銘柄もポジションを落としましょう。市場は逃げないのだから。チャンスはその内やって来る。ここぞと言う時に大きく動きたいものです。。





世間ではまたコロナ感染者の増大やロックダウンの噂が漂ってきました。ロックダウンするなら経済的な影響を少なくするため、年末年始のクリスマス休暇が狙われそう。また時期的にもこの辺で病院が逼迫しそう。いつもより多く休暇がとれて喜ぶロビン君が大勢いそうだが、これはコロナ給付金次第だろう。




We Will Lockdown.
イメージは全く関係ない『Queen - We Will Rock You 』    






コロナの影響を避けられる銘柄はやはりナスダック100くらいだろう。石油系はキツそう。XOMとか減配の匂いがプンプンする。直近の下げっぷり。。もちろん銀行も危ない。ナスダック100には両方とも入っておらず、どちらかと言えばコロナ経済下で特需の恩恵に授かる銘柄が多い。『老舗のNYSE、勢いのNASDAQ』『古い産業のダウ、コロナ経済のナス100』。





現状の株価にはさらなるロックダウンは織り込まれていない。もちろん経済指標や今年のGDP予想にも、今年冬のさらなるロックダウンは織り込まれていない。織り込まれているのは、春先のロックダウンとその後の移動に制限が掛けられ停滞する経済程度だろう。どう折り合いを付けるのか好ご期待。。。




しかしすぐのロックダウンは無い。感染者数が大きく増えているのはかなり大規模に感染テストを行っているためで、やはり見るべきは死亡者数の推移だろう。ワクチンは今年の冬には間に合わない。ある程度の抗ウイルス薬や症状を軽減するための薬があるので、今年の春先よりはマシだろうが、クラスターが多ければ多勢に無勢だ。。一体いつになれば日常に戻り、マスク無しで生活出来るようになるのか?クリスマスの準備はお早めに。。





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2020/09/22

【適当】そろそろ戻すんじゃね?








昨日の市場は寄り付き前から現金に殺到するような値動きだったのですが、この様な動きは下落局面の最後に出やすい傾向から、引けまで押す様な強い売りにはならないと考えました。そして大方の予想通り下落は続かず場中で反転、ナスダック100指数などは予想外の強さを見せプラスで引けました。




今日あたり一旦反転しそうですが反転も弱そう。単純な話あまり空売りが入っていなさそう。「暴落を作るのは買い方の投げ売り」「暴騰を作るのは売り方の踏み上げ」そのどちらでも無いのが現状です。後は少しづつ実体経済に合わせて資金が流入出するくらいでしょうか?




さて、NY指数先物はすでに反転してきているようですが、この反転は下落局面の一時的なリバウンドか?それとも再び上昇相場にもどるのか?私見では年内は重い動きになると見る。暫くは上値を追う展開は期待し難い。だからと言って理由の無い下落も続かない。







次に下落するなら、やはり大統領選かコロナ感染第二波でしょうか?大統領選はバイデン優勢が聞かれる度に下げそう。そしてコロナ感染第二波はすでに始まっており、これも頭を押さえつける事になりそうです。しかし全世界5000万人とも言われるロビンフッター君が毎週1000ドル市場に持ち込めばかなりの買い圧力になるので、コロナ給付金が出ている間は下げにくい。



では投資家はどうしろと?何もしなければ良いんじゃね?大きく上昇すれば、少しレバレッジを落としたり、ポジションを落としたり、逆に大きく下に振れたら定期買い付けやポジションを増やせば。



さて直近の傾向はハイテクグロースほど大きく買われました。基本トレンドは継続するので今後もこの傾向は継続することでしょう。ではGAFAMとナスダック100のQQQどちらを買えば良いでしょうか?



