2019/10/28

速報、祝S&P500は高値更新



チューリップwww

SP500は高値更新です。取り合えず全ての問題を先送りにした形です。ブレグジットは延期で合意。米中貿易戦争はトランプ大統領が来年の大統領選を見据え下火。もともと大統領選に備えて対策してくることは予想出来たものの、若干の先走り感は否めません。

市場ではティファニーがLVMHからの買収期待で30%ほどの爆上げです。ちなみにTFは宝飾品のお店なので、朝食は当然ながら出していませんww。その他にも個人投資家に人気のMSFTやTが上げています。またスポティーファイも10%を超える上昇ですww。



しかしながらヘッジ資産のゴールドや金鉱株は下げ、また金利も上がってきているので債券価格は下落しています。つまりヘッジ資産はかなり投げられている状態です。まあヘッジ資産で利益を得られる確立が20%程度で、株式の上昇に賭け続けた時の勝率が80%なんで当然の仕打ちですwww。

さて、市場はかなり楽観的に傾いた様ですが、油断は禁物です。今週は重大な経済指標が続きます。そのなかでも一際大事なのが米第三四半期GDP速報です。これはかなりの減速が確実視され、そもそも6月から引き上げられた追加関税が全期間で適用されるため、第二四半期に対しても、昨年に対しても大幅に減速すると言われています。

今年第一四半期の実質GDPが3%、第二四半期が2%、そして今回の第三四半期の市場予想は1,6%ほどだと噂されています。これはトランプ大統領が目指す、年率3%成長の半分ほどで、第一四半期から急減速していると言えます。



それを踏まえ今月末のFOMCでは、0,25%の利下げが確実視され、市場にも織り込まれており、また減速する経済を顧みれば当然と言えるかもしれません。しかし堅調な金融市場がバブル化しないためには、ある程度の抑制も必要かもしれません。なぜなら実体経済が減速しているにも関わらず株価が上昇し、株価と経済の乖離が大きくなってしまうと、もし持続が困難になった時の落差が大きくなってしまうからです。

前回9月のFOMCの予想記事です。予想0,25の利下げで、高値圏にあった株式市場は牽制されることを予想しましたが、ほぼ予想通りとなりました。



そしてこちらが、FOMCの結果を受けた記事です。9月のFOMCでは理事の間でも利下げに関して意見が割れた様でした。またその後株式は売られました。

今回は景気減速に対抗するために利下げは行われるでしょうが、FRBとしては景気が悪化した時の弾も温存したいので、ミッドサイクルアジャストメント、景気拡大局面での金利の調整は継続しないかもしれません。また今回のFOMCでは金融、株式市場が行き過ぎないよう、ある程度釘を刺すことになるかもしれません。因みに直近3回のFOMCでは、議長声明後に株価は下落しています。どれも市場はタカ派と捕らえたのが原因です。



上はSP500の週足チャートです。そろそろトレンドラインの上限に到達することから、上値は限定的です。また暦の節目である月末、トレンドの転換点が意識されるFOMCと、あまり大幅な上昇は期待できない状況です。





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