2020/09/03

【悲報】大人たちは利益確定の動き











少し荒れるかも知れません。最近上昇のペースが早かったので。金利が再び低下してきました。ただ金利の下げ余地は少ないので、もしポジションが小さい場合は絶好の買い機会でしょう。しかしながら過大なポジションを抱えているのなら、すこし落とした方が良いかもしれません。




コロナショック後、大きく上昇した株式市場ですがそこまで割高感はなく、また2月末の過去の高値の時ほどの過熱感もございません。当時の流行りがハイテクブル三倍のTECLだったので。現状は、未だに慎重な姿勢と言えるのではないでしょうか?



何故ここまで指数が上昇出来たかと言えば、指数への寄与が高い5〜6銘柄ばかり買われたためで、実際には殆どの株式は低迷し、相場全体を通して言えばあまり資金が入ってきていないのが現状です。それでも緩和マネーの流入と特定の銘柄に集中されたことにより、SP500などのNY指数は大きく高値を更新しました。





株式分割バブルで大きく上げたTSLAやAAPLはそろそろ買いが一巡するころです。分割を機に新たな資金が入ったのですが、これらの銘柄を買いたい人は一通り買ってしまったので、暫くは新たな資金は入りません。それでも毎週ばら撒かれるコロナ給付金がそのまま株式市場に流れ、また高いところでこぞって買うショーターが居るので、上昇の燃料である『売り方』が補給され次第もとの相場に戻るでしょう。



SP500、週足チャート





大きく上げた様に見えるSP500指数ですが、実際には2月末の高値から8%ほどの上昇です。しかしその間、貨幣の価値が量的緩和やゼロ金利、財政出動により大きく毀損しているので、実質的には高値を更新していません。私の体感(ベースマネー・マネーサプライミックス)では12%ほど通貨の価値が減価したので、2月末の高値を未だ下回っているのが現状です。まだまだ市場は過熱しているとは言えないでしょう。慎重な投資家も多いです。





夏の休暇が終わり不在だった大人達が戻ってきました。とりあえず彼らは新規参入組に揺さぶりを掛けるようですが、大きく下げるような局面ではありません。安くなったら積極的に拾っていきたいところです。




大きく下げるためには、もう一吹き週足の大陽線が欲しいところです。コロナショック後の新たなゲームプレイヤーが、ゲームチェンジャーとして大人を飲み込むか、それとも大人にやりこまれてしまうのか?取り敢えず売り買いが交錯している間はじり高傾向は続くでしょう。危ない時は市場の意見が一致した時で、皆が上がると考え皆がポジションを抱えた時です。そうなると次に買う投資家がいなくなってしまうので。。



下げの目処は、
1、過去の天井が今日の底、2月末の高値である3380付近
2、20日、50日移動平均線
3、節目で大台の3000、しかしこの水準は無いでしょう。






時間外で今日も下げている様ですが、時間外はまったくアテになりません。金利をまず見ましょう。金利が下がったということは、債券が買われています。そのため市場は重くなりやすいですが、中央銀行の緩和は続きます。ここは逆らうところではございません。





また為替は短期的にはドル高傾向です。ドル円は再び106円台。しばらくはこの水準で動きそうです。仮想通貨は下落傾向。すべて平常運転で特に市場の転換点となるようなものは見当たりません。市場に資金は留まるものの、短期的な銘柄の入れ替えは意識した方が良いでしょう。






前回と同じ動きが意識されるでしょう




お帰りはこちらから ランキングサイト
  にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村


2 件のコメント:

  1. 来週なり、再来週なり、株の購入をしようかと思って
    います。
    今、現金30%、アマゾン20%、マイクロソフト20%、アップル15%、
    ビザ10%、アリババ5%です。アップル以外は、含み益30~40%といった
    感じですが、どの銘柄を買い増しするのが、良いと思いますか?
    アリババは、どうですか?あるいは、アマゾンとアップル2銘柄に
    突っ込むとか?もしくは、ビザ以外、投資金額均等とか?

    返信削除
    返信
    1. どれも直近堅調だった銘柄ですね。PERは40倍ほどでしょうか?今後ももちろん成長するでしょうが、株価がそれに答えてくれるとは限りません。直近の株高は未来の利益の先食いに過ぎないので。




      私がそれらの銘柄の購入を考えるなら、NASDAQ100のETF、「QQQ」を購入します。同じような割合になり利益を取りこぼすことは無いでしょう。またここには無い次のTSLA株が現れた時も取り逃がすことはございません。すでに割高感が否めず敢えて過大なリスクを取りに行く理由が見当たりません。現代ポートフォリオ理論の観点から言って愚策です。


      敢えて過大なリスクを取りたいなら、QQQを軸にAMZNやAAPL程度ですかね?市場が思いっ切り悲観的ならブル三倍のTQQQを少し混ぜたかも知れません。



      参考になりましたでしょうか?如何でしょう、「QQQ」?

      削除