こちらはNASDAQ100時価総額順、NFLXまでが上位10社、INTCが11番目




直近の高値を付けた時、GAFAMが大きく買われナスダック100に占める割合は50%ととも言われた。つまり上位5社で指数の50%だ。そして上位10社で60%、上位20社で70%ほどだ。まあ今は若干株価が落ちてしまったが。。。因みに下位の方でもかなり名の知れた企業だ。


また残念な金融や今後も暫くは低迷しそうな石油などの老舗が無いのが特徴だ。『老舗のNYSE、勢いのNASDAQ』。コロナ経済下ではもちろんナスダック100の方が強いのは当然で、暫くこの傾向は続きそう。




もし私が買うならやはりQQQだろうか?過去20年でこの上位陣がかなり入れ替わったのはご存知だろう。今は移り変わりが早いので10年先には殆ど変わっていそう。今でこそ『GAFAM』が持て囃されているが、かつてはかなり長いこと停滞していた時期もあったのだから。。





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2020/09/21

【現在市場は大荒れ】暴落は買いだぞ!!










神様、仏様、ロビンフッター様、、、
この大荒れの中、唯一の頼みの綱が毎週入金されるロビンフッターの失業手当とコロナ給付金とは、何とも頼もしいではないか。はっきり言って世界経済が下り坂を転げ落ちるか、復調するかはロビンフッターに託された感。そろそろエアロスミスのミス・ア・シング(ハルマゲドンの主題歌)が市場から聞こえてきそう。ロビン君は世界を救えるのか?




NY指数先物は2%ほどの下落。BTCも下落。全部売られて現金に殺到している感。欧州市場はコロナ感染者が驚異的な伸びを見せ、3%を超える下落幅。かと言って経済が死んでいるなか、これ以上のロックダウンは難しい。コロナで死ぬか、経済的に死ぬかほぼ二択を迫られる。まあこれは遠くない全世界の縮図であるが。。


ヤフーファイナンス、トップ







日本は休場。為替がかなり円高に傾いておりドル円103円台に間もなく凸入しそう。週明け後のキャッチアップが楽しみだ。流石スガノミクス。政権誕生と同時に株安が始まるとは類まれな逸材で短命の予感がヒシヒシと伝わる。そもそも適切な利潤くらい認めてやらなければジリ貧でどんどん国が貧しくなるのに。。。真っ先に狙い撃ちにされたテレコムは大丈夫か?




VIXは一気に20%上昇し現在は再び30付近。この値は市場がかなり荒れてもおかしくない値と言えよう。どうします?逃げます?下落に賭けます?それともあくまで買いで参戦ですか?因みにSP500が上昇する確率は80%ですよ。。。つまり今買えば一年後は80%の確率で上昇していますよ。そもそもパウエル氏に掛かればいくらでも現金を刷れる訳で。。



暴落は買いだぞ!!






SPYDを煽っている投資家はアホなのか?未来のあなたのポートフォリオだと言うのに。自分の財布を見てみろよ。SPYもVOO、IVVも半分はSPYDなんだから減配は避けられないのに。因みにもう半分はQQQ。つまりSPYDがたまたま先に減配されただけで、そのうちSP500も減配、全部減配、基本減配。減配祭りがやって来るのに。良かったなお前ら。祭り好きだろ?




指数積み立てている奴ざまぁ。もうね投資とか終わりなの。現金一択。でなければGAFANM。コロナの影響がプラスに作用するところにしときましょうよ。今回の下落は私のアテにならない相場観によれば続きません。不安なら引けで動けば良いが、引けまで押すほど強い下落とは思えない。コロナ感染者の増大、イラン制裁問題に絡んだ纏まらない国際社会、大統領選、トランプ氏に毒入りの郵便、不安に駆られるニュースが続きました。



そしてチャートが50日移動平均線を割っているためにトレンドフォロー型の機械が掌を返した感。狼狽しないように。正し次に資金が戻る先は変わるかもしれません。どうせ下落しても戻るんだから、週末株価を確認すれば?ストレスになるだけですよ。





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2020/09/20

【SPYD】希望を失うな!!











「希望を失うな」、この言葉はどっかの国の某刑務所の入り口に掲げられた標語だとか。因みに一度入ったら二度と出る事は不可能で最厳重警備。収容されるのは死刑囚、無期懲役、もしくは懲役ウン百年の終身刑。もちろんここから出るのは不可能ではない。どちらかと言えば簡単だ。どうすれば出られると思う?脱獄?



