2018/12/04

ブレグジットの行方


あえて言おう。ブレグジットは合意の基で達成する。
テリーザ・メアリー・メイ、第76代イギリス首相、
通称、謎の女(Mystery Lady)、迷ちゃん。

因みによく混同されるコッチは、
通称、鉄の女(Iron Lady)、さっちゃん。
マーガレット・ヒルダ・サッチャー、第71代イギリス首相、
もし、強硬派と言われたさっちゃんなら、
確実にEUとの関係が拗れ、合意無しの、
ハードブレグジットに至ったであろう。
何しろ議会が躊躇する中、
一人フォークランド紛争に突き進んだ豪傑。
EUに譲歩など一切せず、主権を主張し、
逆に今まで支払った、EU予算の払い戻しを要求するだろう。
(EUは英国に対し手切れ金を要求している
ドミノ倒し的なEU離脱を阻止するための、いわば見せしめ。)


しかし時代は移り変わり、今は迷ちゃん政権。
どっちつかずの謎姿勢で、
EU側からは、懲罰的な、屈辱的な合意を要求され、
英議会からは、譲歩し過ぎだと突き上げられる。
そんな英議会も、選挙で決まったにも関わらず、
ブレグジットの取り消しを求める再選挙など、混迷を極める。
また迷ちゃん自身も、EUに後ろ髪を引かれている模様。

もはやソフトブレグジットは針の穴に大木を通す様なもの。
英国がEUとの合意に至り、双方の議会が承認するのは至難か?

客観的に見れば、どう考えても英国が正しく、
EU、ひいてはドイツの一人よがりの移民政策など、
ドイツ一国で行えばいい訳で。
また共通通貨ユーロも、もはや失敗に終わっているのも明白。
工業立国、輸出国ドイツに取っては、通貨安により貿易黒字。
しかし、それ以外の国にとってはユーロ高で、
不況、高失業率、財政赤字、マイナス金利の元凶。


大英帝国よ。
目指すは主権の回復やで。
泥船と共に沈没する必要はないで。
また老いた小国の寄せ集めのEUに固執して何になる?

支持率低迷の迷ちゃん。
かのさっちゃんは、フォークランド紛争終結後、
「我々は決して後戻りしないのです」と力強く宣言し、
多くの支持を得たんやで。
自信を持って、ブレグジットすればええんや。
正しいことをしてはるんやから。
NAFTAにでも加盟しとけばええんやさかい。
EUよりは確実に英国の利に適いまっせ。





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