グローバル3倍3分法ファンドの概略、通称グロバ三倍三分法、もしくはG3とも
もうね、突っ込みどころ満載www。一体どこからつこっめばいいのか悩むほどwww。大数の法則が作用する前の短期決戦なら勝てるかもしれないが、時間とともに確実に指数に劣後するというwww。結論から言えば総じて負けるwwww。
この商品、自己資金に対して3倍のレバレッジを掛けた商品で、例えば自己資金が100万だとしたら、それを担保にその2倍の資金である200万を借り入れ、300万円分投資できる商品。また債権比率が高いことから、株式指数やREITなどのボラリティーの高い商品を、安全な国債で薄めて価格変動を少なくした商品と言える。その比率2対1。つまり株式・REITの2倍分の国債を資金を借り入れ保有することを意味する。
まずは債権から見て行こう。果たして利益が出るのか?そもそも、安全で利回りの低い国債にレバレッジを掛ける時点で草wwww。良く考えてみ?そもそも日本も欧州もマイナス金利で、例え国にお金を貸したとしても殆ど金利が付かないし、手数料を取られれば逆ザヤの可能性すらあるwww。それをレバレッジを掛けるなど狂気の沙汰ww。
因みにお金を貸した時に貰える金利と、お金を借りた時に支払う金利は違う。なぜなら、貸金業とは利ざやを稼ぐ商いだからだ。例えば家を買うときにお金を銀行から借りる場合、支払う金利は1%ほどだろう。つまりもし100万円借りた場合の資本調達コストは年1万円となる。
銀行は貸し出しのためのこの100万円を預金者から利息を払いながら集める。因みに集めたお金の大半は上記のほぼ利息の付かない国債で運用することになる。ほぼ利息の付かない国債で運用されるため、預金者の預けたお金100万に対する利息は0,02%ほどで、100万の預け入れに対して年200円ほどだwww。
方や100万円調達するために1万円のコストを支払い、方や100万円を貸して利息の200円を受け取るwww。この場合、資本調達コストの方が受け取る金利より高くなるので、日本やヨーロッパの国債にレバレッジを掛けて投資すれば、資金が逓減するのは明白だww。早い話200円の利息を得るために1万円のコストで資金を調達しているのでwww。
因みにこのファンドは親企業や子会社から資金を借り入れて、金利の支払いは親子間で完結するため、ファンドは高い借り入れ金利を負担する訳けではない。誰が負担するのか?もちろんこのファンドを買う情弱となるww。つまり構図は、情弱がこのファンドを買い、ファンドの売り手である子は、信託手数料の0,5%を受け取り、レバレッジ用の資金を貸し出した親は貸し出し金利と利息分の差額分である1%を受け取るスキームとなる。
考えなくても分かることだが、なぜこのファンドが市場に売りに出せれるのか?顧客を儲けさせるためなのか?自社が儲かるからなのか?自社が儲かるなら、顧客なんかに流さずに自社で独り占めすれば良い訳でww。因みにこのファンドは親子は確実に儲かり、リスクは顧客が全部背負うことになる。
もちろんレバレッジ用の借り入れ資金の金利負担も、運用手数料も負担するのは顧客で、その上で尚且つリスクも背負うという、ファンド側に取っては完璧な金融商品と言えようww。この貸し出し不況で誰もお金を借りたがらない時代に、高い金利で喜んでお金を借りて尚且つリスクまで背負ってくれるからだwww。
金利の低いヨーロッパや日本では、レバレッジを掛けた場合マイナス運用になってしまったが、アメリカの場合はどうなのか?もちろん答えは変わらないww。借り入れ金利と払い戻し金利では、常にお金を借りた場合の資金調達コストの方が高くなるからだ。もし逆だった場合、永久機関が出来る。つまり低い金利で資金を調達して、高い金利で運用すれば差額分が利益となる訳だ。これが最近のマイナス金利で銀行が苦戦している理由でもあり、円キャリートレードが流行る理由でもある。
では日本で資金を調達して、アメリカの国債で運用した場合は?そもそもなぜこの金融商品があなたに回ってきたのか?それはこの商品に買い手が付かず余っているからに他ならないww。もし魅力的なら貴方に売りに出せれる前に国内の金融機関がこぞって買うだろうww。しかし国内の金融機関には買い手が居ず、唯一この儲からない金融商品を綺麗にラッピングして騙して売り付けることができるのが個人投資家だwwつまり国内の金融機関は騙せないため、それを個人投資家を騙して売り抜けるとwww。
ではなぜ国内の金融機関はアメリカの国債を買いたがらず、余ることになってしまったのか?それはアメリカの中央銀行Fedが行う利下げにある。日米間の金利差であるスプレッドが狭まれば、ドルの魅力は薄れ相対的に円が上昇する。つまりドル建て資産の米国債はその価値が毀損する。そのため国内の金融機関では買い手が付かず、最終的な処分手段として、あなたにまでババが回ってくるのだwww。
ちなみにこの米国債単体で見てもマイナス運用だ。それにレバレッジを掛けて買うとか、自殺志願者もいいとこww。どういう事かと言えば10年物米国債の金利1,75%に対して、インフレ率が2%だった場合、もし運用すれば実質的には0,25%のマイナス運用で、もし資金を借り入れて運用すれば、資本調達用の金利コストを支払いながら、尚且つこのマイナス金利を負担するとう大変楽しい事態になるwww。
詳しい記事はこちら
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もしレバレッジを掛けて投資したいなら、資本調達コストの支払い金利以上の利回りで運用しなければ経費倒れで終わる。つまり1%ほどの金利コストでお金を借りたにも関わらず、その運用先が日本やヨーロッパのマイナス金利の国債では、逆ザヤのマイナス運用にレバレッジを掛けた大変痛い結果となる。
そもそもなぜあなたにまで、その商品が回ってきたのか?もし儲かるなら、当然ながらその道のプロである国内の金融機関が全て買い上げ、あなたには回ってこない。貴方は資金を金融機関に貸し出し、そのおこぼれに有り付く程度だろう。つまり貴方の預金を金融機関が運用し、金融機関が9割懐に入れ、あなたは1割ほどの利益を得る。つまりそれが、あなたが100万円を銀行に預金した時に貰える年200円ほどの金利収入となるwww。
と言う訳でグローバル3倍3分法ファンドお薦めです。みなさん買ってくださいwww。こちらの商品、金融機関は確実に儲かる完璧な金融商品です。もし貴方がババを引き受けてくれれば、国内の金融機関は大変助かります。また短期的にはレバレッジが掛かっている分、大変楽しめる金融商品となっておりますwww。
お勧めの投資先はこちらですwww、投資は自己責任でww
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