ZA、MA、A!!
MA、
A!!



ざ、ま、あ。結構人気があった高配当株ETFが減配したとか。死刑囚の諸君に敢えて言おう、「希望を失うな」。ゴミの寄せ集めはゴミだぞ。石油もリートも航空株も。ETFは分散されてるから安心?一生そこに入ってろよ。




まだXOMやCVXの様に耐えている銘柄もあるようだが時間の問題だろう。つまり減配は一度だけではない。評価額も下がり配当も下がる逆資産。買い増しすればするほど下がるという逆資産だ。まだまだ社会全体は自粛傾向で外出が控えられ、既存の殆どの産業が通常には程遠い低空飛行だ。一応政府や中央銀行の緩和で体裁は保っていられるが、実体経済は完全に死んでいる。そしてこの状態がいつまで続くとも知れぬのが現状だ。息が苦しくなるのも時間の問題で、さらなる減配や評価損は避けられないだろう。








もちろんSPYDに限らず、高配当ETF系の減配は避けられそうにない。残念な銘柄の石油系やリート、航空株、銀行系などが含まれているからだ。もはや中身が何なのか分からない闇鍋状態。確実に言えることは当たる事が無い、買っては駄目な資産クラスだと言うことだ。今日、明日で突然コロナが消え失せる訳がない。つまりコロナ経済は始まったばかりだ。



因みに上記の刑務所から出るのは簡単で死体になればよいだけだ。つまり一度入ったら死体とならなければ出ることは不可能。まるでどこぞのETFの様だが。。。「希望を失うな」。




週明け後は日本はテレコムショック、アメリカは暫く揉み合いそう。就任早々株価を突き落とす、スガノミクスのご祝儀相場DEATH。長期政権後の次の政権は短命に終わると相場が決まっていてだな。。。




SQでコールオプションはきっちり紙屑となり清算、現物ヘッジも清算。多少売られても金余りのこのご時世そこまで下げない。今回の下落では空売りがあんまり入っていないので、上昇しても売り方の踏み上げが起こらず燃料不足ですぐに失速。よって動くとしても銘柄の入れ替え程度で、株式市場に資金が滞留する見込み。






希望を失うな





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2020/09/17

【先物下落】FOMCは無事(?)通過









FOMCは特に目新しいものや政策の変更はありませんでした。今回の発表は前回のFOMCの内容の確認に留まり、またゼロ金利も当面維持すると従来通りの方針が示されました。発表前まではプラスで推移していた株価も、発表後は下落に転じ結構な下げ幅で引け。特に最近堅調だった銘柄ほど大きく下げたようです。




発表前まで、Fedのさらなる景気刺激策を警戒してか、売り方が鳴りを潜めていたようですが、追加の緩和策が無い事が確認されると、SQを見据えての売りが加速。やはり大人たちはロビンフッターの手札を知っている様で、最近大きく買われたコールオプションの清算に伴う下落を狙っているようです。






昨日の下落と今日の時間外で、すでに結構な下落幅。ロビンフッター銘柄は指数への寄与度が高いので、指数が崩れれば全部売られる事になるでしょう。しかしながら一度オプションのポジションが清算されれば、それ以上の売り要因は無くなる公算です。つまりボトムは今週末から来週始めになりそう。




コロナショックの様な大きく下落する可能性は少ないです。直近の株高で、「バブル」との声も聞こえるのですが、緩和マネーが株式市場に流入しているだけであって、過剰なレバレッジにより形成された株価ではないので、下げ幅も知れているという訳です。また暫くこの緩和は継続する公算です。


SP500、日足チャート






現在の株価は20日、50日移動平均線に挟まれたとこにあります。一度50日移動平均線を割に行き大きく「売り」が入ったところで空売りの反転売買の決済が関の山。なんだかんだ言って金余りなので、50日移動平均線の下で長く推移する可能性は小さいです。



来週になればまた失業手当とコロナ給付金が入るのでカモネギのロビン君がやって来るでしょう。ただし銘柄の入れ替えは意識した方が良いかもしれません。特にTSLAやZMあたりは。。すでに欲しい人全員に行き渡り、これ以上の流入はしばらく期待できません。





