2019/10/24

YAHOO、輝かしい失敗の歴史(?)



ネットで面白いもん見っけた

時はネットバブル全盛期、ヤフージャパンの株が上場株の中で初の大台である1株1億円をつけたころ、ひっそりと検索エンジンサイトを立ち上げたグーグル。もちろん広告収入なんてビジネスモデルが誕生したのはずっとあとのことで、収入の無いガレージで創業したばかりのこの企業。先行していたアマゾンのベゾスなど、エンジェル投資家から資金をかき集め細々と営業していた当時から、現在の姿を想像出来ただろうか?

何もヤフーに限らず、我々でも同じ失敗をしたことだろう。当時はポータルサイトがネットの入り口で、今でも日本ではヤフーやMSNを使っている人が多い。そんな中、ただ検索するだけのサイトに魅力は無く、総合的な情報を仕入れることができるポータルサイトに人気が殺到。ヤフーなどは検索の精度向上よりもサイトの拡充に精を出していた。



ホリエモンのライブドアも同じ方向性でしたね。その名残でいまでも個人ブログ界隈ではライブドアブログは人気があります。徐々にワードプレスにおされ気味なのは内緒だけど。。。これは情報を囲い込むためのグーグルの策略で、護送船団方式のブログは検索順位を落とされ、逆にワードプレスは順位が上昇しやすい傾向にあります。つまりグーグルの手に及ばないポータルサイト系を潰すために、検索に引っかかりにくくして順位を落とし、ワードプレス系の順位は検索に掛かりやすくなっています。

これは何もライブドアブログに限ったことではなく、グーグルの贈るブログサービス、「ブロガー」でも同じことが言えます。つまりブロガーを使っている人は薄々気が付いているだろうけど、検索の流入がほぼ無いことを。そりゃ余程ニッチな市場を攻めれば上手く検索に引っかかることもあるだろうが。。

と言う訳でグーグルはまだまだ情報を囲い込んで、他を潰しにかかって来ることでしょうww。すでにアップルやアマゾンと並ぶ、ワントリオン企業、百兆円企業の一角として、日々凌ぎを削っているグーグル、もし20年前に1億円でこの企業を買えるなら、あなたは買いました?



1998年、グーグルの1億円での身売りをヤフーは拒否。
2002年、ヤフー、3000億円で買収を試みるが、グーグルは5000億円を提示し物別れ。この時でも十分割安いというww。

ここからヤフーは沈んでいきます。もはや検索エンジンに競争力は無く、グーグルのページランク機能や「もしかして?」機能、検索窓のスペルチェック機能などが使い勝手が良いことから、ユーザーはグーグルからネットを繋げるように。盛大にネット通信から迂回されたポータルサイトは人々の目に留まらなくなる。ここからポータルサイト系の凋落が始まりますwww。

2008年、ヤフー、マイクロソフトから5兆円で買収を持ちかけられるも拒否。
2016年、最終的にコンテンツ産業に足を伸ばすベライゾンに5000億円で買収。



最近の通信インフラ系の企業はコンテンツ産業の拡充に努めているのは記憶に新しい。腐っても鯛のヤフーは、ヤフーファイナンスくらいしか使う用途が無く、ネットインフラの回線使用率からは、もはや使われていないも同然のサービスとなってしまう。もちろん回線を多く使うのは動画系の重いサイトで、ネットフリックスやアマゾン、グーグル要するユーチューブなどになるが、多くの人が集まれば広告を打てるんで、何だかんだ言ってこいつらは強い。

ポータルサイトが情報の拡充に精を出し、検索サービスを蔑ろにしていたのとは対照的に、グーグルはまず検索エンジンの精度を上げ、その後情報の拡充に努めてきました。ユーチューブの買収やブロガー、ブラウザのクローム、gメールもそうでしたね。そしてその後はスマホ向けのOSやアップルと天下を二分するスマホアプリ市場に参入しました。今後も同じペースで成長するような青写真が描かれやすいのですが、20年前のヤフーもそうでしたねwww。私は同じ成長産業ならグーグルよりもタバコ企業の方が好みですがwww。




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