2020/09/16

【様子見ムード全開】FOMC、SQ待ち










FOMCとSQ通過するまで株価は動かなそう。今頃パウエル氏はトランプ大統領から「絶対株価を下げるな!!」と突き上げをくらっている予感。Fedは政府機関ではなく中央銀行としての独立制を有しているが果たして。一応中央銀行総裁を任命するのは大統領なので、ある程度その意を汲まざる負えないが。。。




悲しきかな中間管理職。建前上は「トップ」であるにも関わらず、やってることは上からは突き上げを喰らい、下からは要求の嵐。お金でジャブジャブにするのは簡単でも、度が過ぎれば後世に汚名を残すのは確実だ。果たしてどこでバランスを取るのか?



はっきり言って問題有りすぎるのが現実だろう。切実な問題として、コロナ給付金などの政府支出は経済を活性化させず、活性化したのは株式市場だけ。あまり市中には出回らず、「誰かの支出が他の人の収入になる」なんてかつてのニューディール政策には程遠い。




そもそも失業状態の方が収入が多ければ、誰も仕事なんかに戻らないだろう。現実問題として、失業保険とコロナ給付金を受け取っていた方が、働くより収入が多い人が60%を超えるとか。持て余した時間と、天から振ってくるお金の行き着く先は、インターネットカジノのロビンフッド証券だ。そう、彼らこそが「ロビンフッターズ」ここにあり。





やはり人々が再び働き始め失業率を下げるには、働く意欲を刺激してやる必要があるが、トランプ氏は再選のためなり振り構わずばら撒いている様子。そんな光景を苦々しく思いながら、見つめることしかできない中間管理職のFed総裁パウエル氏。大統領も大衆も緩和を望むが、本当に国のためを思うなら、やはり人々を職に付かせ失業率を下げるべく、行き過ぎた緩和は是正されるべきだろう。




つまり働くより無職の方が収入が多いのは切実な問題だ。こんなマヤカシ経済では、過去の英国病同様、国としての競争力が落ちるのは目に見えている。現状の緩和を見れば、現代貨幣理論「MMT」ですら間違っていると言うだろう。ある程度のベーシックインカムなら良いかも知れないが、完全に度を超え、働くより収入が多い状態が継続出来る訳がない。行き着く先は第一次大戦後のドイツ経済や最近のジンバブエドル経済だ。





正常な経済運営を行っていきたいパウエル氏は現状は辛いだろう。今日も為替はドル安傾向だ。緩和維持を望む声がそれだけ大きいと言える訳だが。各国政府ともGDPの15%ほどの緩和を行った様だが、ドル経済圏が一番規模の大きいため、ドル紙幣が他の通貨に対して一番多く刷られたわけだ。




正しドルが紙屑になれば、中国元やユーロに取って変わられる可能性があり、基軸通貨としての地位が揺らぐ状態は絶対避けなければならない。Fed総裁としてそうならないための運営をしたいが、そう出来ないのが頭痛の種だ。大統領選まで待ってやるか?株価を維持してやるか?もう一段高か?いったいどのようにこの事態を収拾させるのだろう?共和党って元々小さい政府を目指してなかったっけ?






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