次のイベントは大統領選です。私見では現職のトランプ氏有利と見ているのですがどうでしょう?バイデン氏が当選した場合、市場は動揺するかもしれません。大統領選を節目に現在のコロナ給付金なども見直される事になるかもしれません。働くより無職の方が収入が多くなるのは駄目でしょう。まあそのまま市場に流れ込み、株高により万人に幸福をもたらしているという見方もできるが。。。






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2020/09/16

【様子見ムード全開】FOMC、SQ待ち










FOMCとSQ通過するまで株価は動かなそう。今頃パウエル氏はトランプ大統領から「絶対株価を下げるな!!」と突き上げをくらっている予感。Fedは政府機関ではなく中央銀行としての独立制を有しているが果たして。一応中央銀行総裁を任命するのは大統領なので、ある程度その意を汲まざる負えないが。。。




悲しきかな中間管理職。建前上は「トップ」であるにも関わらず、やってることは上からは突き上げを喰らい、下からは要求の嵐。お金でジャブジャブにするのは簡単でも、度が過ぎれば後世に汚名を残すのは確実だ。果たしてどこでバランスを取るのか?



はっきり言って問題有りすぎるのが現実だろう。切実な問題として、コロナ給付金などの政府支出は経済を活性化させず、活性化したのは株式市場だけ。あまり市中には出回らず、「誰かの支出が他の人の収入になる」なんてかつてのニューディール政策には程遠い。




そもそも失業状態の方が収入が多ければ、誰も仕事なんかに戻らないだろう。現実問題として、失業保険とコロナ給付金を受け取っていた方が、働くより収入が多い人が60%を超えるとか。持て余した時間と、天から振ってくるお金の行き着く先は、インターネットカジノのロビンフッド証券だ。そう、彼らこそが「ロビンフッターズ」ここにあり。





やはり人々が再び働き始め失業率を下げるには、働く意欲を刺激してやる必要があるが、トランプ氏は再選のためなり振り構わずばら撒いている様子。そんな光景を苦々しく思いながら、見つめることしかできない中間管理職のFed総裁パウエル氏。大統領も大衆も緩和を望むが、本当に国のためを思うなら、やはり人々を職に付かせ失業率を下げるべく、行き過ぎた緩和は是正されるべきだろう。




つまり働くより無職の方が収入が多いのは切実な問題だ。こんなマヤカシ経済では、過去の英国病同様、国としての競争力が落ちるのは目に見えている。現状の緩和を見れば、現代貨幣理論「MMT」ですら間違っていると言うだろう。ある程度のベーシックインカムなら良いかも知れないが、完全に度を超え、働くより収入が多い状態が継続出来る訳がない。行き着く先は第一次大戦後のドイツ経済や最近のジンバブエドル経済だ。





正常な経済運営を行っていきたいパウエル氏は現状は辛いだろう。今日も為替はドル安傾向だ。緩和維持を望む声がそれだけ大きいと言える訳だが。各国政府ともGDPの15%ほどの緩和を行った様だが、ドル経済圏が一番規模の大きいため、ドル紙幣が他の通貨に対して一番多く刷られたわけだ。




正しドルが紙屑になれば、中国元やユーロに取って変わられる可能性があり、基軸通貨としての地位が揺らぐ状態は絶対避けなければならない。Fed総裁としてそうならないための運営をしたいが、そう出来ないのが頭痛の種だ。大統領選まで待ってやるか?株価を維持してやるか?もう一段高か?いったいどのようにこの事態を収拾させるのだろう?共和党って元々小さい政府を目指してなかったっけ?






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2020/09/15

【朗報】ロビンフッター勝利で株高か?










予想以上に底堅かった昨日のNY、TSLAやAAPLの株高を筆頭に大きく値上がりしたハイテクグロース。今日もNY指数先物やビットコインは上げてきている。大人対ロビンフッターの戦いを制するのは今回も怖いもの知らずのロビンフッターか?




