2019/07/09

SBI証券、米国株式の最低取引手数料の無料化を発表





完全に後だしジャンケンで、やはりこんなことになる様な気がした。SBIには血も涙もない。これはズルイし、批判の嵐になりそう。で無料化とは、どう言う事かといえば、2ドル以下の株式を購入する場合、手数料が小数点以下0,9セントになるため、「無料にしますよ」ということ。因みに最低取引手数料が1セントの楽天やマネックスの場合、無料にはならず、1セントの手数料を取られる。そもそも誰も恩恵を受けない無料化や1セントで、最安値を誇張するのはいかがなものかと。最安値をうたいたいなら、0,45%を引き下げろ。

やはり大方の予想通りSBIも追随。





今回の決定が評価されるのか?と言えば、SBIはまったくもって評価されない。そもそも10セントでも1セントでも無料でも大差は無く、マネックスの戦略を横取りした様なもん。もちろん高々と広告に業界最安値を掲げることを許されたのはSBI証券で、完全に漁夫の利といったところか。もし評価されたいなら、最高取引手数料の引き下げと、0,45%に据え置かれている大元の手数料体系を割り引く必要がある。

SBIには嫌がらせで、2ドル以下の株式を見つけて来て、何度も売買してやりたくなるレベル。今回の発表を歓迎するべきではないし、抜本的な値下げとして、0,45%の手数料の引き下げを求める。出なければ相変わらず三社横並びの手数料体系で、差別化には繋がらない。

手数料が横並びなら、今までと同じ証券会社を使うことになりそう。しいて言えば発表があってから、速攻でマネックスに口座の開設を行った人や、楽天に口座の開設を行った人が沢山いそう。まあすでに3社とも口座を持っている人が多そうだけど。この場合、今回の改定で一番得をするのは、やはり事業の領域が広い楽天が、他の事業との相乗効果を見込めるため、金融一本のSBIやマネックスよりは実利が多そう。その内、支払った取引手数料に対して、楽天モールで使えるポイント還元とかやりそうな勢い。恐るべし楽天経済圏。

結局一番初めに発表した、マネックスが一番損な役回りに徹することに。マネックスショックの呪いや私怨がありそう。そして最安値の看板を掲げるのはSBIだが、実利は楽天が奪っていきそう。投資家がSBIの今回の無料化の恩恵を得るのは難しそう。2ドル以下で何を買えと?しかしながら、今まで10万円単位や1000ドル単位で投資を行ってきたのを、1万円や100ドル単位で投資できるようにしたのは、評価する。そのうち、ワンタップバイのように、アマゾンの様な1株あたりの値段が高額な株の 計り売りを始めそうな予感。




最後に残されたマネックスが取るべき戦略は一つ。取引に付き、掛かった手数料から1セントの割引。これなら、実質的に1セントの手数料は無料になるし、手数料が横並びのため、そこから1セント引かれれば業界最安値になるため、セコイ方法だが、これなら看板を張れる。マネックスさん、案件待ってます。ただそんなセコイことせず、0,45%を下げなさい。

今回の手数料引き下げは投資の可能性を広げます。例えばETFを個別株で取得したり、配当や分配金が得られたら、そのまま再投資に回したりなど、今までは5ドルの手数料がネックになっていたため出来なかったのですが、今後は手数料負けを考える必要がないです。


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