2019/10/07

マタイ効果、「金持ちはより金持ちに、貧乏はより貧乏に」



ダヴィンチ、最後の晩餐

おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう。
— マタイによる福音書25:29(口語訳)



2000年前から言われ続けて来たこの構造的格差。なぜ貧乏人は何も学ばず、有り金全部を使い果たしてしまうのだろう?トマピケティの「21世紀の資本」も、100年前に書かれた歴史的名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン著)もこのマタイによる福音書の一節を説明しているに過ぎない。

貧乏人は「幾ら稼ぐか」に終始しているが論点はそこに無く、重要なのは「幾ら残すか?」である。もし全てを渡してしまえば、それこそ「持っているものまでも取り上げられる」となってしまう。もちろん取り上げられる訳ではなく、自らの意思により差し出しているのが現状だが。。。

全てのお金持ちハウツー本に書かれていることは同じである。説明の仕方に幅があるが、言っている事は全部同じで「稼ぎを全て使わず、倹約に努め、投資をしなさい」となる。つまり「おおよそ、持っている人は与えられて、いよいよ豊かになるが、持っていない人は、持っているものまでも取り上げられるであろう」 という、マタイによる福音書を理解していれば良いのである。



これは何も個人の財布に限ったことではない。ブログに関しても同様のことが言える。既にある程度の認知度やブランド力を有しているブログやサイトにはさらにアクセスが集まり、新規の参入にはアクセスが集まらない構造的な格差を生んでいる。もちろんよく言われる様にグーグルの検索アルゴリズムにも組み込まれており、「ネットワーク内の初期のノードが優先的に接続される現象」が現実の経済格差と同じように起こる。すなわち、マタイ効果は、インターネットネットワークにおけるノードの成長や、個人の構造的経済格差を説明していると言える。

つまり、もしある有名ブロガーが、新規で別のブログを作ったところで、既存のブログを超える存在になるか?と言われても、もちろん既存の有名ブログには勝てないことになる。なぜなら、アクセスはより多いところに集まる傾向にあり、引き寄せられる磁石となるからだ。スーパースター効果とも言われており、差し詰め米国株村のスターは良くも悪くもBF太郎氏でしょうか?

さて、この失敗した感の否めないこのブログ、一体どうしましょう?これは非常に心外だが、どうでもいい残念な煽り記事は良く読まれ、冷静な分析に基づいた重要な記事はスルー。消費者はどうやらブログというものにエンターテイメントを期待しているらしい。。。煽り記事専門になれば良いのか?いや私には良心がwwww。
ああ、あと金持ちハウツー本なんて読む必要ないですよ、このマタイ効果を頭に留めておいて頂ければ。。。そもそも時間とお金の無駄ですからwww。





どうでもいい煽り記事はこちらです。


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2 件のコメント:

  1. あきんどさんのブログ記事はとっても面白いですよ!
    個人的には投資でないネタの時の方が興味深いです(^^)

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    1. いつもおおきに。今日も弱いですね。今年6月や8月と同様で、暫くは日足と週足の50日移動平均線、SP500の2800と2950の間で推移しそうです。 ← こう言った分析を今日の記事でも書こうと思ったのですが。。。

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