そんな訳ねーじゃん。どー考えても早計だろう。昨日のくっそ重い値動き。市場全体の上げ幅は小さく、資金が余り入ってきていない様子。また少し上げても直ぐに利益確定の売りが入り頭を抑えられる。それでもSP500やNASDAQなどは時価総額加重平均なので寄与度が高い銘柄に資金が入れば指数は上がる。




直近沢山コールオプションを買い入れたロビンフッター達。大人達はその牙城を切り崩そうと、売りで仕掛けたようだが。。。もし株価が大きく上げれば、再び大人達が踏み上げにあい、大きく上昇する可能性も無いわけではない。つまりロビン君が買い上がり、トレンドフォロー型のロボットが追随、そして踏み上げられる大人の、馬鹿の三乗スパイラルだ。


参考





がしかし、ロビン君の資金源である今週の失業保険やコロナ給付金は、すでに全弾撃ち尽くしてしまった感。ここ最近の傾向として弾が補給されると上昇し、一旦打ち尽くすと大きく下落を繰り返して来たが。。初心者に有りがちだが資金が出来るとすぐにポジションを取ってしまう。その肝心な資金源も揺らいできている。




大人たちはロビンフッド証券から情報を得ているため、ロビン君達の現金余力が無い時に、コソコソと『売り』を入れている様子。もちろん余力が無い時に動ける方向は一つしか無く、損失を回避するための売りだ。顧客のポジション情報や現金余力の情報を知れるってすっごく便利。。相手の手札見ながらポーカーするようなもので。。またもしストップロスが多く入っている場所を知っているなら、売り崩すのは簡単で。。。最近仕方なくTSLAやAAPL、TQQQなどの銘柄でロスカット?利益確定?を入れた投資家もいるのでは?



SP500、日足チャート





昨日は若干上昇したSP500。それでも上値は相当重く、20日移動平均線に到達することなく、結局上げ幅を縮めて引ける。もし大人を踏み上げたいならまずはここを超えなければならないが道は近くて遠い。TSLAやAAPLが堅調だと、それだけで市場全体が堅調だと勘違いされやすいが、市場に資金が入っていないのが現状だ。



賢明な投資家ならこんな所で資金を入れることはないだろう。コールオプションが大きく買われ、市場には資金があまり入っておらず、そして指数は移動平均線を上から下にブチ抜こうとしている。TSLAなどはコロナショックの底から短期間で6倍となり、実態と大きく乖離し「バブル」だとも言われている。



しかし賢明な投資家ほどバブルに乗ることが出来ず、指を咥えて上昇を眺めることになるのも事実だ。「どうせ馬鹿なら踊らにゃ損、損」あなたは阿波踊りに参加しますか?それとも上昇を指を咥えて見ておきますか?時には馬鹿になってバブルに乗ることが資産を大きく増やす方法ですよ。。。


前回の記事以降、資産のほぼ全てが現金だったのですがバブルダンスに参戦。買ったのは直近強いUBERとLYFT。最近指数が大きく下げた時もこの銘柄だけは上げていた。どうやら何か裏がある。因みに皆さんご存知の通り、私逃げ足も早いのであしからず。。ポジショントークなんで追随は勧めません。投資は自己責任で。。







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2020/09/14

【極秘】今週の予想









今週の市場は予想するだけ無駄でしょう。上がると思ったら下がり、下がると思ったら上がる、予想のことごとく逆を行く展開です。そして週末が近づくにつれボラリティが高くなるでしょう。





風の噂によればナスダック100のブル三倍ETF、TQQQが先週の暴落の際かなり買われていたとか。またナスダック100のコールオプションも同様にしてかなり買われたらしい。清算は今週末。落とし前をどう付けるのか?オプションの価値が無くなり、売り方の現物ヘッジが外されれば、レイバーデー開けと同じ展開になる可能性も。




そしてラッセル2000やナスダック指数の日足チャートは、日足50日移動平均線を下に割り込んでいます。定石通りなら、リスクの高い順に売られていくので、近い将来他の指数も50日移動平均線を割り込む可能性がある。因みに、SP500やダウ、ナスダック100指数は50日移動平均線を割ってはいないが、デッドクロスを試す展開。そして恐怖指数のVIXは若干の高止まりデス。



