2019/01/05

大勢に変化無し



パウエルFRB議長の発言で暴騰した週末のNY。
あっしのソロバンはこう弾く。
大勢、大局に変化なし。

とっとと利上げして、メルトダウンを期待する投資家。
残念やけどこれは無し。
絶賛凍死中で、解凍を待つ投資家。
残念やけどこれも無し。
割安で高配当なんやから、時間を金に変えなはれ。
まあもう上昇してしまったから遅いんやけど。
ここからの買いはチキンレースか?
かといって売るには安すぎる。

高金利なんやからゴールドや円はまだ早い。
債権では利回りが高配当株の半分以下。
しかも急激な円高が来たら、複利で回す前にやられる。
自ずと回答が絞られてくる。つまり動くなと。。。
今年は動けば、まず負けますぜ。
大納会で資金を入れる。このくらいが丁度良い。


年末年始の下落は大衆心理にあれど、景気にあらず。
経済情勢は、そんな短期間で変わりませんぜ。
そしてこの金利の高止まり、量的引き締めは、
じわじわと実体経済を蝕んでいきますぜ。
利上げ停止をほのめかしたのは、終末医療の延命措置。
まあ盤面を変えるほどの力は無いやろな。

利上げ停止でドルの買い圧力は弱まるだろう。
しかしすぐに円高、ユーロ高に傾くと思ったら間違いやで。
スプレッドが変わらないんやから。まあドル安に振れやすくはなる。
しかし経済が下落傾向である以上、金利の高止まりは是正されるだろう。
どのくらいの時間が必要やろ?利下げに傾くまでの。。。

その後は終わりの始まり。
円高ユーロ高は、日本経済、欧州経済の終わりを意味し、
資金を引かれた、アメリカ経済の終わりを意味する。
つまり世界経済が堅調でいられる理由は無い。
とこのへんで、トラ様とパウエル議長がしゃしゃり出てきそう。



今後の見通しに変化なし。こちらを参照。
FRBパウエル議長就任前の秘密の御前会議
未来からやって来た男
FOMC目前、今後の見通し
謹賀新年、2018年総括と2019年の展望

そして「どのような局面で流れが変わるか?」はこちらを参照
大河の流れが変わる時

もし、盤面が変わる一手が出れば、追って報告しやすぜ。

2 件のコメント:

  1. いつも参考にさせて頂いてるついでに、せんせい、質問!
    もし利上げが無くなっても、大河の流れが変わるようなインパクトにはならないんでしょうか?

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  2. まいど。。
    記事の大勢とは、経済情勢。。
    大河の流れを、大衆心理と解くか、株価と解くか、
    はたまた経済と解くかで、答えは変わりますぜ。
    もし大河の流れを経済情勢と考えるなら、
    利上げ停止の与えるインパクトは、、
    今の景気後退局面を長期的に打開する決定打にはなりませんぜ。
    その内、記事にしますぜ。おおきに。

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