2019/01/29

金鉱株ってどうなんよ?



コメント欄からのご質問
バリックゴールド(GOLD)と、
ハーモニーゴールドマイニング(HMY)の
ホルダーなんです。
それも、かなり厚めに買い込んで居る状況です。
どうでしょうか?


回答
今の局面なら邪魔にもならなければ、
得にもならないかな。
金鉱株を持っていれば、この利上げの最終局面ならプラスに働く。
ポートフォリオの値動きがマイルドに。
また急落した場合、値上がりした金鉱株で、
急落した銘柄を割安に買い付けることができる。
ただし、平時ではお荷物以外のなにものでもない。
同じマイナーでもビットコインよりは、よっぽどマシ。

そろそろ利上げも打ち止め。
ゴールドの上値も軽くなるかな?
ただし金利が高いので、そこまで買われない模様。
凍死家が解凍されることもなければ、
暴落待ちが報われることもないかな?
金の輝きは永遠に。。。

ゴールドと通貨ドルは天秤の右と左。
通貨の価値がインフレや、量的緩和、政府債務の増大で、
毀損するなら、相対的に金価格には有利。
また金利が低いなら、所詮、紙である通貨よりも
ゴールドの方が価値が相対的に高くなる。



もし出口戦略を考えるなら、、、
1、買値に戻ったら撤退。
この場合、もし他の銘柄に投資することで得られたであろう利益が、
ABX(昔はこのティッカー)の上昇を上回ってしまった場合、機会損失となる。
ただし、利上げも最終段階なのでその可能性は低いとみる。

2、徐々に撤退。
景気後退局面が平均2~3年で、すでに傾き始めて1年経過しているので、
この後退局面もあと1~2年ほど。
持ち株数を6分割にして、有無を言わず3ヶ月ごとに一年半かけ撤退。
もしくはこれに順ずる形。
そしてこちらのポートフォリオに差し替え。
ちょっと大型のグロースやディフェンシブに傾きすぎだけど、
お勧めです。ゴールドやダイヤモンドよりも硬い。
ただし、現状の割安な段階から売っていくことになる。
まあかと言って、今が割高という可能性もあれば、
ずっと底を推移する可能性も。

3、景気の変動を意識しながら撤退。
この場合、利上げが終了し景気後退、
そして、量的引き締めの終了、利下げと、かなり待つことになる。
ゼロ金利、量的緩和に至れば、ゴールド、金鉱株には有利だが、
5年超の長い戦いになる可能性も。
しかし、その間、ポートフォリオの安定性が上がるのと、
他の銘柄の配当やリターン、そして入金により、
この邪魔な銘柄が徐々に希釈化していくことに。
1の場合と同様、他の銘柄に投資することで得られるであろう、
期待リターンと金鉱株のリターンが、
どちらが良いのかは、神のみぞ知る。
ちなみに歴史的に見れば、株式のリターンの方が、
ゴールドよりかなり高い(シーゲル氏の著書)。

4、有無を言わず今すぐ撤退。
これはあまりお勧めできない。
株価に振り回されることになるのだから。
利上げと量的引き締めの終了がそろそろ意識されの今、
底で手放すのはいかがなものかと。
FRBの引き締めが終われば、これ以上弱くはならない。
ただし、再び引き締めに逆戻りするなら。。。

もしあっしなら、4はないかな。
選ぶなら状況を分析しつつ1、2、3のどれか。
一つだけ言えることは、これ以上深入りしないこと。
SP500の年間リターンは80%の勝率。
下落に賭けてパフォーマンスを落とさずに、
上昇に賭け続ければええんやで?

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