ラッセル2000指数、日足チャート






みんな大好きSBGは、オプションでやらかしたらしく、半導体アームをNVDAに急ぎ売却する模様。そして株主から突き上げられるのを回避するために非上場化を検討しているとか。そしてTIKTOKの運営はORCLに託されるとのこと。よって今週始めはNVDAやORCLにロビンフッターが飛び付く予感。



アメリカはFBやGOOG、AAPL、AMZNが世界中から個人情報を収集しまくっているのに、中国が同じことをすると、即BANGするらしい。FBやGOOG、TWTRのサービスはタダではないのですよ。あなた達は、自分の個人情報を売っているのですよ。私の場合は匿名で、あまり私の個人情報とは結びついていないのですが。。。




今日の欧州や為替は様子見ムード満天。NY指数先物は上昇。先物を上昇させて買い板を増やし、そこに大きい「売り」をぶつけるのが大人の常套手段。そしてあちこちから聞こえるオプションが「ヤバイ」との声。今週はFOMCとMSQ、先物やオプションの清算日です。土曜日の早朝に、NYが閉まる直前に株価を確認するくらいが丁度良いのではないでしょうか?上述の通り、今週は振り回されること請け合いです。




原油やオイルメジャーの株の値動きが怪しいです。コロナショックの時と付せてダブルボトムを模索する可能性が。またXOMやCVXは今の所減配していない様ですが、減配の匂いがプンプンします。高配当だからといって手出し無用です。








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2020/09/13

【2001,9,11】あれから19年










特に調べずに、記憶に基づいて書いているので悪しからず。週末の夜にでも当時を思い出しながらゆっくり読んで頂ければ。。


当時0歳だった子供ならすでに19歳で高校を卒業する頃になるだろう。あれから19年。当時の10代、20代はすでに30代、40代の働き盛りで、米国株投資云々などと言っていそう。またこの世代はブログの読者世代と重なる。




まだ暑さも残る夜の九時ごろだったと記憶している。NY時間は朝。突如緊急ニュースが流れ、徐々に全ての番組が打ち切られていく。そして幾度となく繰り返される飛行機がワールドトレードセンタービルに突入する映像。続報でさらにもう一機、飛行機が突っ込む。この二機目の映像は一機目が突っ込んだ後で、多くのカメラが上空に向けられていたため、多くの映像が残されることに。





今でも鮮明に覚えている人も多いだろう。一報は久米宏氏の看板番組、ニュースステーションだったか?それともNHKだったか?チャンネルを変えても、写る画面はすべて同じ。そしてそのまま食い入る様にテレビを見つめつつ、新しい情報を求め彷徨う。この時、夜中の2時、3時まで寝付けなかった人も多そうだ。






錯綜する情報。当時は機体と連絡が付かない、11機が乗っ取られたと報じられていた。後になって分かったことだが、乗っ取られた機体は4機。アメリカを飛ぶ全ての飛行機は離陸禁止になり、すでに飛んでいる飛行機は緊急着陸を余儀なくされた。唯一飛ぶことが許可された飛行機は大統領専用機、エアーフォースワン。当時の大統領ジョージWブッシュは、日課の朝のジョギングの後、視察先の小学校で第一報を耳にする。




もちろん一報を得た後、すぐに行動を起こせる訳ではない。カメラには悪い夢でも見ているかの様な、半ば呆然と立ち尽くし、視界には入っているだろうが、視線の先にいる子供をまったく見ていない大統領の姿が納められている。その後、大統領は子供たちに強いアメリカを説き、颯爽と立ち去る。




きっと他の大統領でも、同様の行動しか起こせなかっただろう。誰だって、「アメリカが攻撃されている」と聞いて信じられる訳がない。当時はまだ中国が台頭する前で、世界の軍事支出全部合わせても、アメリカに及ばない。URSSを破り冷戦終結後の一強の最中で、原子力空母6機に群がる空母打撃軍、有するアメリカに立ち向かう国などある訳がない。誰しもがそう考えていただろう。






一機目がワールドトレードセンタービルに突っ込んだ後、二機目のボーイングには、緊急発進した戦闘機が待ち構えていた様だが、もちろん摩天楼のNY上空で乗客を乗せたボーイングを打ち落とせる訳がなく(ソ連ならやりそうだが、て言うか実際打ち落としてる)、なすがままに二機目もワールドトレードセンタービルに突っ込む。





三機目はペンタゴン、国防総省に突撃。低階層であったため狙いが定まらず、地上を擦りながら激突したため、直撃は免れたが、かなりの高速で衝突したので、もちろん多大な被害を受けた。この時作られたペンタゴンの再建計画は一つ一つの仕様を指定していたため、3000ページに及んだが、直ぐに作り直され3ページの重要な、大まかな決定だけに留め、迅速な復旧がなされることに。




ペンタゴンは5階建てと低層なため、もともとエレベーターがなかった様だが、実はどっかの長官だか大将が太っている人物を嫌い、作らせなかったとか。もちろん今は、バリアフリーの一環でエレベーターはある。そもそも傷痍軍人なども使う機会があるだろうし。




そして4機目、これは乗客の反撃により操縦桿の奪い合いとなり、そのまま地上には被害を出さずに自沈することになる。2001年この当時から急速に一般人の間でも携帯電話が普及することになるが、乗客の家族が機上の乗客に連絡を取ったことで、ハイジャックされていることに気づき、乗客一丸となってテロを食い止めることに。もちろんこの飛行機に生還者はいないが、この勇気ある行動は映画化された。ちなみにそれより少し前は、ポケベルとか言う、謎の技術を人類は有していた模様。







その後の話は皆さんが知っている通り、トレードセンタービルは崩れ、逃げ惑う人々。そしてアメリカは泥沼の対テロ戦争へと突き進むことになる。今でこそ大衆は、人的、経済的被害が大きくアメリカに何ら見返りのないこの遠くの戦争を批判し、撤退を呼びかけるが、当時はまったく違う。支持率低迷に喘いでいたブッシュ政権は、対テロ戦争を呼びかけることで急速に支持率を回復し、大衆も報復を支持、ビンラディン率いるアルカイダやイスラムファンダメンタリストなどの原理主義者、過激派を匿うアフガニスタンで掃討作戦が行われることに。





ちなみにこのアルカイダに武器を与え、戦争を教えたのはアメリカ本人。これは反共の防波堤として、ソ連のアフガン侵攻などに対抗するため。その時の武器が今度は、この時の掃討作戦でアメリカを迎え撃つことになり、戦局は泥沼化していく。政治的なイデオロギーで道具としてアメリカに使われ、徐々に国土も民衆も疲弊していった経緯から、アメリカに反抗心を抱くのも無理は無く、そもそも十字軍の遠征からグレートゲームまで、キリスト教国家とイスラム教国家の対立には根深いものがある。









その後アフガンは内乱へと突き進むことになる。文明の十字路に位置し、シルクロードの中間地点にあるこの地には、いろいろな氏族や民族、政治的立場があり、その中で主導権争いが行われることになる。今のシリアなどと構図は同じで、イデオロギーの対立が、国を統治するための主導権争いとなり、まるで戦国時代を彷彿とさせる国取り合戦状態に。アフガン、イラク、シリアなど、対テロ戦争後や米軍撤退後に、治安維持に責任を持てる勢力は無く、この権力の空白地帯が無法地帯となり、主導権争いが行われることに。いまでも度々耳にする、自爆テロにはこのような経緯がある。アメリカが居なくなって、「これで開放されたね、良かったね。」とはならず、「どの勢力がアメリカの立場を担うのか?この国を統治するのか?」と変わることになる。





アフガン、イラク、シリアと続き、最近イランにチョッカイを出し始めた米国。それに対しヨーロッパは冷ややかな対応だ。先日フランスで行われたG7に、イラン外相が招待されていたこともそれを肯ける。また我々日本としても、エネルギー供給の要として、イランとは良好な関係に保っておくべきだろう。もちろんアメリカを怒らせない程度に。エネルギー供給源の多様化は、価格競争を呼び起こし、安定したエネルギー調達に欠かせない。もし供給する国が一国なら、確実に足元を見られた値段で調達するしかなくなるだろう。逆にエネルギー供給地の多様化を推し進め、これらを競わせれば、こちらが産油地の足元を見た取引上の優位に立てる。





話を2001年当時に戻そう。当時はまだ、ドットコムバブルが記憶に新しく、その余韻も冷めやらぬ中、このニュースは寝耳に水だった。また経済もドットコムバブルの崩壊から一段落し、また復調するだろうと思われていた。しかしそこにこのニュースで完全にトドメを刺すことに。市場が開く前に一報が入り、その日はそのまま休場。開いたのは一週間後で、もちろんパニック的な売りが入り、ダウもSP500も悲惨な結果となる。その後も売り浴びせられ、一週間下落していくことになる。またトドメを刺された景気に引きずられる形で、最終的にボトムを付けたのは2002年に入ってから。またその後も2003年半ばまで株価は経済とともに低迷することに。歴史は繰り返す。値動きが東日本大震災とダブル人もいるだろう。次の低迷はいつになるのか?





SP500月足チャート、ドットコムバブル崩壊後3年に渡る下落相場が痛々しい






同時多発テロから10年、アメリカでは政権が変わりオバマ政権になった2011年5月、遂にテロの首謀者であるビンラディンを殺害、アメリカは復讐を果たす。そうそうたるメンバーが一部屋にいると言うことで、その時のホワイトハウスの様子も話題に。



因みに2020年米大統領選、民主党大統領候補はこのオバマ政権の副大統領。
着席左から、ジョー・バイデン副大統領、バラク・オバマ大統領、マーシャル・ウェッブ統合特殊作戦コマンド司令官補、デニス・マクドノー国家安全保障担当大統領次席補佐官、ヒラリー・クリントン国務長官、ロバート・ゲーツ国防長官。後列左からマイク・マレン統合参謀本部議長、トム・ドニロン国家安全保障担当大統領補佐官、ビル・デイリー首席補佐官、トニー・ブリンケン国家安全保障担当副大統領補佐官、オードリー・トマソン国家安全保障会議対テロリズム担当部長、ジョン・ブレナン国土安全保障・対テロリズム担当大統領補佐官、ジェームズ・クラッパー国家情報長官







2000年前後のフォーブスには、ウォルマート旋風が吹き荒れていました。当時の面影は今はなく、それでも小売では、他の追随を許さない絶対的な売り上げ高を誇っています。差し詰め現在のアマゾン旋風と言ったとこでしょうか。いやはや未来は分からないものですね。そのアマゾンが今、行っている商売が、ドットコムバブルの崩壊で資金調達に失敗し、歴史の彼方に消えて行った、コズモドットコムですからね。ああこれもドキュメンタリームービーになっていましたね。Kozmo.com、時代を20年は先取りしていたようです。知っている人はいないだろうが。。。




市場の動向を書いても良かったのですが、閉まっている日に書けることは少ないので、昨年の記事の焼きまわしです。前回の記事で株価はあまり動かないと書いたのですが、予想通りの展開で、先週の指数はまったく動きませんでした。ちょっと上がって全部戻して。。。現在の指数はちょうど日足50日移動平均線にあるのでどちらかに賭けるよりは、動いた方へ乗るのが得策です。



さて、今週ですがMSQやFOMCが注目されるのではないでしょうか?もしコールのポジションが沢山残っていれば清算されるため、現物外しで売られる可能性もあります。先週の下落からの上昇で、一度紙屑になったコールオプションが、少しながら価値を取り戻したかの様に見えました。そのためコールオプションにしがみついているロビン君が沢山いれば荒れるかもしれません。



FOMCは知らん。どうでもいいし。。バブル的な株価や行き過ぎた投資家を牽制しつつ、経済の浮上や失業率の改善、雇用の創出に向けた発言がなされるでしょう。ロビン君が動いている様です。ご注意を。。






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